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猫が好き!もう猫を飼っている!という方の中にも特に黒猫が好き!という方は多いはず。
古より幸の象徴とも、不吉な使いとも言われてきた黒猫はどこか神秘的な雰囲気をまとっていますよね。
昔からの魔女のお供のモチーフとしても黒猫が描かれるのはよくありますが、かつて不吉の象徴と言われ、猫が迫害されていた歴史は確かに存在しました。
15~17世紀の中世の魔女狩りの時代においては多くの猫が残虐な方法で迫害され、特に黒猫の被害が多かったと言われています。
その反面、黒猫は幸を運ぶ生き物として人気もありました。
それは特にハロウィンやキリスト教の影響が比較的根強くない国、日本やアジア近辺で浸透しており、日本国内での黒猫の人気は現代においてもとても高いのです。
さて、今回はそんな黒猫の中の黒猫、黒ヒョウのような美しさを持つアメリカ生まれのボンベイについてご紹介していこうと思います!
ボンベイ誕生の歴史はアメリカのケンタッキー州に猫舎を持っていたニッキー・ホーナーというブリーダーが 黒豹を小さくしたような美しい黒猫を作り出したい と願い、作出に乗り出したのが始まりです。
ボンベイは アメリカンショートヘア とバーミーズを交配させる事で誕生し、バーミーズのつややかな被毛とアメリカンショートヘアの金銅色の目を持った黒猫は、ホーナー氏の願った通りまさに小さな黒ヒョウの風貌をしていました。
また、ボンベイという名は、黒ヒョウが生息しているインドの都市ボンベイ(現在のムンバイ)から名付けられています。
1976年にボンベイは新しい猫種として世界最大の愛猫協会であるCFAに登録されることになり、人々から愛される存在となったのです。
丸い頭の外側に丸みを帯びた耳、低めの鼻、そして耳の先から尻尾の終わりまで他の色を一切交えない艶やかな漆黒の毛色に、金色に輝く瞳であるという事がボンベイの基本条件です。
しかし、作出の過程でバーミーズを交配していましたので、ごく稀にブラウンの毛色が生まれることがあるようです。
他の黒猫とは違い細く短い毛が体に密着して生えていて、手触りはとても滑らか。
また、ボンベイの身体はアメリカンショートヘアと同じくセミコビータイプに分類され、ボディは引き締まった筋肉が付いていて、大きさの割には重みがあります。
体重は3kg~5kg程度が標準的です。
ボンベイはアメリカンショートヘアの明るい性格と、バーミーズの愛情深さを受け継いでいる為とてもスキンシップがとりやすく、初めての方でも飼い易いと言えます。
またとても賢く、声も小さめ、活発に動き回り遊ぶのも大好きなので、子供や他の猫ちゃんなどのペットを含めた家族の誰とでもフレンドリーに接することが出来きます。
家族住まいの方や高齢の方にもオススメの猫ちゃんです。
普通の黒猫ちゃんはブリーダーさんも沢山いるのに、いざボンベイとなるとペットショップはほぼ取り扱いが無く、ブリーダーさんもそこまで多くないというのが現状です。
なので、ブリーダーさんからお迎えするのが一般的な手段となりますが、仔猫に関しては 約25~30万程と高額です。
実はボンベイは原産国のアメリカ以外では珍しい種類の為、日本国内ではあまり流通していないのです。
なので、もし気になる猫ちゃんをみつけたらすぐに交渉と見学をするのが良いでしょう。
ボンベイをお迎えする場合、中にはただ繁殖をさせて販売している利益目的だけのブリーダーやペットショップがいることも事実です。
そこから購入してしまうと、遺伝的な病を患っていたり、怪我をしていたり、性格に難があったりと、なにがあるかわかりません。
必ず動物の繁殖と販売に必要な動物取扱業と動物取扱責任者の登録がされているかを確認しましょう。
そしてボンベイに関する知識は十分なのか、疑問点や不安なこと、注意点を細かく聞いても相談に応じてくれるのか、必ず自分で信用できるブリーダーさんを見つけてから、迎え入れましょう。
ボンベイの仔猫の選び方ですが、 骨太で筋肉の発達したずっしりと重みのある体型であること、被毛の黒い色がちゃんとでていること を確認しましょう。
ボンベイは活発で好奇心旺盛、そして運動が好きな猫です。
勿論高い所も好きなので、なるべく棚の上は整理をし、危険なものは片付けておきましょう。
出来ればキャットタワーなどを用意して、一人でも運動が出来るようにしておいてあげるのが良いでしょう。
また、非常に賢くコミュニケーションが取りやすいことから、育て方次第ではボールやおもちゃを投げれば取って来たり、リードをつけて散歩に行ったり、名前を呼べばやってくる、なんていうことも出来るようになるのだとか!
是非ボンベイが「遊んでよ~!」というサインを見せたら目一杯遊んであげましょう!
ボンベイは良く運動もしますが、その分食欲も大変旺盛なタイプです。
栄養価の高い食事をバランス良く与え、また食べた分はきちんと運動をさせましょう。
健康に健やかにボンベイが生活する為にとても必要な事になります。
猫は寝るのが大好きな生き物です。特にボンベイの場合は他の猫ちゃんよりも長く眠る傾向にあり、1日15時間程度は平気で眠ります。
もしぐっすり眠っていたら、飼い主はそっとしておいてあげましょう。
ボンベイは好奇心も旺盛な為、十分にかまってあげないと注意を引くために、ゴミ箱をひっくり返したり物を落としたりなど様々な手段を取ることがあるので、注意が必要です。
猫がかじったりして危険なものな予め片付けておき、多少のイタズラには目を瞑りましょう。
ボンベイは短毛ですので被毛の手入れはそこまで難しくありません。
定期的なブラッシングやコーミングは週に1回程度、シャワーは月に一回入れるかどうかぐらいで大丈夫です。
合わせて読みたい→ 猫の飼い方!費用、エサ、しつけ、病気から老後の世話まで
13歳~15歳前後です。
一般的な猫ちゃんの平均寿命が14歳~15歳程とされているため、それとほぼ一緒の寿命と言えるでしょう。
尿石症や膀胱炎、腎不全などがあります。
中でもボンベイは尿結石や膀胱炎にかかり易く、おトイレに頻繁に行く、排泄の時に痛がって啼く、血尿が出る、尿が出ない、水をたくさん飲む、嘔吐、貧血などの症状が出たらすぐに病院につれていきましょう。
予防としてはきれいな水をいつでもたくさん飲める環境を整備し、トイレの環境を整え常に清潔にしておきましょう。
風邪をこじらせたり、ウイルス感染や細菌感染、ほこりや刺激物質を吸い込むことで発症することがあります。
せき、鼻水、くしゃみ、発熱、胸の辺りを触られるのを嫌がる、などの症状がでたら病院へ連れて行きましょう。
重篤化し手遅れになることがあります。
予防法はウイルス感染を防ぐために、きちんとワクチン接種をすることが大切です。
歯周病は、口臭がある、歯が抜ける、歯茎の腫れ、出血などの症状が現れます。
ウェットフードなどが歯に挟まりそのまま放置しておくと歯垢たまり、やがて歯石になってしまいます。
歯周病の対策は、子猫のうちから歯磨きの習慣をつけておくといいでしょう。
もしそれが難しいようであれば、最近ではデンタルケア用品やデンタルケアのお菓子なども販売されているので、それらを上手く利用して口内を清潔に保ってあげましょう。
いざ愛猫が病気になってしまった場合、いつも連れて行ってる病院がお休みの場合に慌てる事がないように、出来ることなら連れて行ける病院はいくつか見つけておくのが良いでしょう。
新しく受診する病院ではカルテを作成する必要もあります。
既に受診を済ませ、病院側でカルテが作成してあれば、愛猫の状態を把握しやすくなり、診察や治療もスムーズです。
合わせて読みたい→ 猫の病気、予防方法と対策、症状、原因まで!
さて、ここまでボンベイについてまとめさせて頂きました。
そのクールな容姿をしていながら、賢く活発で遊ぶのが大好き!という性格を併せ持つボンベイ。
特にお手入れも大変でなく、人間とのスキンシップもとりやすいという点から、初めて猫ちゃんをお迎えするという方にも非常にオススメです!
是非フレンドリーで愛情深いボンベイを生活のパートナーとしてお迎えする事を考えてみは如何でしょうか?
名称:ボンベイ
原産国:アメリカ合衆国
値段:約25万~30万
毛色:黒(極稀にブラウン)
寿命:13歳~15歳程度
体重:3kg〜5kg程度
特徴:黒く美しい短毛、金目、丸い頭、骨太で筋肉質なコビータイプ
性格:明るく愛情深い、活発で運動好き、賢く声が小い
かかりやすい病気:膀胱炎、尿結石、気管支炎、歯周病
公開日 : 2017/04/20