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パンダのような白黒ぶち模様が可愛らしいネズミ!「パンダマウス」の特徴や飼い方を解説






「パンダマウス」という、ネズミの仲間を知っていますか?
パンダマウスは白黒のぶち模様が可愛らしい小さなネズミで、日本ではなんと江戸時代から飼育されていたといわれています。

中にはネズミを飼うなんてとんでもない!と思う方もいることでしょう。
しかし、パンダマウスは見た目が愛らしく、性格も穏やかで非常に飼いやすいことで知られています。

本記事ではそんなパンダマウスについて、その生態や飼い方を解説していきます。

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【目次】パンダのような白黒ぶち模様が可愛らしいネズミ!「パンダマウス」の特徴や飼い方を解説

 

パンダマウスの生態

分布

大きさ

鳴き声

食性

特徴

繁殖

寿命

パンダマウスの生態まとめ

パンダマウスはペットとして飼えるのか

パンダマウスの購入方法

パンダマウスの値段

パンダマウスの飼い方

パンダマウスの餌

ケージ

保温器具

床材

回し車

餌入れ(エサ皿)

水入れ(水飲み)

パンダマウスの飼う時のポイント

1. 診察できる動物病院を探しておく

2. オスとメスを一緒に飼育しない

3. こまめに掃除をする

パンダマウスがいる動物園・施設

【長野県】小諸市動物園

さいごに

 

 


パンダマウスの生態

 

パンダマウスの円陣

 

パンダマウスは 「哺乳綱 ネズミ目(齧歯目) ネズミ科」 の動物です。

ハツカネズミの1種で、パンダという名前の通り、全身にパンダのような白黒のぶち模様が入っているのが特徴です。

 

まずはそんなパンダマウスの生息地や大きさ、特徴などを見ていきましょう。

 

分布

 

巣箱から顔をのぞかせるパンダマウス

 

パンダマウスは野生のハツカネズミを改良して作られた品種であるため、野生には生息していません。

原種であるハツカネズミは非常に適応力が高く、繁殖力も旺盛であることから日本を含むほぼ世界中に生息しています。

 

基本的には夜行性ですが、ペットの場合は飼い主に合わせて昼間活動して夜眠る、昼行性になる傾向があります。

 

大きさ

 

パンダマウスの寝床

 

パンダマウスの体長は約5cm、体重は20gほどです。

一方、原種である ハツカネズミ の体長は7cm、体重は20~40gほどです。

 

また、同じネズミの仲間である ファンシーラット(ドブネズミ) の体長は25cm、体重はメスで200~400g・オスで300~800gであることを考えると、パンダマウスの体がかなり小さいことがわかります。

 

鳴き声

 

 

パンダマウスは 「ピーピ―」「キューキュー」 といった、か細く甲高い声で鳴きます。

赤ちゃんの頃は良く鳴きますが、大人になるとあまり鳴きません。

 

食性

 

 

パンダマウスは雑食性の動物です。

野生では植物の葉や根、茎や種子、穀物や昆虫などさまざまなものを食べています。

 

特徴

 

 

パンダマウスの特徴は、名前の由来になっている白黒のぶち模様(まだら模様)と小さな体です。

また、穏やかで人になつくペット向きの性格をしていること、尻尾は体より長くて毛が生えていないこと、目の色が黒いことも特徴といえます。

 

そんなパンダマウスの歴史は古く、江戸時代には一般的なペットとして飼われていたようです。

当時の日本にはネズミの愛好家が多かったようで、パンダマウスは江戸時代に発行されたネズミの飼育本「珍玩鼠育草」に “豆斑” (まめぶち)という名前で図解とともに紹介されています。

 

江戸時代には一般的なペットだったパンダマウスですが、その後不思議と数が減っていきました。

そして、戦前になると国内から完全に姿を消し、その血は途絶えてしまいました。

 

しかしそんな中、一部のパンダマウスが欧州に持ち出されていたことが明らかになりました。

欧州ではカラーマウスと交配しつつ、この愛らしいぶち模様のネズミがずっと飼い続けられていたのです。

 

1987年にデンマークでこのパンダマウスを発見した国立遺伝学研究所の教授が日本に持ち帰り、交配を重ねて再び日本産のパンダマウスを作り出したそうです。

 

繁殖

 

 

パンダマウスは生後1カ月(30日)程度で性成熟し、繁殖できるようになります。

 

妊娠期間は約20日で、1回に5~10匹の赤ちゃんを産みます。

赤ちゃんはほぼ毛がない状態で生まれますが、生後2週間ほど経つと自力でエサを食べ始めます。

 

なお、パンダマウスは育児中に親が赤ちゃんを殺してしまう、子殺しや共食いが起こりやすいです。

子殺しをするのは栄養不足やストレス、感染症などが原因だといわれていますが、詳しいことはよくわかっていません。

 

寿命

 

 

パンダマウスの寿命は、1年半~3年ほどといわれています。

個体差が大きく、1年程度で突然死することもあれば、なんと5年近く生きることもあります。

 

パンダマウスの生態まとめ

 

分類:哺乳綱 ネズミ目(齧歯目) ネズミ科

学名:Mus musculus(ハツカネズミ)

英名:ペットとしてはFancy mouse(ファンシーマウス)、野生のものはHouse mouse(ハツカネズミ)

分布:野生には存在しない

大きさ:

体長・5cmほど
体重・20gほど

鳴き声:「ピーピー」「キューキュー」など

食性:雑食

繁殖:

性成熟・生後2か月ほど
妊娠期間・20日ほど
産子数・5~10匹

寿命:1年半~3年ほど

 

 

パンダマウスはペットとして飼えるのか

 

布にくるまれたパンダマウス

 

パンダマウスはペットとして飼育できます。

ただしペットショップでは、パンダ模様のファンシーマウス(カラーマウス)やファンシーラットをパンダマウスとして販売していることがあります。

 

この項目ではパンダマウスの購入方法と、その値段について解説します。

 

パンダマウスの購入方法

 

ウッドチップに埋もれるパンダマウス

 

パンダマウスはペットショップで購入できます。

タイミングが良ければ、店頭に並んでいることもあるかもしれません。

 

先ほども記載した通り、違う種類のネズミがパンダマウスとして販売されていることがあります。

パンダマウスの特徴はぶち模様があるだけではなく、非常に体が小さいことが挙げられます。

妙に体が大きいと感じたら、それはパンダマウスではなくファンシーマウスやファンシーラットかもしれません。

 

どうやらパンダ模様のネズミ=全てパンダマウスだと考えているショップも多いようです。

 

パンダマウスの値段

 

 

パンダマウスは、1匹1,500円程度で販売されています。

繁殖が容易であるため、極端に値段が上がることはあまりないと考えても良いでしょう。

 

 


パンダマウスの飼い方

 

手のひらに乗るパンダマウス

 

パンダマウスは体が小さく、環境への適応力が高いことから飼育しやすいといわれています。

そんなパンダマウスを飼う時には、どんなものが必要なのでしょうか。

 

この項目ではパンダマウスを飼育するために必要なものと、その選び方などを説明していきます。

 

パンダマウスの餌

 

 

パンダマウスは雑食性の動物ですが、野生では植物を食べることが多いです。

ただ、植物だけでは栄養が足りず、ある程度のたんぱく質も必要とします。

 

パンダマウスの主食には、マウスやラット用のペレットを使うと良いでしょう。

ハムスター用のペレットでも代用できますが、ややたんぱく質が足りないため副食でたんぱく質を補ってください。

 

普段の食事はペレットに加え、野菜や野草、牧草を少量与えます。

時々たんぱく源として、ミルワームや乳製品(ハムスター用のチーズなど)を与えると良いでしょう。

 

ケージ

 

 

パンダマウスは体が小さいため、脱走させないという目線からケージを選ぶことをおすすめします。

できれば鳥かごのような金網(金属)製のケージではなく、水槽や衣装ケースのようなものを選びましょう。

 

ケージのサイズはトイレと回し車、水入れを入れても十分なスペースがあるものを選んでください。

 

保温器具

 

 

パンダマウスを健康的に飼育するためには、保温器具が欠かせません。

 

パンダマウスは冬眠しませんが、気温が下がると冬眠に近い状態になってしまうことがあります。

これは仮死状態に近く、最悪の場合そのまま目が覚めない可能性もあります。

 

気温が下がったら小動物用のヒーターをつけて、暖を取れるようにしてあげてください。

パンダマウスに適する温度は22℃前後といわれているので、部屋ごとエアコンで暖めても良いでしょう。

 

床材

 

 

ケージに床材を敷くとパンダマウスの足にかかる負担が減り、フンやオシッコの掃除も楽になります。

 

床材には基本的に、紙類を使うと良いでしょう。

ペット向けとして販売されている紙製の床材はもちろん、キッチンペーパーも使えます。

 

ウッドチップはホコリが舞いやすく、アレルギーの原因にもなるため避けるのが無難です。

ペットシーツは吸水性が高く掃除が楽ですが、誤飲すると最悪の場合死に繋がる可能性があるのでおすすめできません。

 

回し車

 

 

パンダマウスがいつでも運動できるように、ケージには回し車を設置しましょう。

回し車を選ぶときは、足を挟まないような作りになっているものを選ぶと良いでしょう。

 

回し車で遊びながらオシッコをすることも多いので、洗い替えを用意しておいた方が良いかもしれません。

 

餌入れ(エサ皿)

 

 

パンダマウスに清潔に餌を食べさせるために、餌入れを用意しましょう。

餌はきちんと量り、しっかりと洗って乾燥させた餌入れに乗せて与えてください。

 

水入れ(水飲み)

 

 

パンダマウスは体の大きさの割に、良く水を飲みます。

ケージには水入れを設置し、いつでも新鮮な水がたっぷり飲める状態にしておきましょう。

 

特にペレットを主食にしている場合は、十分に水が飲めないとエサを食べる量が減ってしまいます。

水分不足が長く続いてしまうと、病気(尿路結石など)の原因にもなります。

 

 

パンダマウスの飼う時のポイント

 

手のひらに包まれるパンダマウス

 

次にパンダマウスを飼う時に、気を付けて欲しいポイントについて説明していきます。

 

1.  診察できる動物病院を探しておく

 

白い布で包まれるパンダマウス 下向き

 

パンダマウスをお迎えする前に、小動物の診察ができる動物病院を探しておきましょう。

なぜなら実は、犬と猫以外の診察ができない動物病院も少なくないからです。

 

パンダマウスは体が小さいため、ちょっとしたケガでも命に関わることがあります。

1日でも長生きしてもらうために、おかしいな?と思ったらすぐに動物病院に連れていける状態にしてください。

 

2.  オスとメスを一緒に飼育しない

 

 

パンダマウスの原種・ハツカネズミは、その名前の通り20日ほどで繁殖する力を持っています。

 

パンダマウスもオスとメスを同じケージに入れると、文字通りあっという間に繁殖してしまいます。

不用意な妊娠・繁殖を防ぐため、繁殖をさせる予定がない方はもちろん、繁殖をさせる予定がある方も日頃はオスとメスを別のケージに入れてください。

 

繁殖をさせる場合は、オスとメスを同じケージに入れ同居させます。

そして妊娠・出産が確認できたらまたオスとメスと別にケージに分け、メスを育児に専念させます。

基本的にお見合いは必要なく、繁殖の成功率をあげるためにはメスをオスのケージに入れること、メスの発情期を見極めること(外陰部が赤くなる)が重要です。

 

なお、メスは小さい頃から一緒に過ごしていれば、1つのケージで同居できます。

しかし、オスは1つのケージに入れると激しく喧嘩し、時には殺し合いになるため、同居させない方が良いです。

 

3.  こまめに掃除をする

 

 

残念なことに、多くのパンダマウスはトイレを覚えません。

 

しかし、パンダマウスのオシッコは非常に臭いが強く、特にオスのオシッコは強烈な臭いがします。

オシッコやウンチは放置すると細菌が繁殖して不衛生であること、オシッコに含まれるアンモニアは刺激が強く肺炎などの原因にもなることから、パンダマウスのケージはこまめに掃除してください。

 

なお、パンダマウスは基本的にトイレを覚えませんが、決まった場所に排泄する習性があります。

その習性を生かし、排泄する場所にトイレ容器を置くと、トイレを使ってくれることもあるようです。

 

 


パンダマウスがいる動物園・施設

 

 

ここまでの説明で、パンダマウスを飼ってみたい!と思った方がいたら、ぜひ以下の動物園に行ってみてください。

そして実際にその大きさや臭い、飼育設備を見て自分にも飼えるかどうか一度考えてみてください。

 

この項目では、パンダマウスを飼育展示している動物園を紹介していきます。

 

【長野県】小諸市動物園

 

 

長野県にある小諸市動物園では、パンダマウスが飼育されています。

同じネズミの仲間である モルモット とムササビも飼育されているので、ぜひそれぞれの体の大きさやつくりを比べてみてください。

 

小諸市動物園の基本情報

 

住所:長野県小諸市丁311番地

電話番号:0267-22-0296

入園料:

高校生以上 300円
小・中学生 100円

開園時間:

平日    9:30~16:00
土日祝日  9:00~ 16:30

休園日:毎週水曜日(12月~3月中旬まで)、年末年始(12月29日~1月3日)

公式ホームページ: 小諸市動物園

 

 

さいごに

 

撫でられるパンダマウス

 

日本生まれの小さなネズミ、 「パンダマウス」 について解説してきました。

 

パンダマウスは江戸時代から飼育されてきた、珍しい日本原産の 小動物 です。

まさにネズミといった姿のパンダマウスですが、実はペットにぴったりの動物であることが伝わっていたら嬉しいです。

 

もし自宅にパンダマウスを迎えたら、穏やかで人懐こい小さな命との生活を楽しんでください。

良くなつく動物が1年や2年で生涯を終える姿を見るのは、とても辛いことです。

 

しかし、彼らは日々のお世話や触れ合いの中で、命の大切さや尊さをたくさん教えてくれることでしょう。


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