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生後一ヶ月前後ペットショップでは売られていない時期から育てる経験ができる
筆者の家には3匹の雑種猫がいます。
ある日突然、全く無知な状態で 子猫 2匹を引き取ったことが始まりです。
筆者と同じような境遇の方は多いと思います。
今まで猫を飼っていなくても、急に引き取ることになった…
そういった際には血統書付きや純血の猫であることは少なく、多くが雑種の猫ちゃんになります。
逆に雑種猫がペットショップで売られていることは少ないですね。
この記事では雑種猫の見分け方や特徴を解説して、捨て猫や保護猫を引き取った、あるいはこれから引き取ろうと考えてらっしゃる方が知っておきたい情報をご紹介できればと思います。
まずは基本である種類から解説していきたいと思います。
猫の種類 は大きくわけて雑種か純血種の2種類に分かれます。
前者の雑種とは種類ではなく、様々な血の混血から生まれた子を言います。
三毛猫 やサバトラなど模様で呼ばれることも多いようです。
後者の純血種とは両親とも同猫種の親から生まれた子。
その証明書となる血統書が付いています。
ペットショップや、ブリーダーさんの元で販売されている子に雑種はほとんどいません。
最近ではミックス猫と呼ばれる純血種の子と他種類の純血種の子を親に持つ子も人気が出てきていますが、これは雑種とは少し異なります。
一般的にはお金を出して買う猫が純血種とミックス猫。
捨て猫や保護猫はほぼ雑種です。
雑種猫の特徴は何と言ってもオンリーワンなところ!
ペットショップで売られている猫ちゃんは、個体差はもちろんあるとはいえ、しっかりとした計画の上でブリードされていることが多いです。
そのため、"一般的に好ましいとされる形質"が色濃く出ていることが多く、雑種猫と比べるとどうしても個体差は少なくなります。
最近SNSで話題の、個展まで開催している大活躍の くまお さんも元野良猫の保護猫です。
山育ちで病気が原因で人間に保護されたその生い立ちと、逞しさの中に漂う哀愁のあるルックス。
猫とは思えないそのオンリーワンな風貌に釘付けになるファンの方が多いようです。
看板猫さんなどもお顔を拝見するとほぼ雑種。
他の猫とかぶらない風貌と一匹狼のような逞しさと出処のわからないルーツが、人を惹きつける雑種猫の魅力かもしれません。
また雑種猫を飼うことを検討されている方向けに、雑種猫のメリットを改めて洗い出すと以下となります。
ただし、予防接種や避妊・去勢手術には費用が掛かります。
捨て猫には生後間もない子猫も多く含まれます。
一般的に異なる血を掛け合わせている為、遺伝性疾患が少なく病気に強いと言われています。
保護された時点で生き残っていた子は生命力が強いとも考えられますね。
初心者がまだ体温調節もできない子猫を飼う場合、姉妹が揃っていることは猫にとっても人間にとっても良い環境と言えます。
瞳の色から体格、毛の模様など様々な点で成猫の姿が想像できない為、成長過程から目が離せない魅力があります。
生まれた時は白色→クリーム色→斑点→最終的に三毛猫になるなど極端な例もあります。
捨て猫や保護猫には雑種が多いことは既にご説明した通りです。
ここでは少し寄り道して、捨て猫や保護猫が多く生まれてしまう背景をご説明出来ればと思います。
まず、子猫が保護される理由は大まかに3つあります。
いずれにせよ子猫が保護される時は、人間が面倒を見ない限り死んでしまう状況で保護されます。
3に関しては人間の身勝手により引き起こされるわけですが、猫を捨てる理由の一つに「雌猫の出産ペースが多くの人が思っているよりも早い」ということが挙げられます。
雑種猫自体に問題があるわけではありませんが、多くの雑種猫は管理されない状態で生まれてきた結果、捨てられたり保護されたりしていることも事実です。
産まれて来た猫の面倒を見切れない…ということにならないように、 猫 を飼う方は猫の出産ペースに関しても知っておく必要があります。
個体数にもよりますが、猫は1年間に2~3回発情し、一度の出産で3~6匹の子猫を産みます。
生後半年頃から出産可能で、10歳前後まで子供を産み続ける猫もいるようです。
一度に5匹出産したとして計3回で1年間に15匹。
余程猫を飼うのに適した環境と経済的余裕がない限り面倒を見切れる数ではありませんね。
運よく引き取ってくれる人が見つからない場合は、無責任ながら道端に猫を捨ててしまう人が出てくるのも想像がつきます。
こういった問題を避けるためにも、今以上の猫を飼う余裕がない方は室内飼いを徹底して雄猫との接触を避けるか、猫に不妊・去勢手術を受けさせる必要があります。
ちなみにお住まいの地域によっては 猫の不妊・去勢手術費助成制度 があります。
飼い主のいる猫といない猫で助成金が違いますが、一般的には保護猫の方が高く設定されていることが多いです。
多くの方は偶然捨てられている猫を拾ったり、知り合いの方から引き受けることで雑種猫と出会うと思います。
しかし、魅力的な雑種猫を是非飼いたい!と言う方向けに他の方法もご紹介します。
譲渡会を開催している場合、子猫の 里親 募集はほぼ定期的に行われています。
譲渡会の後はトライアルなど定期的に連絡を取るので、地域の猫専門家のようなボランティアさんとの繋がりが持て、引き取った後も何かと心強いパイプが持てます。
動物病院にはよく張り紙があります。
張り紙がない場合でも子猫の里親募集を行っていないか聞いてみると、新しい情報が得られるかもしれません。
筆者はこのサイトを利用して3匹目を迎えました。
全国展開している里親募集のサイトです。
猫以外にもたくさんの動物がいます。
最終更新日 : 2022/05/18
公開日 : 2016/11/12