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個体差はありますが、 メスよりもオスの方がなつきやすい 傾向にあります。
メスは自立心が強くてマイペース、オスは自己主張が強くて甘えん坊と言われます。
もちろん正反対のパターンもありますので、 その子の性格をよく見てお迎えをしてください。
オスとメスの見分け方は、睾丸の有無、生殖器の位置、肉垂(首の回りのマフラーのような肉)の有無、発情期の行動などから判別します。
ウサギといってもその種類は多岐にわたり、種類によって性格も様々です。
そこで、 比較的「なつきやすい」とされる種類 をご紹介します。
ただし「なつきやすい」からと言って、「必ずなつく」という保証はできません。
1番大切なのは、なつくなつかないにかかわらず、 その子の性格を尊重してあげる ことです。
また、下記で挙げていない種類( ネザーランドドワーフ や ミニウサギ 、ドワーフホトなど)も「全くなつかない」というわけではなく、お世話や性格次第でなついてくれる子も十分にいます。
レッキス はツヤのある美しい毛並みと筋肉質な体つきが特徴のうさぎです。
体重3~5kgほどのレッキスを「スタンダードレッキス」、1.4~2kgほどのレッキスを「ミニレッキス」と呼びます。
性格はうさぎの中でも 穏やかで賢い です。
名前を呼びながらおやつを与えると、 名前を呼んだだけで来てくれる ようになることもあります。
抱っこも比較的嫌がらない と言われます。
「名前を呼んだら来てくれるほどのなつきやすさ」を第1に考える人は、レッキスが最もおすすめです。
ロップイヤー は、大きなたれ耳と、丸くぺちゃっとした顔が特徴のうさぎです。
「ホーランドロップ」「アメリカンファジーロップ」「フレンチロップ」など、ロップイヤーラビットの中でもいくつか種類があります。
全体的にはレッキスと同様、 穏やか な傾向にあり、 抱っこも嫌がらない子が多い です。
見た目もとろんとして優しそうなので、いかにも穏やかそうな見た目が好きな方は、ロップイヤーラビットがおすすめです。
※合わせて読みたい: ロップイヤーの飼い方
うさぎに なついてもらうための方法 と 注意点 をご紹介します。
まず兎は鼻が良いため、「馴れている匂い」「馴れていない匂い」を敏感にかぎ分けます。
そこでお迎え直後に、飼い主の匂いがする布(要らない服や靴下など)をケージに入れてあげると、数日経てば 「飼い主の匂い=おうちの匂い」 として覚えてくれます。
警戒心を解くための最初のステップとして、 飼い主の匂いを覚えさせてあげましょう。
やはり動物をなつかせるには、人の手で与えるおやつが必須です。
おやつを差し出して、 うさぎが自分から食べてくれるのを待ちましょう。
うさぎはグルメですので、好き嫌いが激しいです。
あげたおやつを食べないようであれば、別のおやつに変えてみましょう。
おやつで少し警戒心が解け、飼い主の手の届く場所に来てくれるようになったら、 頭や背中を優しくそっと撫でてあげましょう。
いきなり 激しく撫で回したり、追いかけまわしたり することは 絶対にやめましょう。
もちろん優しく撫でていても、嫌がるようであればすぐやめてあげてください。
うさぎは基本的に 抱っこがあまり好きではありません。
特に、抱っこをしようと両手で掴んだ瞬間に暴れることが多いです。
そのため、飼い主が床に座った状態で、 うさぎが自分で膝に乗ってくるのを待ちましょう。
「おやつを与えながら膝の上に誘導する」 ということを繰り返せば、自分から膝の上に乗ってきてくれるはずです。
うさぎは運動が好きなので、ケージの中に閉じ込められている時間が長いとストレスを溜めてしまいます。
うさぎがなつくには、うさぎをリラックスさせることが必須条件なので、ストレスを溜めれば溜めるほどなつきにくくなります。
スキンシップができないうちからも、 ケージから出しておく時間をできるだけ長くとりましょう。
ただし、お迎え直後は 環境変化による緊張や恐怖でケージから出たがらない場合 もあります。
そのようなときは、無理に出さずにそっとしておき、 自分から出てくるのを待ちましょう。
ブラッシング や 爪切り などのお手入れは、うさぎを固定しなければならないため、嫌がる子が多いです。
特に爪切りは、 うさぎにとても大きなストレスがかかります。
馴れてないうちに無理にお手入れをすると、「嫌なことをされた!」という印象が強く残ってしまい、余計に馴れにくくなってしまいます。
そうはいえ、うさぎのためにもお手入れをしないわけにはいかないため、 膝の上や抱っこに十分馴れてから行う ようにしましょう。
なつかせるためと言って、 おやつをあげすぎたり、無理に触ったり追いかけたりすることは辞めましょう。
おやつのあげすぎは病気になりやすく、また無理に触ったり追いかけたりするとストレスを与えて余計になつかなくなります。
前提として、 うさぎの自然な行動や性格に人間が合わせる 形で、 「ゆっくりと」馴らしてあげる ようにしましょう。
また、 何をしてもなつかない性格の子 もいます。
そのような子は、健康やケガには気を付けながら、 できるだけ自由に過ごさせてあげる ことが最大の愛情です。
なつかないからと言って、 軽々しく手放したりお世話を放棄したりしてはいけません。
ここからは、ウサギをなつかせるために役立つ おやつ や グッズ をご紹介します。
※商品情報は2019年6月時点のもので、すべてAmazonから引用しております。
こちらは ウサギが転がして遊ぶ、布製のボール です。
軽くてよく転がるため、小さいうさぎでも安全に遊べます!
最初はケージの中に入れたり、お部屋に転がしておいたりして、うさぎ自身で遊んでもらいます。
そして、うさぎが「このボール好き!」という様子になったら、 飼い主が手に持った状態でもボールに向かってくる でしょう。
膝の上にボールを乗せておくと、うさぎさんが自分から膝の上に乗ってきてくれるかもしれません。
飼い主が転がしたボールに反応して遊ぶようになったら、うさぎとの距離はぐっと縮まったと言えます。
価格:1,044円
サイズ:直径約11cm
こちらのボールは チモシー(牧草) でできています。
かじったり食べたりしながら遊ぶ こともできるため、普段からかじり木などをよくかじるうさぎには喜ばれるかもしれません!
うさぎの好みに合わせて、おもちゃもいろいろと選んでみてください。
価格:949円
原材料:アジアンビタチモシー
栄養成分:粗繊維質 34.1%、たんぱく質 5.0%、脂質 1.0%
こちらはうさぎのおやつです。
ジェックス社の 「Fruits bar」シリーズ は食いつきも良く、健康のことも考えられているため人気が高いです。
特にこの「パイン&バナナ」は、うさぎの 「毛球症」(舐めて飲み込んだ毛玉がお腹の中にたまる病気)を防ぐ ことができます。
フリーズドライのため水分の与えすぎにもならず、保存がきき、また手からも与えやすいです。
うさぎの健康に気を遣いつつ、なつかせたい飼い主にはもってこいのおやつです。
価格:252円
本体サイズ (幅×奥行×高さ) :11×2.5×20cm
本体重量:33g
原産国:ベトナム
原材料・成分:バナナ、パイン、グルコース、マルトース
こちらは三晃商会社のおやつで、こちらも パパイヤに含まれる成分 (タンパク質を分解する酵素)のおかげで 毛球症の予防 ができます。
また、保存料や防腐剤が不使用、糖質も添加されていない(青パパイヤ本来の糖質のみ含有)ため、ある程度はたくさん与えることができます。 (ただし与えすぎないよう注意です。)
安価なため、気軽に試すことができる のも飼い主にとっては嬉しいですね。
価格:486円
本体サイズ (幅×奥行×高さ) :13.5×20×3cm
本体重量:0.03kg
原産国:タイ
原材料:青パパイヤ
本記事で挙げた「なつきやすい種類」や、「なつかせ方」は 絶対ではありません。
まずお迎えしたうさぎの 性格を理解し、尊重する ことが何よりも最優先です。
その上で、「飼い主と過ごす時間が幸せ」だと思ってもらえるよう、うさぎの様子を見ながらゆっくりと馴らしてあげましょう。
そして繰り返しになりますが、「どうしてもなつかない子」であっても、最後まで責任をもって愛情をそそぎ、幸せな生涯を送らせてあげましょう。
本記事でご紹介した内容が、幸せウサウサライフのために役立てば幸いです。
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公開日 : 2019/06/18