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エビの飼育をはじめよう!ヤマトヌマエビの特徴、飼育について






皆さんはヤマトヌマエビという名前を聞いたことがあるでしょうか?
淡水に生息するエビで熱帯魚水槽のお掃除要員「タンクメイト」としても人気のエビです。

何かペットの飼育を始めたいとお考えの方にもピッタリな大型のエビで、丈夫なので初心者でも挑戦しやすいです。
今回はヤマトヌマエビの特徴、飼育についてご紹介させていただきます。

ヤマトヌマエビについて:はじめに

 

 

ヤマトヌマエビはペットショップで売られている淡水の エビ であり、ペットとしても人気の高い種類です。

ペットのエビとして人気な ミナミヌマエビ レッドビーシュリンプ よりも大型のエビで、 メダカ や小型熱帯魚との混泳も可能なエビになります。

 

ペットショップでも安価に購入することが可能であり、生き物の飼育を始めたことがない初心者でも始めやすい種類です、

魚の残したエサカスや岩などについた苔類をお掃除してくれることでも知られており、お掃除要因として導入する方もいます。

 

それではこのヤマトヌマエビの飼育を検討した場合、どのような設備が必要なのでしょうか?

ヤマトヌマエビの特徴や最適な飼育環境、かかりやすい病気について紹介させていただきます。

こちらの記事を参考にヤマトヌマエビに興味を持っていただければ幸いです。

 

 

ヤマトヌマエビについて:歴史

 

古くより日本の河川に住み着き人々との生活にかかわってきたヤマトヌマエビですが、ペットとして人気が出て定着するようになったのは戦後のことです。

熱帯魚飼育が一般的になった1970年代にタンクメイトとしての需要が深まりヤマトヌマエビもアクアリウムの代表格になりました。

それ以前は食用になることもなく、需要のないエビでしたが観賞用としての人気が高まったことで、国内でのブリードが始まりました。

 

現在は金魚やメダカ同様にペットのエビとして人気のある種類であり、人々に親しまれています。

自宅での繁殖も可能ですが、幼体は汽水か海水域でしか成長しないため、繁殖は困難であり、コツが必要なエビです。

またヤマトヌマエビの飼育は農薬や殺虫剤などの薬品、またはタバコなどに弱い一面があるため、注意が必要となっています。

 

野性の個体は川や海などの改修工事や水質悪化、熱帯魚業者の乱獲などによりその数は減少傾向にあります。

また、ダムの建設・川の堰き止めなどにより生息域が狭まった点も原因だと考えられていて、保護の動きが高まっています。

 

 


ヤマトヌマエビについて:特徴

 

 

成長すると約35ミリ~45ミリほどの大きさに成長し、ヌマエビ類としては大型に分類されます。

雌の方が大きいという特徴があり、最大50ミリになることもありはっきりとその身体を観察することが可能です。

 

体色は黒色で身体つきもずんぐりしていて立派であり、5対ある脚の2対は短くなっており、小さな鋏を持っています。

尾の両端に楕円形の黒い斑点があり身体側には線上に赤い斑点が並んでいます。

 

この赤い斑点は雄が点線状、雌が破線状になっているため、肉眼でも雄雌の区別をつけることが可能です。

通常エビ類を網ですくいあげると腹の筋肉を使い、ピチピチと跳ねるようなしぐさを見せますがヤマトヌマエビは歩行する特徴があります。

 

寿命は約3年前後で大切に飼育すると5年近く生きる個体もいます。

食性は雑食性であるため、藻類、小魚のエサカス、生物の死骸などを食べ、水槽内を片付けてくれます。

前2対の歩脚にあるハサミでエサをちぎり、忙しく口に運ぶ動作を繰り返しエサを捕食します。

 

夜行性であり、日中はブロックや水草の陰に隠れてじっとしていることが多いですが、夜間に行動してエサを捕食します。

そのため、強い光に弱く飼育は風通しの良い日陰での飼育が推奨されます。

 

 

ヤマトヌマエビについて:繁殖の特徴

 

野性のヤマトヌマエビはアユと同じように幼少時に海に下り、成長すると川に遡上してくる両側回遊型と呼ばれる動物です。

生体の雌は繁殖期になると脱皮前にフェロモンで雄を誘発して交尾を行い脱皮後に産卵します。

 

産卵された1000個~4000個の卵は、腹脚に抱えて孵化するまで雌が保護をします。

そして、卵は徐々に緑色から褐色に変化していき、2週間~1か月ほどで孵化するのです。

 

幼体は1.5ミリほどの大きさで生まれて浮かした瞬間に親元を離れて海へ下ります。

幼体には塩分が必要不可欠であり、少なくとも汽水状態の水質でないと生存することができません。

飼育下においては卵を抱えた雌を2週間目ぐらいから隔離して飼育し、さらには孵化した幼体を海水か汽水水槽に移して飼育します。

また、幼体を飼育する水槽には藻類を生やしておくとそれをエサに成長しますが、稚エビになるまでの約1か月はこまめな飼育が必要です。

 

 


ヤマトヌマエビについて:推奨する飼育環境

 

一般的な熱帯魚飼育の用品を用意していただけば問題なく飼育できますが、ヤマトヌマエビを飼育するためのアイテムなどを紹介します。

ヤマトヌマエビの飼育準備の参考にしていただければ幸いです。

 

・水槽について

 

 

ヤマトヌマエビのみの飼育でしたら、小型水槽での終生飼育が可能です。

こまめに水替えをすれば、そこまで水質にも気を使うことなく、気軽に飼育できる魅力があります。

しかし、他の魚との混泳を考えた場合には、その魚にあわせた飼育環境が必要になります。

 

また、砂底を敷く場合には細かい目のものを選択すると良いでしょう。

砂底を用意することで砂利に汚れが付着して水替えの頻度を抑えることができます。

 

最低でも1か月に1回は砂利も一緒に洗うようにし、清潔に保ってあげましょう。

温度管理もほとんど必要ないですが、30℃以上の高温には耐えられないので急激な水温の変化には注意しましょう。

 

 

水槽内には 水草 を設置して、ヤマトヌマエビが隠れられる場所を作ってあげると良いでしょう。

野性の個体も水草や小石の陰に隠れて休息をとるので、水草があると落ち着いて生活することができます。

 

画像のような葉の細かいタイプの水草は、そのままヤマトヌマエビのエサとしても使用できるので、餓死するといった危険を回避する効果もあります。

他にもお好みの水草を入れていただくことで水草飼育を楽しみこともできるので、水槽内がぐっと鮮やかになりますよね。

 

・混泳について

 

ヤマトヌマエビはタンクメイトとして様々な魚との混泳が可能ですが、小型の魚との混泳がベストでしょう。

ヤマトヌマエビより大型の魚との混泳はヤマトヌマエビが捕食されてしまう危険があります。

特に金魚との混泳はよく取り上げられる組み合わせではありますが、金魚は雑食性が強く口に入れば貪欲に捕食してしまます。

 

メダカといった小型の魚で、ヤマトヌマエビの方が身体が大きい場合でも、ヤマトヌマエビから襲うことはほとんどないので混泳ができます。

しかし、衰弱して自力で泳げない個体に対しては脚で捕まえて捕食してしまうことがあるので、隔離して対応すると良いでしょう。

 

・エサについて

 

 

 ヤマトヌマエビを掃除要因として飼育している場合でもヤマトヌマエビ用に給餌を行う必要があります。

上記のようなエビ用のエサも販売されておりますので、ヤマトヌマエビメインの飼育でしたら1日1~2回与えると良いでしょう。

 

混泳の場合には熱帯魚等のエサと併用で問題ありませんが、その際には沈下性の小粒のエサを与えるようにしましょう。

粒が大きすぎたり、浮遊性のものですとヤマトヌマエビがエサを食べることができずに餓死してしまう恐れがあります。

 

落ちてきたエサを起用に脚ではさみ、少量づつ口に運ぶ姿は愛嬌があり可愛らしいです。

しかし量はそんなに食べないので、残ったものは片付けるようにしましょう。

エサが残った状態のままですと消化不良による突然死、水質の悪化につながりますので与えすぎには注意が必要です。

 

・その他あると便利なもの

 

 

照明器具を導入することにより、水槽内がグッと鮮やかになりまた水草の育成にも役立ちます。

光の種類を選ぶことができるものを選択すれば、好みやシュチュエーションによって照明の色を変えることができます。

 

変化のある水槽はまた違った趣になるので、長期で飼育を楽しみことができるでしょう。

熱帯魚などとの混泳は保温効果もあるので照明の設置はおすすめです。

しかし、水槽器具の中でもコストのかかる部分ではあるので予算やヤマトヌマエビの状態を見ながら導入するのが望ましいでしょう。

 

 

ヤマトヌマエビについて:水槽に導入するまで

 

①水槽を洗って天日干しをして乾かし、砂利、・アクセサリー類も同様に洗いましょう。

②水道水にカルキ抜きを入れてしばらく置き、水が透明になったら水槽に水を入れましょう。

③水が泡立たないように静かに水を入れていき、三分の一まで注いだら水草をレイアウトして全量注ぎます。

④ろ過フィルターを起動してその状態で1日~2日水を循環させて酸素を流します。

⑤水が循環することによりバクテリアが発生してフィルターに定着したら水槽の立ち上げが完了です。

⑥購入してきたヤマトヌマエビを袋ごと水槽に浮かべて1時間おき水温にならします。

⑦その後袋の水を少量捨てて、水槽の水を混ぜ合わせて40分ほど置きます。

⑧ ⑦を2~3回繰り返して水質を合わせたらヤマトヌマエビのみ水槽に移して水合わせ完了です。

 

水温は23℃~28℃の間で設定し水質は弱酸性~弱アルカリ性の間に設定するとヤマトヌマエビがなじみやすいです。

身体が白く濁ていたり、赤く爛れている個体は感染症にかかっている場合があるので隔離して様子を見てから混ぜるようにして下さい。

 

 


ヤマトヌマエビについて:かかりやすい病気

 

 

ヤマトヌマエビは丈夫な種類で初心者向きのエビですが、病気にかかることもあります。

その場合は一度病気になったり衰弱してしまうと回復せずに死んでしまう可能性が高いです。

病気にならないように定期的な水替えをして、日々観察することがヤマトヌマエビが長生きできるコツになるでしょう。

 

・水カビ病

 

一般的に魚の病気として知られていますが、ヤマトヌマエビにも同様の症状がみられることがあります。

主に水質の悪化が原因で菌が繁殖してしまい、感染すると身体に白い綿のようなものがついているのが確認できます。

食欲不振や呼吸困難などの症状を引き起こして死に至ります。

水が汚れていないか、チェックして水替えをして対応しましょう。

 

・脱皮不全

 

脱皮の際に完全に脱皮することができずに古い皮膚が残ってしまいそれが壊死して身体に菌が感染してしまう症状です。

栄養不足に陥ると完全に脱皮をすることができない場合があるので、十分にエサをあたえてヤマトヌマエビの免疫力を下げないようにしましょう。

もし、古い皮膚が残っているのが確認できた場合は無理に剥がさずに自力で剥がせるように隔離して様子を見ましょう。

水温が高温になってくると動きが鈍くなり脱皮に失敗する可能性があります。

 

・白濁・赤く変色する

 

ヤマトヌマエビの身体は本来青みが飼った黒い体色ですが、免疫が下がって弱ってくると内部が白濁してきたり、赤くなることがります。

この状態はヤマトヌマエビの不調のシグナルですので、水質や水温の確認をしましょう。

必要ならば水替えをして様子をみます。

このような症状がみられても急死することがありませんが、時間がたつといづれ死にいたります。

食欲不振になっていないか、身体に傷はないかなどチェックしてみましょう。

 

 

ヤマトヌマエビについて:基本データ

 

分布 : 日本海の鳥取県以南、千葉県以南の太平洋側、マダがスカル、フィジー等

値段 : 300円前後

色 : 青みがかった黒色

寿命 : 3年前後

全長 : 35ミリ~45ミリ

特徴 : アユと同様に両側回遊型であり、幼体は海で過ごすため塩分が必要不可欠です。多くの魚と混泳が可能で水草を足場に主に生活しています。

性格 : 穏やかで攻撃性はほぼないのでタンクメイトとしても重宝されています。

かかりやすい病気 : 水カビ病、脱皮不全等

注意点 : 繁殖には汽水・海水が必要なので難しいです。

 

 


ヤマトヌマエビについて:まとめ

 

 

ヤマトヌマエビの飼育についてご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?

ペットとして気軽に始められるだけでなく、汎用性が高いことから水草水槽や熱帯魚水槽まで相性の良いエビです。

値段も安価に購入できるのでこの記事を参考に是非飼育を検討してみてください。

 

ヤマトヌマエビは水替えなどの際は跳ねて落下することがあるので、水槽の蓋をしっかりとしめて飼育するようにしましょう。

皆さんの アクアリウム 生活を充実させる参考になれば幸いです。

 

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