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子猫は留守番させて良い?子猫の留守番で注意すべき点と必要なものを紹介






「子猫をお迎えしたいけど、やっぱりお留守番をさせるのはダメ?」

まだあどけなく弱々しい仔猫ちゃんを、仕事や外出で家を空け、放っておくのは心配ですよね。
かといって、ずーっと付きっきりで家に居られる人は少数派だと思います。

今回は、「子猫に留守番はOKか?」「何時間なら留守番できるのか?」「留守番させるときに気を付けるべきこと」などをご紹介します。
子猫の幸せと自分の生活をうまく両立させられるよう、参考にしてみてください。

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【目次】子猫は留守番させて良い?子猫の留守番で注意すべき点と必要なものを紹介

 

子猫はお留守番ができる?

子猫がお留守番できる長さはどれくらい?

子猫の留守番の訓練・対策とは?

1. まずは3時間程度から

2. 人・音の気配をさせておく

3. 帰ったらご褒美をあげる

子猫の留守番で注意するポイント

生後6~10か月ごろまでは「基本はケージ」

危険な物がないかチェックする

窓や扉のカギを閉める

室温は25~28度に保つ

飲み水は切らさない

おもちゃを与える

子猫の留守番に役立つグッズ

ペットカメラ(声出し・給餌機能付き)

留守番用のおもちゃ

飼い主の匂いが付いたもの

ケージ

キャットタワー

子猫は何日間お留守番できる?

旅行したいときはどうすればいいの?

ペットホテルを利用する

ペットシッターを利用する

家族や知人に預ける or 家に来てもらう

お迎え前から「お留守番」について考えておきましょう!

 

 

子猫はお留守番ができる?

 

くつろぐ子猫

 

猫は基本的に、人が居なくて寂しがることはあまりありません(猫の性格にもよります)。

ただし、まだ 小さい子猫(生後半年頃まで) に関しては、 長時間独りぼっちだと不安になって体調を崩す ことがあります。

また、生後3か月ごろまではご飯を1日3回以上に分けて与えなければならない場合もあります。

 

そのため、生後半年ごろまでの 子猫 に関しては 「長時間の留守番は好ましくない」 と考えましょう。

ただし、現実的には多くの人にとって、子猫を留守番させるのは避けられないことです。

多くの飼い主さんは色々な工夫をして子猫に留守番をさせています。

 

 

子猫がお留守番できる長さはどれくらい?

 

眠る子猫

 

「では、子猫は何時間であれば留守番できるの?」

その答えは、 「子猫の月齢(ご飯の回数)」 そして  「留守番の訓練や対策がちゃんとできているか」  によります。

 

前述の通り、生後2~3か月までの子猫は、1日3回以上に分けてご飯を与えることもあります。

子猫のご飯はお湯でふやかす必要があるため、「置いておく」ことができません。

ご飯のたびに家に居る(帰る)必要がありますので、朝~晩まで出かけっぱなしはできません。

 

生後3か月以上の子で、ご飯が朝・晩のみなのであれば、日中は留守番をさせられます。

ただし、猫の性格にもよりますので「◯時間であれば留守番できる」と断言できる答えはありません。

 

また、月齢に関わらず、「留守番ができる」というのは、きちんと留守番の訓練・対策ができている場合に限ります。

 

 

子猫の留守番の訓練・対策とは?

 

椅子に上る子猫

 

まず、ペットショップやブリーダーのもとにいたころは、「常に人が動いて物音がしている」という状況であることが多いです。

そこから突然、「朝から晩まで無人・無音の環境に放置される」と不安になってしまう可能性が高いです。

 

そのため、最初は 「人が居ない」状況に少しずつ慣れさせる 必要があります。

 

1. まずは3時間程度から

 

まずは、 3時間 くらいまでの留守番をさせてみましょう。

それを1日に何回か、1週間ほど続け、馴れてきたら留守番の時間を少しずつ伸ばしていきましょう。

 

2. 人・音の気配をさせておく

 

どうしても「短時間から」の留守番が難しい場合は、テレビをつけっぱなし(音量は小さめ)にしたり、自動で動くおもちゃなどを置いて 「人・音の気配」を感じさせる ようにしておきましょう。

朝から晩まで無人・無音でシーンとしている部屋よりはマシです。

ただし、テレビの音が近すぎる・大きすぎる、おもちゃが激しすぎるなどは逆にストレスになってしまいます。

 

あくまで「気配」程度にとどめるのが大事です。

 

3. 帰ったらご褒美をあげる

 

お留守番ができたら、 ご褒美(おやつ) を少量あげましょう。

そうすれば、 「飼い主が帰ってきたらおやつがもらえる」 と覚えて、お留守番を頑張ってくれます。

 

 

子猫の留守番で注意するポイント

 

ドアの隙間から除く子猫

 

生後6~10か月ごろまでは「基本はケージ」

 

子猫が大人になり、環境に慣れて落ち着くまでは、 基本的にケージ でお留守番させましょう。

「ケージの中に猫を閉じ込めておくなんて可哀想…」と思われる方が多いかもしれません。

 

しかし、家の中は人間が思っている以上に、子猫にとっての 危険がいっぱい です。

ケージに入らない生活は、まだやんちゃで小さく体の弱い子猫にとっては 命の危機 にもなります。

 

子猫の頃からケージの中で馴れさせておけば、ケージの中を  「自分の落ち着ける場所」  と認識します。

生後6〜10か月(個体差があります) になり、好奇心も落ち着いて来たら、 お部屋での放し飼い もできます。(ただし後述の対策はしっかりしましょう)

 

その際、ケージに馴れていれば、睡眠やトイレもケージで済ませてくれることもあります。

疲れたときは、自分からケージの中に帰ることもあります。

 

普段から絶対にしてはならないのは、 ケージから出たがるたびにお部屋に出してしまうこと です。

そうすると、 ケージで過ごす癖がつかないため危険です。

生後半年くらいまでは、ケージから出して遊ぶのは30分~2時間程度にしておきましょう。

 

※合わせて読みたい:  元猫の保護施設スタッフが選ぶ、猫の飼育にピッタリなケージ

 

危険な物がないかチェックする

 

高いところにあって 落下しやすいもの や、小さくて 猫が飲み込みそうなもの 重くて倒れやすいもの は必ず片付けておきましょう。

「落下・誤飲・重いものの下敷きになる」 は猫の事故の原因の中でもかなり多いです。

また、ひも状のものも、猫の首がはまって首が締まる…なんてようなことが無いように気を付けてください。

 

その他、忘れがちなのは 「観葉植物」 です。

観葉植物の中には、猫が食べると有害なものもあります。

有害でなくても、猫が土を掘り返したり鉢を倒したりして後が大変なことになります。

観葉植物は 別室に撤去 しておきましょう。

 

窓や扉のカギを閉める

 

猫は好奇心旺盛なので、家中をうろうろするのが大好きです。

そして、少しでも隙間があれば すぐに外に出てしまいます。

戸締りをしていなかったことにより、猫が締め出される・行方不明になる事件は非常に多いです。

そのため、 部屋の窓や扉を 「カギまで」 しっかり閉めて おきましょう。

 

猫は賢いので、カギを閉めておかないと自分で窓や扉を開けてしまうことがあります。

場合によっては、カギすら操作できないようにテープで固定するなどしましょう。

 

室温は25~28度に保つ

 

ペット飼育の基本ですが、  部屋の温度 はしっかり管理できるようにしましょう。

猫を含め動物は、人間よりはるかに温度変化に敏感です。

 

エアコンで温度は常に 25~28度 くらいに管理してください。

冬は ペット用ヒーター を置いて、猫が自分で温度調節できるようにすることも大事です。

 

飲み水は切らさない

 

はもちろんのこと、 も水が切れていると 脱水症状 を起こす可能性があります。

猫は自分で水を補充できませんので、必ず飼い主が水を切らさないよう気を付けましょう。

 

猫の多くは 給水器で水が飲めない ので、器に水を溜めておく必要があります。

しかし、なんでもおもちゃにしてしまう子猫は、器をひっくり返してしまうことも多いです。

器をひっくり返して水が飲めず脱水症状に…ということも。

必ず、 重くてひっくり返しにくい器 に水を入れましょう。

 

※合わせて読みたい:  猫と暮らす前に知っておきたい、猫への水の与え方

 

おもちゃを与える

 

猫の留守番に おもちゃ は重要です。

特に転がるボールのようなおもちゃや、電動で動くおもちゃなどが好きです。

退屈してストレスを溜めないよう、柔らかいもの、固いもの、ひも状のもの、 いろいろな種類のおもちゃ を用意しましょう。

 

※合わせて読みたい:  おすすめの猫のおもちゃ20選!おもちゃの種類や、猫のおもちゃ選びのポイントも解説

 

 

子猫の留守番に役立つグッズ

 

子猫とぬいぐるみ

 

子猫の留守番にあると  便利なグッズ  をご紹介します。

 

ペットカメラ(声出し・給餌機能付き)

 

 

最近多くの人が導入している ペットカメラ。

スマホで常に子猫の様子が見えて、飼い主にとってはとても安心です。

まだまだ体調も不安定な子猫の時期、 何かおかしい様子があればすぐに自宅に帰る ことができます。

 

また、  飼い主の声をスピーカーから出せる機能 や、 タイマーでご飯をあげてくれる機能 をもつものもあります!

ちょっと帰りが遅くなってしまう日などは、声掛け→ごはんで、在宅時のようなご飯タイムにできますよ。

 

留守番用のおもちゃ

 

 

留守番におもちゃは重要と述べましたが、  「留守番用の特別なおもちゃ」  を用意してあげるとより良いです。

留守番のときだけ出てくる特別なおもちゃがあれば、留守番中の楽しみが増え、一人遊びがより盛り上がるでしょう。

 

飼い主の匂いが付いたもの

 

甘えん坊な性格の子猫であれば、飼い主の匂いがついたブランケットや服・靴下などがあるとより落ち着くでしょう。

 

ケージ

 

 

前にも述べましたが、お留守番には ケージ がとても重要です。

生後半年~10か月くらい までの子猫は、 ケージでお留守番させておいた方が良いです。

 

ケージは 2段〜3段 の高さがあるものにしましょう。

ケージの中にはふかふかベッドやトイレ、ハンモック、水、おもちゃなどを置いておきましょう。

 

※合わせて読みたい:  猫にケージは必要?!キャットケアスペシャリストが猫用ケージの必要性と、おすすめ猫用ケージ6選を解説

 

キャットタワー

 

 

生後6~10か月を過ぎて大人に近くなった子猫は、きちんと対策(危険なものの排除・ドアや窓の施錠)をすれば、お部屋でお留守番させてもOKです。

猫は 高いところに上って遊ぶのが好き です。

想定外の場所に上って困らないように、 専用のキャットタワー を用意してあげましょう。

飛び乗って遊ぶ場所が無いと、運動不足になり太ってしまいます。

 

※合わせて読みたい:  キャットタワーを購入する人必見!キャットタワーの必要性や種類を解説

 

 

子猫は何日間お留守番できる?

 

眠る猫

 

生後半年 までの子猫のうちは、 外泊は避けましょう。

子猫は体調が不安定なため、1泊のうちに体調を崩してしまう可能性もあります。

たとえケージに入れていたとしても、何があるかわかりません。

 

生後半年以降 で、お留守番に馴れている仔猫でも、やはり 1泊 くらいにしておきましょう。

 

 

旅行したいときはどうすればいいの?

 

パスポートとスーツケース

 

どうしても何日間か家を空けたいときは、下記の通りにしましょう。

 

ペットホテルを利用する

 

最も一般的な方法です。

子猫のお世話のプロがいる ペットホテル に預け、トイレやご飯の世話をしてもらいましょう。

ペットホテルによっては、多少の運動もさせてもらえるところもあります。

 

健康状態もチェックしてもらえ、何かあれば病院に連れていってくれる場合もあるため、長期の外出では最も安心です。

相場は1泊3,000~6,000円ほどです。

 

ただし子猫の場合、  ワクチン接種   が終わっていないと預けられない場合があります。

 

※合わせて読みたい:   ペットホテルってどんなところ?料金や利用方法、選び方の紹介

 

ペットシッターを利用する

 

ペットホテルに預けるのではなく、自宅へ ペットシッターに来てもらう 方法です。

窮屈なペットホテルとは違い、猫が 普段と同じ生活環境で過ごせる というメリットがあります。

 

しかし、猫は 人見知り の多い動物です。

突然知らない人が来ると警戒してしまう可能性もあります。

 

また、ペットシッターに鍵を預けるため、自宅に他人を入れたくない人は少し厳しいかもしれません。

相場はペットホテルとあまり変わらず、3,000~6,000円ほどです。

 

※合わせて読みたい:  ペットシッターの上手な活用方法!いいペットシッターの見つけ方からトラブル防止対策まで

 

家族や知人に預ける or 家に来てもらう

 

信頼できる 家族 知人 に頼むのも安心できます。

何かあればすぐ連絡がもらいやすく、指示が出しやすいのも良いですね。

 

日数分のご飯や、好きなおもちゃなどを用意して、スムーズにお世話ができるようにしておきましょう。

また、子猫の人見知りを防ぐために、 普段から家族や知人に会わせておく とより良いです。

 

ただし、 禁止事項 (例:おやつをあげすぎる、人間の食べ物を与える、鍵をしっかり閉める…)はしっかりと伝え、 必ず守ってもらうようにしましょう。

 

 

お迎え前から「お留守番」について考えておきましょう!

 

人とじゃれる猫

 

体が弱く好奇心旺盛な子猫を留守番させるためには、計画的に訓練と対策を行うことが重要です。

子猫のお迎え時はどうしても、ご飯や一緒に遊ぶことに気が向きがちだと思います。

 

しかし「お留守番」のことこそ、子猫の心身を守るため、そして子猫と飼い主がともに幸せに暮らすために、しっかり準備しておくべきだと思います。

ぜひ本記事を参考に、子猫のお留守番について考えてみてください。

 

※合わせて読みたい:  子猫の飼い方マニュアル。子猫の食事やケアの仕方、飼育にかかる費用、注意点


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