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丸くて可愛いサザナミインコ!生態や飼い方紹介






ペットと言えば、犬や猫が主流でしたが、近年ではコンパニオンバードとして鳥類をペットにする方も増えています。
ペットショップなどで扱われる鳥類の種類も以前より豊富になりました。
「サザナミインコ」もその一種ですが、一体どのような種類なのでしょう。

サザナミインコの体重や大きさ、寿命などの基本データから、性格などの特徴、飼い方の基本や注意点などをまとめました。
サザナミインコは少々独特な生態の持ち主ですので、お迎えする前に是非一読して欲しいと思います。

サザナミインコとは

 

 

サザナミインコ(学名Bolborhynchus lineola)は、オウム目インコ科サザナミインコ属の 鳥類 です。

ノーマルカラーはグリーンですが、豊富なカラーバリエーションでコンパニオンバードとしての人気が高まっています。

美しいカラーに丸いシルエット、大きな瞳と、とても魅力のある中型インコです。

 

大きさ、体重

 

サザナミインコの全長は、約15㎝、体重はおよそ45g~70gです。

多少ではありますが、メスのほうがオスより小型な個体が多いようです。

 

寿命

 

寿命は約10年と言われていますが、うまく飼育すれば15年以上生きる個体も存在します。

 

カラー

 

サザナミインコは、豊富なカラーバリエーションも魅力の一つです。

以下のようなカラーが存在します。

 

  • ノーマル:(グリーン)
  • ルチノー:(イエローで瞳がレッド)
  • クリームイノ(ターコイズ):(ターコイズがベース、クリーム色の赤目)
  • ターコイズ:(一般的にブルーと呼ばれる)
  • SLグレイウィング:(スパングルとも呼ばれ、シングルファクタとダブルファクタが存在する)
  • ダークファクタ:(シングルファクタとダブルファクタが存在する、ノーマルではダーク、オリーブ、ターコイズではコバルト、モーブと呼ばれる)
  • バイオレットファクタ:(シングルファクタとダブルファクタが存在する)

 

人気のカラーはグリーン系やブルー系です。

 

 


サザナミインコの生態

 

サザナミインコ

 

生息地

 

南アメリカ、西パナマ、ベネズエラなどの山岳部に生息しています。

涼しい森林地帯に群れを成して生活しています。

 

オス・メスの区別

 

サザナミインコの性別判断は、見た目からは非常に困難です。

多少オスのほうが大きいとされますが、比較して分かるほどではありません。

尾羽の中心に黒色が多く入っている個体にオスが多く、少ない(もしくはない)個体にメスが多いとされていますが、該当しない場合もあります。

ペアリングや繁殖をしたい場合には、動物病院で検査を受けると性別を判断することが可能です。

 

繁殖

 

サザナミインコの繁殖は難しいほうではありません。

しかし、産卵をさせる場合には母鳥に負担がかかり、過度な繁殖は寿命を縮めてしまう可能性があるため、計画的に行いましょう。

 

通常であれば年に2,3回の繁殖を行いますが、恵まれた飼育下であればそれ以上行う場合もあります。

インコ の交尾は、オスがメスの上に乗るような体制で行う場合が多いのですが、サザナミインコの場合は、横に並ぶような耐性で行います。

繁殖の際は、巣箱にあらかじめ巣材を入れておくと、サザナミインコは好みの形に作り上げます。

巣材には、親鳥や雛が絡まってしまわないものや、卵が沈んでしまわないようなものを使用しましょう。

 

卵は平均で6個ほど産卵します。

しかし、6個全てをお腹で温めるのは難しいため、無精卵と発覚したものは早めに取り除きましょう。

 

抱卵は基本的にメスが単体で行いますが、サザナミインコはオスも協力して行います。

卵は約21日で孵化します。

 

サザナミインコのヒナは致死率が多いことも特徴です。

なぜ死亡してしまうのか、詳細は明らかにされていませんが、巣材にパインチップなどを使用することにより発生する、カビが原因とも考えられています。

約半数が死亡してしまうという例も報告もされています。

巣箱は大き目で、風通しの良いものを使用しましょう。

 

雛は生後50日程で巣箱から顔をのぞかせるようになります。

この頃になると、十分に羽が生えそろい、可愛い姿を披露してくれます。

生後60日程で親わけができるようになります。

個別に手乗りに育てたい場合には、この頃に親鳥と離すことをおすすめします。

親ばれの時期は、早すぎても遅すぎても良くないため、様子を見ながら行いましょう。

 

巣箱をそのまま放置しておくと、連続で産卵に入ってしまいがちです。

整った環境があると発情しやすいため、雛が巣箱からでたら巣箱を撤去し、親鳥を十分に休ませる期間を設けることが必要です。

産卵期にはブリーダーや繁殖用といった高栄養食を与え、雛がかえった際には雛の分の餌の量も視野に入れ、十分に食事が摂れるようにしましょう。

 

食事

 

サザナミインコが野生化でどのような食事をしているのかは、まだ詳しく明らかにされていません。

一説では、木の芽などを食べているとされていますが、諸説あるようです。

 

性格

 

性格は大人しく温厚です。

動きもゆったりしており、攻撃性も少ない種類です。

噛みついたりすることも少ないため、小さなお子様がいるご家庭でも飼いやすいでしょう。

臆病な面もありますが、雛のうちからしっかりと愛情を込めて育てると、人間に懐く手乗りインコになります。

 

鳴き声

 

サザナミインコの鳴き声は少し独特です。

基本的に響く声で鳴く種類が多いインコに比べ、サザナミインコはもごもごと籠った鳴き声を発します。

全体的にボリュームも小さく、鳴き響かないため、隣近所が近い方でも飼いやすいと言えるでしょう。

しかし、呼び鳴きの際はやや大き目な鳴き声を発します。

 

おしゃべりもできる

 

サザナミインコはおしゃべりも覚えることができます。

しかし、声そのものがもごもごしているため、あまり発音は良くありません。

単語ももちろん覚えますが、口笛で歌うことを得意としている子が多いようです。

 

水浴びが好き

 

サザナミインコは水浴びを好みます。

水浴びには、足が浸るくらいの容器か、蛇口、霧吹きをかけて行う方法があります。

いずれもしっかり体が乾く午前中から昼間に行いましょう。

 

どんなに寒い冬場でも、水浴びに「お湯」を使用してはいけません。

お湯を使用してしまうと、健康を保つために必要な脂分まで落ちてしまいます。

必ず「水」で行って下さい。

 

 

サザナミインコの飼い方

 

 

購入できる場所

 

サザナミインコは鳥専門店か、鳥類を多く扱っているペットショップで見かけることができます。

まだそれほどポピュラーではないため、小さなペットショップにいることは少ないかもしれません。

 

価格

 

サザナミインコの値段は15,000円程です。

珍しい配色になると30,000円以上する個体も存在します。

 

ケージ

 

サザナミインコは ケージ 内をあまり飛び回ることはありません。

しかし、最低でも尾や羽を広げても窮屈しない広さが必要です。

また、野生化では樹木をよじ登ったり歩いたりして生活しています。

その習性を活かせるように、ケージ内にはよじ登れるタイプのおもちゃを入れてあげると喜びます。

 

 

サザナミインコの主食は、ペレットと混合シードの2種類が存在します。

サザナミインコにおすすめなのは、ペレットです。

 

混合シード

 

混合シードは、ヒエ、キビ、アワなど数種類の種子類をブレンドした自然食です。

嗜好性が高く、比較的安価に購入することができます。

しかし、好きな種類ばかりを選り好みしてしまい、栄養バランスが乱れがちなことが欠点です。

また、嗜好性が特に高い種子は高カロリーなものが多く、肥満の原因に繋がります。

混合シードだけではインコに必要な栄養を補いきれないため、別途塩土や小松菜などでビタミン類やミネラル類を補う必要もあります。

 

ペレット

 

ペレットとは、 ドッグフード キャットフード のように、人工的に作られたコンパニオンバード用の総合栄養食です。

トウモロコシなどの穀物を主原料に使用しており、インコ類に必要なビタミン類やミネラル類などが添加されています。

これだけで必要な栄養をバランスよく補うことができるため、安心して与えることができます。

 

しかし、嗜好性が低く、食べてくれるようになるまで1週間から長くて1ヵ月と、時間がかかることが欠点です。

食わず嫌いな子が多く、一度食べ始めれば案外すんなり食べ続けてくれるようになる個体が多いようです。

 

ペレットは選り好みの心配がなく、シードよりも消化に優れています。

また、繁殖期や換羽期用として高カロリー、高栄養食や、腎臓食などの療法食もペレットには存在します。

動物病院でも療法食が必要な子にはペレットを処方することが多いため、普段からペレットに慣れさせておくと安心です。

 

着色されたペレットを与えていると、着色料の色が糞に混ざってしまいます。

糞は体調の異常を発見しにくいインコの大切なバロメータです。

糞に異常がないかを正しくチェックするためにも、なるべく無着色のペレットを与えることをおすすめします。

 

副食・おやつ

 

副食やおやつとして、小松菜やブロッコリー、トウモロコシなどの野菜類や、リンゴやぶどうなどの果物を与えると喜びます。

ペレット食の子には、混合シードもおやつとして与えると喜ぶようです。

ただし、シードは消化が悪く、未消化のまま排泄されてしまうという報告もされています。

 

温度管理

 

サザナミインコは高地に生息しているため、寒さに強く暑さに弱い個体です。

コンパニオンバードとして飼われることの多いインコのほとんどは真逆で、暑さを得意とし、寒さを苦手とします。

そのため、通常の知識て飼育すると、サザナミインコの体調を崩してしまいがちです。

成鳥であっても、夏場は30度を上回らないように注意しましょう。

 

複数飼育はできる?

 

サザナミインコは群れで生活をしており、性格も温厚なため、複数飼育は可能です。

しかし、ほかの種類と同居する場合には、その種類が複数飼育に向いているか確かめる必要があります。

例えば、同じくらいの体つきであるコザクラインコは、気が強く、ケンカやいじめをしてしまいがちなことから、複数飼育に適していません。

このような種類と同居させると、サザナミインコはいじめられてしまう可能性が高いため、注意が必要です。

また、サザナミインコ同士の同居であっても相性が悪い場合には、ケージや放鳥時間を分ける必要があります。

 

 


サザナミインコをお迎えする前に知っておきたいこと、飼う際の注意点

 

 

温度管理はしっかりと!

 

サザナミインコの飼育で最も注意が必要なのは、温度管理です。

通常のコンパニオンバードが暑さに強く、寒さに弱いのとは逆に、サザナミインコは寒さに強く、暑さに弱い個体です。

夏場は成鳥であっても30度を下回るよう、空調管理を行いましょう。

暑い場合には体を細め、脇を広げる動作をします。

 

また、寒い場合には羽を膨らませてじっとしています(寝ている場合を除く)。

普通のインコとは真逆の温度管理が必要となりますので、注意しましょう。

多湿を苦手とすることも、熱帯雨林に生息しているインコとは異なる特徴です。

 

日光は苦手だけれど、日光浴は必須!

 

サザナミインコは涼しい場所を好みますので、直射日光を苦手とします。

しかし、直射日光を浴びることで鳥類はビタミンDを生成しています。

そのため、日光浴は鳥にとって欠かせません。

窓越しでは紫外線が大幅にカットされてしまうため、日光浴には向きません。

小さめのキャリーケージを使用するか、網戸にして、1日数分でも良いので日光浴をさせてあげましょう。

 

下痢!?サザナミインコの糞は水っぽい

 

サザナミインコは、ほかのインコに比べ飲水量が多いことも特徴です。

そのため、正常な糞でも水っぽい軟便です。

下痢と勘違いしてしまいがちですが、正常な糞ですので、元気や食欲があれば問題はありません。

 

ただし、通常以上に水っぽい糞が続く場合には、なんらかの異常により下痢を起こしている場合もあります。

飼い主さんは普段の糞の状態を良く把握しておき、異常糞との区別を見極められるようにしておきましょう。

飲み水は常に新鮮なものを飲めるよう、毎日取り換えましょう。

 

歩くの大好き!足元に要注意!

 

サザナミインコは、飛ぶことよりも歩くことが好きな珍しいインコです。

そのため、放鳥中も歩いている姿をよく見かけます。

床を歩いていることももちろんあるため、踏んでしまわないように放鳥中は目を離さないことが大切です。

 

また、床にゴミが落ちていたり、テーブルなどの上にサザナミインコにとって毒性のあるものを置いてくと、好奇心から口に含んでしまい危険です。

放鳥前には放鳥部屋を片付け、掃除をしておく必要があります。

狭い隙間に潜り込まれないよう、室内は広々と保ちましょう。

 

情報量が少ない、独学も必須!

 

サザナミインコは、コンパニオンバードとしてまだ歴史の浅いインコです。

そのため、飼い方や生態が明らかになっていない項目も多く存在します。

動物病院であっても、症状を把握しきれていない場合もありますので、毎日の健康チェックや、異常を早期発見できるよう、飼い主さんも知識を身に着ける必要があります。

書籍や経験を参考にし独学することや、飼育している人やサザナミインコに詳しい知人を作っておくことも大切です。

 

 

サザナミインコの鳴き声やおしゃべりを見てみよう

 

 

サザナミインコの鳴き声

 

 

サザナミインコの鳴き声です。

やはりもごもご、ぶいぶいといった感じでこもっていますね。

耳に響くような声ではないため、とても可愛らしいです。

 

 

こちらは同じ鳴き声でも、飼い主さんや仲間を呼ぶ「呼び鳴き」です。

呼び鳴きの場合には響く声で、ボリュームも大きめです。

飼い主さんが部屋を退出する際などに、呼び鳴きをすることがあります。

いつもぶいぶいと籠った鳴き声ではなく、このように大き目な声を出すことも頭に入れておきましょう。

 

サザナミインコのおしゃべり

 

 

サザナミインコは声自体がもごもごしているため、あまり発音がはっきりしません。

声は小さくとても可愛らしいので、おしゃべりがぎこちなくても、とても愛嬌があります。

おしゃべりが得意なセキセインコほどうまくはしゃべることはできないようです。

 

 

単語をしゃべるよりも、口笛や音真似を得意とするサザナミインコですが、こちらは高難易度です。

なんと、歌詞付きで歌を歌っています!

何の歌かしっかり分かりますし、歌詞も聞き取れます。

若干ぎこちないところがとてもキュートで愛らしいですね。

みなさんのサザナミインコさんも、是非チャレンジさせてみてはいかがでしょうか。

 

 


さいごに

 

 

丸いボディと美しく豊富なカラーが魅力なサザナミインコ。

性格も温厚で大人しく、鳴き声もうるさくないことから、コンパニオンバードとしてとても飼いやすい種類であると言えるでしょう。

 

しかし、その半面で独特の特徴の持ち主で、多くのコンパニオンバードとして飼われいるインコとは異なる一面もあります。

暑さに強く寒さに弱いほかのインコに比べ、サザナミインコは寒さに強く暑さに弱い種類です。

普通のインコの感覚で飼育をしていると、時に致命的な結果になってしまうこともあるでしょう。

サザナミインコをお迎えする際には、事前に情報をよく入手し、生態をきちんと理解しておくが重要です。


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