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犬の吠え方、鳴き声の意味とは?4パターンに分けて徹底分析!






一生懸命に何かを伝えようとする犬のひたむきさは、ペットの中でも格別に愛らしいものです。
しかし、「どうしてそんなに吠えるの?」「何が言いたいのだろう」と困った経験もありませんか?
犬が何を言おうとしているかわかれば、もっと愛犬の気持ちに寄り添ってあげられるのに…そんな風に思う飼い主さんは少なくないはずです。

今回は4つのパターンに分けて、犬の鳴き声とその時の気持ちをまとめました。
ぜひ、犬の気持ちを知る際の参考にしてください。
愛犬とのコミュニケーションが深まり、より仲良く過ごせるようになるでしょう。

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5. 「フンフン、ヒンヒン」と鼻を鳴らすとき

 

犬が「フンフン…」と鼻を鳴らしているのは、多くの場合気持ちの高ぶりをおさえたり、何かをがまんしているサインです。

特に、あまり鳴かないようにしつけられている犬の場合、なんとか「ワンワン」と鳴かずに気持ちを伝えようとします。

 

(1)「フンフン」

 

犬 吠える 理由 しつけ 対策 意味

 

「フンフン」と鼻を鳴らしている犬は、じれったい思いをしていることがよくあります。

例えばおもちゃやご飯を前にしてじらされていると「フンフン、…キュウン」と落ち着きなく鼻を鳴らして催促します。

「まだ~?早く~」と待ちかねている状態です。

 

また、ゆっくりした歩調で散歩している時など、犬が不完全燃焼状態にある場合に「もっとぐんぐん歩きたいなあ~」とじれて「フンフンフン…」と鼻を鳴らしている時もあります。

この時の犬はモジモジと落ち着かないそぶりをしていることが多いので、合わせて判断してみてください。

 

(2)「ヒンヒン、ヒンヒン」

 

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犬が不安や恐怖をがまんしている時にも、「ヒンヒン」と鼻を鳴らすことがあります。

病院などの見知らぬ場所に連れてこられた場合などが典型的です。

この場合には「ここどこ?」といった、不安の入り混じった高く悲しそうな音を出しているのが特徴です。

 

(3)「ヒィーン」

 

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「こらっ!」と叱られた時の犬はとても表情豊かです。

見た目にもしょんぼりした様子でうなだれ、「ヒィーン…」と力ない音を出します。

「叱られちゃった…」としょんぼりしている状態です。

 

(4)「クゥーン」

 

鳴き声と鼻を鳴らす音の中間くらいで、甘えた「クゥーン」という音を出すこともあります。

この音は意外にもバリエーションのある使い方がなされます。

 

わかりやすいところでは、少し寂しい気持ちの時に「かまってほしいな」というおねだりの声として使われます。

 

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また、何かをおねだりして「ワンワンワン…」と鳴いていた犬が、途中で「ワンワン…クゥーン」という声を最後に大人しくなることがあります。

この場合は、「だめかあ。あきらめよう…」というあきらめの声であることがよくあります。

 

さらに、うずくまって不安げに「クゥーン」という声を出している時には、「痛いよ~」「寒いよ~」といった何らかの不調を訴えていることもあります。

いつもと違った様子が見えたら、動物病院での診断を受けるなどの処置をとってあげてください。

 

6. その他の鳴き声

 

ここでは4つのパターンに当てはまらない鳴き声をご紹介します。

 

(1)「アオーン、ワオーン」

 

遠吠えは基本的に、仲間に向かって「ここにいるよー」とサインを送るときの声です。

野生で生きていたころの名残といえるでしょう。

どこかで他の犬が吠えだしたり、あるいは赤ちゃんの泣き声やサイレンの音に本能的に反応して遠吠えが始まることもよくあります。

 

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ほんの小さな子犬でも一生懸命に吠えます。

その姿はとても愛らしいものです。

 

(2)寝ている時の「ワンッ」「…ハフン」

 

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犬も寝言をいうことがあります。

「ワンッ」と吠えてみたり、「ハフンッ」と息が漏れたり様々な声が聞かれます。

 

また、眠っている間にも口をモグモグさせたり、四肢をパタパタ動かすこともあります。

人間と同じように、ご飯を食べたり走り回る夢を見ているのかもしれません。

 

(3)「ゴハァ~ン」「アイラァヴュー」

 

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愛犬が突然、人間のような言葉を発し始めた!という経験も、意外と珍しいものではありません。

「ごはーん」に近い音を出していたら食事がもらえたという記憶から自然にその音を覚えてしまったり、飼い主が繰り返し教えた言葉を真似するようになったりときっかけは様々です。

 

7. 「むだ吠え」させないために

 

ご近所との距離が近い家やマンションなどでの室内飼いをする場合には、時に犬の鳴き声が悩みの種になります。

犬とのコミュニケーションをとりつつ、収集がつかなくなる「むだ吠え」をなくす注意が必要です。

 

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犬は一生懸命に鳴き声でおねだりや訴えを伝えようとしますし、どんな行動をとった時に何をしてもらえたかをちゃんと覚えています。

ですから、「ちょっと吠えてみたらかまってもらえた!」「こんな風に鳴いたらご飯がもらえた!」という経験が重なると、同じことを期待して鳴くようになります。

 

時には要求が通るまで繰り返し鳴き続けてしまいます。

おねだりする姿は愛らしく、ついかなえてあげたくなるのですが、おねだり癖がついてしまわないように飼い主もほどほどにがまんすることが求められます。

 

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また、外からの刺激に慣れていない犬は様々なことにおびえて鳴きやすくなります。

外に出れば見知らぬ人間や犬、車の大きな音など突然のアクシデントが多くふりかかります。

 

室内で飼う場合にも、あまり「箱入り犬」にせずに小さい頃から外の世界に慣らしておくと、物事に動じにくい犬に育ちます。

きちんと散歩に連れ出し、できるだけたくさんの人に出会わせたり、音や物を体験させておくようにしましょう。

 

8. ボディランゲージと合わせたコミュニケーションを

 

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今回は鳴き声だけをとりあげましたが、犬は全身で感情をめいっぱい表す生き物ですからボディランゲージも豊富です。

同じような音を発していても、そぶりや体の緊張状態が違うこともままあります。

 

そんな時にはじっと向き合って、何を訴えようとしているのかを汲みとってあげてください。

愛犬とのコミュニケーションのお役に立てれば幸いです。


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