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シャンプー嫌いの猫に!ナチュラル重曹 洗わないスプレーシャンプー
シャンプーして心も身体もリフレッシュ!
...のつもりが、実際はお風呂場へ連れて行っただけで大暴れ。
猫 のシャンプーって本当に大変ですよね。
そこで今回は、猫のシャンプーでお困りの飼い主さんのために、猫のシャンプーの必要性、方法や頻度、シャンプーの選び方などをご紹介します。
実は、基本的には猫にシャンプーをする必要はありません。
ついつい人間目線で考えてしまい、猫をシャンプーしてきれいにしてあげたくなってしまいます。
しかし、その思いとは裏腹に、猫は身体が水に濡れることを嫌がります。
なぜそこまで猫は水を嫌がるのでしょうか。
猫は身体を濡らすことを本能的に嫌がります。
家猫の先祖、リビアヤマネコは砂漠地帯に生息しており、昼夜の寒暖差が激しい環境で暮らしています。
濡れた身体で極寒の夜を過ごすと、命を落としかねません。
猫をお風呂場へ連れて行っただけで、死に物狂いで抵抗されるのも納得ですね。
猫はシャンプーの代わりに毛づくろいをして、身体に付いたゴミやほこり、糞尿、ノミなどを舐めてきれいにします。
人間目線で見ると身体を舐めまわして汚いと思えてしまうかもしれませんが、猫はこれできれいになると同時に安心するのです。
猫の健康を守るため、猫と心地よく暮らしていくために、時として人の手でシャンプーをしてあげる必要があります。
猫にシャンプーしてあげる必要がある5つの場面をご紹介します。
長毛種の猫は毛づくろいが生き届かず、汚れが残ってしまう場合があります。
また、毛が長い上に油分が多い猫は毛が絡みやすいので、定期的にシャンプーする必要があります。
避妊や去勢をしていない猫は、繁殖期になると異性を誘惑する強烈な臭いの尿を撒きます。
そのため、肛門周辺の毛が臭くなってしまいますので、一緒に暮らす上で、臭い対策としてシャンプーする必要があります。
※参考記事: 猫の発情期はいつから?時期やタイミング、対策方法のまとめ
新たな家族として野良猫を家に迎え入れる時は、身体についた泥や土汚れ、ノミなどを落とす目的でシャンプーをする必要があります。
散歩をする飼い猫も、泥や土汚れ、ノミなどを落とす目的でシャンプーをする必要があります。
極端に太っている猫や老猫は自分で毛づくろいをしない場合があります。
毛づくろいをしない猫は、お尻付近などが不衛生になっている事があるので、シャンプーをして清潔にしてあげる必要があります。
ただし、老猫の場合はシャンプーが身体的、精神的に大きな負担になる場合があるので、獣医さんに相談しましょう。
猫のシャンプーは人間とは事情が違い、気を遣わなくてはいけないことや、気を付けなくてはいけないことが多々あります。
ここでは、猫を安全にシャンプーするために必要な道具や方法をご紹介します。
以下に猫をシャンプーするときに使う6つの道具とその用途をまとめました。
爪を切るために必要になります。
猫の毛をときほぐすときに必要になります。
必ず猫専用のシャンプーを使って下さい。
猫を洗う時に必要になります。
猫の身体の水分を拭き取るときに必要になります。
猫の細かな部分の水分を拭き取るときに必要になります。
猫を乾かすときに必要になります。
猫に爪を立てられたり、引っ掻かれたりして怪我をしないように爪を切っておきましょう。
まずは、ブラシを使って優しく毛をときほぐしてあげます。
特に長毛種の猫は毛玉が出来やすいので、丁寧にブラッシングしましょう。
毛玉をほぐさないまま濡らしてしまうと、乾いてから余計に酷い毛玉となってしまします。
猫をお風呂場へ連れて行く前に、しっかりと下準備をしておきましょう。
大き目のたらいに37~38度程度のぬるま湯を張り、そこへ猫用シャンプーを入れて混ぜておきます。
脱衣所には、シャンプーを終えたときのためにバスタオルとドライヤーを用意しておきます。
ここまで準備できたら、いよいよ猫をシャンプーします。
猫のシャンプーの方法は以下の通りです。
<ステップ1>
猫の身体を37~38度程度のゆるま湯で濡らしてあげます。
この時、シャワーヘッドから直接かけるのではなく、手で優しくかけてあげましょう。
<ステップ2>
猫を③で準備したたらいの中に入れます。
首から胴、足をよく泡立てながら洗っていきましょう。
足を重点的に洗ってしまうと怒る猫もいるので、首や胴と足を交互に洗うのがおすすめです。
<ステップ3>
猫が嫌がるしっぽや肛門を洗います。
猫が怒る前に素早く洗いましょう。
<ステップ4>
最後は顔を洗います。
目のまわりや口まわり、額をシャンプーが入っていない、ただのぬるま湯で優しく濡らしてあげます。
目や耳に水が入ってしまわないようにしましょう。
猫の身体のシャンプーを流します。
シャンプーが残ってしまわないようにしっかりと流してあげましょう。
シャワーの温度は37~38度のぬるま湯で、シャワーノズルを身体に密着させて流してあげると、シャワーの音で猫が驚いてしまうことを防げます。
猫の身体をバスタオルで拭いていきます。
タオルでこするのではなく、押し付けて吸水させるイメージで拭いてあげます。
足や指、顔などの細かな部分はキッチンペーパーなどで拭くと良いでしょう。
⑥である程度水を拭き取ったら、ブラッシングをしながらドライヤーで身体を乾かします。
猫の身体に手を添え、ドライヤーの風が熱すぎないかチェックしながら乾かしましょう。
一点に風を当てすぎると、火傷してしまう場合があるので注意が必要です。
人間用のシャンプーを絶対に使わないでください。
猫は身体を舐めまわしますが、そのとき、猫にとって有害な成分まで舐めてしまいます。
また、人間用のシャンプーを猫に使用した場合、かゆみや皮脂のバランスの乱れ、皮膚炎、毛のコンディションの乱れなどの異常が表れることがあります。
シャワーの温度は、熱くても冷たくても駄目です。
必ずぬるま湯を厳守で、大体37~38度程度にしてください。
シャワーの勢いが強すぎると猫をびっくりさせてしまうので、優しい水圧にしましょう。
猫を火傷させないよう、手で風の熱をたしかめながら、しっかりと距離をとってドライヤーしましょう。
一点に熱風を当てると火傷してしまう恐れがあるため、なるべくドライヤーを動かし続けましょう。
ドライヤーが嫌いな猫に対して、無理にドライヤーを使わないで下さい。
ドライヤー嫌いの猫は、タオルでしっかりと水分を拭き取ると良いです。
シャンプー嫌いの猫はシャンプーを本気で嫌がるので、いつもの様子からは信じられないような力を発揮して、本気の抵抗をしてきます。
シャンプーするたびに本気の抵抗をされてしまっては、飼い主さんもうんざりしてしまいますし、猫もさらにシャンプー嫌いになってしまいます。
猫のシャンプー嫌いを克服するにはどうしたら良いのでしょうか?
幼少期から身体を濡らすことやドライヤーに慣れさせておくと、大人になってからスムーズにシャンプーできます。
他にも、歯磨きやブラッシング、爪切りなども幼少の頃から慣れさせておくと後々楽です。
最初がとても肝心で、シャンプーは気持ち良い事だという事を覚えさせておきます。
無理矢理慣れさせようとしてストレスを与えてしまうのはやめましょう。
嫌がる猫を無理矢理シャンプーしてしまうと、さらにシャンプー嫌いになって、次回のシャンプーでさらに激しく抵抗するようになってしまいます。
まずはお風呂場の音や匂いに慣れさせるために、トイレや食事をお風呂場に用意し、慣れてきたら水を流してみたり、猫用シャンプーの匂いを漂わせてみたりして徐々に慣れさせていくと良いでしょう。
無理をせず、ゆっくりと慣れさせることがポイントです。
シャンプー嫌いの猫はなるべく早くシャンプーしてあげましょう。
作業が長くなれば長くなるほど猫のストレスになって、よりシャンプー嫌いになってしまいます。
猫のシャンプーは人間のように毎日する必要はありません。
猫をシャンプーする頻度は、猫の暮らし方や種類によって変わってきます。
様々な猫のパターンのシャンプーの頻度を見ていきましょう。
短毛種の猫の場合、シャンプーは基本的に年に1、2回ほどの頻度で大丈夫です。
長毛種の猫は1か月ほどの頻度でシャンプーが必要です。
毛づくろいが行き届かなかったり毛が絡んだりするためです。
散歩する猫は室内飼いの猫に比べ、シャンプーの頻度が多くなります。
散歩へ行って泥や土汚れをつけてきたり、ノミが気になったときにシャンプーすると良いでしょう。
発情期は強烈な臭いの尿を飛ばすので、臭いが気になったらシャワーすると良いでしょう。
自分が使うシャンプーすら迷ってしまうぐらいなので、猫用シャンプーなんてもっと迷ってしまいますよね。
種類も様々で、しかも自分の飼い猫の特徴を考えるとさらに難しいです。
そんな方のために、猫用シャンプー選びの際に注目したい3つの点を挙げます。
猫は臭いにとても敏感です。
出来るだけ香りが無い物を選びましょう。
人間にとっては良い香りの物も、猫にとってはそうでは無いのです。
猫は肌がとても敏感で弱いです、
猫にとっては人間用のシャンプーですら刺激が強すぎるぐらいに敏感肌なので、ぜひ低刺激なシャンプーを選んであげましょう。
猫は身体を舐めるので、シャンプーに有害な成分が含まれていると健康に影響してしまうかもしれません。
シリコンや界面活性剤などが入っているシャンプーは避けましょう。
こちらのシャンプーはなんと、リンスインシャンプー。
長毛種の猫は毛が長い分、毛玉も出来やすく、リンスをして毛をサラサラにすると毛玉が出来にくくなります。
シャンプーと同時にリンスもでき、1度で2つのことを済ませられるので猫へのストレスも少なく、シャンプーするだけでサラサラふわふわな毛になります。
長毛種の猫はもちろん、短毛種の猫にもおすすめです。
こちらのシャンプーは低刺激が売りで、敏感肌の猫におすすめです。
シリコンなどが含まれていないため、毛がツヤツヤにはならない分、純植物性、ミンクオイル、アボガドオイル配合で、サラサラとした毛になり、何といっても肌に優しいです。
こちらのシャンプーは、洗い流さなくて良いシャンプーです。
洗い流さないシャンプーって、猫が舐めても大丈夫なの?と思う方もいらっしゃるかと思いますが、心配ご無用です。
舐めても害が無い猫に優しいシャンプーとなっているので、シャンプー嫌いの猫はもちろん、肌が弱い猫にもおすすめです。
シャンプー嫌いな猫を手に負えないという飼い主さんは多くいらっしゃると思います。
そんな時、ペットショップやペットサロンなどのお店でプロにシャンプーしてもらうという方法があります。
お店でシャンプーしてもらう際のお店の選び方や料金、注意点を見ていきましょう。
ペットサロンやペットショップなど、トリミングをしてもらえるお店の主なターゲットは基本的に犬です。
犬と猫では全く違う動物なので、猫の扱いに慣れたお店を選びましょう。
近頃では猫を専門にしているお店もあります。
お店の料金表におまけ程度に猫も扱える旨が書かれているようなお店は避けた方が良いでしょう。
猫のシャンプーをお店でしてもらうと、大体以下の料金が必要となります。
子猫:3000円程度
成猫(短毛種):4000~6000円程度
成猫(長毛種):5000~8000円程度
猫は基本的に人見知りな動物なので、見ず知らずの他人に触れられることはもちろん、会うことすら嫌がります。
さらに、縄張り意識が強いため、自分が慣れた場所で無いと警戒して大きなストレスがかかります。
これらの原因により、ペットサロンで猫が恐怖のあまりパニックになり、暴れてしまうこともあります。
なんと、暴れたことが原因で猫が死亡してしまった事故もあるのです。
そのため、猫の扱いに慣れたお店を選ぶことが重要になってきます。
また、猫があまりに嫌がる際は無理にお店に連れて行くのをやめることをおすすめします。
今回は猫のシャンプーについてお話しました。
猫のシャンプーは、飼い主さんと猫が気持ち良く共に生活していく上で必要になります。
猫は濡れることを嫌ったり、音や匂いに敏感で繊細な部分が多々ありますが、お互い無理をせずにシャンプー出来たら良いですね。
最終更新日 : 2020/11/02
公開日 : 2017/08/17