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人気上昇中のヘビペット!ボールパイソンの生態や飼い方






蛇の仲間は苦手意識を持つ方も多いと思いますが、近年ではペットとして人気が上がってきています。
中でもボールパイソンはヘビ好きなら一度は飼育してみたいと思う王道かつ人気の種類です。

本記事ではそんなボールパイソンについて詳しく解説していきたいと思います。

元々ヘビが好きな方や、既に飼育されている方はもちろんのこと、ヘビ嫌いの方も、少しでもヘビにポジティブなイメージを持っていただけたら幸いです。

ボールパイソンとは

 

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ボールパイソンは、ニシキヘビ科ニシキヘビ属に分類されるニシキヘビの仲間です。

他にはボールニシキヘビ、ロイヤルパイソンとも呼ばれます。

名前に「ボール」がつくのは身を守るときにボールのように丸くなることが由来しています。

 

 

ボールパイソンの生息地

 

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ボールパイソンの生息地としては、ウガンダ西部、ガーナ、カメルーン北部、ガンビア、ギニア、ギニアビサウ、コートジボワール、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、シエラレオネ、セネガル、スーダン南部、チャド南部、中央アフリカ共和国、トーゴ、ナイジェリア、ニジェール南部、ブルキナファソ、ベナン、マリ共和国南部、リベリアなど、中央アフリカから西アフリカにわたります。

輸入されるボールパイソンの多くはガーナ、トーゴ、ベナン産です。

草原やサバンナ、開けた森林、農耕地の周辺などに生息しています。

 

 


ボールパイソンの大きさ

 

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ボールパイソンの全長は1m~1.5m程で、中には2mにもなる個体もいます。

メスの方がオスより大きくなる傾向があり、体重は平均で2、3kgにもなります。

 

 

ボールパイソンの特徴

 

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ボールパイソンはモルフの数が豊富です。

モルフとは、色や模様で分類される品種のことです。

ブリーダーによって様々なモルフが誕生しています。

 

身体的な特徴としては、一部の ヘビ は熱(赤外線)を感知できる「ピット器官」を持っています。

ピット器官によって夜間など、見通しが悪い中でも獲物を見つけることができます。

 

ヘビの中でもボア科ボア亜目、ニシキヘビ科、クサリヘビ科マムシ亜科がこの器官を持っています。

ボールパイソンはニシキヘビの仲間ですので、ピット器官を持つ種類に該当します。

ボールパイソンの場合、口元の鱗の所にピット器官があります。

 

 


ボールパイソンの値段

 

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ボールパイソンはモルフによって値段は大きく変わります。

一般的な個体であれば1万円前後で購入でき、安い個体であれば5000円程で購入できることもあります。

アルビノなどモルフが変われば10万円前後にもなりますし、珍しいタイプであれば50万円以上することもあります。

 

 

ボールパイソンの寿命

 

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ボールパイソンは10年~20年程生きます。

30年近く生きることもしばしばあり、40年以上生きた例もあります。

 

ペットとしては長生きをする個体と言えるでしょう。

飼育するとなると長い付き合いになるので、きちんと面倒を見ることができるか考えておきましょう。

 

 


ボールパイソンの性格

 

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ヘビは噛みついたりなど攻撃的で怖いイメージを持っている方も多いことでしょう。

ボールパイソンはとても大きくて迫力があるため、もっと怖そう…

と思いそうなところですが、性格は真逆で臆病な性格です。

 

普段は物陰に隠れていますし、敵に出くわした場合は身を守るためにボールのように丸くなります。

攻撃どころか徹底的な防御態勢です。

 

日本の野生のヘビと違い、ボールパイソンはとてもおとなしく、ハンドリングも可能です。

ボールパイソンを首に巻いているところをテレビなどで観たことがある人もいるかもしれません。

もちろん毒はありませんので安心してハンドリングできます。

 

また、ボールパイソンは神経質なところがあり、環境の変化にも敏感だと言われています。

環境が変化して悪化したりすると、拒食をしてしまうなどのことが起こります。

しかし、国内で繁殖されている個体であれば、ペットとして飼育されることに慣れているので、このような心配は減ってきています。

 

 

ボールパイソンの生態

 

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夜行性で、主に地表棲の小型哺乳類などを食べます。

主に11月~2月に交尾を行って1回に2~8個の卵を産むことが多く、生後3年(全長90cm程)で性成熟します。

 

 


ボールパイソンを飼育してみよう

 

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次にボールパイソンの飼育方法を紹介していきます。

 

ボールパイソンの飼育に必要な物

 

① ケージ

 

 

ボールパイソンは大きいので、ケージもそれなりの大きさの物が必要になります。

上記の商品のように横が120cm程あれば理想ですが、90cm程でも飼育できます。

幅は60cm程が良いでしょう。

 

ボールパイソンは基本的に地表を這うので高さはそこまで必要ではありません。

ただ、ケージ内に木を入れて、ボールパイソンが気に巻き付いたところを鑑賞したいのであれば、ある程度の高さも必要です。

全体的なケージの広さの目安としては、ボールパイソンがとぐろを巻いた状態の4倍程の体積があれば大丈夫です。

 

シェルター

 

 

ボールパイソンは狭いところに隠れることが好きです。

そのため、隠れ家となるシェルターは必ずケージ内に入れてあげましょう。

理想はボールパイソンがケージ内でとぐろを巻くことができるぐらいの大きさです。

 

隠れることができれば良いので、必ずしもペット用のシェルターを用意しなくても構いません。

日用品などで代用できる物があれば、コストを浮かすことができます。

 

水入れ

 

 

ケージ内の湿度を保つために水入れに水を入れて置いておきましょう。

ボールパイソンは水に浸かるので必要です。

 

水入れのサイズは小さい物で構いませんが、ボールパイソンの体の幅以上の広さにしてあげましょう。

水入れを入れておけばボールパイソンは水浴びをしたりもします。

 

エサ

 

 

エサは主にマウスを与えます。

エサ用の冷凍マウスを購入すれば大丈夫です。

インターネット上でも購入できるので簡単に入手できます。

 

マウスにもサイズがありますが、ボールパイソンに与えるときは個体の大きさに応じてマウスの大きさも決める必要があります。

目安としてはマウスの太さが、飼育しているボールパイソンの胴の太さより小さければ適当であると言えます。

成体になるまではSサイズを与えると良いでしょう。

Sサイズであれば100匹を7000円程で購入できます。

 

成体など大きくなったボールパイソンにはラットを与えても構いません。

エサの基準は体の大きさに合っているかどうかですので、大きすぎなければ問題ありません。

幼体のときは2、3日に1回マウスを1匹与えます。

成体は1か月に1、2回ラットを1匹与えるぐらいが目安となります。

 

なお、マウスやラットを与えるときは解凍する必要があります。

蛇は変温動物で体温調節が苦手なので、きちんと解凍しないでマウスを与えると消化不良など体調を崩す原因となります。

 

どのように解凍すれば良いかは下記にて説明していきます。

 

お湯に浸けて解凍する

 

定番の方法はお湯に浸けて解凍する方法です。

お湯であればしっかり内部まで解凍できますし、熱を加えすぎて焼いてしまうなどと言うことはありません。

タッパーなどの容器に冷凍マウスを入れ、お湯を注ぐだけなので簡単です。

他に解凍方法としては、自然解凍、ケージの温度を保つためのヒーターや照明器具の熱で解凍、電子レンジで解凍という方法がありますが、お湯による解凍に比べるとおすすめできません。

 

自然解凍する

 

1番マウスの状態を維持できますが、解凍にものすごく時間がかかります。

また、真夏でもない限り内臓など体の内部まで解凍できているか不安なポイントが残ります。

 

きちんと内部まで解凍できていない状態でボールパイソンに与えると吐き戻しの原因となってしまいます。

吐き戻すなら問題ないと思う人もいるかもしれませんが、吐き戻しはかなりの体力を消耗します。

ボールパイソンのコンディションによっては吐き戻しが命に関わることさえあります。

 

そのため、内部まで完全に解凍をしてあげることが必要です。

次にヒーターや照明器具の熱での解凍ですが、これも充分解凍できるかという点からおすすめできる方法ではありません。

 

電子レンジで解凍する

 

お湯の次におすすめの方法です。

体の内部まで短時間で解凍できるからです。

 

ネックとなる点は、まず解凍実験をして解凍時間を把握しなければならないということです。

加熱時間が短すぎると、当然体の内部が充分に加熱できませんし、時間をかけすぎると焼きすぎてしまいます。

試しでマウスを使い正確な解凍時間を把握する手間が必要です。

また、1人暮らしではなく家族で暮らしている場合、家族からしたら抵抗があることも大いにあり得ます。

それも踏まえると、やはり1番おすすめの方法はお湯で解凍をすることです。

 

床材

 

 

ケージ内を清潔に保つために床材は必要です。

床材として使う物は ペットシーツ などがおすすめです。

 

木材チップや砂は、床材の衛生状態を把握しづらいですし、取り換えが楽ではありません。

ダニなども湧きやすいです。

シートであれば、糞や尿をしていれば簡単に分かりますし、取り換えも簡単にできます。

 

温度湿度計

 

 

ボールパイソンは温度と湿度を適度な値に保持する必要性があります。

温度と湿度の管理は重要です。

 

健康状態を維持するためにもケージ内の環境を簡単にチェックできるように設置しましょう。

温度計と湿度計が一緒になった温湿度計を使うと便利です。

脱皮をするときなどは湿度を特に気にする必要があります。

 

保温電球

 

 

ケージ内を適温に保つために必要です。

ボールパイソンの適温は28~33℃と高めのため、ヒーターなどと併用したりして温度管理を行いましょう。

 

 

ボールパイソンを飼育する上で注意すべきこと

 

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①温度

 

温度は28~33℃あたりを維持しましょう。

ボールパイソンは暖かい地域に生息していますので、温度は高めとなります。

 

夏場は温度の上がりすぎに注意し、冬はしっかり保温できるよう、パネルヒーターや保温球を使いましょう。

温度が低いと体調を崩したりエサを食べなくなったりなど、健康に悪影響が出るので重要です。

 

②やけど

 

温度管理に関連してですが、保温球など熱を帯びた道具を使用する場合、ボールパイソンがそれらでやけどしないように注意してあげる必要があります。

カバー付きの保温球を使うなど、ボールパイソンの皮膚が当たってやけどしないように配慮した飼育環境をつくりましょう。

 

③湿度

 

湿度は通常50~60%を維持することが望ましいです。

水入れを置くだけでは充分な湿度を確保できない場合は、1日に1、2回程、霧吹きなどでケージ内に湿気を加えましょう。

ただし、ボールパイソンに直接水分をかけないようにしましょう。

 

脱皮時は、湿度を70%以上に保つ必要があります。

脱皮をするときの前兆としては目が白くなります。

成長において脱皮は重要なことですので、ボールパイソンの目が白くなってきたら、充分に加水してケージ内の湿度を70%以上に保つように注意してください。

湿度が充分にないと脱皮不全を起こします。

古い皮が剥がれず体に残り、最悪の場合そこが壊死したりします。

 

④病気

 

どんな種でもペットを飼育する上で注意しなければならないポイントは病気です。

ボールパイソンを飼育する上で気をつけなければならない病気を紹介していきます。

 

・呼吸器疾患

 

ボールパイソンは通常、口を閉じて鼻で呼吸しています。

もし、口を開けて呼吸しているようであれば、呼吸器疾患にかかった可能性があります。

 

適切でない湿度環境で飼育され続けたり、床材を取り換えず、不衛生な環境が続いたりして、ウイルス、細菌、寄生虫、カビなどが発生することが原因です。

発症したと思われる場合は、爬虫類を扱っている動物病院に連れて行くと同時に、飼育環境に問題がないかチェックしてください。

 

・脱皮不全

 

③の湿度のところで紹介した脱皮不全も注意すべき病気です。

湿度に充分して問題なく脱皮できる環境をつくりましょう。

 

・クリプトスポリジウム感染症

 

消化器系の感染症です。

寄生虫が腸などの消化器系に感染することで発症します。

ストレスや温度の低下によるトラブルと違って、飼育環境を見直すだけでは回復しません。

普通にエサを与えても食べなかったり、食べても吐き戻す場合は、クリプトスポリジウム感染症の疑いがあります。

感染した疑いがある場合は動物病院へ連れていきましょう。

 

病気を予防するためには 「適切な飼育環境」、「エサ」、「ストレス」 を意識しなければなりません。

 

  • 温度、湿度、衛生面が適切かどうか
  • エサの頻度、量、種類は適切かどうか
  • ストレスを与える要因はないか(過度の掃除でストレスを与えていないか、ケージ付近は静かな場所かどうか)

 

これらの点を意識して飼育してくださいね。

 

 


ボールパイソンの基本データ

 

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生息地 : 西アフリカ、中央アフリカ

値段 : 5000円~数十万円

平均寿命 : 10~20年

体重 : 2kg前後

全長 : 1~2m

特徴 : モルフの多さ、ピット器官

性格 : 臆病

かかりやすい病気 : 呼吸器疾患、脱皮不全、クリプトスポリジウム感染症

 

 

怖いイメージと裏腹に臆病なボールパイソン。

見かけによらずかわいらしい一面も多くてペットとしての魅力もあります。

もし興味を持たれた方は、ボールパイソンをペットとして飼育することを検討してみてくださいね。

 

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