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甘えん坊な猫はやっぱりかわいい!でも注意点もしっかり頭に入れておこう
たびたび猫は 「犬に比べて飼い主に冷たい…」 そんな風にいわれることがあります。
確かに、 犬 はトレーニングをすれば芸を覚えますし、比較的飼い主に対して従順です。
それに対して猫の場合、慣れていないと人間を警戒することが多いため、冷たいというイメージが持たれてしまうのでしょう。
しかし、甘えん坊で人なつっこい猫も少なくありません。
昔から人間と共に過ごしてきたペットの代表であることからもわかる通り、こちらから愛情を注ぎ、慣れれば猫は飼い主に対して親愛の心を持って甘えてくれるのです。
ただ、やはり猫の性格による違いも決して小さくはありません。
そこで、まずは甘えん坊な猫の特徴をいくつかピックアップしてご紹介しましょう。
最初のポイントは後追いです。
飼い主が移動すると、後ろから猫が付いてくることがあります。
こういった行動をとる猫は基本的に甘えん坊であると考えていいでしょう。
これは、子猫が母猫を追いかける心理に近いもので、猫と強い信頼関係を築くことができている証でもあります。
また、猫が遊んで欲しい時やお腹が空いている時など、 飼い主に対して何かを求めている 時に後追いをするケースもありますので、念のため、猫が何かを求めていないか確認するようにしましょう。
猫のリクエストに対して的確に答えていくことも、信頼関係を深める上で大切なことです。
何かをしている時に 「猫に邪魔されて困ってしまった…」 そんな経験はありませんか?
本を読んでいたらその上に乗ってきたり、スマートフォンをいじっていたら顔と画面の間に頭を入れてきたり、パソコンを操作しているとキーボードの上に寝そべる……そんな猫もいるのです。
よく 「邪魔猫」 なんて言われ方もする行動ですが、これも甘えん坊な猫の特徴のひとつ。
飼い主が何かに集中しているのがわかったら、そこに入り込んで構ってもらおうとしているのです。
どうしても「邪魔猫」をやめないため、仕事などに支障がでる場合は、一旦作業の手を止めて遊んであげるようにしましょう。
それだけでしばらくは大人しくしてくれるはずです。
基本的に猫は過剰なスキンシップを嫌う傾向にあります。
無理になで続けたりすると、怒らせてしまうことも。
しかし、スキンシップが大好きで自分から頭などを飼い主の体にすりつけてくる猫もいます。
また、座っていると膝の上に乗ってくる猫も少なくありません。
このように、自分からスキンシップを求めてくる猫は基本的に甘えん坊です。
こちらから過剰なスキンシップをするのはNGですが、猫の方から求めてくるのであれば、たっぷりと撫でてあげたり、抱っこしてあげましょう。
毛布や飼い主の足やお腹など、柔らかい場所で前足で足踏みをされたことはありませんか?
いくつかの説がありますが、これは子猫が母猫に甘える際の行動とも言われています。
頻繁に飼い主のそばで足踏みをする猫は、それだけ甘えん坊であると考えていいでしょう。
べったりとくっついてくる訳ではないものの、気が付いたらいつもそばに猫がいる……そんな経験をお持ちの方も多いでしょう。
一見、素っ気ない猫に見えても、いつもそばにいるということは、それだけ飼い主を信頼して甘えている証拠です。
積極的にスキンシップを求めてくるわけではなくても、いつも近くにいるのであれば、その猫は甘えん坊。
人間だって嫌いな人の近くにはいたくありませんよね?猫だって同じなのです。
一見クールに見えてもすごく甘えん坊な猫は少なくありません。
割合としては、甘えん坊な性格の猫の方が多いといわれているほどです。
猫が甘えてくれることは、飼い主としては嬉しいこと。
しかし、甘えん坊な猫ならではの注意点がいくつかあります。
特に注意しなければならないのが、 猫の慢性ストレス です。
猫はストレスを感じやすい動物と言われています。
慢性的なストレスが続くと神経質になり、攻撃行動が増えてしまったり、嘔吐や下痢が続くなど体調を崩してしまうこともあるのです。
甘えん坊な猫は飼い主への執着が強く 「構ってくれない」 、 「注目してくれない」 だけでストレスを感じるのです。
特に、室内のみで飼っている猫の場合、飼い主の存在はとても大きなものとなります。
それなのに外出が多かったり、忙しくてなかなか遊んであげることができないことから、慢性ストレスを抱える猫は決して少なくないのです。
これらのことから、猫が甘えてきた時は、短時間でもいいので遊んであげるようにしましょう。
それも難しいのであれば、名前を呼んであげたり、少しなでるだけでも猫のストレスを多少なりとも軽減することができます。
ゴールデンウィークやお盆休みなどの連休の終わりには注意が必要です。
連休となれば、自宅で猫と一緒に過ごす時間が長くなるもの。
それは甘えん坊な猫にとって非常に幸せな時間です。
その分、連休が終わって飼い主が再び仕事などで家を空けるようになると、反動で強いストレスを感じます。
連休の終わり頃になると、少し出掛けるなどして、大きな反動が来ないように注意しましょう。
猫には 分離不安症 という症状が見られることがあります。
一般的には群れで暮らす動物に起こりやすい症状であるため、単独行動の多い猫には無縁なものと思われがちですが、飼い猫の場合は 飼い主と過ごす時間が長い分だけ発症しやすい のです。
分離不安症の猫は、飼い主の姿が見えなくなると大きな声で泣き叫んだり、部屋にあるものを壊すといった問題行動を引き起こすこともあります。
上述したように、甘えん坊な猫にとって飼い主はとても大きな存在あり、そばにいることが当たり前なのです。
猫は一見マイペースそうに見えますが、行動を習慣化する性質があります。
そばにいることが当たり前の飼い主の姿が見えなくなると、不安やストレスを感じるのです。
もし、分離不安症の傾向が見られる場合は、できるだけ猫が安心して過ごせる場所を確保してあげたり、外出時や帰宅時に過剰に構ってあげるのを避けるといった対策が必要です。
猫が甘えてくると、ついつい構ってあげたくなるものですが、分離不安症になる と猫自身が苦しむ ことになります。
できるだけ猫がひとりでも過ごせるようにしてあげましょう。
甘えん坊で、いつもそばにいてくれる猫はかわいいものです。
基本的に甘えん坊なだけであれば、それほど問題にはなりません。
むしろ、猫との信頼関係が築けている証拠となります。
しかし、その分だけ 離れている時にストレスを感じやすい といった点もしっかりと頭に入れるべきです。
上手に甘えん坊な猫と付き合うよう心がけてください。
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最終更新日 : 2020/12/23
公開日 : 2018/08/02