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最近は、マンション住まいや共働きの家庭が増えるに伴って、猫を飼っているご家庭の方が増えてきたそうです。
今回は猫と一緒に暮らしていくために必要な基本的なしつけを紹介していきたいと思います。
記事の構成としては、まずは猫と人間が一緒に生活するようになった起源やその歴史を紹介したり、しつけをする前に猫の特徴・習性を理解していきます。
その後、具体的にシチュエーション別に猫のしつけ方について詳しく説明し、最後に柄別にみる猫の性格を紹介します。
猫は、野生のヤマネコの家畜化が始まりで人間と暮らすようになったと言われています。
おおよそ5000年ほど前のエジプトで農耕を行うようになってから、農作物を食物に保管するようになり、それを狙うネズミから作物を守るためにもともとネズミやうさぎを捕獲して生活していた猫を家畜として飼ったのが始まりと言われています。(起源の年数や国については諸説あるようです)
古くから狩猟犬として活躍していた犬は2万年前から人間と生活を共にしてきたと言われているので、犬の歴史と比較すると猫と人間の歴史は比較的に新しいですね。
日本に猫が来たのは、8世紀頃に中国から来たのが初めてと言われています。
中国と日本の貿易で船で書物などの物資を運ぶ際にその番人として猫が一緒に連れてこられ、その後日本でも畑の作物を守ったりへびの退治役として活躍し、いつしか貴族を中心にペットとして飼われたのが一般にも広まっていったそうです。
人間との歴史の中で、農作物や書物を守るために飼われてきた猫たち。ハンターとしての本能を使って古くから私たちの暮らしを助けてくれていたんですね。
今では、家畜ではなく、愛玩動物として私たちの生活に寄り添ってくれて、毎日可愛らしい姿で私たちの心を癒してくれています。
そんな猫たちにはどんな習性があるのでしょうか。細かく見ていきたいと思います。
猫をしつけるにあたり、人間の都合だけを猫に押し付けては、猫とうまく暮らしていくことはできません。
先述の「歴史」の中でも触れた狩猟本能は、今でも猫の大きな特徴とも言えるもので、他にも猫には様々な習性があります。
飼い主の私たちが、その習性をしっかり理解した上で、しつけをすることでよりしつけも楽になりますし、人間にとっても猫にとっても過ごしやすい環境作りができます。
では、早速ご紹介します。
猫の習性として、「獲物を追う」というのがあります。
肉食動物として古くからねずみなどを捕獲して生きてきた猫。愛玩動物として人間に飼われるようになった今でもその習性は残っており、 小さなものを追いかける 習性があります。
ネズミやフェレットなどの動物はもちろん、虫に興味をもったり、ゆらゆら揺れるカーテンや紐に興味を示します。
そのため、猫じゃらしなどのおもちゃを好んで遊びます。また、ぬいぐるみやボールなどでも一人遊びをするので、家にあるものいろんなものに興味を示し、いたずらしてしまうこともしばしば…
猫ちゃんに悪気はないですし、本能によるものですので、猫を迎える前に触って欲しくないものはしまうなど事前の対策も行いましょう。
夜行性動物である猫ですが、実際に活発な時間帯は明け方と夕方と言われています。
昼間は寝ている子が多いので、早朝や夕方に元気になっていたずらすることが多いかも…
飼い主が寝ている間にドタバタと走り回ったり、乗ってはいけない場所に乗っていたり、粗相していたりという具合に朝気づいたら悪さをしていたということもあるかもしれません。
しかし、叱るのは現行犯のときのみ有効です。
悪さをしてしばらくたってから怒られても猫にとっては何がいけないことなのかわかりません。
私たちが寝ている明け方に悪さをされることのないように普段から発生した際に叱る、ということを心がけて行動自体をやめさせるようにしましょう。
もともと野生で狩りをして生活していた猫。
いつも獲物が確保できるわけでないので一度捕獲した獲物は少しずつ食べて備えておく習性があります。
愛玩目的で家庭で飼われている猫でもその習性は残っており、キャットフードももらったらもらっただけ食べるのではなく、少しずつ自分のペースで食べていく生き物です。食事を残したからといってすぐに片付けたりせず、猫のペースに任せて様子を見てあげてください。
また、長時間のお留守番の際は、少し多めにご飯を用意してあげても自分のペースでゆっくり食べてくれる子が多いです。
とはいえ、飼い主さんが長時間不在にしますと猫を不安にさせてしまいますので、しっかりお留守番ができた後は、たくさんかまってあげたり、ご褒美をあげたりと褒めてあげてくださいね。
「犬は人に付き、猫は家に付く」と言われているように猫は住んでいる場所への執着が強く、とても縄張り意識が強いです。
家の扉やソファー、時には人に体をスリスリと擦り付けたり、爪とぎをしたりと自分の匂いをつけて縄張りを作ります。
自分のいる場所=縄張りになるので、その場所に変化が起きると大きな不安を感じます。
そのため、旅行や引越しなどで自分の居場所が変わったり、自分の縄張りに新入りがくると不安になっていつもより濃く臭いが強いおしっこ(=おしっこスプレー)をすることもあります。
自分の家の環境の変化や匂いに敏感なので、そこもしっかり理解してあげることが大切です。
猫はとても綺麗好きな動物です。猫が自分の体を舐めているシーンを見たことはありませんか?
猫の舌の表面はとてもザラザラしていて、この舌で体を舐めることで、体のグルーミングをしたり体の匂いをとっています。
この舌で体を常に清潔に保つことができるのです。
綺麗好きな猫は、時間が経った飲み水を飲まなかったり、トイレが清潔でないと粗相をしたりととても神経質ですので、身の回りのものを綺麗に保ってあげるようにしましょう。
猫には社会化期(生後2週間から3ヶ月程度)と呼ばれる時期があり、親や兄弟とじゃれあったり、自然のものに触れることで様々なことを学習していく時期です。
この時期に人や他の動物と触れ合うことで人や動物に慣れたり、一緒に生活できるようになります。
しつけについても、社会化期から噛み癖や登り癖を教育してあげるとその後もスムーズです。
もちろん、成猫から家族として迎い入れる場合もあると思いますが、社会化期が過ぎているからと諦める必要はありません。
その子がどんな社会化期を過ごしたかによって人に対する警戒度も異なるとは思いますが、少しずつその子を理解しながら、慣らしていってあげるといいと思います。
まずは、一番最初にしつけることになるであろうトイレについてご紹介します。
猫は、もともと 「砂の上で排泄をし、砂をかける」、「同じ場所で排泄をする」 生き物です。
そのため、トイレの場所さえ最初に決めて猫に場所をわからせてあげれば、スムーズにトイレの場所を覚えてくれるはずです。
認識のさせ方は、まず「におい」が一番大切になってくるので、トイレに猫自身の「におい」をつけてあげることです。
例えば、一番最初にしたおしっこをペットシーツで吸わせて、猫砂の上においておくと良いでしょう。
また、猫が部屋の匂いをクンクンと嗅ぎだしたり、床を引っ掻くような仕草をする時は、トイレをしたいサインです。
このサインを見逃さず、すぐさまトイレの場所に抱き上げて連れていき、排泄するように促しましょう。
このように始めは人の手でトイレの場所を認識させてあげてください。
トイレできちんと用をたせたタイミングでしっかり褒めてあげてください。
褒められたことで、「ここでトイレをするのはいいこと」と理解することができます。
最初からすぐにできるわけではありませんが、上記を何回か繰り返すと排泄の際に自らトイレに行くようになります。
また、もしも粗相をしてしまった際は、しっかりと掃除をして、においを残さないようにしましょう。
特にソファーやカーペットなど布製品は染み込んでしまうとにおいが残ってしまいます。
においが残ると、猫がそこがトイレの場所だと勘違いして、繰り返してしまう可能性があります。
猫は神経質な子が多いので、人に見られていると落ち着いてトイレができません。
(いや、そもそも、私たち人間だって、トイレを見られたくなんてありません。動物だって一緒ですよね。)
そのため、トイレで重要なのは場所選びです。
常に人がいるリビングや人が行き来することが多い廊下などが好ましくありません。
なるべく人通りが少なく、閉じられたスペースで明るすぎないところを選んであげるといいでしょう。
候補としては下記があげられます。
・人気の少ない廊下や部屋
・人間用トイレの中
・洗面台や脱衣所
以上の候補を参考にしながら猫ちゃんが一番落ち着ける場所を選んであげてくださいね。
猫のトイレににおいをつけることの重要性はすでにお伝えしましたが、同時にトイレを清潔に保つこともとても重要です。
なぜなら、猫の習性でも述べた通り、猫はとても綺麗好きで、それが猫のトイレのしつけにとても影響するからです。
猫は綺麗好きかつ神経質な性格故に、トイレが汚れているからといった理由でトイレ以外の場所で用を足してしまう可能性があります。
・排泄物は早めに取り除く
・汚れた猫砂は交換する
など、なるべくトイレは清潔に保ち、猫ちゃんがいつでも気持ちよくトイレに行けるような環境を整えてあげましょう。
なお、猫砂の交換の際ですが、総取り替えをする場合は、少しだけ古い砂を残してあげて、トイレのにおいを残してあげてください。
綺麗好きだからといってにおいもなくなるくらい綺麗にしてしまうと今度は自分のにおいがなくなって猫がトイレの場所がわからなくなってしまいます。
清潔感とにおい付けとバランスが難しいですが、猫の様子を見ながら慣らしてあげるようにしましょう。
猫がトイレ以外の場所で粗相をした!しかもなんだかいつもより異常に臭いおしっこでびっくりした!なんてことがあるかもしれません。
強烈なにおいを発するおしっこ、それが「おしっこスプレー」と言われているものです。
「おしっこスプレー」は、一般的にはオス猫が行うマーキングの一種で、「ここは僕の縄張りだ!」と主張したい時やオス猫がメス猫を呼ぶために行なっていると考えられています。
去勢をすることで治ることがほとんどですが、発情期に関係なく、猫の気持ちが不安定・生活に不満がある・ストレスを抱えている時にスプレーをまくこともあり、去勢後のオス猫や通常スプレーをまかないメス猫でもスプレーをまくことがあります。
例えば生活環境が変わったり、トイレの場所が気に入らなかったり、飼い主が構ってくれなくなった、普段はない来客があった、など猫が強いストレスを感じた時にまいてしまうことが多いので、きちんと原因を探って解消してあげることが大切です。
また、もしもおしっこスプレーをまかれてしまったら、通常の粗相と同様ににおいが残らないように綺麗にお掃除してあげてくださいね。
猫は本能的に爪とぎをする動物です。
私たち人間がご飯を食べたり、トイレにいったり、寝たりと毎日当たり前に行なっていることと同じです。
爪とぎをされるとフローリングや壁、ソファーなどいろんなものがボロボロになってしまうからといって、猫に爪とぎをやめさせるのは、私たちが排泄をするな、と言われているようなものです。
生理現象なんですから、やめることはできませんよね。
また、猫の爪とぎには下記のようなたくさんの理由があります。
・爪を整える
・リラックス効果
・ストレス解消
・マーキング
それも猫にとっては大切な事柄ですので、猫の爪とぎはやめさせるのではなく、上手に付き合うためのしつけをするようにしましょう。
すでに猫が爪とぎをしていて困っている場所には、 物理的対策とサプライズ対策 をしましょう。
爪とぎ防止シートを貼る…壁などに貼れる保護シートが売られています。
物を置いて近づけないようにする…ちょっと荒技ですが、障害物を置くことで物理的に爪とぎできないようにします。
猫の苦手な臭いをつける…猫は柑橘系の香りが苦手です。柑橘系の果物を薄めた物で自作のスプレーを塗ってみてもいいでしょう。
市販でも爪とぎ防止用のスプレーも販売されてますので、そちらでもいいですね。
物理的対策に加え、下記のようなサプライズ対策があります。
声で叱る…「だめ」「コラ」などと短く声で叱って怖がらせる
霧吹きや水鉄砲をかける…急に水をかけてびっくりさせる
大きな音を立てる…手を叩くなどしてびっくりさせる
上記のように猫が爪とぎしたタイミングに合わせて、音や水を使ってびっくりさせることで、「ここで爪とぎをすると何かよくないことが起きる」と猫に認識させていきましょう。
爪とぎをしている時に叱るだけでは、猫の爪とぎ場所がなくなってしまいますので、きちんと「爪とぎエリア」を作ってあげましょう。
ペットショップやインターネットで探してみるといろんな種類の爪とぎグッズが販売されています。
写真のような床に置くタイプから、自立式のものまで様々。比較的安価なので、お試しに使ってみるのもいいでしょう。
麻縄をポールに巻きつけてあるものです。
キャットタワーに麻縄が巻きついているものもあるので、あまりたくさん置きたくないという方は一体型もオススメです。
また、段ボールよりも丈夫なので、耐久性も良いです。
柔らかい絨毯素材の爪とぎです。
猫ちゃんの好みもあると思いますが、家の中のカーペットで爪とぎして困る、という場合はこちらを試してみてもいいかもしれません。
より自然環境に近いものを求める方におすすめです。
段ボールも麻タイプも好まなかったという場合に試してみてもいいかもしれません。
ただ、木は削りかすやささくれで猫ちゃんの手が傷ついたりすることのないよう注意が必要かもしれません。
いくつか試して購入しながら、自宅の猫ちゃんが一番好むものを置いてあげると良いでしょう。
爪とぎの場所を用意してあげたら、あとは猫に 「爪とぎOKエリア」と「爪とぎNGエリア」を教えて あげましょう。
猫が「爪とぎNGエリア」で爪を研いでいた時はすぐさま「爪とぎOKエリア」に連れて行ったり、持ち運びできる爪とぎがあればその場で目の前に出してあげて誘導してあげましょう。
繰り返して行くうちに、「爪とぎOKエリア」でのみ爪とぎをするようになるはずです。
猫の習性で困る一つとして甘噛みがあります。
「にゃーん」とすり寄ってきて、撫でていた最中に急に噛まれた!
なんてこともしばしば…甘噛みで済めばいいのですが、本気噛みになってしまうと流血騒ぎになることもありますし、そもそも甘噛みでも肉食動物である猫の歯は鋭く、結構痛いものです。
甘噛みが癖にならないようにきちんとしつけていきたいですね。
そもそも、猫はなぜ甘噛みをするのでしょうか。その一般的な理由をご紹介します。
猫は親や兄弟とのじゃれあい、愛情表現として甘噛みをします。
大好きな飼い主さんともじゃれあっているつもりで指を噛んだり、猫パンチ、はたまた猫キックをして遊んでいるのですね。
理由だけ聞くと可愛いなぁと思いますが、実際本当に痛いですし、それを良しとしてしまいますとだんだん激しくなっていきますので、
早めにやめさせるようにしましょう。
かつて狩をすることで生きてきた猫の狩猟本能が残っているため、
目の前を動くものを獲物として捉えてしまっている場合です。
猫じゃらしなどで遊ぶのと同じように人の指も獲物と勘違いしてしまうのですね。
猫と遊ぶ時に指を使って遊ぶと指=獲物と認識してしまうので、遊ぶ時に指は使わずに猫じゃらしやボールなどおもちゃを使って一緒に
遊ぶようにしましょう。
幼少期に母乳を飲んでいた名残で、おっぱいを探して指などに吸い付くことがあります。
それが癖となり指への甘噛みに繋がっている場合です。
撫でられている時、遊んでいる時に「もう触らないで!!」の意思表示として甘噛みをする場合があります。
猫にとっては「しつこい!!」ということなので、もっと構いたい気持ちをぐっと抑えて自由にさせてあげましょう。
オス猫は、交尾の際にメス猫の首を噛んで行動を止めるという「ネックグリップ」と言われる行為をすると言われています。
稀にこの行為として甘噛みをするオス猫もいるようです。
ただ、去勢した場合はそもそも交尾自体をしないのでネックグリップも行いません。
甘噛みするのにもいろんな理由があるんですね。
やめさせるには 「甘噛み」=いけないことと認識させてあげて ください。
甘噛みした際に 「ダメ!」と叱ったり「痛い!」と声を出してびっくりさせる というのを繰り返すと甘噛みをする回数も減ってくるはずです。
筆者の家では、甘噛みした時は勢いよく顔に風を吹きかけているのですが、我が家の猫にはこれも結構効果的です。
上下運動を得意とする猫は、自然の中では、塀に登ったり、木に登ったりと高いところに登ることを好みます。
部屋の中でも同様で、テレビ台、机、タンスの上など様々なところに興味を持って登りたがります。
中にはカーテンレールにまで登る子もいます。
キッチン周りは包丁やコンロといった猫には理解できない人間界の危険なものがたくさんありますし、猫の体を守る意味でもこの登り癖のしつけは必要です。
ただ、猫にとって高いところに登るのはとても自然なことで、行動を全て制限してしまうと猫にとっては運動不足になりますし、ストレスが溜まってしまうかもしれません。
登り癖も爪とぎと同様に完全にやめさせるのではなく、「登りOKエリア」と「登りNGエリア」を区別するようにしつけてあげるといいでしょう。
キャットタワーが定番ですね。上下運動をする猫にとって高いところに登れるのは運動不足解消にも良いですよ。
また、犬との多頭飼いの場合や新入り猫がきた際など、猫のエスケープスペースともなって便利です。
キャットタワーに登れることで、猫ちゃんの登りたい熱も叶えてあげることができますし、キャットタワーで寛ぐ猫ちゃんをみるのもまた楽しいと思いますよ。
キャットタワーを用意しても、登ってはいけない場所をきちんと理解させてあげないといつまで経っても登り癖は治りません。
登り癖の対策としては、下記が一例としてあげられます。
ガムテープを貼る…飛び乗った時に足にガムテープがくっつき、不快な思いをします。
霧吹きをかける…登ったと同時に霧吹きをかけることで、不快な思いをします。
大きな音をだす…急に大きな音がすることでびっくりします。
爪とぎと同じように物理的対策とサプライズ対策を行うことで、猫が自らその場所を避けるようになります。
この行為で一つ気をつけなくてはいけないのは、タイミングです。
いけないことをした時とその対策(叱る・霧吹き・音をだす等)にタイムラグがあると猫にとって何がいけなかったのか理解できず、ただ嫌なことがあったという理解にしかならないので、しつけになりません。
また、猫のしつけといって体罰をするのもいけません。
確かに体罰は嫌な記憶になりますが、大好きな飼い主さんから体罰を受けると、飼い主=嫌なものという認識となり、信頼関係が崩れてしまいます。
良好な関係を保ちながら、上手にしつけができるといいですね。
猫は柄によって性格パターンが異なると言われています。
今回は、日本猫の基本の7パターンの柄と性格をご紹介します。
こげ茶カラーが特徴のキジ猫は、野生のキジ(鳥)の色に似ていることから名付けられました。白猫や黒猫、三毛などこの後紹介する柄の猫は、このキジ猫が起源だと言われています。
野生の本能が強く残っているので、警戒心が強く、用心深い性格です。また、とても活動的な猫なので、家の中でもしっかり運動させてあげるといいでしょう。
飼いにくいにかな、と心配に感じるかもしれませんが、飼い主に心を開いてからは甘えん坊になる子が多いようです。
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とても人懐こく甘えん坊で、飼い主にべったりな性格です。猫と生活するのが初めての方にもとてもとっつきやすい猫であると言えます。
少し臆病な部分もありますが、慣れてくるとやんちゃでひょうきんな部分も垣間見えると思います。
茶トラはオスが多いので、マーキングには少し注意が必要です。
また、とてもさみしがり屋なので、あまり長時間のお留守番はせず、ゆっくり一緒の時間を作ってあげられる人が向いていると思います。
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真っ黒なボディに光る目が印象的な黒猫は、一見クールで近寄りがたく感じますが、実は人懐こく甘えん坊な性格です。
人に撫でられるのも好きな子が多いようです。少し神経質な部分もありますが、人間に対する警戒心は低く、賢いので飼いやすい猫と言えます。
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黒猫とは反対にプライドが高くクールな性格です。
警戒心も強いので、飼い主には懐いても来客など家族意外と触れ合うのは少し難しいかもしれません。
学習能力が高く頭の良い猫で、馴れ合いよりも独りでいることを好みます。猫にたくさん構いたい、という飼い主さんには少し不向きな猫かもしれません。
気が強く女王様気質の猫です。少しわがままでプライドが高いのが特徴です。気分屋さんなので、飼い主さんが振り回されるなんてこともあるかもしれません。ただ、気分が乗った時はとことん甘えてきてくれる、ツンデレ猫さんです。猫らしい性格かもしれませんね。
ツンデレな性格なので、デレの部分が垣間見れたらより可愛いくみえちゃいますね。
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黒と赤茶が混ざった毛色で、錆のようなカラーから、「サビ猫」と言われています。
見た目のイメージと異なり、とてもマイペースで甘えん坊です。とても優しく賢い猫なので、飼いやすいと人気のある猫です。
ただ、頭がいいからなのか、拗ねるという技を持っていて、気に入らないことがあると機嫌が治るまで少し時間がかかるなんてこともあるみたいです…そこもまた猫らしくて可愛いですね。
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顔にマスクを被っているような風貌のはちわれ。警戒心が強く用心深い性格ですが、人懐こく優しい子が多いようです。
好奇心旺盛で遊ぶのも大好きなので、慣れてくると家の中を走り回っているかも!?
活発な猫ちゃんなので、おもちゃなどで一緒に遊んであげると喜ぶと思います。
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猫のしつけには、飼い主が猫の習性をしっかりと理解しつつ、習性を活かした上で「いいこと」「悪いこと」を認識させてあげることが重要です。
いいことをした時は撫でながら褒めたりおやつをあげ、悪いことをした時には叱ってメリハリをつけたしつけをしてあげましょう。
しつけをすることは動物と一緒に生活する上でお互い気持ちよく生活するためにとても大切なことです。
一つ知っておいて欲しいのは、人間も一人一人性格が異なるように、猫も性格は様々ですし、猫によって得意不得意があります。
猫は言葉が話せないので、人間の言っていることを理解するまでに時間もかかると思います。
その猫それぞれにあったしつけが必ずあるはずですので、「この子は理解できないから」と諦めたりせずに長い目で見てお世話してあげればきっと伝わります。
猫との信頼関係を構築して楽しい猫ライフを送ってくださいね。
公開日 : 2017/04/12