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幸せを呼ぶ青い鳥「ルリビタキ」。特徴や生活、食べているもののまとめ






都心部では冬の公園で目撃したことがあるかもしれません、ルリビタキ。
日本にも生息しているわけですが、なかなか出会うことが難しい野鳥。

しかし、一度見てみると体の色の綺麗さに感動することでしょう。
綺麗な青色から「瑠璃三鳥」の一つとして多くの愛好者から人気です。
日本版の幸せを呼ぶ鳥としての人気急上昇。

今回はルリビタキの生息や特徴、生活の様子、さらには出没スポットも紹介しています。
参考にしてぜひ、観察に行きましょう。

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【目次】幸せを呼ぶ青い鳥「ルリビタキ」。特徴や生活、食べているもののまとめ

 

ルリビタキってどんな鳥?

ルリビタキの体の特徴

ルリビタキの寿命

似た種類との見分け方

野鳥の餌付け問題

ルリビタキの生活

ルリビタキの生息地

ルリビタキの繁殖

ルリビタキの食べ物

ルリビタキの天敵

ルリビタキの鳴き声

都市部でも冬なら観察できるルリビタキ

1. 明治神宮(東京都)

2. 21世紀の森と広場(千葉県)

鮮やかな瑠璃色のルリビタキを観察しよう

 

 

ルリビタキってどんな鳥?

 

ルリビタキ

 

体の色が鮮やかな「ルリビタキ」。

スズメ目スズメ亜科ヒタキ科に属する鳥類です。

コルリ、オオルリと共に「瑠璃三鳥」と呼ばれ、野鳥愛好者には好かれていますね。

 

ルリビタキ、コルリ、オオルリいずれも美しい青色の輝きが特徴です。

しかし、ルリビタキだけは脇の下が山吹色になっていて、コルリやオオルリは白色というのがちょっとした違いになっています。

それでは、詳しくルリビタキの特徴をみていくことにしましょう。

 

ルリビタキの体の特徴

 

ルリビタキの体の特徴で体の大きさはオスとメスでほぼ同じ。

くちばしの先から尾羽の先まではおよそ14cm。

スズメと比べると少しだけ小さいサイズとなっています。

 

オスとメスで体の違いは体の色になっています。

綺麗な青色の体になるのはオスだけで、メスは若鳥と同様の褐色。

オリーブ色に近い褐色ですね。

 

オスが鮮やかな青色の羽色になるのは2年から4年ほどかかります。

それまでの色はオスもメスも同じような色合いですので、お似合いのカップルのように見えますね。

 

オスが鮮やかな青色になるのは頭、羽、しっぽ。

オスもメスも、くちばしの下や足付近の羽色は白色で横腹に黄色になっています。

できることなら、綺麗な青色に成熟したオスのルリビタキを観察したいものですね。

 

ルリビタキの寿命

 

 

ルリビタキの寿命はおおよそ4年。

そう考えると、オスは体が綺麗な瑠璃色に変わった頃に寿命を迎えてしまうんですね。

残念ですが人間と同様、美人薄命と思えてきますね。

鳥類の中には20年も30年も生きる種類もいれば数年で寿命を迎えてしまう種類もあります。

ちなみに、オスの体の青色がもっとも濃くなるのは4年目とも言われています。

 

似た種類との見分け方

 

ルリビタキと似た見た目の鳥に「 ジョウビタキ 」がいます。

メスとオスは色が変わっていない若鳥の頃の姿がよく似ていますね。

正直、しっかりと目を凝らさないと見間違えてしまいます。

ジョウビタキの方が少しだけ茶色が濃いのですが、薄暗い場所だと見分けが難しくなっています。

 

見分けるポイントは体に「白い点」があるかどうかです。

ルリビタキの体には白い部分はありますがスポットで白くなっている部分はありません。

ジョウビタキの白い点は結構目立つので、白い点をたどりに見分けましょう。

 

野鳥の餌付け問題

 

最近、野鳥観察を楽しむ方が増えてきています。

そこで問題になっているのが「餌付け」です。

なぜ餌付けをしているかというと、多くの場合、野鳥の撮影が目的。

おびき寄せた野鳥をカメラやスマホで撮影している方が増えているようですね。

 

餌付けがなぜ問題かといえば、一番の懸念である自然の営みや生態系のバランスです。

確かに餌付けをすれば野鳥愛好者も野鳥も好都合ですね。

しかし、餌付けを過度に行えば野鳥自身が餌を獲る能力が低下してしまうのです。

また、人間が与える餌は栄養価の高いものが多く栄養が偏ったり、肥満などの病気の原因に。

 

スズメのように人間をうまく利用してしまおうと考えている種類であれば餌付けはそれほど問題ではありません。

しかし、ルリビタキも含めて多くの野鳥に対して餌付けすることは差し控えてくださいね。

それが野鳥愛好者としての優しさになるわけです。

 

 

ルリビタキの生活

 

 

それでは次に、ルリビタキの生活の様子に迫っていきます。

生息地や繁殖、食べ物を見ていくことにしますね。

 

ルリビタキの生息地

 

日本でルリビタキの生息は北海道から本州の平地、亜高山帯に生息しています。

世界での分布をみると、韓国や台湾、中国の東アジア。

さらに、アフガニスタン、インド、カザフスタンといった中東。

ミャンマーやタイ、ベトナムといった東南アジアからロシアなどにも生息しています。

 

夏はユーラシア大陸の亜寒帯地方やヒマラヤ山脈で繁殖をして、冬になるとユーラシア大陸で冬を越します。

日本では基亜種が夏に本州の中部以北で繁殖、冬は本州中部以南で越冬。

留鳥の場合、夏は亜高山帯の森林で繁殖し冬になると平地に降りてきます。

具体的な居場所は木々が多い公園、緑地化されている工場などでも見かけることがありますね。

 

森林では特に、針葉樹林の暗い森を好む傾向があります。

暗い場所にいるのは理由があるようで綺麗な青色の体がくらい森林では背景と同化して保護色となるのです。

 

ちなみに、九州でルリビタキを見るチャンスは冬ですね。

冬になるとルリビタキは冬鳥として渡ってきます。

九州で夏場にルリビタキを観察するのは難しいですので覚えておいてくださいね。

 

ルリビタキの繁殖

 

ルリビタキの繁殖はオオルリなどヒタキ科の鳥類と同じように森林の中で縄張りをつくっていきます。

基本的に縄張りの中で単独行動をするのもルリビタキの特徴。

繁殖期は6月から8月に始まり、オスがメスに求愛をして縄張りに入ってくると晴れてカップルの成立。

巣を作る場所は地面で、枯葉や枯枝でお椀型の巣をつくっています。

 

メスは一度に4個から5個の卵を産み、卵を温めます。

メスだけが卵を暖めるわけですが14日から15日ほどで孵化、その後、15日くらいで巣立へ。

生後1年で性成熟。

托卵する場合もあってジュウイチが対象になっているようですね。

 

ルリビタキの食べ物

 

ルリビタキの好物はクモやムカデなどの節足動物。

雑食性で節足動物のほか果物好んで食べています。

基本的に人間の身長よりも低い場所で生活するルリビタキですのでそのような食べ物なのでしょう。

高い場所に行くことは滅多になく、地面から樹上を色々と徘徊してエサとなるものを見つけます。

 

ルリビタキの天敵

 

ルリビタキの天敵は鋭い爪やくちばしを持つ猛禽類やカラス。

さらに、地面にいることも多いためイタチなど哺乳類の一部も天敵となっていますね。

 

 

ルリビタキの鳴き声

 

 

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ルリビタキは繁殖期になると「キョロッ、キョロッ、キョロリ」と鳴きます。

「ヒュルヒュル ルリリッ」とも聞こえて、あたかも「ルリビタキだよ」と言っているかのようですよ。

また、地鳴きは「クックッ」、「カッカッ」と短く低く鳴きますがジョウビタキの地鳴きと似ているので見分けが難しいところ。

 

 

都市部でも冬なら観察できるルリビタキ

 

ルリビタキ

 

最近、都市部でも公園を中心に樹木が植えられて緑が増えてきました。

野鳥、小鳥に優位な環境が整いつつあるということですね。

都市部とは言っても野鳥が集まるスポットがあるのはありがたいことですね。

 

ルリビタキと出会う可能性も高まったのも事実です。

冬に観察できそうなスポットも共有しておきたいと思います。

 

1. 明治神宮(東京都)

 

 

初詣で日本一の参拝者を誇る明治神宮。

大都会、東京の中にあって珍しい緑に囲まれたスポットですね。

ルリビタキが出没しそうなのは北池周辺でしょう。

御苑もおすすめポイントですが入場するために500円かかりますのでご注意を。

北池にかかる橋の周辺、低い木々があるところを狙って観察してみましょう。

 

明治神宮には多くの観光客や参拝者が訪れるため、狙い目の時間帯は平日の早朝。

観光客が増えてしまうと野鳥は警戒しますので、なかなか人がいるところには集まりません。

 

 

2. 21世紀の森と広場(千葉県)

 

 

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千葉県の松戸市にある「21世紀の森と広場」。

園内の水場周辺にルリビタキがやってくる可能性があります。

スポットの周辺に水場があることで薄暗い場所をつくりルリビタキが好む場所となっていますね。

 

21世紀の森と広場にはリリビタキ以外の野鳥も多数います。

縄張り争いのためのさえずりが聞こえてきたら、ルリビタキを簡単に見つけることができますよ。

 

明治神宮と同様、利用者で混み合う時を避けて向かってみましょう。

平日は比較的人混みになりませんので、おすすめで逆に土日は人混みになりますので控えたほうがいいですね。

 

 

 

鮮やかな瑠璃色のルリビタキを観察しよう

 

 

日本版、幸せを呼ぶ鳥としてバードウォッチャーから人気のルリビタキ。

綺麗な体の色をしたルリビタキの観察に出かけてみましょう!


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