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イルカとはどのような生き物?イルカの生態や特徴、種類について解説。






水族館のマスコット的存在である「イルカ」。
イルカショーが行われるとなると、大勢のお客さんが集まってきます。

見た目の可愛らしさ、知能の高さ、穏やかそうな性格。
これらのイメージのおかげか、小さな子供から年配の方まで、老若男女問わず幅広く愛されています。
水族館によってはイルカと握手や餌やり体験も人気のアクティビティです。

今回はイルカの名前の由来から意外と知られていない生態に歴史まで、イルカに関する様々な情報を解説します。
合わせて、貴重な種類のイルカに会うことが出来る場所もお伝えします。

【目次】イルカとはどのような生き物?イルカの生態や特徴、種類について解説。

 

イルカとは

イルカの名前について

イルカとクジラは同じ生き物

イルカの先祖はカバ?

イルカの特徴

イルカの呼吸

イルカの口の中

イルカの目

イルカの耳

イルカの皮膚

抜群の新陳代謝力

イルカの生態

肉食

群れで行動する

イルカの繁殖・出産

イルカの子育て

イルカの寿命

高い知能とコミュニケーション能力

コミュニケーション能力の高さ

コミュニケーション能力が高いからこそ起こる弊害

イルカの種類

マイルカ科

ネズミイルカ科

カワイルカ上科

その他の種類のイルカ

イルカはすごい!そして可愛い

 

 


イルカとは

 

イルカ

 

馴染みのある生き物のようで、実はあまり詳しく生態が知られていないイルカ。

まずはイルカがどのような生物なのか、基本的な情報からお伝えします。

 

イルカの名前について

 

イルカは英語では「dolphin」と表記します。

漢字で表記する場合は「海豚」か「鯆」のように書きます。

 

イルカという名前の由来には諸説あります。

イルカの名前の由来を紐解くため歴史を遡ると、縄文時代にまで及びます。

その頃のイルカは食用として扱われており、このことが名前の由来に大きく関係しています。

 

「イル」は魚を意味する「イヲ」が変化したもので、「カ」は食用の獣であることを意味していました。

語源的には「イヲカ」がいつしか「イルカ」と変化していったことになります。

多くある説の中で、これが最も有力な説ではないかと言われています。

 

その他にもイルカの名前の由来や語源は、このような元の言葉が変化したものが多く存在します。

イルカのことを「ユリカ」と呼ぶ地域があり、これは「行く」という意味を持つ「ユルキ」が変化したものだという説。

他には、入り江によく入ってくることから「入る江(イルエ)」が「イルカ」に。

海面から頭を出してみたり潜ったりする姿を「入り浮く(イリウク)」とし、これが「イルカ」に。

 

少々血生臭い説もあります。

食用として扱われていたイルカの漁を行う際、イルカの血液が大量に流れだし海面を覆いました。

この大量の血液のせいで辺り一面血の香りが漂います。

これが「血臭(チノカ)」と呼ばれたことが語源であるとも言われています。

 

イルカとクジラは同じ生き物

 

実はイルカとクジラは、大きさの違いだけで生物分類上では大差はないと言われています。

逆にハクジラとヒゲクジラのように、同じクジラのカテゴリーに入るものが異なる生態を持っていることもあります。

ただ、英語表記でも「dolphin(イルカ)」と「whale(クジラ)」のようにきちんと区別をつけていることから、イルカとクジラは別のカテゴリーに属するものとして認識されています。

 

それでは、どこでイルカとクジラを区別するのか。

それは個体の大きさがポイントとなります。

生体の体長が4mを超えると、イルカではなくクジラとして扱われます。

 

しかし例外はあり、イルカやクジラの種類によってはこの体長での区別は適用されないこともあります。

クジラでも小型の種となる「マッコウクジラ」や「ゴンドウクジラ」は、4m未満の個体が一般的ですがイルカではありません。

 

「ゴンドウクジラ」は名前に「クジラ」の文字が入っているにも関わらず、マイルカ科に属しているため稀にイルカとして扱われる場合もあります。

逆に「シロイルカ」は名前にイルカの文字が入っていますが、成体の体長は5m以上にもなり、クジラにはカテゴリーされないのです。

 

余談になりますが、実はここに「シャチ」も加わることはご存知でしょうか。

「シャチ」もイルカの仲間であり、イルカの先祖であるとも言われています。

つまり、イルカもシャチもクジラの仲間ということになるのです。

 

イルカの先祖はカバ?

 

先ほどイルカの先祖はシャチであるという説が出ましたが、イルカの完全なるルーツは実は明確になっていません。

一説によるとイルカは「メソニクス目」が祖先ではないかと言われています。

 

「メソニクス目」とは絶滅した哺乳類の系統で中~大型の肉食動物。

この中の生物には4つ足歩行をしていたものが多く存在します。

このことにより、カバやウシが進化したものがイルカではないかと言われているのです。

 

しかし、その「メソニクス目」がどのようにして水中の生活に適応すべく進化していったのかは、誰も明示することができていません。

クジラやイルカの起源に関してはいまだ解けることのない、哺乳類の進化史上最大の謎だと言われています。

 

 

イルカの特徴

 

イルカ

 

ここからは、イルカの特徴についてお話ししましょう。

体の大きさは全長が約1.3~10m程度、重さは30~300kgと、サイズには個体差があります。

 

イルカの大半は海に生息していますが、「カワイルカ」のような淡水の川に生息するイルカも存在します。

河口付近の淡水と海水が混じり合うエリアを行き来して生活している種もいます。

体の色はグレーやブラックに近いものが主ですが、種によってはホワイトやピンク色をしたイルカもいるのです。

 

体の形は「紡錘形(ぼうすいけい)」と呼ばれる円柱状をしており、中央の部分が太く、両端に行くほど細くなっていきます。

背中には三角形(または鎌形)の背びれのあるものが多いのですが、種類によっては背びれがほぼないものもいます。

尻尾の一番端に尾びれがあり、この尾びれを上下に動かして水中の中で泳ぎます。

 

4つ足歩行の動物の「前足」にあたる位置に「胸びれ」があります。

「後足」に当たる部分は長い時間を経て退化してしまっているため、体内にその骨の名残がわずかに残っている程度です。

珍しいものでは、平成18年に腹にひれのあるイルカも発見されています。

 

イルカの呼吸

 

イルカは海洋生物でありながら「肺呼吸」を行う珍しい種であることは有名です。

頭頂部にある独立した噴気孔を使い、肺呼吸を行います。

 

ちなみに、この噴気孔はイルカにとって「鼻」にあたります。

一見穴は1つしかないように見えますが、実はその中では穴が2つに分かれています。

 

鼻の中にある「鼻道(びどう)」の中に「気嚢(きのう)」という空気が入る袋状の物があり、それを使い音を出します。

イルカには声帯がありませんので、鳴き声ではなくあくまでも「音」を発しているのです。

 

イルカは海洋生物として水の中で生息しているのに、なぜ肺呼吸なのか。

哺乳類であることから肺呼吸となってしまったイルカは、息継ぎの度に水面に上がってこなくてはなりません。

この辺りが、実はイルカは陸上で生活していたのではないかと言われる所以なのです。

 

陸上で生活していたイルカの祖先は、やがて水中に適応するための進化を遂げます。

しかし、呼吸器の仕組みだけは肺呼吸のままなのです。

なぜ呼吸器だけが水中生活に適応するように進化しなかったかも依然謎のままです。

 

イルカの口の中

 

大きく口を開くと見える円錐形の尖った歯は、上下合わせておよそ80本程度生えています。

イルカの歯は人間と同じように、乳歯から永久歯へと成長し、永久歯が抜けてしまうともう生えてくることはありません。

 

歯の数自体は最初は少なく、成長に伴い少しずつ数が増えていきます。

肉食のイルカですが、食料となる魚類を噛み砕いて食べるようなことはしないため、虫歯になりにくいと言われています。

 

イルカの目

 

イルカの目は、水中でこそ威力を発揮すると言われています。

海面に上がっているときよりも水中のほうがよく見えているのは、水の中で生活していくための進化の一つです。

進化した視力には色彩感覚もあるようで、基本的に物を確かめたり確認するのは目からの情報で行っています。

 

しかし、水面に出てしまうと水の中程の視力は無く、ぼんやりとした状態で見えています。

人間が水の中で目を開けた時のようなぼんやり感だと思ってください。

 

ただ、イルカは人間が出すハンドサインを理解して行動します。

そう考えると、水面に出てもそれなりの視力はあると考えられます。

 

イルカの耳

 

イルカの耳は一般的な動物におけるような耳の形状はしていません。

まるで爪楊枝で開けたような小さな穴があり、それが耳の役割を果たします。

ただ、イルカの耳は鼓膜までは繋がっていません。

 

それではどのようにして音を感知しているのでしょうか。

イルカが音を感知する場合、下あごを使います。

あごの骨から伝わる「骨伝導」により音を感知するのです。

 

イルカの皮膚

 

一見つるりとした滑らかな表面に見えるイルカの皮膚ですが、実は弾力性に優れた質感です。

まるでゴムのように弾力のある表面の皮膚は、水の抵抗を極力受けないようになっていて、競泳選手の水着と同じ役割を果たしています。

 

水の中で起こる抵抗を少しでも抑えるには、泳いだ時に起こる「渦巻流(うずまきりゅう)」をうまく受け流せるよう弾力のある皮膚が凹凸を作ります。

そうすることで、抵抗を抑えスムーズに素早く水の中を泳ぎ回ることができるのです。

 

イルカの皮膚は「表皮」「真皮」「胎皮」からなる3層で構成されています。

 

1層目となる「表皮」は、水の中での抵抗を極力少なくしてくれます。

弾力だけでなく、水をはじく性質をもった潤滑油が出ていると言われています。

 

2層めとなる「真皮」は、水分を多く含んでおり、この水分があることで水の中に起こる「渦巻流」に対応し凹凸を作る「緩衝材」の役割を果たします。

 

3層目となる「胎皮」は、皮下脂肪の結合組織となっています。

季節ごとの水温に変化して脂肪の厚みに変化が起こります。

 

抜群の新陳代謝力

 

速く泳ぐために必要な進化を多く遂げているイルカの皮膚は、驚異的な速さで代謝を行います。

過去にはイルカにも体毛があったと言われていますが、この体毛も速く泳ぐための進化の過程でなくなってしまいました。

 

イルカの皮膚の新陳代謝がどれほどのものかというと、一般的に人間の肌の生まれ変わりは28日周期、およそ1ヶ月かけて行われます。

これがイルカになると、なんとたった2時間で新しい皮膚に生まれ変わるのです。

 

海の中で生きるには、いかに速く泳ぎ危険を回避し、必要な分の食料を確保できるかが勝負です。

イルカは、海の中で生きていくための進化を驚異的に遂げていることになります。

 

 


イルカの生態

 

イルカ

 

ここからはイルカの生態についてご紹介します。

 

肉食

 

イルカの多くの種は肉食です。

魚類、タコなどの頭足類を好んで捕食します。

産まれてまもない赤ちゃんのイルカは、肉食ではなく母親イルカの母乳で生活します。

 

水分に関しては、海水からではなく、捕食した魚類の水分から摂取する形になっています。

また、体内にある脂肪が燃焼した際に「代謝水」というものが発生するので、そちらでも水分を補っています。

 

海の中で生活していても、海水からの水分摂取を行うことはほぼありません。

海水を多く摂取してしまうと排尿が促進されてしまい、それに対する水分を確保できないと脱水症状を起こしてしまいます。

 

これは人間の体のメカニズムと同じです。

極度の脱水状態は死を招きかねませんので、本能的に海水からの水分摂取はしないようになっているのでしょう。

 

群れで行動する

 

イルカは基本的に群れを成して行動します。

もちろん、単独行動をおこなう種や個体もいますが、メインは群れでの行動です。

 

その群れの形態はさまざまで、餌を捕食するための狩りの時であったり、移動をするためのものであったりとなります。

ですので、群れをつくる期間や、群れになる個体数もその時々によって変化しています。

中にはイルカだけでなくクジラも群れの中に入り、共に行動することもあります。

 

イルカの繁殖・出産

 

イルカの繁殖時期は春から夏ごろ。

この時期になるとオスとメスのカップリングが成立し、繁殖活動を行います。

 

イルカのつがいは、1頭のメスと連れ添い続けるタイプもいれば、多くのメスと繁殖をおこなうタイプなど様々です。

知能の高さが特徴であるイルカですが、恋愛観や倫理観があるわけではありませんので、種の保存のためオスもメスも複数の相手と繁殖を行います。

 

哺乳類であることから、イルカは人間と同じように10か月の妊娠期間ののち出産します。

一度の出産で一匹の子どもを出産します。

産まれるイルカの赤ちゃんの大きさは、成体のイルカと比較すると半分以下、個体によっては3分の1程度のサイズです。

 

人間と同じような妊娠・出産となりますが、決定的な違いが「骨盤」です。

イルカには骨盤がありませんので、お産は比較的スムーズに行われます。

 

産まれる時は、水の中で溺れて窒息しないように「逆子」となる尾びれのほうから出てきます。

繁殖の周期は2~3年に一度が平均で、子だくさんの個体だと生涯に20匹近く出産するものもいます。

 

イルカの子育て

 

産後1年~1年半程度の間、イルカの母子は寄り添って共に生活します。

この期間、イルカの赤ちゃんはお母さんの母乳で育ちます。

 

しかし、イルカは母乳を飲むためのおっぱいを吸う力が備わっていません。

そのため、一般的な動物にみられる授乳スタイルとは異なり、舌で舐めとって母乳を摂取します。

この時、海水と混じらないよう上手に舐めとっているのです。

 

基本的にはお母さんイルカが赤ちゃんイルカの世話を行います。

上手に泳げるようになるまでは、お母さんイルカに体を持ち上げてもらい呼吸を行う姿も見られます。

 

赤ちゃんイルカが成長する期間は、お母さんのイルカがいるメスの群れに属します。

その群れに属している他のメスのイルカが、みんなで子育てを行います。

中には出産経験のないメスのイルカもおり、子育てに協力することでスキルアップしていくのです。

 

4~6歳ごろになると、いよいよ大人のイルカとしてのスタートです。

赤ちゃんだったイルカはオスの場合、メスの群れから離れ、オスだけの群れに移ります。

 

イルカの寿命

 

人間の手によって飼育されている場合と、野生で暮らしている場合では環境が大きく異なります。

まず成体になるまでの生存率に大きな差が出ます。

また同じイルカでも種類によってかなり個体差があるとも言われています。

 

長生きのイルカともなると40~50年近く生きる固体もいます。

中には70年も生きたイルカがいることも記録に残されています。

ただし、先述した通り野生で暮らすイルカは短命になる確率も高くなるので、平均すると7歳程度が寿命であるとも言われています。

 

 

高い知能とコミュニケーション能力

 

イルカ

 

イルカといえば、賢い生き物というイメージが強いですよね。

実はイルカの脳は体重から占める割合が人間に次ぐ大きさであることから、潜在的な知性の高さに関心がもたれて研究対象となってきました。

ただ、長年の研究により、確かにイルカの脳は大きいものの「グリア細胞」の割合が圧倒的なため、脳の神経細胞となる「ニューロン」は少な目だということが判明しました。

 

ニューロンが少ないのは当然のことで、人間レベルのニューロンをイルカが保持するとなると、酸素の要求量がアップします。

すると到底水の中で生活することは不可能となります。

だからといって酸素をたくさん取り込むために肺が肥大化すると、今度は運動能力が衰えてしまいます。

 

脳が大きいから必ずしも知性が高いというわけではありません。

そして、ニューロンの密度で知性の優劣を測りきれるかというとそうでもないのです。

 

このようなことから、現在の研究の中ではイルカの脳のサイズからだけで知性のレベルを推し量ることはできないと言えるのです。

科学的根拠も現段階でははっきりとしていません。

 

脳の大きさだけで、イルカの知性・知能の高さを測ることはできませんが、イルカという存在はまだまだ謎の部分が多いため、もしかすると人間より高い能力を持っている可能性もあるとすら言われています。

 

コミュニケーション能力の高さ

 

イルカの知能・知性の高さがあげられるのは、恐らくコミュニケーション能力の高さゆえではないでしょうか。

 

イルカには仲間とのコミュニケーションをとるための独自の方法があります。

身体的に表現をすることもありますが、多くは「音」を用いてコミュニケーションを行います。

 

イルカには声帯はありませんのであくまでも「声」ではなく「音」なのですが、限りなく会話に近い音でのやり取りを行います。

発する音を使って、自分を表現するとも言われています。

いわば「名前」を表す音ということです。

その名前となる音を使用して、他の個体に自分をアピールすることもあります。

 

このイルカが発する音は、約30種類以上あると言われており、それらの音を巧みに使い分け仲間とのコミュニケーションをとっているのです。

 

コミュニケーション能力が高いからこそ起こる弊害

 

イルカは独自の進化により他の個体との意思の疎通を行います。

つまり言語を持っているというわけです。

そのために起こる弊害が、一般的なイルカのイメージとは少々かけ離れてしまいます。

 

穏やかで人懐っこい、そのようなイメージがあるイルカですがなかなか恐ろしい性質も持ち合わせています。

 

コミュニケーションをとるうちにできあがるのが「コミュニティ」です。

そしてその「コミュニティ」に属することができなければ「いじめ」のようなことが起こってしまいます。

 

弱い個体に集団でかみつくなどして死に追いやってしまうこともあります。

そのようなことが起こってしまう要因には、ストレスや不満があげられます。

また、集団になることで凶暴性を増すこともあるからだと言われれいます。

 

コミュニケーションをとることができるだけの賢さを持ってしまったが故の、悲しい現実です。

中には水面に浮上することを放棄し、自ら命を絶とうとする個体もいるそうです。

野生の動物が自ら命を絶つことが本当にあるかどうか。

これに関しては研究者の間で長い間議論が交わされています。

 

 


イルカの種類

 

イルカ

 

ここからはイルカにはどのような種類がいるのかについてお話ししてみましょう。

イルカは大きく分けて「マイルカ科」「ネズミイルカ科」「カワイルカ上科」の3つに分けられます。

 

マイルカ科

 

一般的によく知られているのが「マイルカ科」のイルカで、種類も他の2つに比べると圧倒的な数となります。

中には「ゴンドウ」や「シャチ」のような、本来はクジラに分類される種も属しています。

 

パンダイルカ

 

パンダイルカ

 

正式名称は「イロワケイルカ」ですが、その見た目が「ジャイアントパンダ」に似ていることから「パンダイルカ」とも呼ばれています。

シャチと同じ配色なことでも有名です。

 

南アメリカの南端にある「フエゴ島」や、フォークランド諸島周辺の海域に生息しています。

インド洋南部の「ケルゲレン諸島」周辺の海域にも生息しています。

 

活発的で活動的という特徴があり、海面を高速で泳ぐ姿や、大きくジャンプする姿がよく目撃されます。

 

イロワケイルカにはここで会える

 

イロワケイルカは三重県にある「鳥羽水族館」で飼育されています。

平成28年には赤ちゃんも誕生し、親子仲良く泳ぐ姿を見ることもできます。

 

バンドウイルカ

 

バンドウイルカ

 

正式な和名は「バンドウ」ではなく「ハンドウイルカ」とされていますが、「バンドウイルカ」と呼ばれることの方が多いイルカです。

水族館のイルカショーでもっとも活躍しているのはほとんどが「バンドウイルカ」といっても過言ではありません。

 

知能が高く好奇心が旺盛という、イルカらしい特性を持っているので親しみやすく、水族館のアイドル・スターとして重宝されています。

様々な物語や絵本によく登場するのも大半がこの「バンドウイルカ」です。

人が好きで、人と共に共存するのが得意なことも特徴です。

 

バンドウイルカにはここで会える

 

大抵のイルカショーでその姿を見ることができますが、有名なところを上げると北海道の「おたる水族館」や関東の「しながわ水族館」など多くの水族館で活躍する姿を見ることができます。

 

ネズミイルカ科

 

ネズミイルカ科に属するイルカは、マイルカ科に属しているイルカたちに比べると小さい個体のものが圧倒的です。

 

スナメリ

 

 

小型のイルカである「スナメリ」はイルカでありながら、くちばしも背びれもない白い肌色の珍しい種。

その顔つきはなんとなくニッコリ笑っているように見えることから、愛されキャラとして人気を博しています。

 

派手なアクションはせず、少々臆病な性格をしています。

しかし、イルカらしい好奇心旺盛の面も持ち合わせているので、水族館ではガラス越しに人間を観察しに来たりもします。

 

スナメリにはここで会える

 

スナメリを見るならぜひ足を運んでいただきたいのは山口県下関にある「海響館」という水族館です。

こちらでは地元となる下関にも生息するスナメリを飼育・展示しているのですが、スナメリだけのショーが見どころです。

 

「スナメリのプレイングタイム」と呼ばれるショーでは、スナメリが口から出すバブルリングを見ることができます。

天使の輪とも呼ばれる「バブルリング」や「バブルライン」には注目です。

 

ネズミイルカ

 

ネズミイルカ

 

英語では「Harbour Porpoise」と表記し、「港のイルカ」とも呼ばれています。

その名の通り海洋沿岸エリアや河口に多く生息しています。

 

胸びれや尾びれや背びれ、そして背中は濃い灰色となり、体の側面部分は少し明るい灰色です。

また側面の部分はまだら模様になっています。

お腹の部分はクリーム色で、口元から胸びれにかけての喉の当たりに灰色の筋状の模様もあります。

 

ただでさえ謎の多いイルカの中でも極めて不明なことが多いと言われている、希少価値のあるイルカです。

 

ネズミイルカにはここで会える

 

希少な存在となる「ネズミイルカ」は北海道の「おたる水族館」の「ほのぼのプール」で見ることができます。

世界的に飼育数が少ないと言われている貴重なネズミイルカですので、ぜひ来園した際はチェックしましょう。

 

おたる水族館では、過去にネズミイルカの最長飼育記録を保持しています。

その長さはなんと24年にもなるので、それだけ大切に扱われているネズミイルカに注目です。

 

カワイルカ上科

 

カワイルカ上科に属しているイルカは、他の種のイルカとは異なり河川や汽水域で生息しています。

4科4属からなるカワイルカの大半となる3科3属が、その名の通り淡水の河川に多く生息していると言われています。

 

イルカの種の中ではもっとも絶滅の危機にさらされている大変希少なイルカです。

 

アマゾンカワイルカ

 

アマゾンカワイルカ
By Stefanie Triltsch (de:Benutzer:Nixvonliebe) (Own work) [ CC BY-SA 2.5 ], via Wikimedia Commons

 

その名前の通りアマゾンの川流域に多く生息しています。

過去には日本でも「鴨川シーワールド」で展示・飼育されていましたが、現在は日本では見ることはできません。

 

イルカの種としては珍しい皮膚の色をしています。

明るめのピンク色の物が最も多く、暗めの茶色であったり、クリーム色の個体も存在します。

 

単独か2匹で行動することが多く、群れを成している姿は確認されていません。

カワイルカの種の中では比較的絶滅の恐れが低いと言われていますが、絶滅が懸念されていることには変わりはありません。

 

その他の種類のイルカ

 

3つの系統以外にもイルカの種は存在します。

そのうちの1種をご紹介します。

 

シロイルカ

 

シロイルカ

 

「マイルカ科」でもなく、「ネズミイルカ科」でもなく、ましてや「カワイルカ上科」でもない。

シロイルカは唯一無二の存在となる「シロイルカ属」を単体で構成しているイルカです。

正しくは「イッカク科シロイルカ属」となります。

 

水族館ではよく「ベルーガ」とも呼ばれることもあります。

ちなみにこの「ベルーガ」とは、ロシア語で「白い」という意味があります。

時にはイルカであるのに、その大きさから「シロクジラ」と呼ばれることもあるようです。

 

特徴といえば表皮の色です。

名前の通り真っ白な体をしています。

 

頭のおでこにあたる部分には「メロン」と呼ばれる脂肪組織があり、まるで大きなこぶのようにも見えます。

このメロンは柔らかく、コミュニケーションをとるために発する音をレンズのように収束させます。

 

北極のような寒いエリアに生息していることから、他の種のイルカよりも多くの皮下脂肪を蓄えています。

そのため、全体的にふっくらとした丸いフォルムとなっているのです。

 

それらの脂肪の層は大変やわらかいため、首を自由に動かすことが可能です。

このことにより、愛らしい、おちゃめな表情を見せてくれるのです。

 

シロイルカはイルカの中でも大変知能が高いと言われており、当然好奇心も旺盛です。

一説では人間の顔をきちんと見分けることができるのではないかとまで言われています。

 

さらには人間とのコミュニケーションを積極的に取ろうとするところにも注目です。

ガラス越しに自分を見ている来園者たちに気づくと、視線を合わせて近づいてきます。

小さな子どもとガラス越しに遊んでいる姿も見られるかもしれません。

 

シロイルカにはここで会える

 

関東では「鴨川シーワールド」や横浜の「八景島シーパラダイス」が有名です。

ただ、中でも足を運んで頂きたいのが島根県にある「しまね海洋館アクアス」です。

こちらではシロイルカのバブルリングのショーが行われているなど見ごたえ抜群なのですが、それ以外に注目したい点があります。

 

それは過去にSoftBankのCMに出演したシロイルカが飼育されていることです。

女優の上戸彩さんがCMの中で「島根のおじさま」と呼んでいたイルカは、「しまね海洋館アクアス」のシロイルカなのです。

そのシロイルカのバブルリングリングショーは「幸せのバブルリング」としても評判で、見ると幸せになれるというジンクスもあるのでオススメです。

 

 

イルカはすごい!そして可愛い

 

イルカ

 

賢くて、愛嬌があって、ダイナミックな動きを見せてくれて。

多くの魅力を持つイルカは、大勢の人たちのアイドルです。

 

多くの 水族館 でイルカに会えますが、貴重なイルカを展示している水族館もありますので、ぜひそちらにも足を運んでみてください。

 

あまり詳しい生態が分かっていないことから、謎多き海洋生物となっているイルカ。

ただ、それは逆になんだかミステリアスで、また違った魅力を持っているようにも感じます。

 

水族館に足を運んで、ガラス越しにイルカとコミュニケーションをとってみてください。


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