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アナバスはキノボリウオ亜目とも呼ばれ、アジア・アフリカの淡水域に栄えています。
観賞魚としてメジャーな種類のほとんどは東南アジア周辺に集中しています。
この種の特徴は、 ラビリンス器管 と呼ばれる特殊な呼吸器官を持っていることです。
この器官の役割は通常のエラ呼吸だけではなく、短時間ですが空気呼吸も可能なこと。
そのため、酸素の少ない過酷な環境でも生存できるのです。
鑑賞熱帯魚として有名なベタは、ビン詰めでも販売されています。
長く美しいヒレが特徴ですが、オスは縄張り意識が強く攻撃的です。
オス同士混泳させると、相手が死ぬまで戦い続ける習性から、原産地のタイなどは「闘魚」の対象として親しまれてきました。
水質の変化にも適応力があり、過酷な環境でも生存できることから飼育も容易な部類に入ります。
愛好家も多く、品種改良も盛んにされています。
なお、 ベタの詳細はコチラの記事 もご覧ください。
体長:5〜7センチ
原産地:タイ
寿命:2〜5年
適正水温:25〜28℃
適正水質:中性から弱酸性
価格:1,000円〜5,000円ほど(品種によって大きく異なる)
飼育難易度:やさしい
グラミーの仲間は同じような形態の魚が複数存在しますが、ここでは比較的小型種で色彩の美しい本種を紹介します。
この魚はオスとメスで体色が全く異なります。
メスは地味なグレー色なのですが、オスはオレンジ色とメタリックブルーの縞模様で非常に美しい色合いです。
飼育も容易であり、熱帯魚のアナバス入門魚といえるでしょう。
体長:5〜6センチ
原産地:インド
寿命:2年以上
適正水温:23〜30℃
適正水質:弱酸性
価格:700円(ペア)~
飼育難易度:やさしい
この魚の最大の特徴は「キス」をすること。
そうとは言っても愛情表現ではありません。
実はオス同士の威嚇表現なのです。
縄張り意識が強く、飼育下でもかなりの確率でこの「キス」を目撃する機会があるでしょう。
グラミーの仲間としては大型となり、気性が荒いので混泳には注意する必要があります。
体長:20センチ以上
原産地:マレーシア、インドネシア
寿命:5年以上
適正水温:25〜28℃
適正水質:弱酸性~中性
価格:500円~
飼育難易度:やさしい
熱帯魚の種類分けでよく耳にするカラシンは、現状1600種類位が確認されており、魚類の中でも上記ナマズ目に次いで4番目の大所帯です。
一般的に背びれと尻びれの間に、脂びれいう小さなひれを持っている種類が多いのが特徴です。
アフリカ・南北米大陸に広く分布していますが、日本には存在しません。
若干の例外もありますが、本種の小型種を通常 「テトラ」 と通称します。
熱帯魚として飼育される種類の魚も多くバラエティに富んでいます。
グッピーや エンゼルフィッシュ と並んで、知っている熱帯魚といえば必ず上位に入る有名な魚です。
赤いラインにメタリックブルーに輝くその美しさは、まさに泳ぐ宝石!
日本のメダカ位の小型種のうえ、非常に安い値段で入手でき、しかも飼育しやすいので、本種も熱帯魚の入門魚としては最適です。
近縁種に カージナルテトラ や ブラックネオンテトラ が存在します。
小型の水槽で飼育できるので、こうした近縁種も含めて群泳させるのも楽しいでしょう。
なお、 ネオンテトラについてもっと詳しく知りたい方はコチラの記事 もぜひご参照ください。
体長:3〜4センチ
原産地:アマゾン河水系
寿命:5年以上
適正水温:22〜30℃
適正水質:弱酸性~中性
価格:50円~
飼育難易度:やさしい
「アマゾンの人食い魚」としてあまりにも有名なピラニア。
映画などでも凶暴さが誇張され、川に落ちた人間や馬などがあっという間に骨だけになってしまった…なんてイメージが先行します。
実はピラニア、非常に臆病な魚で基本的には自分より大きな動物を襲うこと滅多にありません。
臆病すぎるため、群れを作って行動しています。
しかし、水面を叩く音や血液の臭いには敏感で、集団で興奮状態になって襲ってくる危険性が高いのも事実です。
ピラニアの種類は多彩でバラエティに富んでいますが、一般的なのは ピラニア・ナッテリー と言われる種類です。
一度はピラニアを飼ってみたいという方も多いでしょうが、飼育は比較的容易な部類に入ります。
30センチ位と若干大きくなることと、単独飼育だとストレスになるために複数飼育が基本になることで、90センチ以上の大きめの水槽が必要となります。
餌は生き餌を好みますが、鶏肉のささみなども食べます。
餌が不足すると、共食いすることが多い傾向にあります。
本種を飼育する際の最大の注意事項は、むやみに水槽に手を入れないこと。
その鋭い牙は人間の指など簡単に食いちぎってしまいます。
ピラニアの仲間は長寿で、10年以上生きる種類が多いです。
体長:30センチ以上
原産地:アマゾン水系
寿命:10年以上
適正水温:23〜30℃
適正水質:弱酸性~中性
価格:300円~
飼育難易度:普通
アフリカ産テトラを代表して本種を紹介します。
メタリックな体表の輝きが非常に美しい中型の魚です。
原産はアフリカの大河、コンゴ川~未知なる土地からの魚ということでも興味をそそります。
基本的におとなしい性格ですが、小型の魚と混泳させると食べてしまうこと、および水草を齧ってしまうことが難点です。
体長:10センチ
原産地:西アフリカ、コンゴ川
寿命:5年以上
適正水温:25〜29℃
適正水質:弱酸性~弱アルカリ性
価格:500円 ~
飼育難易度:普通
メキシコの洞窟内で発見された極めて不気味な魚。
本来目のあるところに目は全くなく、銀色の鱗に覆われています。
体表は生肉を彷彿させるようなピンクがかった肌色、鰓やひれの周辺が赤みを帯びていておぞましさを増します。
この魚、真っ暗な洞窟の中で生活しているため、必要のない目が完全に退化してしまったのです。
同様に体表のメラニン色素も失ってしまいました。
目がないのに、なぜ普通に泳ぐことができるのか?
彼らは目を失った代わりに側線器官が発達し、これが人間でいう耳の役割をして水中の障害物や餌のありかを察知できるのです。
また、省エネのため体内時計を持たないので、他の生物と比較して30%近く消費エネルギーが少ないといわれています。
この怪魚、飼育するとなるとそれこそ「目玉が飛び出す」ほど高価なのでしょうか。
実は盛んに養殖されていて、安価で入手することができます。
そのため、生息地では比較的低い水温で生活しているにも関わらず、他の熱帯魚と同じ水温で、混泳も不可能ではありません。
しかし、性格は比較的荒い方なので、おとなしい魚との混泳は難しいです。
この怪魚の不気味さと奇妙さを実感できる単独飼育の方がおすすめです。
餌は何でも食べ、比較的丈夫なので飼育しやすい魚といえます。
体長:7〜8センチ
原産地:メキシコの洞窟域
寿命:5年以上
適正水温:24〜26℃
適正水質:中性
価格:200円~
飼育難易度:やさしい
シクリッドの仲間はスズキ目に属し、1300種類が確認されており、中南米やアフリカに多く生息しております。
日本語では 「カワスズメ」 とも称されますが、その可愛らしいネーミングとは裏腹に獰猛な種類が多いのが特徴です。
この仲間の繁殖形態は特殊なものが多く 、口内保育(マウスブリーディング) の習性を持つ種類も多く存在します。
極めて有名な熱帯魚の代名詞であるエンゼルフィッシュは、古くから鑑賞魚として飼育されてきた種類のひとつです。
余談ですが、英語でエンゼルフィッシュとは本種だけではなく、海水産の観賞魚も表します。
日本では「チョウチョウウオ」と呼ばれる魚です。
このエンゼルフィッシュは、南米北部のアマゾン水系にある、あまり流れのない水域に生息しています。
菱形の薄っぺらい体型が特徴で、原種は銀白に黒のストライプがあります。
品種改良も盛んに行われ、アルビノ種や体表が金色のゴールデン種など、様々な種類のものが流通しています。
シクリッドの仲間にしては性格は比較的温和な方ですが、本来肉食系の魚のため、小型種との混泳には注意しなければなりません。
なお、 エンゼルフィッシュについての詳細はコチラの記事 でも解説しています。
体長:12〜13センチ
原産地:アマゾン河水系、ギアナ
寿命:5年以上
適正水温:24〜28℃
適正水質:弱酸性
価格:400円~
飼育難易度:普通
熱帯魚の王様とも呼ばれ、高級熱帯魚として有名なディスカスは、ホームセンターの熱帯魚売り場などではまず販売されておりません。
ディスカス専門店があるほど、特別なステータスと敷居の高さが感じられます。
世界中に愛好家が多く、改良品種も多く存在しているだけではなく、マニアの間での品評会も盛んに行われています。
餌付けや水質管理が非常に難しい上に、高価なこともあり上級者向けの魚といえるでしょう。
自然界でのディスカスは、アマゾン河水域の深場の水底近くに生息しています。
ディスカスの名前の由来は、円形の体型が円盤 (ディスク)に似ているからといわれています。
ディスカスの子育ては特殊であり、稚魚が孵化すると、親魚は身体から 「ディスカスミルク」 といわれる粘液を分泌して稚魚に吸わせます。
なお、 ディスカスについての詳細はコチラの記事 でも解説しています。
体長:20センチ
原産地:アマゾン水系
寿命:5年以上
適正水温:27〜30℃
適正水質:弱酸性の軟水
価格:4,000円~
飼育難易度:難しい
長く覚えにくい名前ですが、一般的には 「アーリー」 の名前で流通しています。
東アフリカのマラウイ湖固有種で、代表的なアフリカン・シクリッドの仲間です。
体長は成長しても15センチ程度、オスは濃いメタリックブルーの体表が非常に美しい魚です。
ムブナとも呼ばれる東アフリカのマラウイ湖、タンガニーカ湖に生息するシクリッドの仲間は獰猛な種類が多いですが、本種も例外ではありません。
この魚の繁殖形態も特殊で、 口内保育(マウスブリーダー) を行います。
メスは産卵すると直ぐに口の中に卵を咥え、口内で孵化させます。
孵化した稚魚は、危険を察すると母親の口の中に逃げ込み、保護されます。
日本国内や東南アジアでも養殖されているため、比較的入手しやすい種類の魚です。
餌付けも容易で、飼いやすい魚といえますが、気の強い魚のため混泳には注意が必要です。
水質はアルカリ性が理想です。
体長:15センチ
原産地:東アフリカ、マラウイ湖
寿命:5年以上
適正水温:25〜29℃
適正水質:弱アルカリ性
価格:400円~
飼育難易度:普通
これまで、生物学上の分類を中心に熱帯魚の種類を説明してきましたが、この分類に「古代魚」という分類はありません。
古代魚とは、古生代や中生代に繁栄し、今も絶滅することなく現存している魚類の総称ということになります。
いわゆる「生きた化石」。
海水産のシーラカンスが最も有名です。
古生代といえば、アンモナイトや三葉虫が繁栄し、中生代は恐竜が地球上を跋扈していた時代になります。
世界中の淡水域にも多く現存しており、アロワナの仲間、 ガーフィッシュ や アミアガルバ の仲間、 チョウザメ や ハイギョ の仲間などが該当します。
例えば、ハイギョの仲間など魚類というより爬虫類に近い姿形をしており、太古のロマンを感じます。
比較的に大型になる種が多く、世界最大の淡水魚として知られる ピラルク も古代魚(アロワナ目)に含まれます。
姿もそうですが、習性も変わっているものが多く、愛好家の心を掴んでいます。
アロワナ目に属する古代魚の仲間は多数存在しますが、ここでは狭義のアロワナについて解説します。
古代魚というより熱帯魚の種類について説明するにあたり、アロワナを解説しないわけにはいきません。
前述のディスカスと双璧をなす高級熱帯魚であり、愛好家の非常に多い魚です。
水槽の中を優雅にゆっくり泳ぐ巨体は、さすが熱帯魚の帝王の貫禄があります。
アロワナの仲間は、南米アマゾン水系のほか、アジア・オーストラリア・アフリカと世界各地に生息しています。
そのうち、 シルバーアロワナ と ブラックアロワナ は南米地域、 レッドアロワナ と グリーンアロワナ は東南アジア地域に生息しています。
アフリカには ナイルアロワナ が棲み、オーストラリアに生息しているのは 「ノーザンバラムンディ」 という名前で流通していますが、アロワナの仲間です。
アジアアロワナについては、原産地で生息数が激減したため ワシントン条約規制対象 となり、入手は難しい状態になっております。
そのため非常に高価となっており、個体によっては1匹数百万円以上する場合もありますが、その独特の美しさは見応えがあります。
特に中国では「縁起の良い魚」といわれ、「龍魚」の名称で絶大な人気を誇っております。
一般的に普及しているアロワナの種類は、南米原産のシルバーアロワナ、次いでブラックアロワナということになります。
特にシルバーアロワナは稚魚なら、1,000円程度で入手することができます。
人気の高いブラックアロワナの稚魚でも、シルバー種より若干高めですが、5,000円位で入手可能です。
アロワナを飼育する際に大変なのは、飼育する際の費用が高額になってしまうことです。
成長が早く、1年で30センチ位となるため、最大180センチ程度の水槽が必要になります。
加えて、基本的に生き餌を食するため、餌代だけで毎月1万円程度の出費が必要になってきます。
稚魚が安く入手できるとはいえ、実際の飼育には金銭面を含め、相当の覚悟がないと難しい魚といえます。
また、ジャンプ力がすごいので、水槽のフタを閉めるだけでなく、重しが必要になってきます。
なお、 アロワナについての詳細はコチラの記事 でも解説しています。
体長:80センチ以上
原産地:アマゾン河水系
寿命:10年以上
適正水温:26〜30℃
適正水質:弱酸性~中性
価格:1,000円~(※稚魚の場合)
飼育難易度:普通
ゾウの鼻のような突起を持ち、姿もユーモラスなエレファントノーズフィッシュ。
アフリカ大陸原産のアロワナ目モルミルス科に属する古代魚の仲間です。
ゾウの鼻のように見えるのは、鼻ではなく実際には下あごであり、この下あごを器用に利用して泥の中にいる餌を探し当てます。
この魚のもうひとつの特徴は「発電」するということ。
尾の部分に発電機を持っていて、レーダーの役目を果たしています。
そのため、近縁種と混泳させると磁気が狂う危険性があり、単独飼育が理想的です。
おっとりしているように見えますが、夜行性のために夜間は活発に動き回り、飛び出し死亡事故が多発しています。
飼育するにあたっては、水槽のフタに小さな隙間すらないよう密封する必要があります。
餌もフレーク状の人工餌を食べることができないため、アカムシなどの生餌が基本となります。
体長:20センチ
原産地:アフリカ中部
寿命:5年以上
適正水温:22〜28℃
適正水質:弱酸性~中性
価格:1,000円~
飼育難易度:普通
日本語に直訳すると「チョウチョウウオ」になりますが、海水産のチョウチョウウオとは姿形も全く異なる古代魚の仲間です。
アフリカ中部のニジェール川やザンベジ川原産で、成長しても15センチ程度の小型の魚です。
この魚の特徴は、発達した胸ヒレでトビウオのようにジャンプできること。
自然界では、水面に落ちた昆虫などを食べて生活しています。
飼育下でも水面でじっとしていることが多く、水槽の中層以降に遊泳することはありません。
飼育する上での注意事項としては、水槽のフタはしっかり閉めておくこと、および餌は水面付近に浮かせることとなります。
そのため、フレーク状の人工餌にも慣れるようになります。
体長:15センチ
原産地:ニジェール川~ザンベジ川
寿命:3年以上
適正水温:25〜27℃
適正水質:弱酸性~中性
価格:1,000円~
飼育難易度:普通
夏場の水族館の怪奇魚企画などで、前述のブラインドケーブと並んで常連のため、ご存知の方も多いと思います。
この怪魚、ブラックゴーストは南米アマゾン水系原産のデンキウナギの仲間なのです。
目は退化しており、ほとんど見ることができない代わりに、身体から電磁波を発生し、周囲の状況を感知しています。
夜行性の魚であり、昼間はじっとしていますが、夜になると活発に動き回ります。
成長は遅いですが、最大30センチ位まで大きくなる魚です。
エレファントノーズフィッシュと同じように、近縁種と混泳させると電波が狂うため、単独での飼育が望ましいです。
性格は臆病な反面、他の魚にちょっかいを出す魚です。
近縁種に、茶色い身体の 「ブラウンゴースト」 も存在します。
なお、 ブラックゴーストについての詳細はコチラの記事 でも解説しています。
体長:30センチ以上
原産地:アマゾン水系
寿命:10年以上
適正水温:24〜28℃
適正水質:弱酸性~中性
価格:1,000円~
飼育難易度:やさしい
淡水と海水が混じり合う水域~河口付近を汽水と呼び、このような環境下で生息している魚が気水魚です。
国内では、ハゼやボラ、スズキやクロダイなど釣りの対象魚としても有名な魚がこの部類に入ります。
概ね塩分濃度が 0.05-3%の水域が汽水域となり 、この水域に生息する魚には塩分が必要となってきます。
元々は海水魚であったものが淡水での環境耐性をもった種類が多いので、海水の方が調子の良い魚も存在します。
海水魚にルーツがある魚も多く、淡水フグ、淡水カレイ、淡水エイ…果ては淡水アンコウなんて種類もいます。
この気水魚の仲間の区分けも、古代魚の場合と同様に生物学上の分類ではありませんので、多種多様な魚が含まれます。
気水魚の代表格で、最も人気のあるポピュラー種といえば本種でしょう。
ホームセンターの熱帯魚売り場などでも身近に販売されていることが多く、安価の上に可愛らしいです。
このミドリフグは東南アジア原産で、成長すると15センチ位の大きさになります。
性格はきつく、他の魚を追いかけまわしたり、ヒレをかじったりすることがありますので、単独飼育が理想的です。
なお、 ミドリフグについてもっと詳しく知りたい方はコチラの記事 もご覧ください。
体長:15センチ
原産地:東南アジア
寿命:10年以上
適正水温:22〜28℃
適正水質:弱アルカリ性(※要人工海水)
価格:300円
飼育難易度:普通
古くから知られる珍魚で、「テッポウウオ」の名称で有名ですが、英語ではアーチェリーの射手となります。
この魚の特徴は、口に含んだ水を飛ばし、昆虫などを撃ち落として捕食する習性にあります。
その飛距離は、1メートル以上に及ぶことがあります。
東南アジア~オーストラリア周辺まで広く存在し、成長すると、30センチ以上になります。
餌を撃ち落とさなくてもすむ飼育環境下では、冷凍のアカムシや乾燥エビなどを与えれば食します。
性格はややきつく、口に入ってしまうような小型種は食べられてしまいますので、単独飼育が理想的です。
体長:30センチ
原産地:東南アジア~豪州までの河口域
寿命:3年以上
適正水温:25〜30℃
適正水質:弱アルカリ性(※要人工海水)
価格:1,000円~
飼育難易度:普通
水中と水上を同時に見れるような特殊な目の構造で、目が4つあるように見えることから名付けれられた珍魚。
中南米に生息する大型の卵胎生メダカの仲間、グッピーと同じ仲間です。
目の他にも生殖器も特殊な構造で、オスもメスも生殖器が右向きと左向きがあって個体によって異なり、生殖器の位置が合致する個体同士でないと繁殖できません。
30センチを超える大型となり、水質管理も難しいため、飼育難易度は高い魚といえます。
体長:30センチ
原産地:中南米
寿命:2年以上
適正水温:23〜28℃
適正水質:弱アルカリ性 (※要人工海水)
価格:20,000円~
飼育難易度:やや難しい
ヒメツバメウオは海水産の美しい魚で「モノダクティルス」、あるいは略して「モノダク」の名前で流通しています。
インド洋~太平洋の沿岸地域に生息していますが、熱帯地域のマングローブの汽水地域でも生息が確認され、淡水耐性の高い魚といえます。
モノダクの名前で流通している幼魚は、気水魚として販売されていますが、成長に従い海水飼育に切り替えた方が調子が良くなります。
30センチ近くに成長し、多少気の荒い面があるので混泳には注意が必要です。
体長:30センチ
原産地:インド洋~太平洋の沿岸地域、汽水域
寿命:7年以上
適正水温:24〜28℃
適正水質:弱アルカリ性~海水
価格:1,000円~
飼育難易度:普通
一口に熱帯魚と言っても多種多様で、魅力のある魚が多いことがわかって頂けたと思います。
これからも、熱帯地域の未知なる水域から、新種が発見される可能性も高いでしょう。
遠い南米やアフリカ原産の魚も、養殖技術の発展によって安価で入手しやすくなってきました。
品種改良も進み、人間の嗜好に適合する品種、より飼育しやすい品種が増えることになりました。
自宅のひとつの空間に、遠い熱帯地方の環境が再現されるのは、楽しくてロマンを感じます。
ここまでご覧頂き、色々な種類の熱帯魚に興味・関心を持って、ご自身だけのアクアリウムを作って頂けたら幸いに思います。
最終更新日 : 2024/07/11
公開日 : 2016/11/25