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ボタンインコはオウム目インコ科ボタンインコ族に分類される 鳥類 です。
比較的ペットショップでも良く見かける種類で、ペットとしても人気があります。
目の周りにある「白いアイリング」と「赤いくちばし」が特徴。
ラブバードはその名の通り「深い愛情を持つ鳥」という意味で、代表的な種類としては「ボタンインコ」「コザクラインコ」があげられます。
ペアになると、いつも2羽で仲良く寄り添い合う姿を見ることができます。
また、1羽で飼育すると飼い主さんをパートナーと認識し、べた慣れする個体が多いことも特徴です。
しかし、その反面嫉妬深く、パートナー以外には攻撃的な一面もあるため注意が必要となります。
※合わせて読みたい: コザクラインコの品種、性格、色、値段、飼い方
ボタンインコの寿命や性格、鳴き声はどのようなものなのでしょう。
ここでは、ボタンインコの特徴を紹介します。
ボタンインコの寿命は飼育下で10〜15年ほどと言われています。
ストレス管理や餌などの飼育を上手に行うことが、健康で長生きさせるコツです。
ボタンインコは愛情深い一面と嫉妬深い一面を持ち合わせています。
ラブバードと呼ばれるほど、パートナーとして選んだ相手には非常に深い愛情を注ぎます。
その一方で嫉妬深く、パートナーがほかのものに興味を示すことを嫌がります。
相手は人間やほかの動物以外にもテレビや本、スマホ、パソコンなど様々です。
飼い主さんがパートナーになった場合には、放鳥タイムはしっかりボタンインコに構ってあげる必要があります。
ボタンインコの鳴き声は、基本的に大きく「ピピピピ」と響きます。
飼い主さんを呼ぶ「呼び鳴き」や野鳥などと共鳴をする際には、大きな声で鳴くため、アパートのような場所では防音対策が必要です。
鳴き声のバリエーションは豊富で、独り言などをいう際には「グゥ」などとくぐもった声をだすときもあります。
また、中には自分の名前や口笛など、多少のおしゃべりをする個体もいます。
ボタンインコの鳴き声
ボタンインコの性別判断を見た目でするのは困難です。
発情行為に関してもオスメスはっきりしないことが多く、交尾や産卵で明確になることが多いでしょう。
どうしても知りたい方は、動物病院で検査を受けるようにしてください。
ボタンインコは種類や色変わりが豊富なことも魅力の一つです。
色変わりではブルー系やイエロー、グレーなど様々な色彩を楽しむことができます。
ノーマル(並)とされるボタンインコは、全体的に緑色で顔は暗めの茶色です。
しかし、最近はノーマルといっても色が混じっている個体も多く見られます。
ノーマルに似ていますが、黒色の頭に黄色の首周りと胸が特徴です。
背と胸、雨覆羽は緑色、首は金色がかった黄色、頭頂部はオリーブグリーンが特徴です。
ボタンインコをお迎えする前に、価格や餌、必要な飼育用品を確認しておくことは大切です。
ここでは、飼い方やお迎え前に最低限揃えたい飼育用品などを紹介します。
平均価格は5,000〜20,000万円ほどです。
ボタンインコはそれほど高額ではありませんが、生後どのくらい経っているかや珍しいカラー、手乗りになっているかなどで多少価格は異なります。
比較的鳥類を扱っているペットショップでは、よく見かけることができる種類です。
同じラブバードである「コザクラインコ」とよく似ていますので、間違えないよう注意が必要です。
コザイクラインコとボタンインコの目立った違いは、ボタンインコにある目の周りの白い「アイリング」です。
ボタンインコの食事には、「混合シード」と「ペレット」の2種類が存在します。
どちらにもメリットとデメリットがあり、賢く与えることが重要です。
ヒエ、キビ、アワなどの種子類をブレンドした自然に近い餌で、嗜好性が高いことが最大のメリットです。
しかし、カロリーが高く好きな種類のみを選り好みしてしまい、栄養バランスが乱れやすいことが欠点です。
混合シードを与える場合には、別途ビタミン類やミネラル類、ボレー粉や野菜類を与える必要があります。
ペレットは鳥に必要な栄養を計算し、人工的に配合されたフードです。
ペレットだけで必要な栄養をバランスよく摂ることができるほか、低脂質なことがメリットとしてあげられます。
ただ、嗜好性が低く混合シードに比べて食い付きが悪いことや、価格が高いことが欠点です。
ボタンインコの健康のためには、主食にペレットを与え、おやつに混合シードを与える方法がおすすめです。
※合わせて読みたい: インコの餌・食事について知っておきたいコト
ケージ はボタンインコが翼を広げてもゆとりのある広さの物を用意しましょう。
また、齧る力が強いため、丈夫な素材でできたものを選ぶと安心です。
また、木に止まって生活するインコに、止まり木は欠かせないアイテムです。
ほかにもストレス発散や暇つぶしにおもちゃ、冬場にはペットヒーター、夜間用のナイトカバーを用意しておきましょう。
ボタンインコを飼う際には、どのようなことに気を付けなければならないのでしょう。
習性と共に注意点を紹介します。
ボタンインコは神経質な一面があり、ストレスに弱い生き物でもあります。
狭いケージ内に長時間入れておくことや夜間も騒がしい環境など、ストレスがかかる環境下に長く置くと、ストレスから「毛引き症」という病気を発症してしまう場合があります。
毛引き症は自分で自分の羽をむしってしまう自傷行為の一種です。
一度かかると完治させることは困難なため、放鳥時間を設けることやストレス発散用のおもちゃを与えるなどして、ストレスを溜めない工夫が必要となります。
ボタンインコの噛む力は非常に強いため、噛み癖をつけないようにすることは必須です。
噛み癖がひどくなると、最悪ケージから出すことができなくなってしまう場合もあります。
インコ には齧る習性はありますが、噛むという習性はありません。
インコが噛むのには、必ず何か理由があるはずです。
例えば、知らずに怒らせている、自分に気を向いてほしいために噛むなど。
噛み癖はトレーニングをすることである程度解消することが可能です。
一度噛み癖がついてしまったからといって諦めるのではなく、バードトレーナーや獣医師などに相談してみることをおすすめします。
ラブバードというほどパートナーにべったり懐くボタンインコですが、パートナー以外は基本的に複数飼育に不向きな種類です。
縄張り意識が強いため、自分より弱い生き物には攻撃的な一面も持ち合わせています。
ほかの鳥類と一緒に飼う場合には、ケージや放鳥時間を分けることをおすすめします。
ボタンインコはストレスに弱い生き物ですので、気晴らしやストレス発散の意味も込め、毎日の放鳥時間は必要です。
毎日2時間は放鳥時間を設けることが理想です。
放鳥時間は飼い主さんとスキンシップをとることができる大切な時間でもあります。
なるべく広い空間を自由に飛ばせてあげることをおすすめします。
また、ストレスへの抵抗や免疫力を高めるためには、日光浴もさせるようにしてください。
窓ガラス越しでは紫外線(ビタミンD)を十分にとりこむことができないため、網戸越しやケージごとベランダなどに出して、日光浴をさせるようにしましょう。
ボタンインコはラブバードとも呼ばれる鳥類で、インコの中でも深い愛情を注ぐ種類です。
飼い主さんをパートナーと認めれば、非常に懐いてくれる愛らしいインコ。
しかし、愛情が強い反面独占欲も強く、パートナーと認めた相手以外には嫉妬深く攻撃的な一面も持ち合わせています。
ボタンインコをお迎えする前には、小さなお子様や気の弱い動物など飼育環境が整っているかなどの確認が必要です。
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最終更新日 : 2020/10/19
公開日 : 2018/05/14