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動物愛護先進国と言われる国々では、動物愛護法の中で、事細かに飼育の条件が定められています。
まず、飼うまでに講習があったり、試験にパスしなければ飼育の許可がもらえないという国もあります。
また、飼育登録料や「犬税」を納める国もあります。
こうした決まりは、一見面倒で飼い主にとって負担のように思うかもしれませんが、「命」を迎え入れ、育てる自覚と責任を深めるという点では大事なことかもしれません。
中には「そこまで決めるの?」というほど細かく定められているものもあります。
例えば、スウェーデンでは5時間以上ワンちゃんを一匹でお留守番させることを禁じています。
その他、ドイツでは10時間以上ワンちゃんを一人ぼっちにすると虐待とみなされる場合もあります。
日本だったらちょっと厳しすぎるかもしれないと思わせる内容ですよね。
イタリアのトリノでは、1日に3回散歩をさせないと罰金という法もあります。
誰がチェックするのかと思ってしまうところもあるかもしれませんが、つまり、それくらいの思いでワンちゃんを大切に飼育してくださいねという願いが込められた法律なのかもしれません。
いずれもせよ、ワンちゃんが快適に生きられる環境を護るために考え抜かれた法律で、愛を感じずにいられません。
「アニマルポリス」をご存じでしょうか。
アメリカやイギリス、オランダなどが有名ですが、虐待や飼育放棄を取り締り、場合によっては逮捕もできる法的な組織・動物警察のことです。
飼い主からひどい扱いを受けているワンちゃんを見たら、通報するのは当たり前。
中でもイギリスのアニマルポリスは、人間の警察よりも早い1824年(日本は江戸時代)の設立というから驚きです。
オランダも国営の動物警察や動物救急サービスがあり、24時間体制で動物たちを護っています。
実は、日本でも2014年に兵庫県警が「アニマルポリス・ホットライン」を開設。
兵庫県内限定で、動物愛護に詳しい警察官が電話対応しているそうです。
日本のアニマルポリスが誕生する日も近いかもしれません。
提供:ペット手帳
公開日 : 2019/04/24