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猫はケージが無くても、暮らすうえで問題はありません。
むしろ、猫を飼っている方の中にはケージを持っていないという人も多いのではないでしょうか。
しかし、ケージを用意しておくことにより様々なメリットがあります。
猫の性格にもよりますが、知らない人が来ると怖がってしまうこともあります。
怖がってどこかに隠れているのならまだいいですが、暴れたり、攻撃的になってしまうとひとたまりもありません。
筆者の実家で飼っている猫は知らない人が近づくと猫パンチを繰り出すことがあり、筆者の友人の顔を引っ掻いたこともありました。
猫から近寄ろうとしなくても、知らないうちに来客が猫に近づいてしまい、怪我を負わせてしまう場合もあります。
そんな時は一時的にでもケージに入れてあげれば安心です。
猫も落ち着きますし、飼い主も猫を心配することなく来客を迎えることができます。
猫だけを家に残しておくと、部屋の物が荒らされて困るという人や、猫が誤飲や怪我をしてしまわないかと心配になる人もいるかと思います。
この様な事を防ぐために、留守の間は猫をケージに入れておくといいでしょう。
普段広いところにいるので可哀そうだと思う人もいるかもしれませんが、長時間放置するわけでは無ければ、ケージの大きさを十分な物にしておけば猫も快適に過ごせるでしょう。
上記のようにケージに猫を入れておくことで、人のためだけでなく猫の安全のためになることもあるので、いざというときのためにケージを持っていて損はありません。
しかし、ケージの種類は多く、値段もそこそこ高い上に置く場所の幅をとります。
そんな点から、きっと飼い主さんはケージ選びに慎重になるでしょう。
それでは、どのようなケージを買うのが良いのでしょうか。
ケージを選ぶときに、特に注意をしておきたいことが3つあります。
それぞれ、詳しく解説していきます。
まず「ケージの高さ、幅、階数」ですが、飼っている猫の大きさや部屋の広さに合わせて、どの大きさのケージがいいかを考えなければなりません。
部屋の広さは測ればいいとして、猫の大きさは飼っている 猫種・個体 によって考え方が異なります。
このように、現在の状況と先の事も考えておく必要があります。
その猫の特徴や嗜好に合わせて、ケージの購入を検討してみましょう。
次に「ケージにキャスターがついているか」。
掃除や模様替えなど、ケージを動かさなければならないこともあると思います。
キャスターがついていれば重たいケージも動かしやすいので、キャスター付きのケージを選ぶ方が良いでしょう。
その代わり、猫が遊び道具をケージの下に潜り込ませてしまうことが頻繁に起こるので、物がなくなった時はケージの下の確認を忘れずに。
最後に「ケージの扉の位置、開き方」です。
部屋のスペースやケージ内の物の配置に関わってきます。
スペースにあまり余裕がない場合、扉が開き戸だとさらにスペースがなくなり、使いづらくなります。
この場合は引き戸のケージを選ぶのがおススメです。
引き戸なら横にスライドするだけなので余分なスペースを必要とせず、開閉が楽です。
ケージ内には猫トイレや キャットフード 、猫ベッドなど、猫用品を複数入れます。扉の位置が下だけではなく、天井部分についていれば、難なく大きな物の配置もこなせるでしょう。
さらに、猫を出したり入れたりする時も、扉が天井部分についていると便利な場合もあります。
ケージを買う前に確認しておきたいことは様々ありますが、だいたいの目安がついたかと思います。
それでも、ケージの種類は幅広いです。
どれにするか迷ってしまう人のためにも、猫の保護施設で働いていたこともある私がおすすめするケージをご紹介しましょう。
筆者が実際に使用してきたケージは多数ありますが、その中から「これはいい!」と思ったケージを厳選しました。
キャスター付きのプラスチック製ケージです。
とても頑丈なので、ケージの上に猫用品を置いたり、複数の猫が乗ることもできます。
階数は1段から3段まで販売しており、ケージの幅もいくつか種類があります。
私がアイリスオーヤマのプラケージを選んだ理由は以下の5点です。
猫ならば、ケージは中に入るだけではなく、その屋上にも利用価値があります。
アイリスオーヤマのプラケージは頑丈なので、屋上に猫が乗っても、暴れてもへっちゃらです。
5匹くらい猫が乗っているところを見たことがありますが、広さ的にも重さ的にも平気でした。
しかし、部屋に置くと少しですが圧迫感を感じるかもしれません。
そのため、私は2段ケージがおススメします。
それに3段目まであると、猫がケージの屋上に乗りにくくなってしまいます。
2段だとケージの天井までジャンプして乗るか、ケージをよじ登って乗ることが可能なので、猫用の屋上として使用するなら2段でも十分な広さです。
キャスター自体にストッパーが付いているので、ストッパーの代わりを買ったり、なくしてしまう心配はありません。
天井部分が開閉式になっているので、上から猫を出し入れすることが可能です。
さらに、天井の半分が開く使用になっているので、大きなベッドや箱なども入れることができます。
組み立て時の付け方次第で、右開きにするか、左開きにするか変更が可能です。
また、中棚の位置も右側にするか左側にするか選べるので、部屋の状況次第で組み立て方を変えましょう。
作り的に、階数を減らして使用することもできます。
実際に使ってみて3段目、2段目が不要であれば、1段又は2段に減らして使用することも可能です。
アイリスオーヤマのプラケージは高さや幅の種類が複数あり、それによって中棚の大きさも変わります。
選ぶ際には、自分が欲しいサイズと合っているか注意しましょう。
値段:28,248円(税抜)
商品サイズ(㎝):幅約82.5×奥行約56.5×高さ約118.9(キャスター取付時)
内寸サイズ(cm):幅約77.5×奥行約52.5
入り口サイズ(cm):幅36.1×高さ40
重さ:約13.8kg
カラー:ベージュ、イエロー、ピンク
用途に合わせて、自分で好きな組み合わせができるケージです。
私がアイリスオーヤマのコンビネーションサークルを選んだ理由は以下3点です。
まず、大きさを自由に変えることができます。
1段でも2段でも3段でも、付属品を買い足せば自由に階数を増やすことができます。
さらに、普通の組み立て式のケージでは珍しい、横に伸ばすことも可能です。
ワンタッチジョイントでケージをつなぐので、ジョイントを横にひねるだけでケージ同士をくっつけることができます。
あまり力もいらないので、女性でも組み立てやすいです。
扉は引き戸なので、開け閉めが簡単です。
つまみを掴み、横にスライドするだけで開けれるのに、猫では開けることができないので便利です。
大きさを自由に変えることができるので、多頭飼いをしている場合は特におすすめです。
値段:9,048円(税抜)
商品サイズ(cm):幅約93×奥行約65×高さ約65
トレー内寸(cm):幅約82×奥行約50
入口サイズ(cm):幅約38×奥行約49
重量:約7.1kg
材質:
線材:スチール(エポキシ粉体塗装)
トレー・バックル・ジョイント:ポリプロピレン
扉ロック:ABS樹脂
キャスターストッパー:ポリエチレン
子猫でも使いやすく、様々な付属品がセットになっている商品です。
ハンモックや爪みがきホルダーなどがすでに付いているので、他に買い揃える必要がありません。
私がペティオのnecocoキャットルームサークルを選んだ理由は以下4点です。
通常のドアとは別に、出入りが自由にできる「ねこドア」が付いています。
ロック機能も付いているので、猫が出ないようにすることも可能です。
何か物を入れる際は、天井か、引き戸の通常のドアから入れることができます。
このホルダーを使えば、ケージに爪みがきを張り付けることができます。
爪みがきは意外と幅を取るので、ケージ自体に付けることができ、とても便利です。
三角型のステップが2つ付いており、トイレとして使用したり、ステップとしてつけたり、ステップ同士を上下に合わせることで、隠れ家状につけることもできます。
とてもコンパクトな大きさなので、あまり幅をとりません。
少し大きめの猫の場合は、3段タイプもあるので、広さには問題はないでしょう。
少し大きめの子には、猫トイレをもう少し大きめの物を用意してもいいかもしれません。
コンパクトなタイプなので、どちらかというと小さめな猫におススメなケージです。
値段:15,800円(税抜)
サイズ:
外寸:約幅71.0×高さ101.0×奥行57.5(cm)※キャスター取付け時
内寸:約幅61.0×高さ91.5×奥行47.0(cm)
スライドドア開口部:約幅26.5×高さ47.0(cm)
ねこドア開口部:約幅18.5×高さ18.5(cm)
多機能ステップ:約幅44.0×高さ15.0×奥行34.5(cm)
材質:
フェンス:鉄
トレー:ポリプロピレン
多機能ステップ:ポリプロピレン
木部:天然木
適応種:全猫種用
適応体重:~8kg
製品重量:約12.6kg
初めてケージを使う場合だと、なかなか猫が入ってくれないこともあります。
そんな時の対処法もお伝えします。
どのような物を入れるかというと、その猫の匂いが付いている物です。
例えば、愛用しているベッドや爪みがきなど。
新品のケージは知らない匂いが付いているので、自分の匂いが浸透していけば入ってくれるようになる場合もあります。
好きなおやつでケージの中におびき寄せ、ケージ内で食べさせてあげます。
徐々に、ケージ内が安全な場所だと認識するでしょう。
マタタビに反応する猫と、反応しない猫がいるので、これはマタタビに反応する猫限定の方法です。
マタタビをケージ内にふりかけてあげれば、自分からケージに入って行くでしょう。
様々ある猫のケージの中から部屋と愛猫に合うケージを選ぶのは、なかなか時間がかかると思います。
大きな買い物にもなるので、お家の広さや猫の年齢、性格など、じっくりと考えて購入しましょう。
最終更新日 : 2021/06/07
公開日 : 2017/07/27