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一般的に多く見かけられる柴犬は赤(茶色)の被毛ですが、他にも黒、白、胡麻の被毛があります。
黒柴はときどき見かけるようになったものの、白や胡麻は数が少ないように思えます。
そんな柴犬の価格は、毛色によって異なってきます。
赤:約8〜20万円
黒:約15〜20万円
胡麻:約15〜20万円
白:約15〜23万円
柴犬はどこで手に入れればいいのでしょうか。
柴犬は人気犬種なので、ペットショップでもよく見受けられますし、専門のブリーダーもいます。
引き取るにあたって親犬の健康状態や衛生状態、親兄弟とどれほど一緒に過ごせたかなどの育った環境を事前に把握するのは大切です。
なぜなら、その環境が柴犬の性格や健康に大きく影響してくるからです。
価格が安いという理由だけで購入を決めた結果、寄生虫がいた、すぐに病気になってしまったということは珍しいことではありません。
どこから柴犬を入手するかをよく検討しましょう。
犬のケージに排泄物が放置されている、匂いがするなどの様子が見られる場合、衛生面に問題があることが考えられます。
犬がたくさんいても匂いがするのは当たり前ではなく、毎日掃除をして消毒をしていれば気になるような臭いは特にしません。
また、衛生面にお金をかけないということは犬の健康管理も不十分である可能性があります。
任意のワクチンの接種、寄生虫感染予防などの必要な措置を行っていないと、子犬の健康状態に悪影響を及ぼします。
筆者の知人があるペットショップから子犬を購入したところ、感染症にかかっており、治療を施しましたが助かりませんでした。
そのペットショップでは排泄物が放置され、臭いがしていたそうです。
欧米では、生後2カ月を経過する以前の子犬の販売は違法とされているところが多いです。
ペット大国のイギリスにおいては、生後半年以下の子犬を販売してはならないという法律が制定されました。
日本でも生後48週以下の販売を禁止していますが、中には生後2か月以下で販売しているところも存在します。
最低限、生後2カ月まで親子兄妹と一緒に過ごすことができないと、健康面でも性格の面でも問題が発生しやすくなる傾向にあります。
子育てを母犬以上に上手く行えるものはいませんし、通常であれば親子兄妹で過ごすことにより社会性も学べます。
柴犬を飼いたいと考えている人の中には、手のひらに乗るような小さい子犬を希望する人は珍しくありません。
ただ、その後の長い犬生のことを考えれば、幼いころに親子兄妹と過ごすことは大切なことです。
そういう面にもきちんと配慮しているところから柴犬を購入するようにしましょう。
柴犬の購入はブリーダーからがおすすめです。
ただし、日本の動物愛護の法律は緩いために、悪質なブリーダーも多く存在しています。
悪質な子犬工場が摘発されたというニュースを、過去に聞いたことのある人もいるかもしれません。
摘発までされるのはごく一部で、悪質ブリーダー問題は氷山の一角です。
劣悪な環境で犬を飼育しているようなブリーダーを根絶するためには法整備はもちろんのこと、そのような場所から子犬を購入しないことが肝心です。
柴犬を愛して大事に扱っている良心的なブリーダーから購入するようにしましょう。
そのためには、下記のような項目をチェックすることをおすすめします。
良いブリーダーから健康な柴犬を手に入れるためには、ブリーダーを訪問して確認することも大切です。
どんなにホームページが立派でも、実際に行ってみたら悪臭がする場所だったということも時にはあるでしょう。
また、完全に利益重視で犬に手をかけておらず、人間に対する信頼がなっていない場合もあります。
親子兄妹で育つことは大切ですが、人間に大事にしてもらえたかどうかという経験もその後の犬の性格に大きく作用してきます。
ブリーダーを訪問したらチェックしたいことがいくつかあります。
実際にブリーダーを訪問し、犬の様子を観察して気になることは質問してみましょう。
もし柴犬を飼っている知人がいれば、ブリーダーを紹介してもらってもいいですね。
ブリーダーのインターネットの口コミはサクラの可能性もあるため、実際にそこから犬を購入したことがある人に意見を聞けるとよりいいでしょう。
※合わせて読みたい: 信頼出来るブリーダーとは?ドッグブリーダーになりたい方へブリーダーの心得や仕事内容を解説
柴犬は人気犬種であるため遺棄されてしまう子も多く、保護犬として新しい飼い主さんを募集していることがあります。
保護犬は血統書が付いていない場合があるのですが、そういう点を気にしないということであれば、保護犬という選択肢も考えて頂きたいです。
子犬の時だけ可愛がり、大きくなって育てるのが大変になったら捨てるという飼い主も残念ながらいるため、保護犬は成犬が多いのですが、成犬でも十分懐きますし、しつけも可能です。
興味がある場合は、里親募集掲示板で探してみてください。
保護犬は最低一度は捨てられた経験をしており、二度とそのような目にあわせないために譲渡条件が設定されています。
また、譲渡するまでにかかった経費の一部の費用負担を求められることもあります。
これは、保護活動をしている者が保護活動を続けていくためでもありますので、これらのことも踏まえて里親募集に応募してみてください。
※合わせて読みたい: 犬の里親になるには?犬を里親として譲り受ける方法と注意点
柴犬は、とても日本犬らしい性格をしていて、警戒心が強く誰にでもフレンドリーなわけではありません。
しかし、飼い主に対してはとても忠実です。
また、家族に対しても深い愛情を抱きます。
かつて猟犬としても使用されていたため、独立心が強く、自己判断能力にも優れています。
八つ当たりをされたり理不尽な扱いを受けると、飼い主さんに従わなくなってしまうこともあるのでご注意ください。
柴犬は賢く飼い主に忠実な性格なので、しつけはそれほど難しくありません。
ただ、飼い主がリーダーとして頼りないと判断したり、柴犬に対して理不尽な態度をとったりすると信頼しなくなってしまいます。
柴犬に対するコマンドは分かりやすい言葉を選び、いつも同じ言葉を使用するようにし、飼い主の意思が柴犬に伝わりやいようにしましょう。
イライラすることがあってもそれを犬にぶつけてはいけませんし、犬を叱らなければならない際も、怒鳴ったり暴力をふるったりせずに冷静に威厳をもって叱ることが大切です。
暴力を振るわれたりすると、自分を守るために攻撃的な態度をとることもあるのでやめましょう。
犬の正しい扱いやしつけの仕方に自信がないときは、犬のしつけ教室を利用するのも一つの手です。
犬だけを預けるのではなく、飼い主さんと一緒に参加できるものがおすすめです。
※合わせて読みたい: 犬のしつけをマスター!愛犬のしつけ方や正しい飼い方を把握しよう
柴犬は警戒心が強い面があります。
かつては番犬として、警戒心が強い面は長所でもありましたが、現在の日本では警戒心が強すぎると人間社会で暮らしにくくなってしまいます。
番犬として飼いたい人はあまりいないでしょうし、吠えやすいと近所迷惑にもなりかねません。
無駄吠えをしないようにしつけをするとともに、あまり警戒心が強くならないよう社会化を促進しましょう。
公園のような犬が行ける場所に連れ出して、他の人や犬と出会わせてあげてください。
他の人や犬の存在に慣れて、コミュニケーションを取れるようにしましょう。
筆者の愛犬は柴犬ですが、誰にも吠えませんし、他の人や犬に対してもフレンドリーにふるまうことができます。
チャイムが鳴って誰かが来ると、おやつをもらったり遊んでもらったりするという経験を積み、来訪者に対する警戒心が薄れるようになりました。
また、たくさん他の犬とも出会っているので、相手が攻撃的でない限り、攻撃的な態度に出ることはほぼありません。
警戒心が強いと言われている柴犬でも、しつけ次第ではフレンドリーな犬にすることも可能です。
柴犬は古くから日本にいる犬で、かつては外で飼われていることが多かったですが、できれば室内飼育をしてあげましょう。
日本の気候は以前とはずいぶん変わってきていて、夏の暑さはほとんど亜熱帯並の気候です。
暑さに弱い犬は、日本の高温で湿度が高い気候は命取りになることがあります。
クーラーで温度や湿度を管理してあげるようにしましょう。
また、犬は飼い主と一緒にいることに幸せを感じる動物です。
外で飼育すると、1日のうちで犬と触れ合う時間は必然的に少なくなってしまいます。
室内飼育をすれば一緒に過ごす時間が多くなり、犬との絆が深まりますし、犬も幸せな気持ちで毎日を過ごすことができるようになることでしょう。
柴犬は活発な犬です。
毎日の 散歩 はもちろんのこと、ときどき ドッグラン で運動させてあげましょう。
運動不足は、無駄吠えや破壊などの問題行動の原因となります。
外で十分運動ができれば、犬は室内では大人しくしていられます。
柴犬は人気の 犬種 なので、手に入れるのは難しくありませんが、どこから手に入れるかは入念に検討する必要があるでしょう。
購入する際の予算も大事な点ですが、どんな環境で育ってきたかも重要な要素です。
その場の思い付きで柴犬を飼うのではなく、最後まで飼育できるか、面倒を見る時間はあるかなどよく考えた上で家族に迎えてあげてください。
※合わせて読みたい: 柴犬の性格、毛色、大きさ、飼い方
公開日 : 2018/10/09