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猫と赤ちゃんの同居の仕方、注意点、メリット






近年、猫をペットとして飼うお宅が増えてきました。
日本でのペットとして飼われている数は犬よりも猫が多くなり、ご家庭でお子さんと同居する猫も多くなりましたね。

一方で猫に関心が高くなり、猫による病気の感染などのニュースも聞かれるようになりました。

赤ちゃんと猫が同居している、または同居する予定がある方は不安な面があるかもしれませんし、周りから心配されるときもあるでしょう。
本記事では猫と赤ちゃんの同居の仕方、注意点やメリットなどをご紹介します。

【目次】猫と赤ちゃんの同居の仕方、注意点、メリット

 

赤ちゃんに猫から病気がうつる?

感染リスクを知る

感染はまれ

猫から赤ちゃんに感染する危険がある病気

トキソプラズマ感染症

猫のトキソプラズマ感染症

先天性トキソプラズマ症

いつ感染したのかが重要

人間のトキソプラズマの検査をする

感染していない猫が危険

人への感染の可能性がある猫の病気

サルモネラ菌

カンピロバクター

回虫

猫から赤ちゃんへの感染を防ぐ基本的な予防

①猫を触った手で食べ物を食べない。(手を洗ってから食べ物に触る)

②猫のトイレは清潔にする(特にウンチは放置せずにすぐに片づける)

③寄生虫駆除・予防を行う

④猫に口をなめさせない

⑤猫を完全室内飼育にする

赤ちゃんの猫アレルギー

なぜアレルギーになるか

アレルゲンは唾液とフケ

赤ちゃんが猫アレルギーを発症してしまったら

部屋を分ける

空気清浄機を使用する

掃除をこまめにする

猫の手入れをこまめにする

赤ちゃんに猫が嫉妬する?

嫉妬する可能性は低い

オスは去勢しておいたほうがいい

複数で飼う

赤ちゃんの匂いに慣れさせる

猫と赤ちゃんの生活の注意点

猫と赤ちゃんだけにしない

トイレや食事場所の管理をしっかりする

猫の安心できる所を用意する

猫への愛情を忘れずに

どうしても猫と赤ちゃんの同居が難しくなったら

赤ちゃんが猫と暮らすことで学ぶこと

 

赤ちゃんに猫から病気がうつる?

 

と赤ちゃんの同居でまず最初に心配されるのが、病気のリスクではないでしょうか。

 

感染リスクを知る

 

病気には猫だけが感染するもの、人間だけが感染するもの、そして猫と人間のどちらも感染するものがあります。

人間も猫も感染する病気を  「人獣共通感染症」  と呼びます。

ニュースなどでも、人獣共通感染症による死亡例が公表されたりすることもあるので、心配な方は少なからずいるかもしれません。

 

実際、筆者の周囲では妊婦さんや赤ちゃんがいるご家庭でなくても、ニュースがあるたびに心配されている方もいます。

確かに、猫から病気が感染することはありますし、猫をペットとして飼っているもしくは猫に接する機会が多い場合、そのリスクは知っておくべきでしょう。

リスクを知ることによって感染を予防できるからです。

 


感染はまれ

 

猫

 

事実、猫から人への病気の感染はありうるのですが、これは非常にまれなことであり、  適正に飼育し予防措置を講じていれば、猫と一緒に暮らしていても感染することはまずありません

 

感染例を聞くと、そのほとんどが適正な対応をしていなかったことが原因と考えられます。

筆者は年間に数十匹の猫を 保護 しますが、必要な措置を講じているので一度も感染したことはありません。

 

必要な措置とは予防のことですが、そんなに難しいことではありません。

人から人へ感染する病気のほうが、はるかに感染力が高いのですが、その予防方法とほぼ変わらないからです。

 

 

猫から赤ちゃんに感染する危険がある病気

 

トキソプラズマ感染症

 

妊婦さんが一番気にされるのがトキソプラズマ症ではないでしょうか。

トキソプラズマという寄生虫に感染することによって発症する病気で、人獣共通感染症の一つです。

 

トキソプラズマ感染症は猫も人間も感染しますが、健康体であればどちらも無症状の場合が多いです。

トキソプラズマが危険だと言われるのは、妊婦さんが感染したときの影響が大きいからです。

しかし、  影響が出る感染期間はごく短期間で、トキソプラズマの知識を持ち注意を払えばほとんど影響することはないのです

 

猫のトキソプラズマ感染症

 

トキソプラズマは猫だけが感染するわけではなく、 ほぼすべての哺乳類・鳥類が感染 します。

猫の感染経路はトキソプラズマに感染している動物の肉を食べたり、感染した猫のフンに接触したりすることによります。

 

トキソプラズマは動物の体内以外でも生存が可能なので、 トキソプラズマが存在する土や水などの自然界との接触によっても感染しえます

これらの感染経路は猫だけでなく人間を含めたすべての動物に共通です。

 

猫がトキソプラズマに感染すると初期に下痢がみられる程度で、ほかの病気で免疫力が低下していない限り無症状で一生を過ごします。

これは人間も同じです。

 

先天性トキソプラズマ症

 

トキソプラズマが恐れられるのは「トキソプラズマ先天症」を発症した場合の症状が重篤だからです。

先天性トキソプラズマ症は妊娠中に感染した場合にお腹の中にいる赤ちゃんが発症する危険があり、発症すると流産や知能や運動の発達の遅れ、視覚障害などの症状が現れます。

 

いつ感染したのかが重要

 

トキソプラズマは、世界中に存在している寄生虫で人間の感染自体が珍しいことではありません。

成人の20%~60%の人が感染したことがあるとされ、一度感染すると生涯保有し続けます。

つまり、健康な人であれば通常の感染はほぼ問題にならないということです。

 

トキソプラズマに妊娠前から感染していた場合は何の問題もありません

「妊娠中」、特に「妊娠初期」に初めてトキソプラズマに感染すると「先天性トキソプラズマ症」を発症する恐れがある   のです。

トキソプラズマに感染していなかった女性が、妊娠中に感染してしまったときに発症するリスクが高い病気である   ということです。

 

人間のトキソプラズマの検査をする

 

これから妊娠する可能性がある場合はトキソプラズマの検査を受けましょう。

 

・陽性の場合

 

妊娠前に感染している状態なので、トキソプラズマ症についての心配をする必要はありません。

安心して猫と触れ合えます。

 

・陰性の場合

 

妊娠中に感染することがないように飼い猫のトキソプラズマの検査を行いましょう。

獣医で血液検査を行ってもらいますが、たいていの場合検査機関に送ることになるので、結果が出るまでに数日から1週間ほどかかります。

 

感染していない猫が危険

 

人がトキソプラズマの検査をして陰性だったときに、すべての猫を近づけないようにする必要は全くありません。

なぜなら、  感染している猫のフンからトキソプラズマが排出されるのは、猫がトキソプラズマに「初めて感染したときだけ」   だからです。

 

トキソプラズマが排出されるのは初めての感染後、1 日~3 週間後までとされていて、通常それ以後は排出されることはありません (※猫が白血病などに感染していて、弱っていると排出されるという意見もあり)

トキソプラズマにすでに感染して、排出が終わった猫は危険ではないのです。

 

危険なのはまだトキソプラズマに感染していない猫。

特に外に出して飼っている場合、いつ感染するか分かりませんから、いつトキソプラズマを輩出し始めるか分からないからです。

 

 


人への感染の可能性がある猫の病気

 

トキソプラズマのほかにも人獣共通感染症がありますので、特に赤ちゃんがいるご家庭は知識として知っておくといいですね。

 

サルモネラ菌

 

サルモネラ菌に感染すると食中毒や胃腸炎などを発症します。

サルモネラ菌は生の肉や感染した人や動物のフンに含まれています。

 

カンピロバクター

 

カンピロバクター菌は食中毒を引き起こします。

感染した生肉や人、動物、鳥のフンに含まれています。

 

回虫

 

もっとも古くから知られている寄生虫の一つで、多くの哺乳類に寄生します。

現在の日本人で感染している人は少ないでしょうが、世界的にみると人の感染も珍しいことではありません。

日本でも動物の感染は多いです。

 

症状は、下痢、嘔吐、腹痛など。

寄生虫は宿主が健康であれば、下痢などの症状が出ないこともありますが、栄養を奪われ続けますし回虫が分泌する毒で体調が悪化することもあります。

 

 

猫から赤ちゃんへの感染を防ぐ基本的な予防

 

猫

 

人獣共通感染症は体内に寄生する線虫によるものが多く、生肉や感染した動物のフンが感染経路となることがほとんど。

これまでご紹介してきたトキソプラズマや回虫などの感染は予防すれば防ぐことができます。

 

基本的な予防は人間からの病気感染予防とほぼ同じで、清潔にすることが大切です。

 

①猫を触った手で食べ物を食べない。(手を洗ってから食べ物に触る)

 

猫に無害かもしくは症状が発症しにくいウィルスや菌がいる場合、猫が感染しているかどうかわかりづらいです。

そのため、これまで「猫を触ったら手を洗う」ということが良く言われてきましたが、家で猫を飼っていて触るたびに手を洗うのはあまり現実的ではありません。

それを厳密に実行しようとすると猫に触る機会が減ってしまい、猫にかわいそうな思いもさせてしまいます。

「動物に触ったら手を洗う」は長年言われてきたことですが、この言葉はペットを外で飼っていた時の名残だと考えられます。

 

そこで  「食べ物を触る前には必ず手を洗う」方法   をおすすめします。

手洗いは石鹸を付けて30秒間洗い、十分に流しましょう。

筆者はそれにプラスして、台所やダイニングテーブルなどに消毒薬を置いておき、手を消毒するようにもしています。

 

②猫のトイレは清潔にする(特にウンチは放置せずにすぐに片づける)

 

寄生虫の卵やウィルスは糞に含まれている場合が多いので、ウンチはなるべく早く取り除き、トイレはいつもきれいにしましょう。

トキソプラズマは24 時間以上放置されたフンが直接体内に取り込まれたときに感染する   とされています。

猫がウンチをしてから24時間以内に片付ければ猫からの感染を避けられるということになりますね。

 

ウンチはなるべく早く片付けることが大切です。

猫砂も定期的に全部取り換えるといいでしょう。

筆者はシステムトイレの猫砂には掃除のたびに、除菌剤や消毒液をかけています。

 

③寄生虫駆除・予防を行う

 

特に猫を飼い始めたときは、ウンチをもっていって獣医に寄生虫がいないか調べてもらいます。

仮に寄生虫が見つからなかった場合でも、一度は駆虫をしておくといいでしょう。

 

トキソプラズマは糞からは発見しづらいので、血液検査になります。

感染していてもほとんど害を及ぼすことがないので、駆虫の必要がありませんし、またできません。

トキソプラズマが要注意となるのは、人間が感染しておらず、猫が初めて感染したときだけです。

 

④猫に口をなめさせない

 

猫に口をなめさせないようにしましょう。

猫が持っている菌やウィルスは、たいていが猫の体内に出ると数分から数時間で死んでしまいます。

舐められることにあまり神経質なる必要はありませんが、口や口の周りをなめさせるのは避けましょう。

いずれにせよ、猫の舌はざらざらとしていて痛いですし、赤ちゃんのことはなめさせないほうがいいですね。

 

⑤猫を完全室内飼育にする

 

猫の健康を守ることが、猫から人への感染を予防する大きなポイントになります。

猫を病気に感染させない最大の方法は「完全室内飼育」にする   ということです。

最初に飼い始めたときに、駆虫してその後は完全室内飼育をすれば、猫への感染が防げます。(ただし人間が持ち込んで猫が感染してしまう場合はあります)

猫が感染していなければ、もちろん飼い猫から人間に移ることもありません。

 

猫を外に出して飼育すれば、いつどこで何を食べてしまうか、何に触ってしまうか分かりませんから、病気のリスクはかなり高くなります。

特にノミ・ダニ・寄生虫は外に出して飼っていると猫の感染する確率が上がることは明白ですね。

 

ペットショップから購入した場合も、一度は駆虫しましょう。

ペットショップに卸すブリーダーは、猫への愛情からではなくお金儲けのために猫を繁殖していること多いので、寄生虫や病気に感染していることもあるのです。

 

 


赤ちゃんの猫アレルギー

 

猫

 

なぜアレルギーになるか

 

赤ちゃんが猫アレルギーになるかどうかも気になるところでしょう。

アレルギーに関してはなぜ発症するのかよく分かっていない点も多いです。

 

予防としてなるべくアレルゲンになるようなものからは離すという考えと、幼いころから動物が身近にいたほうがアレルギーを発症しにくいという考え方があります。

日本人にアレルギーが多いのはきれい好きで、清潔にしすぎるからという意見もあるようです。

 

アレルゲンは唾液とフケ

 

猫アレルギーの原因を猫の毛だと思っている方は多いですが、実はアレルゲンになっているものの多くは「唾液」と「フケ」です。

アレルギーが出るかどうかは、猫と赤ちゃんが同居してみないと分からないのですが、アレルゲンになるものは猫だけではないので対策はしておいたほうがいいでしょう。

家の中の最も多いアレルゲンはハウスダストです。

 

アレルゲンをすべて取り除くのは不可能ですが、空気清浄機を使用するなどアレルゲンを減らすことはできますね。

近年の空気清浄機は高い性能がありますから、アレルゲンの低減だけでなく脱臭にも役に立ちます。

猫のトイレの近くに空気清浄機を置くと効果が高いです。

 

赤ちゃんがアレルギー症状を発症してしまったら、病院に行って診察を受けましょう。

医者によっては家に猫がいるというだけで「猫アレルギー」と簡単に言ってしまい、それを信じている人は多くいます。

しかし実際は、きちんと検査してみないとアレルゲンが何であるかは分かりません。

アレルギーの原因を突き止めなければ、対策もできませんから信頼できる小児科やアレルギー科を受診してください。

 

 

赤ちゃんが猫アレルギーを発症してしまったら

 

赤ちゃんが猫アレルギーを発症してしまったとしても、それまで一緒に暮らしてきた猫を簡単に手放すことは難しいですね。

対策によりアレルギーが軽減する、成長するにつれて治るというケースもありますので、まずはあらゆる対策をしてみてください。

赤ちゃんが猫アレルギーを発症したら下記を行うようにしてください。

 

部屋を分ける

 

赤ちゃんのいる部屋に猫が入らないように居住スペースを分けましょう。

 

空気清浄機を使用する

 

空気清浄機はかなりの効果を期待できます。

筆者は保護活動をしており、軽い猫アレルギーがある方に猫を譲渡したことがあるのですが、空気清浄機の導入で見事にアレルギーを抑えられています。

 

日本の空気清浄機は非常に優秀です。

さらに一緒に暮らしているうちにアレルギーがなくなってきたそうです。

 

掃除をこまめにする

 

猫のトイレやベッドなどを清潔にすることはもちろんですが、家の中の掃除もこまめに行いましょう。

その際、掃除機は手軽ですが、毛やフケ、ハウスダスト、家ダニの死骸などを舞い上がらせてしまうので、掃除機かける前にフロア掃除用のウエットシートなどで拭き掃除をしましょう。

 

猫の手入れをこまめにする

 

猫をブラッシングしたり、爪を切ってあげたり、猫の手入れをしてあげましょう。

ブラシは様々な種類が出ていますので、猫の被毛に合ったものを選んでください。

抜け毛をとるためにはスリッカーブラシ、シリコンブラシがおすすめ。

猫の体をペット用のウエットティッシュで拭きながらブラシをかけると毛の飛び散りが少ないです。

 

蒸しタオルなどで拭いてあげるのも効果的。

猫の毛もふわふわになりますよ。

 

 


赤ちゃんに猫が嫉妬する?

 

 

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嫉妬する可能性は低い

 

猫が赤ちゃんを傷つけるのではと心配になる方もいるでしょう。

確かに赤ちゃんにばかり愛情が注がれると、猫は寂しく思うかもしれませんが、激しい嫉妬や拒絶反応を示したという話は聞いたことがありません。

猫は群れではなく単独で暮らす動物ではありますが、それまでペットとして大切にされ愛情をかけてもらっていれば、ちゃんと自分より弱いものを思いやる心と余裕を持っています。

 

筆者は何度も 子猫 を保護していますが、大人の猫は子猫に対して寛容ですし、手がかかる子猫に多くの時間を割いても大人の猫たちはそれに対して嫉妬したり怒りを見せたりという行動は見られません。

人間の赤ちゃんに対してもほぼ同じです。

 

猫と人間の関係は親子関係に似ていると言われます。

飼い主は猫にとっては主人ではなく、世話をして甘やかしてくれる親のように感じているということです。

自分より弱く小さいものに対しても、猫は自分を親の立場のように感じる場合が少なくないのではないでしょうか。

 

子猫が新しく家族になるとそれまでやんちゃだった先住猫がとたんに大人びた行動をとるようになることがあります。

これは、子猫に対してだけではなく、人の赤ちゃんに対しても発揮されることがあるのです。

 

筆者の知り合いのやんちゃだった飼い猫は、赤ちゃんが初めて家に来たときから、あまりやんちゃをしなくなり、赤ちゃんを大人しく見守るようになったそうです。

猫が飼い主の赤ちゃんを犬から身を挺して守ったという話もありました。

 

 

筆者のこれまでの経験から、猫が赤ちゃんに嫉妬して傷つける可能性はかなり低いと思っています。

ただ、やはり飼い主さんの愛情が全く自分に向けられなくなればストレスも感じるでしょうし、寂しいでしょう。

赤ちゃんのお世話が大変だと思いますが、1日の15分~20分程度でも構わないので、一緒に遊んであげたりスキンシップしてあげてください。

 

オスは去勢しておいたほうがいい

 

ペットとして食べ物に困らず、愛情を受けて暮らしている猫は子猫など自分より弱い者に対して寛容です。

しかし、去勢されていないオス猫は子猫を殺してしまうときがあります。

去勢されていないと縄張り意識も強く、マーキングなどの行動にも出ます。

オス猫は去勢しておいたほうがいいでしょう。

去勢すると太りやすくなる子もいますが、それ以外のデメリットはほぼありません。

 

複数で飼う

 

猫もひとりっこで育った子と、兄弟などほかの猫と一緒に暮らしている子とでは、他者の受け入れ方が違う場合があります。

長く一人っ子でいると、ほかの存在を受け入れるのに時間がかかるときがあるのです。

 

また、兄妹猫など複数で飼育していると、飼い主さんがかまってあげる時間があまりなくても、猫同士で遊んだり猫団子したりできます。

猫の順応力を養い、寂しい思いを少なくするためにも複数飼育は効果的。

特に血のつながった兄妹はたいてい生涯、仲がいいのでおすすめです。

 

多党飼育をすると猫が運動会を開催することがありますが、運動会の最中は人間も踏み石くらいにしか感じていないのではと思うエキサイトぶりです。

運動会は早朝や夜に開催されることが多いので、その時間帯は猫と赤ちゃんのいる部屋を分けておく、ベビーベッドがある部屋に入れないなどの対策をしてください。

 

赤ちゃんの匂いに慣れさせる

 

猫は知らない場所や知らない人が苦手。

赤ちゃんが生まれたら、匂いが付いたタオルなどをあらかじめ嗅がせておき、新しい匂いに慣れさせておきましょう。

赤ちゃんの泣き声などを録音しておいて、聴かせておいてもいいですね。

 

 

猫と赤ちゃんの生活の注意点

 

猫と赤ちゃん
Photo credit:  DanJLove  on  Visual Hunt  /  CC BY-NC

 

猫と赤ちゃんだけにしない

 

どんなにおとなしく、おりこうな猫であっても赤ちゃんと猫だけにしておいてはいけません。

猫は猫ですし、赤ちゃんはまだ道理が分からないので、猫のしっぽや耳をつかむなど乱暴なことをしてしまうかもしれません。

思わず猫が反撃してしまったりしたら大変です。

必ず大人が一緒のときに、猫に赤ちゃんを会せましょう。

 

猫が思わぬけがを赤ちゃんにさせてしまわないように、爪も切っておくといいですね。

爪には血管が通っていて、痛い思いをすると二度と切らせなくなるので自宅で切る際は注意してください。

 

※合わせて読みたい:  猫の爪のお手入れはどうする?猫の爪とぎ、猫用の爪切り、猫の爪の切り方などを解説

 

トイレや食事場所の管理をしっかりする

 

赤ちゃんはいろいろなものを口に入れてしまいます。

猫のトイレや食器に触れてしまわないように注意しましょう。

ベビーフェンスなどを使用するといいですね。

 

猫の安心できる所を用意する

 

猫

 

猫がストレスを感じないように、猫だけの安心できる場所を用意してあげましょう。

赤ちゃんが動き回れるようになったときに、猫がしつこく構われるのを避けられる場所があることはとても大切です。

キャットタワー などを活用するといいでしょう。

ときどき、赤ちゃんが猫を追い掛け回すのを放置している方がいますが、猫が赤ちゃんを嫌いになってしまいますし大変なストレスですから絶対にやめましょう。

 

猫への愛情を忘れずに

 

猫好きの人に人気の絵本「ねえ だっこして」。

ある日、突然家に赤ちゃんがやってきた猫の気持ちが描かれた本です。

 

 

自分だけのものだったお母さんのおひざは、生まれたばかりの赤ちゃんものになってしまいます。

寂しさを感じながらもがまんする猫。

そんな猫をお母さんが抱きしめ、赤ちゃんをお父さんが抱っこしてあげる家族の姿に筆者も涙してしまいました。

赤ちゃんが生まれたときの猫の気持ちや、猫との関係性を考えさせてくれる絵本だと思います。

 

猫はとても寛容な生き物だと思いますが、喜びや寂しさを感じる心も持っています。

赤ちゃんが生まれても、猫への愛情を示してあげることも忘れないでほしいと思います。

 

 


どうしても猫と赤ちゃんの同居が難しくなったら

 

子供ができたという理由でペットを手放す人は残念ながらいますが、余程のことがない限り赤ちゃんが生まれるからと猫を手放す必要はないことはこれまでの説明で分かっていただけたかと思います。

しかし、妊娠出産によるホルモンバランスの変化や、赤ちゃんの世話に追われて猫の世話ができないなど、大きな負担に思ってしまう場合もあるかもしれません。

事前にパートナーや家族と家事やペットの世話の分担などを決めておくといいですね。

どうしても猫を負担に思ってしまい、イライラしてしまうときは家族に預かってもらう、ペットシッターに世話を依頼するなどする方法もあることを覚えておきましょう。

 

 

赤ちゃんが猫と暮らすことで学ぶこと

 

 

A post shared by KOJIRO こじ (@maikocat1216) on

 

赤ちゃんがいると猫の世話までするのは大変だと思うこともあるかもしれません。

ただ、猫はいてくれるだけで癒しになる存在。

遊んだりのんびりしたりしている姿を見るだけで幸せになれていたはずです。

 

産後の大変の時期にも猫は癒しになってくれるかもしれません。

ペットをなでると血圧や心拍数が安定するという研究結果もあるほどです。

 

猫は赤ちゃんにもいい影響を与えてくれるでしょう。

生きているぬくもりや、一緒に遊ぶ楽しさ、他者に優しくすることなどたくさんのことを教えてくれます。

 

そして、猫はどうしても人間より先に命を終えてしまいます。

それがとても悲しいことであること、命は失われたら戻ってこないこと、そして命が大切であることも教えてくれるでしょう。

それを経験した赤ちゃんは、優しく心豊かな人間に成長できるのではないでしょうか。

 

猫と赤ちゃんの同居には気を付けるべき点がありますが、それはそんなに実行が難しいことではありません。

リスクに対する対処を知っていれば防ぐことができます。

何よりも猫と暮らすことは、赤ちゃんにとって「いいこと」がたくさんあるということを心に留めておいて欲しいと思います。

 

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