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飼っている 猫 が迷子になって突然家に帰って来なくなったらとても心配になります。
それが、毎日規則正しく帰ってきた猫であれば心配は更に大きいものとなるはずです。
しかし、多くの場合は飼っている猫が迷子になる機会も少ない事から、迷子猫に対しての経験がありません。
その為、どのように対応すればいいのか分からず、猫が帰って来ないことからパニックに陥る飼い主も少なくありません。
今は安全に帰ってきても、今後や新しい猫を飼った際に「迷い猫」となってしまう可能性も無いとはいいきれないので、この機会に猫が迷子になる理由や捜索方法、迷子にならない方法などの理解を是非深めて下さい。
猫を飼う場合は2つのパターンが考えられます。
1つは外に出さないで室内で飼う方法で、もう1つは室内を出入りする「放し飼い」方法です。
このうち、猫が迷子になりやすいのは、後者の室内を出入りする「放し飼い」が圧倒的に多いのです。
しかし、放し飼いの場合でも猫の性別や性格によって違いはでますが、2~3日帰って来ない事も珍しくありません。
繁殖期であれば、家に帰って来ないだけで近所で愛猫を見る場合があり、心配しないかもしれませんが、そうでない場合は飼っている猫が3日以上家に帰って来なければ迷い猫になってしまった可能性を考慮しなければいけません。
では、猫が迷子になる理由はどういったものがあるのでしょうか?
オスの場合に多い傾向としてありますが、繁殖期になるとメス猫を探し求めたり、メス猫に付いていくことがあります。
その為、普段行動している範囲よりも外に出てしまう事によって、他の猫の縄張りに勝手に入ってしまう事もあるので、場合によってはその縄張りのオス猫とケンカに発展してしまう事になるのです。
その際に、オス同士のケンカに勝つ事ができれば問題はありませんが、負けた時はその縄張りから逃げ出す(追い出される)ことになります。
従って、繁殖期にメス猫を追いかけて、知らない土地でケンカして追い出されるというプロセスを踏んで結果的に迷い猫となってしまうのです。
しかし、猫は一般的に「帰巣本能」があるとされていますが、必ずしもすべての猫がその性質を備えているわけではありません。
中には人間と同じく方向音痴の猫もいるので、家までの帰り道が分からなくてしまい、結果的に迷い猫となってしまう場合もあるのです。
猫は前に進むと一直線に進む習性があります。
その為、車やバイクなどに遭遇した時も「引き返す」ということはせずに直進してしまう傾向にあるのです。
それに、車やバイクの突発的なライトやクラクションに驚いてしまい、体が硬直してしまうことで交通事故に巻き込まれてしまうケースもあります。
運転する側としても、猫が急に飛び出してきた時に避ける事ができない局面もあるので、猫が交通事故に巻き込まれてしまうことが多いのです。
これは、物理的に飛び出してきた猫を避ける事が出来ない場合だけではなく、避けようとして大事故に繋がるのを恐れて避ける事ができなかった場合があります。
急に飛び出してきた猫を避けて、人命に関わるような大事故をまねいてしまえば、結果的に「その選択が正しかったのか」という判断が難しい問題もそこにはあるのです。
このように、猫の習性や運転手の状況を踏まえてみると、猫が家の外に出る場合は危険を伴う事が分かります。
外を歩いている猫を見かけた時に、首輪がなければ飼い猫か野良猫か一目で判断できません。
従って、仮に飼い猫の場合でも首輪をつけていなければ、野良猫として判断されてしまい、保健所や動物愛護センターの職員に保護されてしまうこともあるのです。
飼い猫が家に帰って来ない場合は、こうした人たちに保護されている可能性も考慮して下さい。
愛猫が家に帰って来なくて日数が経過しているのであれば、ただ帰りを待つだけではなく、何かしらアクションを起こす必要があります。
行動を起こすのと起こさないのでは、迷い猫の見つかる可能性も違ってくるので、家に帰って来ないのが心配であれば何かしら行動を取る事をオススメします。
一般の方が迷い猫を見つけて保護した場合に「保健所へ連絡」という傾向にあります。
その為、飼っている猫が保健所や動物愛護センターへ送られている場合がありますので、それぞれの施設へ連絡して保護されているのか確認してみてください。
ちなみに、保健所も動物愛護センターも管轄は厚生労働所となります。
その違いは、保健所は野良犬や野良猫の捕獲、引き取り、預かりという場所であり、動物愛護センターは保健所や保護された野良犬や野良猫を一定の期間保管して、その後殺処分を行う場所になります。
他にも細かくみれば違いはありますが、どちらも 犬 や 猫 の保護をしているのですが、動物愛護センターでも殺処分が行われているということです。
その名称から 殺処分 に対してのイメージを持たない人も多いので、保健所だけでなく動物愛護センターにも確認する必要があるのです。
迷い猫が交通事故に巻き込まれた場合やケガ、病気を患った場合は動物病院で治療を受けている可能性があります。
これは、迷い猫が重傷を負っていて、それを見つけた人が動物病院に連れてくれているケースや救急病院に連れてくれているケースもあるので、管轄の施設へ連絡して迷い猫を収容していないか確認してみてください。
迷い猫は近くの地域で見つかる事があるので、チラシを作成して近くのペットショップや動物病院に張ってもらう事で見つかる可能性があります。
最近ではインターネットやSNSも普及しているので、迷い猫の情報を掲示板やSNSに書き込む事で手掛かりとなる情報を得られるケースもあります。
上記内容を網羅することで迷い猫の情報を伝える事が出来るでしょう。
しかし、必ずしも全ての内容に目を通しているとは限らないので、猫の写真や特徴を大きくしてチラシを見ただけで「猫を探している」という事が分かるようにすることが重要となります。
猫が迷って家に帰らなくなってしまうのは、猫が外に出ているからです。
従って、飼っている愛猫が「迷い猫」とならない為には家の外に出さないようにするしかないのです。
それに、猫が家の外で生活していると常に危険と隣り合わせの状態になります。
交通事故や猫のケンカ、怪我、ウイルス感染、ノミの寄生など様々な危険が付きまとうので、「迷う」という事だけでは無い事を理解しなければなりません。
こうしたトラブルの中から愛猫の安全性を高めるのは難しいものがあり、どうしても行き着く結論は「室内飼育」という選択肢に他なりません。
ただ、飼い主の生活状況もあるので、愛猫を室内飼育が出来ない場合であれば、首輪に連絡先を明記したり、マイクロチップを装着するなどして、愛猫が万が一迷い猫となってしまっても対応できるようにした方がいいでしょう。
家の外で猫を飼う場合は様々な危険があることを理解しなければなりません。
しかし、飼い主の状況や考え方もあるので室内で猫を育てたくても育てる事が出来ない場合もあります。
迷い猫となれば命の危険性にも繋がるので、迷い猫になってしまった場合をはじめから想定して出来る限りリスクを減らすようにして下さい。
去勢していなければ妊娠することもあり、反対に妊娠させることもあります。
その為、長い間家に帰らず、突然妊娠して家に帰ってくることも考えられます。
中にはそこで育てられないからといって猫を捨てる人も数多くいるので殺処分される動物が後を絶たないのです。
決して愛猫を好き勝手させることだけが愛情とは思わず、愛情のなかにも責任をもってしっかりと育てて下さいね。
公開日 : 2017/10/26