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生きた化石と呼ばれるヤマネ。ペットとして飼育可能なアフリカヤマネの生態や飼育方法などを解説






近年ではウサギやモルモット、ハムスターなどの小動物が大人気!
小さなケージで飼育可能な点や人慣れしやすいことから一人暮らしで飼育される方も増えています。

小動物を扱う専門店やペットショップなどで稀に見かけるようになったのが、ミニチュアサイズで容姿がとても可愛らしい「ヤマネ」。
エキゾチックペットとしての需要が高く、近年ではとても注目されている動物です。

本記事では、ヤマネの歴史や生態、ペットとして飼育しやすいアフリカヤマネの飼育方法などについて解説して行きましょう。

ヤマネってどんな動物?

 

 

ヤマネの姿を見れば、おそらく多くの方が ハムスター リス などに似ていると思われるかもしれません。

顔つきは一見ハムスターに良く似ていますが、ネズミやハムスターとの大きな違いはフサフサの長い尻尾。

ネズミやハムスターは尻尾が短く毛がないのが特徴ですが、ヤマネはフサフサの長い尻尾と背中に一本黒い筋があるのが見分けるポイントです。

 

日本に生息するヤマネは絶滅の危機に晒された危急種で、1975年国の天然記念物に指定されました。

冬眠生活が長いことや夜行性ということもあり、生息する森の中でも滅多に出会うことのできない貴重な動物なのです。

 

日本の動物園では唯一、上野動物園で飼育されていますが、夜行性のため起きている姿を滅多にお見かけすることができません。

また、日本には2,000万年前からヤマネの生息が確認されていることから「生きた化石」と呼ばれています。

 

 

ヤマネの分類

 

 

学名:Glirulus japonicus

和名:ヤマネまたはニホンヤマネ

英名:Japanese dormouse

分類:哺乳鋼 ネズミ目 ヤマネ科 ヤマネ属 ヤマネ

 

 


ヤマネのサイズ、寿命

 

 

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体長:6.8~8.4㎝

尾長:4.4~5.4㎝

体重:約14~23g(※冬眠時は40gほどに増加する個体もあり)

寿命:野生下では平均4~5年。飼育下では最長9年。

 

 

ヤマネの特徴

 

・前脚の指は4本、後脚の指は5本あり、爪はカギ爪で足の裏には肉球がある。

・長さ約2㎝ほどのフサフサの尻尾を持つ。

・背中の毛色は淡褐色で真ん中に暗褐色の縦縞がある。

・体の横に四肢があり、しっかりと木にぶら下がりながら移動ができる。

 

 


ヤマネの習性

 

・夜行性のため昼間は寝て夜になると餌を食べ活発に動き回る。

・逆さになって移動する。

・冬場は木の空洞や落ち葉、地中で体を丸めて冬眠する。

・冬眠中は体温が0℃近くまで下がり、脈拍や呼吸の数も減り仮死状態になる。

 

 

ヤマネの歴史

 

 

ヨーロッパではおよそ5,000万年前、日本ではおよそ2,000万年前の地層からヤマネの化石が発見されています。

公益財団法人キープ協会「やまねミュージアム」館長・ヤマネ博士の話によると、ヤマネは恐竜が絶滅した後のおよそ5,000万年前から地球に存在していたといいます。

 

ヤマネ 5000万年前

 

5,000万年前といえば恐竜やアンモナイト、海生爬虫類が絶滅した後、哺乳類と鳥類が繁栄した新生代の第三紀に出現したことが分かります。

ヤマネは人類よりはるか昔に繁栄した生き物であることがお分かりでしょう。

古代からその容姿と生態を変えないヤマネは「生きた化石」と呼ばれています。

 

▼古代ローマでは貴族の珍味として食された

 

 

イタリア料理の歴史ノートには、古代ローマ時代の貴族が珍味を楽しむ美食ぶりが記録されています。

クジャクやツルなどとともに可愛らしいオオヤマネも食肉として用いられていました。

 

ヤマネを専用の壺に入れて飼育し、木の実を大量に食べさせ太らせてから調理していたようです。

主に前菜や蜂蜜とケシの種子に漬けたデザートとして日常的に食されていたといいます。

 

▼妖怪・小玉鼠(コダマネズミ)の伝説

 

 

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日本に生息するニホンヤマネの祖先は、日本がまだ大陸と陸続きだったおよそ500万年前の外来種であると考えられています。

大陸に存在するヤマネとは数千年前に分岐したと推定されており、ニホンヤマネは日本独自の固有性を誇り他の種とは異なることが分かります。

 

日本では、古くから冬に木を切ると冬眠中のニホンヤマネが出現することから、林業に携わる人々はニホンヤマネを山の守り神として大切にしてきました。

秋田県北部のマタギたちの間には、小玉鼠 (コダマネズミ)という妖怪の言い伝えがあります。

この妖怪はヤマネに似ており、山中で人間に出会うと立ち止まって見る間に体を膨らませ、轟音とともに自爆させると伝えられています。

 

小玉鼠の行動をマタギたちは山の神の怒りや警告として恐れたようです。

また、実在するヤマネが幻獣の小玉鼠の正体だという説もあり、冬眠中のヤマネを掘り起こしたマタギが、その罪悪感から祟りがあると考え、この伝承に繋がったとする説もあるようです。

これらの話から、ニホンヤマネはとても日本人にとって身近な存在であったことが分かります。

 

 


ヴィクトリア朝の人々に親しまれたヨーロッパヤマネ

 

 

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イギリスからロシアにかけて生息するヨーロッパヤマネは、ルイス・キャロルの童話『不思議の国のアリス』に登場するキャラクター「眠りネズミ」として名を馳せました。

英語の「眠りネズミ」( dormouse) はヤマネを意味し、ネズミではなくヤマネと翻訳される書もあります。

 

ヤマネ 眠りネズミ

 

「眠りネズミ」のキャラクターは、ルイス・キャロルと親交のあったダンテ・ゲイブリエル・ロセッティのペットで、テーブルの上で眠り込むフクロネズミ(オポッサム)をモデルにしているという説があります。

ヤマネの冬眠が長いことから「眠りネズミ」というキャラクター名が作られたようです。

『不思議の国のアリス』の「狂ったお茶会」の中で、” 三月ウサギ ” と " 帽子屋 " に乱暴にティーポットに詰め込まれる「眠りネズミ」のシーンが有名ですね。

 

実は英国のヴィクトリア朝では、使い古したティーポットに干し草を入れてヤマネを飼ったり、ティーポットに入れたヤマネをプレゼントする習慣があったとか。

童話の世界とは真逆で、ヴィクトリア朝の人々にヤマネが愛されていたことがお分かりでしょう。

 

 

日本に生息するニホンヤマネは天然記念物に指定されている

 

 

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日本で一般的に「ヤマネ」と呼ばれるものは、正式には「ニホンヤマネ」と呼ばれる品種で、日本だけに生息するヤマネです。

森林伐採などで生息地が年々減少しているため、国の天然記念物に指定されている野生動物です。

 

ニホンヤマネは特別な施設でない限りは飼育できないため、一般の方が飼育に携わることはできません。

飼育どころか触れることさえ許可されていないことを忘れないでくださいね。

 

▼野生のニホンヤマネを見かけたら

 

 

野生のニホンヤマネは近年では本州・四国・九州などの限られた地域の森林や岩場などに生息しています。

例えば生息地付近の家の敷地内でヤマネの姿を見かけたとしても、安易にヤマネを捕獲したり巣箱や餌を仕掛ける行為は違法となります。

誤って捕獲した場合は、捕獲した場所または近い木に、ヤマネを捕獲した箱を括り付けるか箱ごと設置しましょう。

 

 

さらに箱に枝などを差し込んでおくとヤマネが箱から出やすくなります。

なお、ヤマネは夜行性のため、動きが鈍い日中に森に放すと天敵に狙われやすいため要注意。

動きが活発な夕方以降に森に放しに行きましょう。

野生のヤマネがひょっこり姿を現した時は、驚かさないようにそっと見守ることが大切です。

 

 


世界のヤマネの品種と生息地

 

ヤマネ 品種 生息地

 

オオヤマネ・モリヤマネ・メガネヤマネ・アフリカヤマネ・コビトヤマネ・ヨーロッパヤマネ・ホソオヤマネ・サバクヤマネなどおよそ30種が現存しており、ヨーロッパ、ロシア、アフリカ、中央アジア、中国、日本の森林や岩場などに広く分布しています。

 

オオヤマネ

 

 

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主に西ヨーロッパに生息するヤマネの中ではもっとも大きな種です。

古代ローマ時代、オオヤマネは美味な肉として用いられていたことが知られており、現在でもスロバニアでは郷土料理として使われているようです。

 

体長:約13~19㎝

尾長:約11~15㎝

体重:約70~180g

 

メガネヤマネ

 

 

主にスペイン南部、イタリアからドイツ、ヨーロッパ西部にかけて分布しています。

目の周りから耳にかけて黒色の眼鏡模様の紋が特徴となっています。

 

体長:約11~17.5㎝

尾長:約10~13.5㎝

体重:約60~140g

 

モリヤマネ

 

 

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主にヨーロッパ中部に生息するヤマネの種でオオヤマネと比べて体が非常に小さく、全身フサフサとした長毛に覆われているのが特徴です。

ペットとして飼育されることもあります。

 

体長:約6㎝

尾長:約4㎝

体重:18~34g

 

 

ペットとして代表的なアフリカヤマネの飼い方

 

 

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日本だけに生息するニホンヤマネと、ヨーロッパやアジアに生息するヤマネは種類が異なります。

品種によっては飼育が許可されている種もあり、日本に流通されているヤマネは主にアフリカヤマネ、ヨーロッパヤマネ、モリヤマネ、メガネヤマネを海外から輸入したもので、ペットショップや専門店などで稀に販売されています。

 

日本でペットとして飼育されているヤマネの中で、最もポピュラーで飼育しやすいアフリカヤマネについて解説して行きましょう。

 

 


アフリカヤマネについて

 

 

学名:Graphiurus murinus

生息地:アフリカ

体長:約7~10㎝

尾長:約4~5㎝

体重:約15~25g

寿命:平均5~6年

生態販売価格:1万円程度

 

アフリカヤマネは小さなリスのような外観で、海外では別名「マイクロリス」と呼ばれることもあります。

体長はおよそ3~4インチ(約7~10㎝程度)で、体長と同じ長さの尻尾があります。

体毛は背面が茶褐色または灰褐色で腹面は淡い色をしています。

 

 

アフリカヤマネは夜行性で夜になると活発に動き回ります。

臆病な性格のため、手の平に乗せたり過度に触れることはアフリカヤマネに大きなストレスを与えることになってしまいます。

赤ちゃんの頃から飼育すると、飼い主の手から直接エサを食べたり、手乗りになる個体もいるようです。

 

飼い主として、アフリカヤマネの臆病な性格を十分に理解することが大切です。

ペットとして迎えた時は個体に恐怖やストレスを与えないように静かに見守り、じっくりと時間をかけて信頼関係を深めていくことが必要です。

根気よくお世話をしていくことで徐々に慣れて行く過程は、ヤマネの飼い主だけが味わうことの出来る感動と喜びの体験です。

 

 

アフリカヤマネのケージ

 

 

アフリカヤマネはペットとしてメジャーな動物ではありませんので、残念ながら専用ケージは市販されていません。

基本的にハムスターや小動物用のケージで飼育できます。

赤ちゃんから飼育する場合は非常に体が小さいため、ケージの隙間から逃げてしまう恐れがあり得るため、適度なサイズの水槽やプラスチックケースでの飼育がおすすめです。

 

水槽やプレスチックケースで飼育する場合は、風通しが悪いというデメリットがありますが、上部の蓋から脱走を避けるために隙間のないようにしっかりと蓋をしましょう。

非常に小さい個体で動作がすばしっこいため、脱出をしないように充分な注意が必要です。

最適なケージとしておすすめなのは、チンチラやフェレット用の網目の細かく高さがあるケージでしょうか。

これなら体が小さくすばしっこいヤマネの脱走対策にもなるはずです。

 

 

飼育用品

 

 

ハムスターと同様、床材と給水器、給餌器などが必要です。

床材は排泄物を処理しやすく掃除が楽な素材を選びましょう。

広葉樹のチップや牧草、ペットシーツなどがおすすめです。

毎日、新鮮なお水に取り替えることが必要ですので、長期保存ができない天然水より水道水を使用しましょう。

 

 

ヤマネは夜行性の動物なので、照明器具は不要です。

寝る時は自分の体が隠れるような巣箱が必要ですので、ハムスター用の木製の巣箱や隠れ家などをケージの中に設置しましょう。

プラスチック製だと齧られてボロボロになってしまいますので、木製の隠れ家がおすすめです。

また、夜行性のため人間が寝静まった頃に行動しますので、運動不足とストレス解消のためにハムスター用の回し車を入れてあげると良いでしょう。

 

 

アフリカヤマネの餌は何を与えればよい?

 

 

野生のアフリカヤマネは、主に木の実や種子、果物、鳥の卵、昆虫など、さまざまなものを食料としています。

基本的に雑食ですので、飼育下の場合はハムスターや小動物用の小粒タイプのミックスフードを主食として与えましょう。

副食として、リスや小鳥用のひまわりの種、果物(リンゴやブルーベリーなど)、野菜、ゆで卵、ボイルした鶏ささみ肉を小さくカットしたものをバランスよく与えます。

 

 

なお、おやつとしてミルワームやコオロギなど動物性タンパク質として与えると喜んで食べます。

果物や野菜は新鮮でみずみずしいものを与えましょう。

アフリカヤマネは夜行性なので、日中はほとんど寝ています。

 

明るい日中は、ケージのお掃除や餌を交換することは止めましょう。

臆病な性格のヤマネに過度なストレスを与えることになりますし、餌を長時間放置しておくことになり兼ねません。

ヤマネが起きる時間に合わせ、フードや新鮮な果物、野菜を与えることで生ものの腐敗を防ぐことができます。

 

できるだけ多くの食品を与えることが食欲不振を防ぎ、健康的なバランスを保つ秘訣となります。

したがって、毎日、主食のフード、種子、果物、野菜、タンパク質を摂取することをおすすめします。

新鮮なお水を毎日交換することも忘れないでくださいね。

 

 

温度管理について

 

 

A post shared by taubelau (@taubelau) on

 

ヤマネは気温15℃以下になると冬眠の準備をはじめます。

5℃以下になると完全に冬眠してしまう習性があるため、冬の季節は室温25℃前後に保つ必要があります。

 

また、30℃以上になると熱中症を引き起こす危険性もあります。

したがって、温度管理には充分気をつけてあげなければなりません。

 

 

冬場はパネルヒーターや保温球などを使い、ケージの室内温度を25℃を目安に保温することが必要となります。

夏場は風通しの良い場所にケージを設置し、ハムスターやうさぎ、モルモット用の保冷用品(天然石ボードやアルミボードなど)をケージの床に敷いてあげたり、エアコンで室内温度を調節するなどして暑さ対策を万全にしてあげましょう。

 

 

ヤマネの病気と注意すべき点

 

 

主に風邪から併発する下痢、真菌性皮膚炎、腫瘍、鼓腸症、骨折などが挙げられます。

ヤマネを飼育している方が多くはないため、ペットとして飼育する際のヤマネの病気の情報は明らかになってはいません。

ヤマネの体調を毎日チェックし、バランスの良い餌と適度な運動をさせることが必要です。

 

ケージや給水器、飼育アイテムをこまめに掃除し、巣の中に貯め込んだミルワームや野菜や果物などを取り除きましょう。

食べ残したミルワームからダニが湧くというケースもあるようです。

糞尿で汚れた床材や巣材は定期的に新しいものに変えることをおすすめします。

 

ヤマネは警戒心が強くすばしっこいため、脱出しようとするヤマネに力加減が分からず強く押さえたりすると、骨折や尻尾が抜けたりすることがあり得ます。

誤ってケガなどさせないように優しく手の平で包んであげてくださいね。

ヤマネをペットとしてお迎えする前に、エキゾチックアニマル診察可能の動物病院を事前に調べておきましょう。

ほんの少しでも異変を感じた時は、早めに動物病院で受診することをおすすめします。

 

 

ヤマネに関する雑学~1年の半分は冬眠する「眠りネズミ」

 

 

野生のヤマネの生態として、非常に長い期間「冬眠」することが特徴として挙げられます。

リスやハムスター、モグラやハリネズミなどネズミ目に属するものも冬眠しますが、大抵は暖かくなると活発に行動開始します。

 

しかし、ヤマネの場合は1年のうちなんと6ヶ月以上も冬眠しているといいます。

この生態は海外に生息するヤマネの種に限らず、ニホンヤマネにも見られる生態です。

 

冬眠から目覚めるためには1時間ほどかかり、その間、0℃ほどの体温は36℃近くまで急上昇。

ヤマネの心拍数は急激に上がり、ゆっくりと目覚めた後は、春先の大好物の花粉などを食べて完全に冬眠から覚めるのだそう。

 

目覚めるとすぐ繁殖シーズンになります。

オスは人間の耳には聴こえない超音波の鳴き声でメスにアプローチをして交尾をするのだとか。

このように、ヤマネは寒い冬を越す時、体温を下げることによって、消費エネルギーと代謝率を低下させ、貯め込んだ脂肪を少しずつ消費しながら温かい春になるまで冬眠をして生き延びる習性があります。

 

 

A post shared by Bruno (@ecletto) on

 

春の訪れとともに勢いよく体温を上昇させ餌を食べてから生殖活動がはじまります。

ヤマネは夏の後半に出産し、冬眠するまでの3ヶ月間で寒い冬を乗り切れるように脂肪を蓄えなくてはなりません。

 

子どもを産んだヤマネの母親は、冬になる前に大量な木の実を必要としますが、十分な餌がないと子どもは死んでしまいます。

初めての冬を越すために、子どものために必死になって食料を貯め込むヤマネのお母さんの母性は強いですね。

 

 

しかし、近年になり冬場に限らず夏の間も地中で眠っているオオヤマネがいたことが分かりました。

ウィーン大学獣医学科の研究者たちの報告によると、繁殖活動をせずに、なんと11ヶ月以上も地中で眠り続けたヤマネの存在が明らかになっています。

野生のヤマネが主食とするブナの実が不作だったために、繁殖活動より地中で休眠する方を選んだのではないかと研究者が言及。

 

木の実が不作の年は敢えて交尾をせずに、地中の穴の中でエネルギーを蓄えながら外敵から身を守っているのかもしれませんね。

ヤマネの長い休眠は、生き残るための戦略なのかもしれません。

『不思議の国のアリス』の中に登場する「眠りネズミ」と呼ばれるキャラクターが、実はヤマネだった...という根拠が良く分かりますね。

なお、ヤマネの冬眠の最長記録は、実験的に太らせたフクロヤマネが367日という世界記録を残しています。

 

 

ヤマネの基本情報

 

 

A post shared by Aya (@odoruahoo) on

 

学名:Glirulus japonicus

和名:ヤマネまたはニホンヤマネ

英名:Japanese dormouse

分類:哺乳鋼 ネズミ目 ヤマネ科 ヤマネ属 ヤマネ種

体長:6.8~8.4㎝

尾長:4.4~5.4㎝

寿命:野生下では平均4~5年。飼育下では最長9年。

品種:オオヤマネ・モリヤマネ・メガネヤマネ・アフリカヤマネ・コビトヤマネ・ヨーロッパヤマネ・ホソオヤマネ・サバクヤマネなどおよそ30種が現存。

生息地:ヨーロッパ、ロシア、アフリカ、中央アジア、中国、日本の森林や岩場などに広く分布。

特徴:

・前脚の指は4本、後脚の指は5本あり、爪はカギ爪で足の裏には肉球がある。
・長さ約2㎝ほどのフサフサの尻尾を持つ。
・背中の毛色は淡褐色で真ん中に暗褐色の縦縞がある。
・体の横に四肢があり、しっかりと木にぶら下がりながら移動ができる。

習性:

・夜行性のため昼間は寝て夜になると餌を食べ活発に動き回る。
・逆さになって移動する。
・冬場は木の空洞や落ち葉、地中で体を丸めて冬眠する。
・冬眠中は体温が0℃近くまで下がり、脈拍や呼吸の数も減り仮死状態になる。

性格:臆病で警戒心が強い。

 

 

アフリカヤマネの基本情報

 

 

A post shared by Vivien M. Farkas (@vivooh) on

 

学名:Graphiurus murinus

和名:アフリカヤマネ

生息地:アフリカ

体長:約7~10㎝

尾長:約4~5㎝

体重:約15~25g

寿命:平均5~6年

販売価格:1万円程度

特徴:

・体長と同じ位のフサフサの長い尻尾を持つ。
・体毛は背面が茶褐色または灰褐色で腹面は淡い色。

習性

・夜行性のため昼間は眠り夜になると活発に行動する。
・気温5℃以下になると完全に冬眠する。

性格:

・臆病で警戒心が強い。
・赤ちゃんの頃から飼育すれば手乗りになる個体もあり。

飼育下での食性:

・基本的に雑食。
・ひまわりの種、果物、野菜、ゆで卵、ボイルした鶏ささみ肉など。
・ミルワームやコオロギなど動物性たんぱく質を好む。

注意すべき点:

・体が非常に小さいため脱走防止対策を万全にする。
・室温25℃前後に保つこと。

 

 

ヤマネは人類よりはるか昔から存在していた「生きた化石」と呼ばれるほど貴重な動物であることがお分かりでしょうか。

ニホンヤマネは日本固有の種であり、天然記念物に指定されるほど希少な種です。

そんな野生のニホンヤマネが国内で発見されたニュースが報じられると、国民の私たちにとっても喜ばしい限りですね。

 

ペットとして飼育可能なアフリカヤマネは、他の小動物に比べてメジャーではないため飼育情報は限られてはいますが、SNSなどを見ればヤマネの魅力に嵌る方が多いことが分かります。

ハムスターと同じフードや飼育用品があれば飼育可能なため、生態価格を含め、初期費用や 維持費などの観点から見てもコストがかからないようです。

さらに夜行性のため、帰宅してからお世話をすれば良いので一人暮らしの方におすすめなペットです。


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