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一度猫を飼い始めると、猫のいない生活なんて考えられなくなってしまいますよね。
それでも、いつかお別れの日がやってくるのはわかっているから、寿命がどのくらいなのか気になるところです。
これから猫を飼う方には、長く一緒にいてくれる猫をどうやって選んだらいいのかも大切なポイントでしょう。
もう猫を飼っている方は、健康で長生きするようにお世話したいですね。
飼い猫の平均寿命は現在17歳以上にまで延びています。
そのうち室内のみで飼っている猫の場合は約16歳以上。
家の外を自由に歩き回っている猫の平均寿命は約14歳。
対して、野良猫は約4歳と言われています。
ギネスブックによると、飼い猫の長寿世界記録は何と38歳!
アメリカのテキサス州で飼われていました。
2005年に亡くなりましたが、その記録は未だに破られていません。
生後1カ月の子猫は、人間で言うと1歳ぐらい。
1歳の猫は人間の17歳から18歳くらい。
10歳でまだまだ人間の55歳から56歳くらいですが、16歳になると人間でいえば80歳以上になります。
もちろん、人間と同じように、猫にも個体差があります。
血統書付きの猫は弱いとよく言われます。
環境や育て方によってかなりの違いが出てきますが、一般的には、 雑種猫 (ミックス猫)の方が長生きしてくれる傾向があるようです。
純血種の猫はその種の特色を出すために、近親交配とまでいかなくとも血が濃くなってしまっている可能性があります。
その種に特有のかかりやすい病気もあります。
ただ、予めどんな病気にかかりやすいかわかっているので、定期的なチェックと早期発見で対応することができます。
Petpedia では猫の種類ごとに、一般的にかかりやすい病気も解説しているので参考になさってください。
また、雑種だから放っておいても長生きするというわけではありません。
日ごろからよく観察し、何か変だなと思ったら、早めにお医者さんに診てもらうことが大切です。
オスとメスでは、やはり個体差はありますが、メスの方が長生きするようです。
オスは縄張り争いやケンカで傷つくことがあります。
また、特に年齢を重ねたオスは、泌尿器系の病気にかかりやすいようです。
これらの条件に合ったブリーダーやショップであれば、知識が豊富で猫を大切にしているといえるでしょう。
以上の点をチェックします。
お迎えした猫に異常があれば、すぐにお医者さんに連れて行きましょう。
幼い猫は手間もかかるので、あまり時間がない方は、成長したネコをお迎えするのも手です。
また、毛の長い猫はブラッシングに時間がかかることも知っておきましょう。
野良猫をお迎えした場合は、まずは動物病院へ。
キャリーケースに入れて連れて行きます。
順番が来るまで、ケースに入れたまま待ちましょう。
時折見かける迷い猫のポスター。
大切な猫を無くした飼い主さんのことを思うと、心が痛みますね。
探している猫は、今どうしているのでしょう。
誰かが保護してくれているのでしょうか。
それとも事故に・・・
帰ってくる場合でも、外でケガをすることは多いようです。
猫を外に出さないのはかわいそう?
でも今は、室内猫用の遊具や運動具も揃っています。
飼い主さんと遊ぶことでも、猫のストレスは解消されます。
長く一緒にいてもらいたいと思ったら、やはり室内飼いです。
家の中は狭いと思うかもしれませんが、猫に必要なのは広さよりも高低差。
キャットタワー などで、よじ登って遊べるように工夫しましょう。
全てのペット、どころか人間にもあてはまることですが、食事と運動のバランスはとても重要。
猫が欲しがるだけ餌を与えていると、食べすぎになるので要注意。
キャットフード を与えるときは、年齢にふさわしいものを与えることも大切です。
必要なカロリーは、年齢、体重、種類などによって異なります。
餌の鮮度にも気を配りましょう。
新鮮な水も必要です。
水置き場を複数設置すると、しっかり水を飲んでくれるようです。
猫もストレスから病気になることがあります。
猫はたくさん眠ることで健康を保っています。
寝たいときに寝たいだけ寝られる環境を作ってあげましょう。
清潔なトイレを自由に使えることも重要です。
猫がトイレ以外の場所で排泄してしまうのには理由があることが多いようです。
多頭飼いの場合、トイレは猫の数だけ用意しましょう。
環境の変化、懐いていた人がいなくなる、家族が増えるなどといったことも猫にとってはストレスになります。
だからといって、引っ越しやリフォーム、結婚をやめるわけにはいきませんよね。
猫が少しづつ慣れることができるよう、飼い主さんがフォローしてあげましょう。
安心できる隠れ場所を確保するだけでもショックは和らぎます。
懐いていた人がいなくなる場合は、予め少しづつ不在に慣れさせてください。
猫が年を取ったら、急激な環境の変化は避けるのが賢明です。
新しく猫をお迎えするのも控えた方がいいでしょう。
遊んであげるのも大事ですが、いやがる様子を見せたらそっとしておきましょう。
逃げるのにカメラで追うのは厳禁です。
また、フラッシュは使わないこと。
窓の外に他の猫が見えるだけでストレスを感じる猫もいます。
家の中に入って来られないとわかれば安心します。
多頭飼いの場合、新しい猫をお迎えする時には、いきなりのご対面は避けましょう。
まずは別の部屋に置いて匂いや声に慣れさせ、次いでケージ越しに対面させましょう。
猫は体調が悪いのを隠す傾向があるので、飼い主さんが気づいた時は、病状が進んでしまっていることも。
それを避けるには、定期的な健康診断が一番です。
必要な予防接種も欠かせません。
普段から信頼できる獣医さんを見つけておきましょう。
費用が心配なら、ペット保険の加入も検討するといいでしょう。
去勢・避妊手術には、猫の健康にとってメリットとデメリットがあります。
オスの場合、去勢手術をすれば、他のオス猫との争いでケガをしたり病気を移されたりする危険が減ります。
発情期に家の中にオシッコを掛けたり、大声で鳴くなど、飼い主さんが困る行動もぐんと減ります。
手術直後は泌尿器系の病気に気を付ける必要があるようです。
メスの場合、避妊手術をすることで、生殖器系の病気にかかるリスクがぐんと減ります。
オスもメスも術後は基礎代謝が減るので、餌の量や運動量に飼い主さんが気を配ってあげればいいでしょう。
画鋲や針、輪ゴム、紐、布、洗剤や消毒薬など、猫が食べてはいけないものは、いつもきちんと片づけておくようにしましょう。
人には害がないもので、猫には危険な食べ物があります。
ネギ類、ブドウ、チョコレート、貝類、骨付きの魚や肉、イカ、タコ、カニ、エビなどは猫の健康を害する恐れが。
与えないようにしましょう。
チューリップ、ユリ、スズラン、アサガオ、アロエ、ポトス、アイビー、ポインセチアなどを猫が食べると、消化不良の他、呼吸困難や心臓麻痺を起こすことも。
猫の手の届くところに置かないよう気を付けましょう。
猫は毛玉を吐くためなど、植物を食べるのが必要なときもあります。
猫草を用意しておきましょう。
猫草はイネ科の植物で、猫が食べても安全です。
万が一猫が食べてはいけないものを食べてしまったときは、冷静に対処しましょう。
飼い主さんが大声を挙げたりすると、猫がパニックに陥ることもあります。
すぐに動物病院に電話して指示を仰ぎましょう。
病院に連れて行くとき暴れるようであれば、バスタオルでくるむと落ち着くことが多いです。
大切な猫ちゃんに長生きしてもらうために何よりも大切なのは、飼い主さんが注意深く見守ること。
毎日よく観察していれば異変にも気づきやすいし、猫ちゃんがどうしてほしいかもわかるはず。
それでも、思いがけないことが起こることもあります。
猫ちゃんが健康なうちに、信頼できるお医者さんを見つけておくといいですね。
あなたと猫ちゃんの暮らしがハッピーでありますように。
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最終更新日 : 2021/05/19
公開日 : 2017/08/21