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ウミネコはどんな鳥?ウミネコの鳴き声や名前の由来など






ウミネコは港や遊覧船などでよく見ることができ、見たことがない人は少ないでしょう。
しかし、ウミネコがどんな鳥なのかは知っていますか?

実は、ウミネコの繁殖地は天然記念物に指定されている場所もあるんですよ。

本記事ではウミネコの特徴を中心に、「ウミネコとカモメの見分け方」や「天然記念物に指定されているウミネコの繁殖地」も紹介しています。
ウミネコについて幅広く紹介していますので、ウミネコのバードウォッチングの参考にもどうぞ。

【目次】ウミネコはどんな鳥?ウミネコの鳴き声や由来など

 

ウミネコとは

ウミネコの特徴

見た目

鳴き声

名前の由来

寿命

幼鳥

若鳥

雌雄判別

天敵

食性

分布

繁殖

ウミネコとカモメの見分け方

・くちばしの色と大きさ

・虹彩の色

・尾羽の色

・背の色

天然記念物に指定されているウミネコの繁殖地

蕪島( 青森県 )

経島( 島根県 )

椿島( 岩手県 )

江島( 宮城県 )

飛島( 山形県 )

おわりに

 

 

ウミネコとは

 

ウミネコ

 

チドリ目カモメ科で、カモメの仲間です。

カモメの仲間は26種類と言われており、その中でも「○○カモメ」と名前に「カモメ」が付かないのはウミネコだけです。

 

 


ウミネコの特徴

 

ウミネコ

 

見た目や鳴き声など、ウミネコにはどのような特徴があるのかを見てみましょう。

 

見た目

 

ウミネコ

 

ウミネコは全長がおよそ44〜47cm、翼開長はおよそ126〜128cmです。

大きめに見えますが、カモメの仲間内では中型の部類に入ります。

体重は500〜600gほどあります。

 

見た目は頭部に灰褐色みがあり、首から体下面は白色をしています。

上面全体は濃い青灰色、背の色は暗い灰色〜黒色です。

国内でよく見るカモメ類の中でも、背が黒く見えるのはウミネコとオオセグロカモメのみとなっています。

 

また、尾羽は白く黒い帯があります。

実は成鳥で尾に黒い帯があるカモメ類はウミネコだけなのです。

 

その他、くちばしは先端から赤〜黒〜赤〜黄色をしており、おめかしをしている様なくちばしをしています。

カモメ類の中でも珍しいくちばしの色をしているため、他のカモメ類とウミネコを見分ける時に役立ちます。

このようにウミネコは独特な特徴や見分けやす部分が多くあるので、バードウォッチングの初心者でも見分けやすいでしょう。

 

鳴き声

 

 

海辺でよく聞いたことがある鳴き声だと思います。

名前の由来にもなった通り「ミャーミャー」と のような鳴き声をしています。

ウミネコに限らず、カモメ類は猫のような鳴き方をすることが多いです。

他にも、お辞儀姿勢で鳴くミューコールや鳴きながら地面をつつくチョーキングなど、なわばりディスプレイ(余計な闘争を避けるために自分の縄張りを主張する威嚇)という行動をすることもあります。

 

名前の由来

 

ウミネコの鳴き声が「ミャーミャー」と猫のような鳴き声だったため、和名では「ウミネコ(海猫)」という名前が付けられました。

他にも「浜ねこ」と言われていたこともありました。

 

また、英名は「Black-tailed gull(黒い-尾-カモメ)」です。

ウミネコの尾羽には黒い帯があることからこのように名付けられました。

 

寿命

 

ウミネコの平均寿命はおよそ12年ほどと言われています。

蕪島では23年行きたウミネコも観察されています。

 

幼鳥

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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雛の時期は成鳥とは見た目が大きく異なります。

体全体が褐色(特に下面)で、背〜翼にはっきりとした鱗模様があります。

足の色はピンク〜淡い黄色をしており、これはカモメやクロワカモメと同様の特徴で、成長するに連れて成鳥と同じ色になります。

冬鳥の場合は、くちばしは淡いピンク色で先端は黒色をしています。

 

カモメ類は成鳥になるまでに小型で2〜3年ほど、大型で5年ほどかかると言われています。

その中でも、ウミネコはおよそ4年で成鳥の羽になります。

ウミネコがまだ幼い雛の間は、親鳥のくちばしにある赤色斑をつついてエサをねだる習性があります。

 

若鳥

 

幼鳥より成鳥に近付いている若鳥の場合、くちばしがピンク〜淡い黄色で先端が黒色となっており、くちばし・足の色が成鳥より淡くなっています。

虹彩は幼鳥より明るく成鳥より暗い色をしており、子供から大人へと成長する中間地点でもあることが分かりやすく出ています。

 

雌雄判別

 

雌雄同色で見た目は変わりません。

若干オスよりメスの方が小さめですが、見分けるのは難しいでしょう。

 

天敵

 

キツネ

 

ウミネコの天敵は複数います。

主に キツネ や猫、同じ鳥類のトビ、 カラス 、オオセグロカモメなどがいます。

他の動物でもそうですが、特に雛の時期が狙われやすいです。

 

食性

 

魚

 

ウミネコの食性は雑食です。

主に魚類やイカ、甲殻類の他、昆虫も食べます。

特に漁港や海岸に落ちている魚や、漁船や水産加工場から出るあらなどを食べているので、食事風景を見ることもあるでしょう。

時には、他の 鳥類 が捕らえた獲物を狙うこともあります。

 

エサを運ぶときですが、飛んでいるときに吐き出してしまうこともあり、魚が路上に散乱しているということもあるのです。

海辺で路上に魚が散乱していたら、ウミネコの仕業かもしれません。

 

なお、ウミネコに餌やりをできる場所もあるのでご紹介します。

岩手県のみやこ浄土ヶ浜遊覧船や七尾湾を巡るSea Bird遊覧船などの遊覧船では、ウミネコのエサやり体験をすることもできます。

 

 

また、鶴岡市立加茂水族館のように、水族館でもエサやり体験をすることもできますよ。

 

しかし、ウミネコのエサやりが禁止されてしまった場所もあります。

湾内の島で発生する松枯れの被害対策ということで、松島湾の遊覧船で人気があったウミネコのエサやりは禁止になっています。

このように、ウミネコにエサをあげてはいけない場合もあるので、むやみに餌をあげないようにしましょう。

 

分布

 

全国に留鳥または漂鳥として生息しています。(日本沿岸や離島などで繁殖、冬に南下する場合も)

主に海辺〜内陸の汽水域におり、沿岸や港、河口などに広く生息しています。

冬鳥としてやって来た他のカモメ類に混じっていることもあります。

 

夏期に本州以南で見るカモメ類のほとんどはウミネコです。

逆に西南諸島にはあまり多くおらず、厳寒期の北海道も少なくなる傾向があります。

海外ではロシアの南東部や台湾、朝鮮半島などに生息しています。

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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海岸の岩場や岸沿いの小島に集団で営巣をします。

巣が密集しているため、なわばりディスプレイが見られることもあります。

巣は皿状で、枯れ木や羽毛、海藻などを集めて作られています。

 

繁殖

 

ウミネコ

 

北海道〜九州の沿岸や離島の断崖などにコロニーを形成し繁殖をします。

とても珍しいですが、中には東京上野のビル屋上で繁殖した例もあります。

繁殖しない個体は繁殖地に戻らない場合が多いです。

 

繁殖地は日本周辺に限られており、蕪島や飛島などの多くのコロニーが国の天然記念物に指定されています。

抱卵期間は24〜25日、雛は約40日で巣立ちます。

 

ウミネコの特徴まとめ

 

分類:鳥綱 チドリ目 カモメ亜科 カモメ科 カモメ属

和名:ウミネコ(海猫)

英名:Black-tailed gull

体重:約500〜600g

全長:約44〜47cm

翼開長:約126〜128cm

特徴的な見た目:

尾羽に黒い帯がある
背が黒く見える
くちばしは先端から赤〜黒〜赤〜黄色となっている
足に水かきがある

鳴き声:ミャーミャー

由来(和名):鳴き声が猫のようだったため

由来(英名):ウミネコの黒い尾羽から「Black-tailed gull(黒い-尾-カモメ)」

寿命:平均寿命は12年ほど

幼鳥:体全体が褐色

若鳥:

くちばしがピンク〜淡い黄色で先端が黒色
くちばし・足の色が成鳥より淡い

雌雄判別:見た目では難しい

天敵:トビ、カラス、オオセグロカモメ、キツネ、猫など

食性:雑食(主に魚類)

分布:全国に留鳥または漂鳥として生息

巣:海岸沿いに集団で営巣

繁殖:北海道〜九州の沿岸や離島の断崖などにコロニーを形成し繁殖

巣:皿状、羽毛や枯れ木などを使用

抱卵期間:約24〜25日

巣立ち:約40日

 

 

ウミネコとカモメの見分け方

 

カモメ

 

ウミネコはカモメと同じカモメ類の仲間で翼の上面や下面の部分は変わりませんが、見分け方は難しくありません。

 

・くちばしの色と大きさ
・虹彩の色
・尾羽の色
・背の色

 

上記の部分の違いに注目すると分かりやすいですよ。

 

・くちばしの色と大きさ

 

ウミネコはくちばしが特徴的で、先端から赤〜黒〜赤〜黄色になっています。

それに対しカモメは全体が黄色く黒い斑があるだけとなっています。

さらに、ウミネコよりくちばしが短めです。

くちばしはとても特徴がはっきりとしている部分なので、特に見分けやすいです。

 

・虹彩の色

 

ウミネコの虹彩は黄白色の淡色になりますが、カモメはだいたいが虹彩が暗色です。

 

・尾羽の色

 

カモメ類は幼鳥時代に尾羽に黒い帯がある種類が多く、成鳥になると黒い帯がなくなっていきます。

カモメも成鳥になると黒い帯がなくなるのですが、ウミネコは黒い帯が残ったままです。

尾羽も見やすいため、見分けやすいです。

 

・背の色

 

背の色はウミネコの方が濃い色をしており、カモメはウミネコより薄い色をしています。

 

 


天然記念物に指定されているウミネコの繁殖地

 

蕪島

 

ウミネコの繁殖地は国の天然記念物に指定されている場所が複数あります。

観光地として訪れることができる場所もあるので、それぞれの詳細を合わせて紹介します。

 

蕪島( 青森県

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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青森県八戸市にある島です。

ウミネコの繁殖地として国の天然記念物に指定されているだけではなく、2013年5月には三陸復興国立公園に指定されています。

島全体がウミネコの繁殖地になっており、ウミネコの巣を間近で観察ができる唯一のスポットとして人気があります。

 

蕪島の概要

 

名称:蕪島(かぶしま)

住所:青森県八戸市鮫町鮫56-2

 

経島( 島根県

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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島根県出雲市にある島です。

日御碕の西に浮かぶ無人島で、毎年3000羽前後のウミネコが訪れます。

 

経島の概要

 

名称:経島(ふみしま)

住所:島根県出雲市大社町日御碕

 

椿島( 岩手県

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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岩手県陸前高田市にある無人島です。

1934年に国の天然記念物に指定されています。

ヤブツバキが生息していたため「椿島」という名称になりましたが、既に枯死してしまいました。

島ではウミネコと少数のゴイサギなどの繁殖が確認されています。

 

椿島の概要

 

名称:椿島(つばきしま)

住所:岩手県陸前高田市広田町集

 

江島( 宮城県

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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宮城県牡鹿郡にある江島列島の中でも最大で、唯一の有人島です。

名称は「江島」ですが、 神奈川県 江ノ島  と区別するために「陸前江島」と呼ばれることもあります。

 

表記も「江ノ島」や「江の島」になっている場合もあります。

島に行くには、女川港からシーパル女川汽船による高速船「しまなぎ」が1日3便運航しており、約20分の船旅で着きます。

 

江島の概要

 

名称:江島(えのしま)、陸前江島(りくぜんえのしま)

住所:宮城県牡鹿郡女川町

 

飛島( 山形県

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by 段林勇介 (@danbayusuke) on

 

山形県酒田市に属する有人島です。

山形県唯一の離島で、酒田港から定期船「とびしま」で75分程度で行くことができます。

渡り鳥の中継地にもなっているので、春や秋には特にバードウォッチャーで賑わいます。

民宿や旅館があり、泊まり込みでバードウォッチングをすることも可能ですよ。

 

飛島の概要

 

名称:飛島(とびしま)

住所:山形県酒田市飛島

 

 

おわりに

 

ウミネコは日本全国にいる身近な生き物です。

特に海岸沿いでは多く見ることができます。

他の鳥と見分けやすいので、バードウォッチングをしやすいですよ。


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