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クサガメについて詳しく知ろう!特徴からその生態、飼い方を解説






ペットショップでは幼体が「ゼニガメ」として販売されているクサガメ。
彼らはペットショップだけではなく、野生の個体も生息しています。

天気の良い日に河川に近づくと、石の部分や浅瀬で気持ち良さそうに日向ぼっこしている姿を見られることがあります。
意外にも飼い主によく馴れて、名前を呼ばれると近付いてくることがあったりと、非常に可愛らしいペットとなります。

今回はクサガメの特徴や他の種類のカメとの見分け方、飼育の際に必要なもの、飼う際の注意点、繁殖方法などを詳しく解説します。

【目次】クサガメについて詳しく知ろう!特徴からその生態、飼い方を解説

 

クサガメってどんな生き物?

クサガメの特徴

クサガメの生態

クサガメの飼育

1. 衣装ケースでの飼育

2. 日光浴ができる陸地

3. 隠れ家になるような場所

4. 紫外線ライトとバスキングライト

5. ヒーター

6. クサガメの餌は?

7. クサガメの水換え

クサガメは繁殖できるのか?

クサガメの雄

クサガメの雌

クサガメのまとめ

クサガメは外来種です

クサガメの寿命は長いです

カメには日光浴が必要です

クサガメは冬眠をします

飼育場所の水は常に綺麗にしておきましょう

 

 


クサガメってどんな生き物?

 

クサガメ

 

クサガメはアジアから日本全土に生息している生き物です。

ペットショップの爬虫類、両生類コーナーや河川で、一度は見かけたことがある人は多いのではないでしょうか。

 

外来種の ミドリガメ(ミシシッピーアカミミガメ)  のように特定外来生物に指定はされていませんが、元々は台湾や中国から輸入された個体が日本全土に散らばって生息地を広めたとされています。

外来種と言ってもニホンイシガメやスッポン等、他のカメの生息地域を特に狭めることもなく上手に共存しています。

 

 

クサガメの特徴

 

クサガメ

 

クサガメの特徴は、黒い石のような甲羅と目の下や首元に入っている黄色い線、目に入っている黒い線です。

ミドリガメも同じように、目の中に黒いまっすぐな線が走っています。

しかし、ミドリガメの耳元には赤い模様が入っており、クサガメにはないものなので、簡単に見分けることが出来ます。

 

クサガメは日本固有種のニホンイシガメとよく似ていますが、甲羅が茶褐色のイシガメと比べると黒い固体が多く、必ず体に黄色の線が入っています。

河川で日向ぼっこをしているカメを見つけたら、顔の周りに黄色い線があるか、また甲羅の色が濃いかをよく観察してみてください。

 

また、名前の由来の「臭亀」の通り、クサガメは特徴のある匂いを出します。

飼育下では匂いを出すことはほとんどありませんが、野生のクサガメを捕まえてみるとお尻のあたりから強い匂いを発します。

クサガメはイシガメと比べると頭が大きな個体が多いので、そちらでも判断できるようです。

 

 


クサガメの生態

 

クサガメ

 

クサガメは流れの緩やかな川や沼、時には田んぼにも生息しています。

基本的には昼行性で、夜は泥の中や浅瀬のふちで眠っています。

 

夏は気温が高く、日差しも強いからか、昼間は眠り、夕方から夜にかけて行動する個体が増えるようです。

飼育下では夏の間も昼行性のままで活動する個体が多いので、下手に生活サイクルを乱すことは避けましょう。

 

冬は他のカメと同じように冬眠をします。

カメ は変温動物なので、自分で発熱することができません。

春が来るまで、暖かい土の中や凍ることのない水底でじっと眠ります。

 

しかし、飼育しているクサガメは、下手に冬眠をさせてしまうと死んでしまうことがあります。

子ガメや体調の良くないカメ、夏に食欲が落ちていたカメは特に冬眠をさせるべきではありません。

必ず冬眠をさせなくてはいけないというわけではないので、秋から春先まではヒーターを使って水を温かくし、冬を越させてあげてください。

 

日本では比較的良く野生の個体を見かけることのできるクサガメですが、生息地の台湾や韓国、中国では土地の開発やペット用の捕獲によってその数は年々減っていると言われており、  保護の対象   となっています。

 

鶴は千年、亀は万年ということわざがありますが、クサガメの寿命はおおよそ20年から30年と言われています。

中には40年も長生きした個体もいるそうです。

一度飼育し始めると長く付き合っていける生き物です。

 

 

クサガメの飼育

 

クサガメ

 

ここでは、クサガメの飼育に必要なものを順に解説していきます。

 

1. 衣装ケースでの飼育

 

クサガメの飼育には少なくない水を使うので、ガラス製の水槽で飼育するのはあまりおすすめしません。

子ガメの飼育はどんな水槽でも問題ありませんが、多くのクサガメは手のひら大以上にまで成長します。

特にクサガメの雌は雄に比べると大きくなる個体が多いので、雌を飼育している場合は大きいサイズの衣装ケースで飼うと良いでしょう。

 

一方、室外で放し飼いにする場合は、クサガメが自由に出入りすることができる水辺をいくつか作ってあげれば問題ありません。

水の中で糞をしたり、水の中で餌を食べたりする場合が多いので、室内室外に関わらず汚れてきたなと思ったらすぐに水を替えてあげてください。

 

カメは  力が強い個体が多い   ため、放し飼いにするときはカメが通り抜けられないような頑丈な囲いを作っておいた方が良いです。

力強い前足で土を掘ることができるので、その点にも注意が必要となります。

 

アイリスオーヤマ キャリーストッカー

 

 

アイリスオーヤマ キャリーストッカーの商品情報

 

参考価格:1,380円(税込)

メーカー名:アイリスオーヤマ

サイズ(幅x奥行x高さ):40×約74×約31cm(ローラー取り付け時)

重量:1.47㎏

生産国:日本

 

2. 日光浴ができる陸地

 

クサガメ

 

カメにとって、  日光浴はとても大事な習慣   です。

クサガメだけでなく、ミドリガメやイシガメ、リクガメなども必ず日光浴を必要とします。

 

そのため、最低でも2日に1回の日光浴、もしくは毎日紫外線ライトとバスキングライトを当てて疑似日光浴をさせてあげてください。

日光浴をさせてあげないと、カメは病気になってしまいます。

 

カメが良く日光浴をしている姿を見ることができるのは、  日光を浴びることでビタミンD3を作り、自分で吸収できないカルシウムを消化しているため   です。

甲羅の硬さを維持するためにはカルシウムが必要です。

 

カメの甲羅は骨が変形して出来たものなので、日光浴ができないと甲羅が脆くなってしまう病気になってしまうことがあります。

また、日光には殺菌や消毒の効果もあるため、皮膚病や甲羅に藻が生えたりすることも防いでくれます。

こうした面から、カメにとって  日光浴はとても重要な行動の一つ   なのです。

 

そのため、飼育の際には、カメが自分で登れるぐらいの大きさの陸地を作ってあげてください。

レンガやカメ専用の浮島など、カメの陸地のための道具は沢山売られています。

ただ、レンガはとても重いため、基本は室内で飼育するという方にはおすすめしません。(室外で飼育するため、水場はあまり動かさないという方に適しています。)

 

カメ専用の浮島は、ミドリガメやゼニガメを販売しているペットショップであれば置いているはずです。

様々な形のものがありますので、飼育しているカメに似合いそうな浮島を探してみてください。

 

ジェックス タートルバンク

 

 

ジェックス タートルバンクの商品情報

 

参考価格:2,283円(税込)

メーカー名:ジェックス

サイズ(幅x奥行x高さ):29.8×17.8×5.4cm

重量:885g

 

3. 隠れ家になるような場所

 

日光浴が好きなクサガメですが、ずっと日光に当たっていると熱中症になってしまうことがあります。

そのため、陸地だけではなく日陰になって涼めるような場所も必要です。

 

ペットショップで販売しているカメの陸地は、カメが登る場所の下が空洞になっていて、そこに隠れることができるようになっているものが多いです。

飼育しているカメの体長よりも、少し大きいサイズの商品を購入することをおすすめします。

レンガを組み合わせて日陰を作ることも出来るので、自分の好きなようにカスタマイズをしてみてください。

 

スドー ロックシェルターSP L2

 

 

スドー ロックシェルターSP L2の商品情報

 

参考価格:1,615円(税込)

メーカー名:スドー

サイズ(幅x奥行x高さ):16.5×10.5×17.5cm

重量:920g

 

4. 紫外線ライトとバスキングライト

 

日照時間が短い秋から春の初めにかけては、寒いだけではなくカメの日光浴の時間も少々物足りなくなります。

冬にカメが冬眠をするのは変温動物ということもありますが、十分な日光浴ができないためでもあります。

したがって、秋から春には  紫外線ライトとバスキングライト   という紫外線照射とホットスポットを作ってくれるライトを使うと良いでしょう。

 

紫外線ライトはその名の通り紫外線を出してくれるライトです。

紫外線による甲羅の消毒やカルシウムの吸収など、カメには必要不可欠なライトです。

 

バスキング(basking)は日光浴という意味。

カメだけではなく、主に自分で体温を上げることのできない爬虫類に使用します。

体温を上げて消化を促すように、紫外線ライトと一緒に食後に使ってあげてください。

 

ビバリア 太陽neo

 

 

ビバリア 太陽neoの商品情報

 

参考価格:2,140円(税込)

メーカー名:ビバリア

サイズ(幅x奥行x高さ):10×22×7.5cm

重量:400g

 

マルカン バスキングライト

 

 

マルカン バスキングライトの商品情報

 

参考価格:1,833円(税込)

メーカー名:マルカン

生産国:中国

 

5. ヒーター

 

カメは水の温度が低いと冬眠を始めてしまいます。

20℃付近から段々と食欲がなくなり、動きが鈍くなってきます。

お腹の中身をすっかりだして、排泄をしなくなったら冬眠の合図です。

 

しかし、  飼育下でのカメの冬眠はあまりおすすめできません。

土の中で冬眠してもらう、凍らないように水を深めに張ってそこで冬眠してもらうなど冬眠自体は可能ですが、今回は冬眠をさせない方法を解説します。

 

方法はとっても簡単です。

ヒーターを水の中に入れて、25℃程度に温めておけばカメは冬眠をしません。

 

ただ、ヒーターによっては、水が循環していないと水槽全体を温めてくれないという仕様のものがあります。

カメを飼育している水槽で水を循環させていない場合は、入れるだけで水を温めることができるヒーターなのかを確かめてから購入すると良いでしょう。

寒いと食欲がなくなり、冬眠の準備を始めてしまうので、  秋から春にかけてはヒーターを24時間つけっぱなしにしてあげる   のがベストです。

 

ジェックス カメ元気

 

 

ジェックス カメ元気の商品情報

 

参考価格:1,981円(税込)

メーカー名:ジェックス

サイズ(幅x奥行x高さ):5.3×11.6×3.8cm

重量:178g

生産国:インドネシア

 

6. クサガメの餌は?

 

クサガメ

 

クサガメは雑食の生き物で、野菜や果物、肉や魚も食べます。

野生下では主に小魚や貝、昆虫などを食べています。

 

飼育下では  専用のフード   を与えるのがおすすめです。

カメの体に必要な成分が配合されているので栄養バランスが崩れることがありません。

 

与える量の目安も表示されているため、どれだけあげればいいのか・・・という心配も無用です。

カメは大食漢が多いですが、あまり量を与えると太ってしまって健康にも悪いので、欲しがっても適量は守るようにしてください。

 

生きた餌(  金魚 メダカ など)も大好きなので、時々与えてみるのも良いでしょう。

クサガメが上手に狩りをする様子を見ることができます。

上手く狩りができない時は少し水を深めにして、クサガメが自由に泳げるようにしてあげてみてください。

 

カルシウムが多く含まれているからか、カメのおやつとして売っている乾燥エビも大好きです。

パリパリと気持ちの良い音を出して食べてくれます。

 

また、昆虫も食べるため、時には変わり種のおやつとしてダンゴムシやミミズをあげても問題ありません。

カマキリやハチや毛虫など、カメの顔や口を傷つけたりしないような昆虫なら、大抵のものはかみ砕いて食べてしまいます。

カメムシやゴミムシなどの臭いを出す昆虫は避けた方が無難です。

 

※クサガメの口は  貝をそのままかみ砕いて食べることができてしまうほど鋭い   です。

餌を手から与えているときに、噛みつかれないように注意をしましょう。

血が出るまで噛まれることは滅多にないですが、力が強いためとても痛いです。

 

ヒカリ カメのエサ

 

 

ヒカリ カメのエサの商品情報

 

参考価格:279円(税込)

メーカー名:ヒカリ

内容量:200g

 

7. クサガメの水換え

 

クサガメは  その生活の大半を水の中で暮らす生き物   です。

水の中でご飯を食べますし、その水を飲み排泄もします。

そのため、水が汚いままだと、クサガメは脱水症状を起こしてしまったり、病気になってしまいます。

 

他のカメのように、クサガメもよく水を汚します。

汚れた水は嫌な臭いを出すため、少しでも水が臭ってきたと思ったらすぐに換えてあげましょう。

 

特に夏場はカメの新陳代謝がよくなり、かつ気温が高いため水が痛む速度が速いです。

夏はできるだけ毎日、水を取り替えてあげてください。

 

冬もヒーターをつけている場合は、夏ほどではないですが痛む速度はそれなりに早いです。

カメが水を汚すペースを見ながら、  2日に1回、最大でも3日に1回   は換えてあげましょう。

 

クサガメは皮膚が弱いタイプのカメではないので、水換えは水道水をそのまま使っても問題ありません。

しかし、皮膚がまだしっかりしていない子亀の時は、なるべくカルキ抜きをした水を使うことをおすすめします。

 

カメ用のろ過フィルターを使って水の汚れを軽減するという手もありますが、ろ過の水流を嫌がる場合もあります。

水流が嫌いな個体は嫌がって陸に逃げてしまうので、その場合は使うのを止めてあげてください。

 

ろ過フィルターを使うと、週に1~2回の水換えでも問題はなくなります。

フィルターが汚れてくると意味がなくなってしまうため、その点には注意しましょう。

 

ジェックス カメ元気フィルター

 

 

ジェックス カメ元気フィルターの商品情報

 

参考価格:952円(税込)

メーカー名:ジェックス

サイズ(幅x奥行x高さ):6.6×4.95×14.2cm

重量:315g

生産国:インドネシア

 

 


クサガメは繁殖できるのか?

 

クサガメ

 

クサガメの繁殖は  比較的容易   と言われています。

雌雄の見分け方は下記の通りです。

 

クサガメの雄

 

  • 総排泄肛の位置が尻尾側にある
  • 雌と比べると小さい
  • メラニズムが起き、首元や目元の黄色い線が消える

 

クサガメの雌

 

  • 総排泄肛の位置がお腹側にある
  • 雄に比べると体が大きく育つ
  • メラニズム(黒化)が起きない

 

ただ、カメの性別は幼い時には見分けることが難しいと言われています。

そのため、ある程度大きくなり始めたら確認すると良いでしょう。

 

そんなクサガメの繁殖には、まず冬眠が必要です。

クサガメの繁殖期は春。

クサガメに春を知らせるためには、冬眠をさせて四季のサイクルを作らなくてはいけません。

 

冬眠から目覚めた5月上旬から6月にかけて、クサガメは繁殖行動をとります。

雄が雌にアプローチをして、交尾が成功したら雌にはたくさんご飯を与えてください。

卵を育てるために、繁殖期の雌はたくさんご飯を食べます。

 

卵が産まれる6月上旬あたりになると食欲がだんだんと落ちてきますが、卵を産み終わればまた食欲は戻ります。

卵を産むには大量のエネルギーを必要とするので、産卵を終えたあとの雌にも沢山ご飯を与えるようにしてください。

クサガメの卵は2〜3か月ほどで孵化するため、受精卵になっていれば遅くても3か月後には子亀が生まれてくる姿を見ることができます。

 

また、クサガメとニホンイシガメは繁殖ができます。

クサガメとニホンイシガメの間の子は「ウンキュウ」と呼ばれます。

 

2匹のカメの特徴を持っているので見分けるのは難しいそうですが、クサガメのように臭い匂いを出す固体や首の下に模様が入っている個体など、一見イシガメに見えてもクサガメの特徴を持っているということで見分けをつけているそうです。

ウンキュウは野生下では良く見かけることのできる個体ですが、だからといって2種を交雑させて繁殖させ、その子供を野生に返すことは止めましょう。

もちろん、クサガメが野生に適応しているカメだからといって、下手に繁殖をさせて放流するということも止めてください。

 

 

クサガメのまとめ

 

クサガメ

 

クサガメは外来種です

 

日本の気候や他のカメとの住み分けは上手く出来ていますが、ペットショップなどで購入したクサガメを野生に戻すのは止めましょう。

 

クサガメの寿命は長いです

 

短くても20年は生きるとされています。

上手に飼育して、是非最後まで看取ってあげてください。

 

カメには日光浴が必要です

 

クサガメではなく、リクガメなど他のカメも日光浴を必要とします。

秋から冬にかけては、紫外線ライトとバスキングライトをしっかり準備してあげましょう。

 

クサガメは冬眠をします

 

最初から無理に冬眠をさせるのではなく、丈夫な個体になって命を落とす心配がなくなってから冬眠をさせると良いでしょう。

繁殖をさせたい場合は必要な行為ですが、繁殖の予定がない場合は無理にさせる必要はありません。

 

飼育場所の水は常に綺麗にしておきましょう

 

飲食や排泄を、クサガメは水の中でします。

汚い水だと脱水症状を起こしてしまったり、病気になってしまうこともあるので水の管理は小まめに行ってください。

 

 

クサガメは慣れるとこちらの呼びかけに反応してくれたり、甘えてくるようになることもあります。

日光浴の時に気持ち良さそうに目を細めて足をぴーんと伸ばしている様子も中々に可愛らしいです。

是非、小さな子亀の時から飼育をしてみてください。

本記事がクサガメを飼育しようと思っている方や、飼育している方の助けになれば幸いです。


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