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パンダの生態、歴史、上野動物園でシャンシャンに会おう!






白黒の模様が特徴で、丸い体にのんびりした仕草が可愛いパンダ。
日本の動物園ではあまりお目にかかれませんが、とても人気のある動物ですよね。

上野動物園では人工繁殖が成功し、2017年6月にシャンシャンが生まれたことでも話題になりました。
シャンシャンは、2017年12月から一般公開されており、すくすくと育っています。

このページでは、ジャイアントパンダの生態や歴史だけでなく、パンダを見ることのできる動物園の紹介から上野動物園でシャンシャンを見るための方法まで、パンダについて詳しくご紹介していきます!

【目次】パンダの生態、歴史、上野動物園でシャンシャンに会おう!

 

「パンダ」といえば、ジャイアントパンダ?レッサーパンダ?

ジャイアントパンダの特徴

大きさ

身体的特徴

分布

気性

食事

繁殖

冬眠

寿命

ジャイアントパンダの歴史

日本におけるパンダの歴史

絶滅危惧種から復活へ

パンダはペットにできるの?

パンダが見られる動物園は?

ジャイアントパンダに会える動物園

レッサーパンダに会える動物園

上野動物園に誕生!赤ちゃんパンダ

シャンシャンに会うためには?

意外と知られていない事実!日本でもパンダはたくさん産まれてる?

 

 


「パンダ」といえば、ジャイアントパンダ?レッサーパンダ?

 

パンダは、食肉目に属する動物。

はっきりした白黒模様が特徴的な 動物園 の人気者。

ゆったり歩いたりゴロゴロしたりと、のんびりする様子が可愛いですよね。

 

しかし、実はクマ科のジャイアントパンダだけでなく、レッサーパンダ科の レッサーパンダ もパンダと呼ばれていることをご存知でしたか?

むしろ、1969年に上野動物園にジャイアントパンダが初来日するまでは、パンダといえばレッサーパンダを連想されていました。

 

後に類縁関係にあると見なされたジャイアントパンダが発見されたことを受け、従来のパンダを英語でlesser panda「小さい方のパンダ」と呼ぶようになったのです。

両種とも中国大陸に生息しており、見た目が非常に可愛らしいという共通点がありますね。

ここでは、上野動物園のシャンシャンなど、今何かと話題になっているジャイアントパンダを主にご紹介します。

 

 

ジャイアントパンダの特徴

 

panda

 

ジャイアントパンダは、食肉目クマ科ジャイアントパンダ属に分類される動物。

白と黒にはっきりと分かれた体毛が特徴の動物園の人気者。

 

野生下での生息数が限られており、東洋一のレアアニマル。

オカピ、コビトカバとともに「世界三大珍獣」とされています。

 

大きさ

 

ジャイアントパンダの体の大きさは体 長1.5m、肩の高さが75cmほど。

メスよりオスの方が体格が大きく、メスの体重100kgぐらいに対し、オスは115kgまで大きくなります。

 

身体的特徴

 

前述した白黒の被毛の他、ヒトの親指と同じ役目を果たすよう進化した手根骨「第6の指」の存在します。

このことから、ジャイアントパンダはレッサーパンダと同じくパンダ科とされるようになりました。

 

分布

 

野生のジャイアントパンダは、中華人民共和国に生息。

甘粛省、四川省、陝西省などに分布しており、湖北省、湖南省では絶滅が確認されています。

古くは北京周辺からベトナム北部、ミャンマー北部にかけて分布していたと考えられています。

パンダの棲んでいる山は竹林の多い森の茂ったところで、標高1200~3900mの高い地域。

 

気性

 

ぬいぐるみのような外見やのんびりした動作は人間にとって「愛らしい」と映りますが、クマ科動物として気性の荒い一面も併せ持っています。

動物園の飼育員が襲われたという話もありますので、テレビなどで見る飼育員にじゃれつく可愛らしい様子は、人に慣れて気性の優しいパンダを選んでのものでしょう。

 

食事

 

中国の野生のパンダの食事は竹林の竹や小型哺乳類、魚、昆虫、果物。

もともとはクマと同じく肉食であり、必要にかられれば肉食となることも確認されています。

 

肉食から竹食への移行は、氷期到来による食糧不足から偏食を余儀なくされ、入手しやすい竹ばかり食べるようになったからと考えられています。

中国の飼育環境では、竹以外にも肉や野菜などを中心としたエサで、竹食とはいい難い食事内容のようです。

 

笹を食べるパンダは1日に9~13.5kgもの量を食べ、特に柔らかいタケノコを好みます。

もともと肉食動物であったパンダは、消化器が完全な草食動物のものではなく、効率よく植物を消化することができません。

そのため、食べた物からあまり栄養を摂取することができず、その分、量を増やして補う必要があるのです。

 

繁殖

 

繁殖期は年に1度、3月から5月の間。

メスの受胎が可能な期間は数日ほどしかありません。

 

妊娠期間は3か月から6か月で、通常1頭または2頭の子供を出産。

受胎期間の短さと多産ではないことから、繁殖力は低い部類に入ります。

そのため、乱獲と並んでパンダの絶滅危機の原因ともされています。

 

冬眠

 

ジャイアントパンダは寒い地域で暮らすクマの仲間ではありますが、ヒグマやツキノワグマなどが行う冬眠はしません。

冬に餌が乏しくなる地域の動物が、厳しい冬を乗り切るための方法が冬眠。

しかし、ジャイアントパンダは冬でも枯れず、一年を通して食べることができる竹や笹を主食としているため、冬眠の必要がありません。

 

寿命

 

野生下のパンダの寿命は20年。

ただ、飼育下にある場合はそれより長いことがほとんどです。

2016年に安楽死の処置を受けた世界最高齢の香港のジャイアントパンダ・佳佳(ジアジア)は、38歳で人間でいえば114歳に相当する年齢でした。

 

 


ジャイアントパンダの歴史

 

panda

 

パンダは人間よりもはるか昔から地球に存在しています。

パンダが食肉中心から竹食中心になったのは、氷期の食糧不足によるものと言われるほど。

 

人間が文明を持ち始めた時代も、人々の目に触れることはほとんどなく、長い間中国の山奥でひっそりと暮らしていました。

たまたまその風変わりな姿を見た地元の猟師からは、シロクマやバクと呼ばれており、正体不明の怪獣だと思われていたようです。

もしくは、神様が姿を変えて地上に降りてきた神獣として扱われていました。

 

パンダがパンダとして発見されたのは1869年。

フランス人宣教師のアルマン・ダヴィッドが中国を訪れた際に、地元の猟師が持っていたパンダの毛皮を発見。

博物学に長けたダヴィッドはその見たことのない珍獣の毛皮と骨を得て、パリの国立自然史博物館に送ります。

これにより、パンダが世界中に認知されて人気者となることになりましたが、これはパンダ乱獲という悲しい歴史に繋がることに。

 

白黒模様の珍しいパンダの毛皮は瞬く間に人気となり、毛皮目的の狩猟が盛んになります。

もともとの個体数が少ないパンダの狩猟ブームは、一気に絶滅の危機へと追い込みました。

 

1900年代に入ると、中国は外交のカードとしてパンダを使うようになります。

国交回復や友好のしるしとしてパンダを贈るようになりました。

上野動物園 に初来日したパンダたちも有名ですね。

 

それに伴い、パンダは「国家一級重点保護野生動物」に指定され、密猟などは禁止されるように。

乱獲による野生の個体数が激減していることが明らかになったのもこの頃で、1940年の初めての野外調査のときでした。

 

その後、1955年から北京動物園で始めて飼育・展示が始まり、パンダの研究と個体数を増やし保護する活動が本格化。

現在では、中国の懸命な努力により、パンダの個体数は1600頭ほどまで回復しました。

一方で、パンダの生息地である密林はどんどん破壊され、野生のパンダを取り巻く環境はいまだ厳しいものです。 

 

 

日本におけるパンダの歴史

 

実は、日本と中国の歴史にもパンダは深くかかわっています。

ご存知の通り、日清戦争や満州事変、中国の領土支配や世界大戦の結果、長らく隣国として続けてきた関係に一度終止符が打たれました。

そんな両国の大戦後、日中友好の証としてやって来たのがパンダです。

 

1972年10月、日中国交正常化の証として中国からパンダが贈られました。

このときパンダのランランとカンカンを迎えた上野動物園は、日本初のパンダ展示・飼育を始めたのです。

 

当時まだジャイアントパンダの情報も少なく、ノウハウがないまま上野動物園では飼育を続けました。

2頭の様子は連日報道され、世間にパンダブームを巻き起こす結果に。

 

これらのことから、上野動物園=パンダというイメージが強く残ったようです。

最近では人工繁殖されたシャンシャンのニュースが取りざたされていますね。

 

 


絶滅危惧種から復活へ

 

1980年代の乱獲により、ただでさえ繁殖力が低いジャイアントパンダは激減。

1990年代には「世界の絶滅危惧種リスト(レッドリスト)」に加えられる結果となりました。

 

しかし、パンダを国獣とする中国による保護・繁殖努力により、頭数が回復。

最新調査によると、成獣は1864頭、子どもと合わせると2000頭余りが中国に生息しているとのこと。

 

IUCNは「広範な調査の結果、かつての頭数減少には歯止めがかかり、生息数が増え始めている」と指摘。

2016年に「絶滅危惧種」ではなく緊急度が1段階低い「危急種」にあらためて分類されることとなりました。

 

中国政府による保護努力が効果的であったことは評価されていますが、一方で、パンダが生息する竹林地帯の3割が減少すると今後80年の気候変動予測がされています。

パンダの生息地帯の減少やそれによる食糧供給の減少は厳しい現状であり、「現在の生息数回復は一時的なものに終わる」とも言われています。

 

 

パンダはペットにできるの?

 

panda

 

ぬいぐるみのような見た目とのんびりした様子が愛らしいパンダですが、大富豪の動物好きの中にはこんな方もいるかもしれません。

「パンダをぜひ自宅で飼いたい…」体が大きく、1日の食料も非常に多いパンダは普通に考えればペットとして飼育できるものではありませんが、外国の富豪の中にはパンダをペットにしたい人もいるようです。

 

しかし、パンダはもともとクマ科の肉食動物。

気性の大人しい個体ばかりではありません。

時には人を襲う獰猛さを見せることもあるのです。

 

さらに、ジャイアントパンダは絶滅が危惧される動物であり、ワシントン条約により保護されている動物。

密猟、密輸はもちろん、個人間の商業目的での販売・購入・飼育は禁止されています。

パンダを愛でるなら、動物園に行くしかなさそうです。

 

 


パンダが見られる動物園は?

 

それでは、パンダを見ることができる動物園とはどこでしょうか?

ここでは、ジャイアントパンダだけでなく、レッサーパンダにも会える動物園をご紹介します。

 

ジャイアントパンダに会える動物園

 

panda

 

ジャイアントパンダは、中国からレンタルという形を取るため、飼育する動物園は多くはありません。

ジャイアントパンダに会えるのは以下3つの動物園のみです。

 

【東京都】 上野動物園

【兵庫県】 神戸市立王子動物園

【和歌山県】和歌山アドベンチャーワールド

 

レッサーパンダに会える動物園

 

lesser_panda

 

レッサーパンダに会える動物園は、ジャイアントパンダより見る機会が多い動物。

小さく愛らしい姿が人気です。

昔は「パンダ」と言えばレッサーパンダだった、その歴史を感じながら見てみるのも良いかもしれません。

 

【北海道】 札幌市円山動物園 旭川市旭山動物園 、釧路市動物園

【秋田県】秋田市大森山動物園ミルヴェ

【宮城県】仙台市八木山動物公園

【福島県】東北サファリパーク

 

【東京都】上野動物園、多摩動物公園、東京都立大島公園動物園、羽村市動物公園、江戸川区自然動物園

【栃木県】那須どうぶつ王国

【群馬県】野生の王国群馬サファリパーク

【茨城県】日立市かみね動物園

【埼玉県】さいたま市大崎公園子供動物園、埼玉県こども動物自然公園、東武動物公園

【千葉県】千葉市動物公園、市川市動植物園、市原ぞうの国

【神奈川県】川崎市夢見ヶ崎動物公園、横浜市立野毛山動物園、よこはま動物園ズーラシア

 

【静岡県】静岡市立日本平動物園、浜松市動物園、三島市立公園楽寿園、熱川バナナワニ園、富士サファリパーク

【山梨県】甲府市遊亀公園付属動物園

 

【富山県】富山市ファミリーパーク

【長野県】長野市茶臼山動物園

【石川県】いしかわ動物園

 

【福井県】鯖江市西山動物園

【京都府】京都市動物園、福知山市動物園

【大阪府】天王寺動物園、みさき公園、ひらかたパーク

【兵庫県】神戸市立王子動物園、姫路市立動物園、姫路セントラルパーク

【和歌山県】和歌山アドベンチャーワールド

 

【岡山県】池田動物園

【広島県】広島市安佐動物公園

【山口県】周南市徳山動物園、秋吉台自然動物公園サファリランド

 

【愛媛県】愛媛県立とべ動物園

【徳島県】とくしま動物園

【高知県】高知県立のいち動物公園

 

【福岡県】福岡市動物園、大牟田市動物園、到津の森公園

【長崎県】長崎バイオパーク、西海国立公園 九十九島動植物園 森きらら

【宮崎県】宮崎市フェニックス自然動物園

【鹿児島県】鹿児島市平川動物公園

 

ジャイアントパンダ、レッサーパンダどちらにも会えるのは、東京の上野動物園・兵庫県の神戸市立王子動物園・和歌山県の和歌山アドベンチャーワールドの3つ。

2種類のパンダを楽しむなら、このうちのどこかに行きたいところですね。

 

 

上野動物園に誕生!赤ちゃんパンダ

 

panda

 

2017年6月に産まれた赤ちゃんパンダ・シャンシャンはテレビやネットで話題の存在。

ニュースでは、すくすくと育つ様子が映され、お茶の間の癒しとなっています。

そんなシャンシャン、実は最長4年後には中国に帰らなきゃいけないことはご存知でしょうか。

 

そうというのも、1975年発効のワシントン条約にて、絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関して定めているリストに、1984年にはジャイアントパンダが分類され国際取引が原則禁止になったのが契機。

その後繁殖・研究を目的とする場合は、原則中国からのレンタルという形が取られています。

 

シャンシャンは日本生まれですが、外国で誕生した子も最終的に中国に返還しなければならないと定められています。

シャンシャンに会うなら今のうちということですね。

 

 


シャンシャンに会うためには?

 

上野動物園 シャンシャン

 

公開当初は事前申し込みの抽選方式、2018年2月からは整理券配布方式と観覧方法が変遷してきたシャンシャン。

2018年6月からは、当日その場に並んだ順で見ることができるようになりました。

 

並ぶ時間は時間帯によって前後しますが、平日は30~40分、土日祝日は1時間弱を見ておくと良いでしょう。

また、上野動物園の公式  Twitter   で11時前後~14時頃にリアルタイム待ち時間情報も更新されるので、そちらもご活用ください。

 

なお、上野動物園の閉園時間は17時ですが、パンダ園の観覧受付終了は16時までとなります。

帰り際に見に行こうと思っていると見れない可能性もあるため、15時頃までにはパンダ園に向かってください。

 

前述した通り、シャンシャンは返還期限までに中国へ返さなければなりません。

公開終了やはっきりとした返還日は2019年10月現在でまだ決まっていませんが、返還期限は最長で2020年12月31日。

まだシャンシャンに会いにいっていない方は、早めに会いにいきましょう。

 

 

意外と知られていない事実!日本でもパンダはたくさん産まれてる?

 

pandas

 

パンダの繁殖に成功した例として上野動物園が大いに取り上げられていますが、実は日本でパンダ誕生が珍しくないスポットがあります。

それは、和歌山県白浜町のアドベンチャーワールド。

 

アドベンチャーワールドは、実は上野動物園よりも実績を残している場所。

今世紀に入ってから、毎年のようにパンダが産まれており、生育しては中国への返還を繰り返しています。

 

アドベンチャーワールドは、動物がいるアミューズメントパーク。

アトラクションで遊ぶことも、動物の可愛らしさを堪能することもできるおすすめスポットです。

赤ちゃんパンダに会える可能性も高いため、「上野動物園のは遠方で向かえない」という方は行ってみてはいかがでしょうか。

 

上野動物園のパンダ誕生が話題に出るのは、おそらく先に述べた中国との歴史的背景が関係しているのでしょう。

上野動物園ではその歴史を感じることもできますね。

 

一方、アドベンチャーワールドでは確実にパンダの赤ちゃんが見られるという魅力があります。

目的に合わせて、パンダを見に向かう先が変わって来そうです。

 

 

パンダは人間よりもはるか昔から存在し、神獣として扱われる時代もありました。

その後、毛皮目的の乱獲が行われたり、中国との友好の証としてやって来たり、多くの歴史を私たちに語ってくれる存在です。

 

上野動物園のパンダの赤ちゃん公開も期待が高まるところ。

ぜひ、みなさんもパンダの可愛さを満喫してください。


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