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メダカの飼育には欠かすことのできない水槽ですが、現在ペットショップでは様々な形のものが販売されています。
メダカ は成長しても3cm前後にしかならない、非常に小型で飼育しやすい魚です。
学校の教材や初心者向きのペットとしても紹介されており、誰もが一度は見たことのある魚でしょう。
そんなメダカを飼育する水槽には、小型のデザイン性の高いものから本格的なガラス製まで、幅広いバリエーションが存在しています。
いずれの水槽でも、団地などの集合住宅でも飼育しやすい点はとても魅力的ですよね。
自分がどのような形でメダカ飼育を楽しみたいのかを検討して水槽を選ぶのが良いでしょう。
メダカは古くより日本全国の河川に生息しており、人々の生活に馴染みのある淡水魚でした。
金魚 以前より観賞魚としての文化があり、田んぼの用水路や沼地など様々なところで生息していたため、簡単に入手できる魚でした。
そんなメダカの飼育が盛んになったのは江戸時代中期以降の話で、金魚鉢の普及とともにメダカの水槽飼育も盛んになりました。
当時は池に囲いを作りそこで飼育するのが主流でしたが、だんだんと江戸城下の商店の軒先に瓶で飼育されるようになります。
日本の気候に大変合っている魚であることから、場所を選ばずに飼育することができ、また繁殖力の高さから特に手入れを必要としないという点でも人気がありました。
明治以降になると一般家庭での飼育も当たり前になり、タライや水盆といった小型容器でも飼育されるようになります。
現在までその飼育方法は残っており、ガラスボウルに水草と一緒に飼育するビオトープも人気です。
また、睡蓮鉢に入れて屋外飼育をすることにより、ボウフラなどの虫に対する対策としても用いられています。
メダカの水槽は様々な形が販売されていますが、主に用途別に現在の主流の水槽の形をご紹介します。
ご自分の好みの飼育スタイルを探る参考にしていただければ幸いです。
一般的に屋内飼育で使用されているガラスの四角いノーマルタイプの水槽です。
広さも小型の物から大型のものまで幅広く存在しており、複数のメダカを飼育して繁殖させられるだけの広さのある水槽が多いです。
360度がガラスになっており、観賞はもちろんのこと生態観察にもおすすめの水槽です。
初心者の方は基本形のこちらの水槽の購入がベストでしょう。
ろ過装置なども十分に設置できるのでメダカ飼育の基本的な水槽の形です。
参考価格：1,582円（税込）
メーカー名：寿工芸
サイズ（幅X奥行X高さ）：30×20×14cm
重量：3kg
生産国：中国
屋外飼育で主に使用されている形の鉢です。
こちらに 水草 や睡蓮などを浮かべてそこにメダカを放ち飼育します。
浮き草などの水草を入れておくと、その水草の根部分に繁殖期のメダカが卵をつけて繁殖します。
卵がついた浮き草は、隔離しておかないとメダカに食べられてしまうことがあるため注意してください。
水草を入れておくことにより、水草の光合成によって鉢内に酸素が循環するので、ろ過装置なしでも飼育することが可能です。
また、様々な水草やヤゴなどの水生昆虫との飼育も可能で、より自然界に近い様子を観察することができます。
ペットショップで販売されているメダカのほとんどは屋内育ちということもあり、最初の導入時は数日に分けてゆっくり水合わせすると良いです。
参考価格：1,037円（税込）
メーカー名：スドー
サイズ（幅X奥行X高さ）：29.5×29.5×19cm
重量：310ｇ
生産国：中国
小型のメダカの飼育には、より手軽に金魚鉢や小型水槽での終生飼育も可能です。
小型の水槽は水量が少ないので、水が汚れやすいなどの注意点がありますが、メダカは金魚程には水を汚しません。
そのため、投げ込み式のろ過材や浄化作用のある砂利を使用することにより、長期での飼育が可能です。
小型水槽は繁殖環境としては適しておらず、ペットとしてお子様と一緒に飼育を楽しむなどという家庭向きな水槽と言えます。
また、メダカの飼育数も少数が基本で画像の金魚鉢で、多くてもメダカ10匹以内が目安です。
小型水槽の場合インテリアとして使用できるデザイン性の高い水槽も数多く販売されていますので、自由に部屋のインテリアとしてレイアウトできるのも魅力の一つです。
参考価格：1,600円（税込）
メーカー名：吉田飼料
内容量：3.8L
様々な形があり、選択の幅がたくさんあるメダカの水槽ですが、各水槽で飼育する上でのポイントをご紹介します。
現在はカラフルなメダカが豊富で、メダカの色味によっても水槽選びは重要と言えます。
鉢で飼育している場合はより自然に近い環境で飼育しているため、梅雨時期や夏場は水が腐敗しやすくコケ・藻類が発生します。
一度藻類が発生してしまうと瞬く間に水が緑色に濁ってしまい、メダカを観察できなくなってしまいます。
完全に藻類を除去するためには、使用している鉢ごと丸洗いして数日天日干し、日光消毒する必要があります。
鉢に付着した藻類は大変根強いので、除去しても新たに生えてくることも。
それまで安定していた水を全量取り換えることになると、メダカの負担になりメダカが全滅してしまう危険もあります。
さらには繁殖しっぱなしにしておくと、藻類が水面に蓋をしてしまいメダカが酸欠状態になってしまうことが考えられます。
予防策として、エアレーションの設置と投げ込み式のろ過材の併用が良いでしょう。
また、水は屋内飼育と同じように定期的に少量づつ交換するようにして、水を綺麗に保つことがポイントです。
屋外飼育でも屋内飼育でも発生する巻貝は水槽の厄介者として有名です。
その繁殖力はとても強力で、一度発生してしまうとなかなか根絶することが難しいのが現状です。
メダカそのものに害があるものではありませんが、購入した水草などに卵が付着しているケースが多く、購入時は見落としがちです。
ゼリー状の卵はメダカの卵と見分けがつきにくく、繁殖の障害になることがあります。
また、貝の死骸などが水底に蓄積してガスを発生させ、水質の悪化につながるケースもあります。
貝の防止には定期的な水替えと忌避アイテムを導入するなどして、貝が水槽内に入らないように工夫することが必要です。
貝専用のおびき寄せ用のエサを設置して貝をとらえるアイテムを使用するのがおすすめ。
容器の中ににうまく貝が集まったところを捕獲して処分します。
完全に取りきることは難しいですが、複数回にわたり使用することで水槽内の貝を減らすことが可能です。
参考価格：999円（税込）
メーカー名：ジェックス
サイズ（幅X奥行X高さ）：9.3×4×18cm
重量：58ｇ
生産国：インドネシア
メダカを一番気軽に飼育しようと思えば、プラケースでの飼育も可能です。
プラケースは非常に安価に購入できますので、夏休みの自由研究などにメダカの飼育を少数で始めるにはうってつけです。
しかし、ガラス水槽より強度が弱く劣化も激しいという面があるので、長期の使用には向いていない飼育水槽です。
繁殖の季節によっては生まれた稚魚を隔離するなどの多様な使い方もできるのが利点。
さらにその軽さから、複数の稚魚を繁殖している方にとっては便利な飼育容器と言えるでしょう。
一時的に弱ってしまった個体を避難する療養所としても使えます。
参考価格：1,598円（税込）
メーカー名：SANKO
サイズ（幅X奥行X高さ）：37×22×24cm
重量：920g
生産国：中国
ここまでは基本的な水槽の形についてご紹介しましたが、ここからではデザイン性の高いインテリア向きの水槽を取り上げます。
メダカをお部屋のポイントとして、レイアウトしておしゃれなアクアリウムを作ってみてはいかがでしょうか。
メダカの飼育水槽、フタ、ろ過装置などがセットになった水槽。
写真のように5匹前後のメダカの飼育が可能で、水草などもレイアウトして楽しむことが可能です。
必要な物が全てセットになっていて、初心者向けです。
参考価格：2,240円（税込）
メーカー名：ジェックス
サイズ（幅X奥行X高さ）：23.5×18.5×24.3cm
重量：1.8㎏
生産国：インドネシア
屋外でのメダカ飼育にも使用できる鉢で、材質が発泡スチロールでできています。
団地のベランダなどでも飼育することが可能なうえ、軽いので移動するのにも楽々。
発泡スチロールなのでメダカ飼育が終了した際には、気軽に処分できる点が魅力です。
大・中二つのサイズ展開があります。
参考価格：1,286円（税込）
メーカー名：スドー
サイズ（幅X奥行X高さ）：45×30×20cm
重量：280g
生産国：日本
自由に水槽同士を繋ぎ合わせることができる水槽です。
上段にも横にも接続が可能で、もう少し増やしたいなんて時にも後から足すことができます。
デザイン性が高く自由に組み合わせて使用することが可能なので、インテリアの幅が広がります。
個別にも使用できるため、気分で配置を変更できる点も魅力的です。
参考価格：962円（税込）
メーカー名：テトラ
サイズ（幅X奥行X高さ）：21×14×16cm
重量：430g
生産国：中国
円柱型のコンパクトな水槽で、最大の特徴はライトが付属しています。
ライトはLEDでホワイトとブルーの2色を選択でき、気分によって配色を変更することができます。
メダカの場合は6～8匹の飼育が可能です。
ライトの下に循環フィルターも内蔵しているため、コンパクトにアクセサリーをまとめることができます。
参考価格：3,608円（税込）
メーカー名：ジェックス
サイズ（幅X奥行X高さ）：25.6×26×28cm
重量：2.05kg
生産国：中国
美しい球形のフォルムに、小さな滝（ウォーターフォール）が特徴の水槽です。
メダカの稚魚は水流に流されてしまうのであまり向きませんが、成魚は問題なく飼育することが出来ます。
滝から水の流れる音にも癒されますよ。
参考価格：3,184円（税込）
メーカー名：テトラ
サイズ（幅X奥行X高さ）：25×28×32cm
重量：1.54kg
生産国：中国
よりコンパクトなLEDライト付きの水槽。
フィルターも小型のものが付属しており、一人暮らしの方でも気軽に飼育を開始することができます。
流木を設置して、川の中を再現するもの素敵ですね。
かさばらないため、玄関先に置くこともできます。
参考価格：2,190円（税込）
メーカー名：ジェックス
サイズ（幅X奥行X高さ）：21.5×15.5×21cm
重量：590g
生産国：中国
シンプルなガラスボウル水槽です。
レイアウトも自由にできるので、半分水を入れてビオトープにしての飼育も可能です。
底に砂利を敷いたりすれば、安定感のある水槽として十分に利用することができます。
上の口が広いので、メダカの様子を上から観察することにも向いている水槽です。
参考価格：626円（税込）
メーカー名：カミハタ
サイズ（幅X奥行X高さ）：15×11×11cm
重量：350g
生産国：中国
壁に掛けることができる、インテリア性抜群の壁掛け水槽。
見た目のオシャレさだけでなく、設置スペースを取らないという部分でも魅力的です。
素材はアクリルで軽くて丈夫。
水草や花、流木などと共にテラリウムを楽しんでください。
参考価格：955円（税込）
メーカー名：Broadroot
サイズ：
外径：15cm
内径：13.2cm
高さ：7.5cm
内容量：230ml
キューブ型のフレームレスの水槽です。
フレームレスなことにより透明感があるので、中のメダカを観賞しやすいのが特徴です。
セット内容も消音タイプのろ過装置が付属しており、騒音も出にくいので賃貸物件の人にもおすすめ。
底が深いので浮き草などをレイアウトしても可愛らしいです。
参考価格：2,862円（税込）
メーカー名：ジェックス
サイズ（幅X奥行X高さ）：20×20×24cm
重量：3㎏
生産国：インドネシア
円柱型の植木鉢がセットできる水槽です。
画像のように花も育てることができ、インテリアの一部としても大活躍します。
こちらの水槽でメダカ4匹前後の飼育が望ましいでしょう。
エアレーションが下から出てくるので、水族館のような気分を味わうことができます。
参考価格：3,500円（税込）
メーカー名：寿工芸
サイズ：直径25×高さ25.5cm
メダカの水槽を選ぶ上でのポイントや、おすすめの水槽をご紹介しました。
メダカは種類も豊富で小型のため、水槽も飼育環境も自分好みに作ることができて可能性は無限大です。
飼育も容易で費用も安く手軽に始められるので、初心者にも始めやすいところも魅力ではないでしょうか。
本記事を参考に、皆様の アクアリウム 生活がより充実したものになれば幸いです。
