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アオサギの生態や観察スポットなど






野鳥というと、スズメやカラスのようにさほど大きくない鳥をイメージしますが、たまに野外で大きな鳥を見ることはありませんか。
その大きな鳥はアオサギかもしれません。

アオサギは海岸や河原、水田などの水がある地帯にいることがよくあります。
そのため、意外と身近にいる鳥なのです。しかし、どのような鳥なのかご存じない人は多いと思います。

本記事では、『アオサギの生態』や『アオサギを飼うことはできるのか』、『アオサギの観察スポット』などを紹介しています。

【目次】アオサギの生態や観察スポットなど

 

アオサギの生態

・生息地

・大きさ

・雌雄判別

・見た目

・幼鳥と成鳥の違い

・鳴き声

・餌

・羽

・行動時間帯

アオサギは飼えるのか

アオサギ観察スポット

野生のアオサギ

飼育されているアオサギ

おわりに

 

 


アオサギの生態

 

アオサギ

 

アオサギは、日本で一番大きなサギ類です。

 

頸や足が長く、ツルと間違えられることもあります。

しかし、アオサギは飛ぶ時に頸を曲げて飛ぶので、そこで見分けることもできます。

また、休憩時にも頸を折り曲げて縮めている時がよくあり、遠目から見るとゴイサギのようなシルエットになります。

 

・生息地

 

アオサギ

 

アフリカ大陸やユーラシア大陸など、幅広く分布しています。

日本では全国的に生息しており、 北海道 では主に夏鳥、南西諸島では冬鳥、本州から九州では留鳥として分布しています。

 

かなり高い樹上に枝を積み上げて、大きな巣を作ります。

単独コロニー(集団営巣地)を形成することが多いですが、サギなどと混雑コロニーを形成することもあります。

 

・大きさ

 

アオサギ

 

全長は90~98cm、翼開長は160~175cm、体重は1.2~1.8kgあります。

全長ですが、これは を仰向けで寝かせた状態で嘴の先から尾の先端までを示すので、実際に立っている状態ではもっと高さがあるでしょう。

 

全長を物で例えると、野球バット(公認野球規則で長さ106.7cm以下)くらいあります。

それに比べて、翼開長は成人男性の身長くらいあるのです。

それくらいの大きさがないと、飛ぶことができないのでしょう。

 

体重はというと、2Lペットボトルの重さもない程度です。

 

・雌雄判別

 

アオサギ

 

比較的オスの方が大きくなるようですが、雌雄判別を見た目ですることは難しいです。

体の模様が雌雄で違うことが鳥類ではよくありますが、アオサギは雌雄で模様の違いがないのです。

 

そのため、雌雄を判別するにはDNA鑑定をするしかありません。

 

・見た目

 

アオサギ

 

全体的に灰色っぽい色をしています。

顔は白地に、目から後頭部に伸びる黒い帯があります。

この黒い帯は、そのまま冠羽へと伸びています。

上面は青灰色です。

冬羽は夏羽より全体的に鮮やかさがなくなり、暗色がかっています。

 

背中には淡灰色の飾り羽があり、前頸には縦斑があります。

嘴と足は黄褐色で、目先は黄緑色をしています。

 

婚姻色(繁殖期になると表れる特有の色)では、目先から嘴と足が赤色を帯びています。

この色が見られる期間は1~2週間と短く、個体によって色味に差が出ています。

 

・幼鳥と成鳥の違い

 

幼鳥と成鳥では見た目の違いがあります。

成鳥に比べて幼鳥は『全体的に色が淡い』『頸は灰色』『上嘴が黒色』という特徴があります。

年齢が上がるごとに、全体の色の青味が増していきます。

 

また、幼鳥には冠羽(頭頂部にある、他の羽より長く伸びた羽)がありません。

※わずかにある場合はあり。

 

・鳴き声

 

 

「グワー」というような、少ししわがれた鳴き声をしています。

飛びながら鳴くこともあります。

 

・餌

 

アオサギ

 

主に、魚類、両生類、甲虫類を食べます。

まれに、小型の哺乳類や小鳥の雛を食べることもあるようです。

大きい獲物に対しては、嘴を突き刺すようにして食べます。

 

・羽

 

全体的に見ると灰色味を帯びていますが、羽の1枚1枚は褐色や黒褐色味が強くなっています。

黒っぽい見た目とは裏腹に、感触は柔らかめです。

各羽の枚数は、初列風切羽が11枚、次列風切羽が14枚、三列風切羽が3枚、尾羽が12枚です。

※尾羽以外は片翼分の枚数。

 

・行動時間帯

 

昼夜関係なく行動をしていますが、半夜行性の鳥です。

そのため、朝や夕方の方が活発的です。

日中は、樹上や河原で休憩をしていることが多いです。

しかし、繁殖期になると子供に餌を与えるために日中でも頻繁に採食をしています。

 

[アオサギの生態まとめ]

 

・分類:鳥綱 ペリカン目(元コウノトリ目) サギ科 サギ亜科 アオサギ属

・和名:アオサギ(青鷺、蒼鷺)

・英名:Grey heron

・生息地:

日本全国、アフリカ大陸、ユーラシア大陸、イギリス、インドネシア西部、フィリピン北部、マダガスカル

・大きさ:

全長90~98cm、翼開長160~175cm、体重1.2~1.8kg

・雌雄判別:DNA鑑定

・見た目:

全体的に灰色。
白い顔に黒い帯、冠羽。
背には飾り羽、前頸には縦斑。

・幼鳥と成鳥の違い:

幼鳥は『全体的に色が淡い』『頸は灰色』『上嘴が黒色』『冠羽がない』。

・鳴き声:「グワー」

・餌:

動物食。魚類、甲殻類、両生類など

・羽:

初列風切羽11枚
次列風切羽14枚
三列風切羽3枚
尾羽12枚

・行動時間帯:半夜行性

 

 

アオサギは飼えるのか

 

アオサギ

 

アオサギですが、鳥獣保護法により飼育はできません。

そもそも、大型の鳥ですので、飼育環境を整えるまでに相当な準備と費用がひつようとなりますので、鳥獣保護法がなかったとしても、飼育は難しいでしょう。

 

家庭での飼育はできないアオサギですが、観察できるスポットはたくさんあります。

 

 


アオサギ観察スポット

 

アオサギ

 

アオサギは、野生の個体と飼育されている個体がいます。

まずは、野生のアオサギがいるスポットの紹介です。

 

野生のアオサギ

 

・河原や海岸などの水辺

 

日本全国の河原や海岸、田園といった水がある地帯によくいます。

お金をかけずに見るには、これらの場所を訪れるのが一番いいでしょう。

 

・不忍の池

 

東京 にある上野公園内にある不忍の池は、蓮がたくさんあります。

動物園があるため、餌が豊富でアオサギにとってはいい餌場となっているようです。

しかし、園内で飼育されているペリカンの餌がアオサギに横取りされてしまうため、飼育員はアオサギに手を焼いているようです。

 

[不忍の池の詳細]

 

・住所:東京都台東区上野公園9-83

・電話番号:03-3828-5171

・入園料:一般600円、中学生200円、65歳以上300円

・開園時間:9時30分~17時

・休園日:月曜日(月曜日が国民の祝日や振替休日、都民の日の場合はその翌日が休園日)、年末年始(12月29日~翌年1月1日)

 

・多摩動物園

 

こちらも園内にアオサギが侵入し、ペリカンの餌を横取りしているようです。

しかも、園内の木に巣まで作ってしまっています。

ここまで人工物の近くで生活できるだなんて、アオサギの適応能力の高さが伺えます。

 

[多摩動物公園の詳細]

 

・住所:東京都日野市程久保7-1-1

・電話番号:042-591-1611

・入園料:一般600円、中学生200円、65歳以上300円

・開園時間:9時30分~17時

・休園日:水曜日(水曜日が国民の祝日や振替休日、都民の日の場合は、その翌日が休園日)、年末年始(12月29日~翌年1月1日)

 

次に、飼育されているアオサギがいるスポットの紹介です。

 

飼育されているアオサギ

 

・神戸市立王子動物園

 

兵庫県 神戸市 にある 動物園 です。

アオサギは、正面ゲートすぐの鳥エリアにいます。

入園料はかかりますが、確実に観察したい人には動物園の飼育されているアオサギを見に来るのがオススメです。

 

[神戸市立王子動物園の詳細]

 

・住所:神戸市灘区王子町3-1

・電話番号:078-861-5624

・入園料:大人(高校生以上)600円、中学生以下は無料

・開園時間:9時~17時(3月~10月)、9時~16時30分(11月~2月)

・休園日:毎週水曜日(祝日の場合は開園)、年末12月29日~1月1日

 

・札幌市丸山動物園

 

北海道 札幌市 にある動物園です。

アオサギは園内真ん中付近にある、総合水鳥舎にいます。

こちらも入園料はかかりますが、野生のアオサギが年中いない北海道で、いつでもアオサギが観察できるので貴重です。

 

[札幌市丸山動物園の詳細]

 

・住所:札幌市中央区宮ヶ丘3番地1

・電話番号:011-621-1426

・入園料:大人(高校生以上)600円、中学生以下は無料

・開園時間:9時30分~16時30分(3月~10月)、9時30分~16時(11月~2月)

・休園日:毎月第2、第4水曜日(祝日の場合は翌日)、4月の第3週の月曜日~金曜日、11月の第2週の月曜日~金曜日、12月29日~31日

 

 

おわりに

 

筆者は新宿御苑を歩いている時に、野生のアオサギと遭遇したことがあります。

灰色味が強く、微動だにしなかったので最初は銅像かと勘違いしてしまいました。

しかし、動き出すと人がいても気にせずに、すぐ目の前を歩いて行きました。

 

人の住む環境に慣れているアオサギは、人をあまり怖がらない個体もいるようです。

それでも、野生のアオサギを観察する時は、捕まえたり脅かしたりせずに、自然な状態で観察するようにしましょう。


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