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愛犬にヨーグルトを与える際の効果的な与え方と注意点を解説します。
ヨーグルトは食前に食べるか、食後に食べるかによって効果が少し異なります。
食前にヨーグルトを食べるメリットは、血糖値の上昇を防ぐこととカルシウムの吸収が良くなることです。
愛犬にダイエットが必要な場合や、高齢でカルシウムの補充をしたい場合は、食前がおすすめです。
ヨーグルトを食後に食べるメリットは、乳酸菌が腸まで届きやすくなるという点です。
乳酸菌は胃酸に弱いので、食後の胃酸が薄くなっているときに食べると、腸まで届く乳酸菌が増えるのです。
ヨーグルトの健康効果は、持続的に取ることによって期待できます。
ヨーグルトは一度にたくさん食べるのではなく、毎日少しずつ摂るようにすることで栄養効果を高められます。
人間が健康維持のためにヨーグルトを摂取する量は、1日100~200gが目安とされています。
体重50kgの大人の人間の適正量を100gとすると、体重10キロgの犬の1日のヨーグルトの適正量は20gほどということになります。
犬にヨーグルトを与える目安量は下記の通りです。
多少多めに与えたからといって犬の体に害を及ぼすようなことはありませんが、あげすぎはカロリー過多になりますし、お腹を冷やすことにも繋がります。
ヨーグルトは一度にたくさん食べてもその分の栄養を保持できるわけではありませんので、適量を毎日与えた方が良いです。
筆者は愛犬達に毎日ヨーグルトを与えています。
本項では、どのように与えているかをご紹介します。
筆者は愛犬のため、 ドッグフード にトッピングするスープを作っていますが、ヨーグルトをトッピングするときもあります。
ヨーグルトをドッグフードに乗せてあげるだけでも、犬は喜んで完食してくれますよ。
ヨーグルトをおやつとしてあげても良いでしょう。
筆者はりんごやイチゴといった季節の果物も一緒におやつとしてあげることもあります。
※合わせて読みたい: 犬へのいちごの与え方&犬と行けるいちご園
ドッグフードを食べ終わった後のお皿に適量のヨーグルトを入れて、デザートのようにあげることもあります。
最近では、免疫力を高める乳酸菌が含まれているヨーグルトもたくさん発売されています。
それらのヨーグルトを愛犬にも与えてあげたいところですが、気になるのは砂糖が入っているものが多いという点です。
かなり甘い場合もありますので、そのまま犬に与えるのは躊躇してしまいます。
そのようなときは、それらの乳酸菌が強化されたヨーグルトをタネ菌としてヨーグルトを作ると、糖分がかなり薄められた、犬が食べても大丈夫なヨーグルトを作ることができます。
おうちでも失敗なく簡単に作れるヨーグルトメーカーも市販されていますので、それを使うと上手にできますよ。
ヨーグルトは健康効果が高く犬が好む食材でもあるため、積極的に与えてあげたい食材です。
愛犬に与えるものとしては砂糖のような甘味料が入っていないプレーンタイプを選び、与え方に注意することによって健康効果が期待できるでしょう。
監修:獣医師 山口 明日香(やまぐち あすか)
日本獣医生命科学大学獣医学部獣医学科卒後、2つの動物病院に勤務し、現在も臨床獣医師として働く。
ワークライフバランスを整えるため、在宅でのLINEおよび電話による健康相談、しつけ相談も開始。
その過程で、病気のみならず各種トレーニングと問題行動の大変さ、大切さを知る。
今後は学校飼育動物学で学んだ動物飼育と、子供の情緒の発達についても発信し、獣医動物行動研究会において問題行動の知識を深め、捨てられる動物が減るように正しい情報を伝えるべく模索中。
最終更新日 : 2023/04/06
公開日 : 2018/12/12