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春の訪れとともにあらわれる「ウグイス」は「春告鳥(ハルツゲドリ)」と呼ばれ、春を象徴する 鳥 として有名です。
しかし、性格が大変臆病なため、春を告げるその声を聞くことはできても、姿までは確認できないことが大半です。
ウグイスという名前の由来は諸説ありますが、その鳴き声から来ているという説が有力です。
奈良時代や平安時代のころ、ウグイスは「うぐひす」や「うくひす」といった形で表記されていました。
どうやらこれは、当時のウグイスのさえずるなき声が、現代で言う「ホーホケキョ」ではなく「ふくぴちゅ」という音に近かったとことから来ているようです。
「ふくぴちゅ」という音に近いため、「うぐひす」や「うくひす」となったのではないかと言われています。
別の説では、ウグイスの鳴き声を「ウーグイ」と聞こえ、表現したためというものもあります。
鳴き声に続けて語尾につけた「ス」という文字には「鳥」という意味があるらしく、両方を合わせて「ウグイス」となりました。
考えてみると、名前の最後が「ス」の鳥は結構います。
「 カラス 」「 ホトトギス 」などは、鳴き声+「ス」の法則に当てはまります。
漢字で書くと「鶯」となり、画数は21画です。
部首はそのものずばり「鳥」の部分となる「とりへん」となります。
訓読みで「ウグイス」と読みますが、音読みの場合は「オウ」と読みます。
さすがに書くことも、覚えることも大変な漢字なだけあって、漢字検定では「準一級」で登場します。
上の冠の部分は「栄」や「蛍」の旧字体となっています。
これには2つの説があり、もともと「鶯」という漢字は中国から入ってきたもので、その説が有力とされています。
冠となる部首は、なんらかのものの周りをぐるりとわっか状にとりまいたり、囲んでいることを意味しています。
中国のウグイスは日本のウグイスとはみた目が異なり、多くの部分が鮮やかな黄色をしており、頭や翼の一部分が黒くなっています。
この黒い部分が頭の部分や羽の部分を一周回っているようにみえることから、「鶯」という漢字が当てられたそうです。
もう一つある説では、「火」が二つ並んでいることから、火が盛んに燃えあがっている様子や、その明かりで周囲が明るく照らされているさまを意味しています。
冒頭でご紹介した「春告鳥(ハルツゲドリ)」以外にも、ウグイスには多くの呼び名があります。
「春鳥(ハルドリ)」
「春告鳥(ハルツゲドリ)」
「花見鳥(ハナミドリ)」
「歌詠鳥(ウタヨミドリ)」
「経読鳥(キョウヨミドリ)」
「匂鳥(ニオイドリ)」
「人来鳥(ヒトクドリ)」
「百千鳥(モモチドリ)」
「黄鳥(コウチョウ)」
「金衣公子(キンイコウシ)」
「報春鳥(ホウシュンドリ)」
「黄粉鳥(キナコドリ)」
「禁鳥(トドメドリ)」
「初音(ハツネ)」
これほどまでに別名を多く持つ鳥は珍しいのではないでしょうか。
やはり春に関するキーワードが多いことに注目が集まりますが、よくみるとなぜその名前になったか気になる物もいくつかあります。
「経読鳥」の由来は、実は「ホーホケキョ」という鳴き声がお経のような「法、法華経」と聞こえたことからつけられました。
あまりにも「法、法華経」とはっきり聞こえるウグイスは特別扱いされ「無盡意菩薩(むじんいぼさつ)」にあやかり「ムジドリ」ともよばれていたそうです。
「人来鳥(ヒトクドリ)」は、平安時代にウグイスの警戒する鳴き声である「ケキョケキョ」を、「ひとくひとく」とあらわしている歌が古今和歌集に残っています。
この「ひとく」とは「人来」となり、「人が来る」という意味になるのです。
同じウグイスの名前であるはずなのに、このようにバリエーション豊かな名前の多さには目を見張るものがあります。
ウグイスを語る上で、まず最初にご紹介するのはやはり、特徴的なあのさえずりの声です。
ウグイスの「ホーホケキョ」とさえずる声は有名で、とても美しい鳴き声であることから、古くから日本人に愛されてきました。
そのさえずる鳴き声の美しさは、「 オオルリ 」「 コマドリ 」と共に、「日本三鳴鳥(にほんさんめいちょう)」として扱われ、高く評価されています。
「ホーホケキョ」というさえずりは、春から初夏にかけて聞くことのできるウグイスの鳴き声です。
ですが、私たちが街中でウグイスの「ホーホケキョ」とさえずる鳴き声が聞けるのは、せいぜい初春のころだけなのです。
ウグイスは春の訪れとともに山から下りてきて、「ホーホケキョ」とさえずる「練習」をおこないます。
もしかしてあまり上手ではないウグイスの「ホーホケキョ」を聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
このように春の訪れとともに、「ホーホケキョ」と上手にさえずるための自主練に山から下りてきたウグイスは、春が深まっていくのと同時に山へと戻っていきます。
山へ戻り、巣作りを行わなくてはならないからです。
「ホー」の部分は「吸う息」に、「ホケキョ」の部分は胸を大きく膨らませてさえずります。
山に帰って巣作りを始めたウグイスは、春から夏にかけて繁殖期を迎えます。
この繁殖期にだけ聞くことができるのが、「ホーホケキョ」という鳴き声なのです。
「ホーホケキョ」と鳴くのは、子育てをしているメスのウグイスに対して、オスが発するものです。
子育て中のメスはウグイスだけでなく、どのような動物でも過敏になり攻撃的になるものです。
それは本能がそうさせるので仕方ないのですが、そのような気が立っている状態のメスに大切なことを伝えるために、オスのウグイスは「ホーホケキョ」と鳴きます。
「ホーホケキョ」とさえずることで、自分たちの縄張りに問題はないことや、巣が安全であることをヒナの世話をしているメスに伝えるのです。
ちなみにこの「ホーホケキョ」というさえずりは、多い時には1日に1,000回以上鳴くこともあるそうです。
繁殖期にだけ「ホーホケキョ」と鳴くウグイスですが、実はこれ以外にも鳴き声があります。
オスは「谷渡り」と呼ばれる「ピピョピョピョピョ」という鳴き方をすることがあります。
これも実はオスがメスに対して発する合図のようなもので、縄張りが危険かもしれないので警戒するようにという意味を持っています。
この谷渡りを聞いたメスのウグイスは、自分自身の身を守るのは当然ですが、巣を守るためにもエサを運ぶのをいったん中止し、身をひそめる行動を行います。
また、秋冬のシーズンには「チャッ チャッ」という風にも鳴き声を上げます。
こちらは、オスやメスを問わず、ウグイス全般のコミュニケーションとして鳴く「地鳴き」と呼ばれるものです。
繰り返しお話ししていますが、ウグイスは春と共に山から下りてきて「ホーホケキョ」とさえずりをあげます。
実は、このさえずりはなんとなく春の訪れを意識するものではなく、気象庁が観測しているのです。
春が来て一番にウグイスの「ホーホケキョ」を聞いた日である「ウグイスの初鳴日」という存在をご存知でしょうか。
「初鳴日」は、気象庁が生物における季節の観測に用いるための大切な情報とされています。
このことから、ウグイスのさえずる「ホーホケキョ」は、私たちの生活に深く根付いているということがわかります。
ウグイスのオスは全長約16cm、メスが約14cm程度となっています。
翼を大きく広げても18~21cm程度となり、小さな鳥といえます。
ウグイスのみた目は、よくいう「ウグイス色」ではありません。
全体的に地味な配色、みた目なことがウグイスの特徴です。
一般的に言われているウグイス色をした小鳥は、実は メジロ です。
ウグイスとメジロはこのような点からも、とてもよく似ているため誤解を受けることが多い鳥なのです。
ウグイスの羽毛は、背中はオリーブ色のような渋い濃いめのグリーンで、お腹の部分が白くなっています。
これはオスもメスも同様です。
顔にはまるで眉毛かと思うような白い線が入っており、目元には「過眼線」と呼ばれるダークブラウンの線が入ってます。
この「過眼線」は、サングラスをかけているときのように、自分の視線を獲物に悟らせないためにあるそうです。
渡り区分は「留鳥」となっており日本国内の多くに生息しています。
しかし、寒冷地などの場合は温かい地域へと移動することから「漂鳥」とも言われています。
ウグイスは、山梨県と福岡県の「県鳥」に定められています。
また、それ以外にも国内の多くの自治体が、自治体指定の鳥としてウグイスを大切に扱っています。
スズメ目ウグイス科ウグイス属の1種で、学名は「Horornis diphone」
和名は「ウグイス」で漢字で書くと「鶯」と大変難しい漢字の1つです。
英名は「Japanese Bush Warbler」、または「Japanese Nightingale」ですが「Warbler」でもつうじます。
「Bush Warbler」とは、「やぶの中でさえずる鳥」という意味があるため、ウグイスの警戒心の強さをあらわしています。
東アジアに多く分布しているウグイスは、雑食で昆虫や木の実などをその季節ごとに食べます。
夏の暑い季節には小型の昆虫や幼虫、クモなどを捕食します。
冬の寒い季節になると植物の種子や、木の実などを食べています。
初夏のころに繁殖期を迎えるウグイスですが、基本、子育てはメスがおこないます。
オスは巣を守るための縄張りをつくる役目があるからです。
ちなみにウグイスは、縄張りに入ってきたメスはすべてウエルカムとなる、「一夫多妻制」をおこないます。
これは「群れ」を作るためではなく、あくまでも繁殖のためだと言われています。
ウグイスは、横穴式の「壺型」の巣をつくることが一般的です。
卵は一度に4~6個程度産みます。
天敵となるのは「ツミ」などの小型の猛禽類が主となります。
「ホトトギス」に託卵されてしまい、自分たちの子どもを育てきれなくなり、子孫を残せなくなってしまうことも珍しくないようです。
小さい体であるため、ウグイスはあまり強い鳥ではありません。
ですので英名の「Bush Warbler」のとおり、藪の中に潜むようにこっそり隠れて生息しています。
寿命はだいたい8年程度と言われています。
小さい鳥特有の群れを成して行動することはウグイスにはありません。
恐らくそのために、外敵から自分たちや縄張りを守るための鳴き声が生み出されたのではないでしょうか。
現在その数は減少の一途をたどっており、国際自然保護連合(IUCN)により、「軽度懸念(LC)」の指定を受けています。
とくに絶滅の恐れもありませんし、近い将来に説滅してしまうような見込みは低いものの、その数の少なさは懸念されています。
同じ指定を受けている鳥には「スズメ」もいます。
日本では1950~1979年までの間、ウグイスは愛玩鳥として扱われていました。
美しい声で鳴く鳥には必ずある「鳴き合せ」も頻繁におこなわれており、高額売買なども裏ではおこなわれていました。
1980年、ウグイスの乱獲に歯止めを掛けるべく、環境省の鳥獣保護、および狩猟の適正化に関する法律によって、捕獲や飼育は法律で全面的に禁止となりました。
日本の都道府県庁では、千葉県と東京都で「準絶滅危惧(NT)」に指定されており、埼玉県では「その他(地帯別危惧)」としてレッドリストの指定を受けています。
ウグイスと言っても様々な種類がいるのをご存知でしょうか。
ここから先では、主な特徴と見分け方をまとめていきます。
学名は「Cettia fortipes」、英名は「Brownish-flanked Bush Warbler」
漢字で書くと「台湾小鶯」となります。
主に中国や東南アジアの国々生息しており、全長約13cmと、日本でみる「ウグイス」と比べると少々小柄といえるでしょう。
「ウィー」や「チーウィヨー」と大きな声で鳴くものの、やはり臆病なのためなかなかその姿をあらわすことはありません。
見た目は上の部分が茶褐色で、下の部分は淡黄褐色となっており、淡黄褐色の部分には眉斑があることも特徴です。
学名は「Cettia canturians」、英名は「Manchurian Bush Warbler」
漢字で書くと「朝鮮鶯」となります。
英名である「Manchurian Bush Warbler」は、もともとはチョウセンウグイスの亜種となる「マンシュウウグイス」の名前とされていました。
ですのでチョウセンウグイスは「Korean Bush Warbler」とされていた過去もありました。
現在では、チョウセンウグイスをあらわす際には、必ず「Manchurian Bush Warbler」と表記されるよう変更されています。
中国東部や朝鮮半島、台湾などに多く生息しており、冬の季節になると中国南部や、日本の与那国島や西表島に渡って越冬します。
全長約17cmで、一般的なウグイスよりは少々大型です。
日本のウグイスとみた目も大変よく似ているのですが、どちらかといえばチョウセンウグイスのほうがウグイスに比べて、足などが太くがっしりとしています。
色味も額から頭頂部までは赤褐色となっています。
目の上の部分には眉斑があり、単色で太いことが特徴です。
過眼線は褐色になっています。
学名は「Cettia cetti」、英名は「Cetti's Warbler」
名前にもあるとおりヨーロッパから、アフリカ北西部、アフガニスタンやパキスタンなど、東南アジアの広い地域で生息しています。
大きさは約14cmとなり、ウグイスとほぼ同じぐらいです。
しかし、鳴き声はやはり異なっており、「チィーチィー」と地鳴きのような鳴き方をするものが大半です。
学名は「Cettia diphone diphone」、英名は「Japanese Bush Warbler」
漢字で書くと「嘴長鶯」となります。
日本に生息するウグイスの亜種の1つです。
体長は約10~12cmと少々小さ目です。
同じウグイスとは思えないほど人懐っこいところが、ハシナガウグイスの特徴です。
人の手がすぐ届くところまで平気で近づいてくるほどですから、普通種のウグイスからは考えられない人懐っこさを持ち合わせています。
基本的にあまり人の前に姿をみせることのないウグイスですが、何かのはずみでガラス窓にぶつかったりなどすることがあります。
もし、ぶつかったショックで失神してしまっている場合は、段ボールなどの小さな入れ物に入れ、保温しながら様子を伺いましょう。
しばらく様子を伺って、怪我などがないようであれば、そのまま離してあげましょう。
野鳥を許可なく保護することは鳥獣保護法で禁止されています。
ですが、警戒心がとても強いウグイスが、身動きがとれないような状態であなたの目の前にあらわれたのだとすると、治癒後自然に戻るのは難しいかもしれません。
それでもやはりルールはルールです。
まずはお住まいの地域の役所にある「鳥獣保護課」、または県の「環境保全課」に連絡を入れてください。
命を繋ぐことはとても大切なことなのですが、気の毒に思い無断で連れ帰ってしまうと、保護ではなくあなたの支配下に置くと判断されてしまいます。
それは法律違反となってしまい、しかるべき罰があなたに課せられてしまうのです。
保護をしているだけで通報されてしまう可能性も否めません。
ウグイスのみではなく野鳥全般において、保護が必要か迷った場合の簡単なアドバイスをご紹介します。
まず第一にウグイスの状態を把握することが一番重要となります。
みるからに危険な状態の怪我や病気をしていると判断したら、すぐに県や市区町村の担当部署に連絡をし、必要であれば病院か保護となります。
これが病気や怪我も特になさそうな場合の成鳥であれば、自然に任せることが一番です。
厳しい意見かも知れませんが、人と動物が共存してい行くうえで、介入しすぎないということはかなり重要な役割を果たします。
もし、病院へ連れて行く、保護をしないといけない場合は以下のことに注意して保護を行っておください。
翼がたたまれている状態にして、上から優しく胴体を包むように掴みます。
ウグイスなどの小型の小鳥はデリケートですから、うっかり強く握ってしまうと内臓に負荷をかけかねません。
できるだけ優しく、ふわっと力を入れずにを心がけましょう。
固くとがったくちばしには注意が必要です。
小鳥にとって、保護をしようとしているあなたを敵として認識するのは当然です。
つつかれると、指や手を怪我する恐れがあります。
目などをつつかれた場合は、大怪我になりえますので、くれぐれも気を付けてください。
小鳥を保護する際は、素手では行わず、柔らかいティッシュやハンカチ、可能であれば手袋を使用することが望ましいでしょう。
小鳥が怖がって逃げ回る場合は、無理やり捕まえることはしないでください。
しかるべき所へ連絡をして、専門の方にお任せすることが無難です。
怪我の程度にもよりますが、血が出ている場合はその血に素手で触れないようにしてください。
野生の生き物は寄生虫や病原菌を持っていることが多く、人への感染の恐れがあります。
あまり神経質になる必要はありませんが、リスクを避けるためにも素手で血液に触れるようなことがないように注意してください。
現在の日本の法律では、ウグイスは「野鳥」として扱われるため、許可なく捕獲や飼育をすることはできません。
しかし、日本のウグイスではなく、外国のウグイスを飼育することは許可されているのです。
ですが、外国のウグイスを手に入れることは困難を極めます。
実は平成25年から、動物のネット販売が原則禁止とされたことが大きいようです。
ネットで動物を販売する際には「第一種動物取扱業の資格取得者」の方にしか販売・発送することができない決まりが環境庁で定められました。
資格を持っている方なら問題なくネットで探し、みつかれば購入することは可能です。
そうでない場合は、必ずお店まで足を運んで購入するしか方法はありません。
生き物の輸入をしてくれるところか、輸入した鳥を扱っているペットショップに、自ら足を運ぶ必要があります。
うまく手に入れることができれば、輸入証明書と、環境大臣が交付した足環を貰うことで問題なく飼育することが可能になります。
外国のウグイスなら飼育することができるとはいえ、入手が困難なことを考えるとなかなか敷居が高いと感じるでしょう。
そこで野鳥ならではの関わり方として、「餌台」をお庭などに設置して、遊びに来る野鳥たちを観察するのはいかがでしょう。
ウグイスはメジロなどと同様に大変警戒心が強いため、餌台を設置しても姿をみせてくれない可能性が高いです。
それでももしかしたら来てくれるかもしれませんので、ウグイスが来てくれる餌台つくりをしてみましょう。
ウグイスは基本雑食であることはすでにご存知ですね。
その中でもウグイスの好物といえば虫類です。
しかし、虫類を餌台に設置するのは至難の技ですから、新鮮な果物を置くことがベストです。
市販の餌を与えることも良いのですが、せっかくの餌台を設置するのに、自然からかけ離れてしまうのはいただけません。
できる限り自然を意識した餌台つくりを心がけることをおすすめします。
大きめの鳥に餌台を占領されないよう、小さめの鳥かごや巣箱のようなものを用意することもよいでしょう。
警戒心が強いウグイスが、おおっぴらにエサを食べている姿をみせるとは思えませんので、ぜひ隠れられる場所を用意してあげてください。
鳥かごなどの柵や、入り口はできるだけ小さめに作ることがおすすめです。
そうすることで、大型の鳥の侵入を防ぐことができます。
ウグイスの生態や、鳴き声、ウグイスを含む野鳥の保護などについてもお話をしてみました。
やはり、野鳥は自然の中にいてこそ美しいものです。
無理をして飼育する必要はなく、ありのままの姿を愛でることも、風情があっておすすめです。
ウグイスはまだまだ密猟され、闇販売されることが多いと言われています。
今は絶滅の危機に瀕していなくても、乱獲を繰り返していればいつか、その姿もその美しい声も聞くことはできなくなってしまいます。
そのような可哀そうなことにならないためにも、自然の中で健気に生きるウグイスを遠くから見守りましょう。
ペットとして迎え入れなくても、共存することができるのですから。
公開日 : 2017/09/09