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ヒヨドリの生態、特徴、巣の対策方法






都市部でもよく見かけるヒヨドリ。
可愛らしい体格ながら、よく見ると灰色の体にボサボサ頭と気の強そうな風貌です。
「ヒヨヒヨ」という鳴き声はまるで自己紹介をしているようですね。

ヒヨドリの巣は縁起が良いとされているものの、家のそばに巣を作り繁殖した場合、鳴き声やフンに悩まされることも事実です。
ここでは、そんなヒヨドリについてその生態から巣の対策までご紹介していきます。

縁起の良い小鳥ヒヨドリ

 

冬になると、公園や庭木に集まってヒヨヒヨ鳴く小鳥を見たことがあるでしょうか。

小さいのに鳴き声は大きく、よく見ると灰色の体にボサボサ頭と結構怖そうな外見をしている鳥がいたら、それはヒヨドリです。

日本各地でよく見られる で、巣は縁起物とされています。

このページでは、ヒヨドリの詳しい生態をご紹介。

 

 


ヒヨドリの特徴

 

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ヒヨドリは、スズメ目ヒヨドリ科の小鳥。

日本各地で見られる野鳥で、農村部だけでなく都市部でも見られます。

離島を中心にオガサワラヒヨドリやリュウキュウヒヨドリなどの亜種も数種類確認されています。

 

・大きさ

 

ヒヨドリは、体長27.5cmほどの大きさの小鳥。

スズメのような体格ですが、翼を広げると40cmくらいになるため、庭木にやって来ると結構な存在感があります。

ツグミやムクドリよりもスリムな体形。

 

・色合い

 

体色は全身灰色。

腹には白と灰色の点々模様があります。

翼と尾羽は灰褐色。

頭は青灰色で、ボサボサ頭に見える冠羽を持ちます。

耳の周りが茶色いのも特徴。

ただし、亜種はこれらの特徴に限りません。

 

・性質

 

大きい動物には警戒心が強いものの、自分より小さな鳥にはつつくなど気が強い面を見せます。

野鳥ではありますが、ヒナから保護飼育をすると人に懐く賢い鳥です。

 

・生息地

 

ヒヨドリは日本各地で見られる留鳥。

サハリン、朝鮮半島南部、中国南部、フィリピン北部などにも分布しています。

しかし日本以外の生息地での数は少ないため、日本固有の鳥ともいわれています。

日本では北海道から沖縄まで日本各地の森林や里山に生息。

ただし、都市部でも見られ、まとまった木がある公園や街路樹などでも見つけることができます。

北海道など寒い地域に住むヒヨドリは10、11月になると国内の暖かい地方へ渡ります。

 

・鳴き声

 

ヒヨドリは、「ヒーヨヒーヨ」と鳴くことから名前が付いた鳥。

他にも「ピールルル」「ピーピョロピョロピ」「ピーピー」などさまざまな鳴き方をします。

 

・エサ

 

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果実や花の蜜などの を好み、椿や桜に顔を突っ込んでくちばしで蜜を吸います。

ミカンやリンゴなども好物。

果実畑を荒らすことも多いため、農家では害鳥とされ、狩猟鳥の指定を受けています。

 

・繁殖

 

5〜9月の繁殖期になるとつがいになって、木の枝の上に10〜20cmほどのお椀型の巣を作ります。

1度に赤褐色の斑点があるピンクの卵を3〜5個産卵。

2週間ほどメスが抱卵します。

卵がかえった後はヒナの飼育はつがいで行い、ヒナは10日ほどで巣立ち。

初めはあまり飛ぶことが出来ないため、巣立ちから2か月ほどは親鳥と一緒に過ごします。

 

 

ヒヨドリの歴史

 

ヒヨドリは古来から日本に住んでいます。

平安時代には貴族の間で、ヒヨドリを飼うことが流行っていたという記録も。

ヒヨドリの鳴き声や羽毛の色、カゴの良し悪しを競う「鵯(ひよどり)合せ」というゲームが盛んに行われました。

また、鎌倉時代の「古今著聞集」という書物には、愛称を付けたヒヨドリを飼っていた話、「鵯合せ」の話が載せられています。

 

日本人にとって昔から馴染み深い鳥であり、ヒヨドリの巣はツバメの巣と同じく、縁起物とされてきました。

現在でも日本各地で見られるため、あまり珍しいとは思えない種ですが、生息地が限られるため欧米の鳥好きにとっては珍鳥の部類に入ります。

中にはヨーロッパやアメリカから、わざわざヒヨドリを見に日本へやってくる人も。

 

 


ヒヨドリとムクドリの違い

 

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ヒヨドリと同じく、都会にも姿をあらわす小鳥にムクドリがいます。

このムクドリは、以前は農産物の害虫を捕食する益鳥でしたが、都市開発が進み住みやすい場所がどんどん減っていったことで都会進出。

 

街では鳴き声やフンのためすっかり害鳥とされる存在になってしまいました。

大きさはヒヨドリより若干小さめですが、ムクドリの方がふっくらした体。

 

最大の違いは、鳴き声と飛び方。ヒヨドリが「ヒーヨ」と小鳥らしく鳴くのに対し、ムクドリは「ギャー」と叫び声のような鳴き方をします。

また、ヒヨドリは数回羽ばたいては羽を閉じ、失速するとまた羽ばたくという独特の飛び方をするため、飛び方で見分けやすいでしょう。

 

 

縁起が良いとされるヒヨドリの巣

 

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ツバメの巣が家の軒先などに作られると、縁起が良いといわれるのを聞いたことがあるでしょう。

それと同じく、ヒヨドリも巣を家に作ると縁起が良いとされています。

お金に恵まれたり、幸運が舞い込んでくるといわれており、それらを知る人々からはヒヨドリやツバメの巣は歓迎されるもの。

実はこれはツバメやヒヨドリだからというわけではなく、鳥が人間の生活環境内に巣を作ること自体が繁栄の象徴であるためです。

鳥が巣を作る環境は人間にとっても健康的で暮らしやすいからと一説にはいわれています。

 

 


巣を作られるのが嫌なら対策を

 

ヒヨドリの巣が縁起物といえど、必ずしも誰もが巣を作られて嬉しいとは限りません。

鳴き声による騒音やフンで不衛生になるため、現代人にとって困ってしまうこともしばしば。

ヒヨドリは、毎年5月〜9月頃までという長い繁殖期間があります。

 

1度に2〜5個の卵を産み落とし、2週間ほどで孵化し、その10日後くらいには巣立ちします。

しかし、ヒナがまだ上手く飛べないうちは親鳥ともども巣の周辺に居ることが多いのです。

このときの騒音やフンは結構参ってしまうかもしれません。

 

どうしても巣が嫌だという場合は、巣を作らないように対策することが必要。

ヒヨドリは、巣を木の上の枝に作ります。

家の庭先に巣を作られないようにするには、畑用のネットを掛けましょう。

一般的な鳥用ネットの網目は4.5cmくらいが多いですが、ヒヨドリ対策にはより網目の細かいものを。

せめて1.2cmくらいの小さい網目でないと、ヒヨドリはすり抜けて巣を作ってしまうでしょう。

 

また、キラキラと光る光沢のある紐を木や枝に軽く巻きつけることで、寄り付かなくなります。

ベランダに面しているところに巣を作られないための対策としては、手すりの上数cmのところに釣り糸のようなナイロンの糸を1本張るのが効果的。

手すりの上で休みながら、ベランダの植物を食べられることがなくなります。

 

 

ヒヨドリは飼育できる?

 

平安時代に貴族の間で飼育が流行した賢くて人に懐きやすい鳥であるヒヨドリは、現在飼育することは可能でしょうか。

ずばり、現代の日本でヒヨドリを原則飼育することはできません。

 

ヒヨドリは、鳥獣保護法で定められる野鳥。

怪我をした以外の理由で保護することはできず、保護する場合も届け出が必要です。

 

ただし、ヒナらしいヒヨドリがいても、家に連れて帰るのは慎重に。

7〜9月の暑い時期に人間が誤って保護してしまうということが多々起きています。

この時期に人が目にするヒナ鳥の多くは、巣立ちヒナ。

まだ飛ぶのに不慣れな状態であるため、ケガと勘違いされやすいのです。

 

ですから、飛び立たず枝などにずっと留まっているヒナがいたら、拾わないでそっと見守ってくださいね。

もし地面に落ちていたなら、安全な場所の木の枝などにそっと置いて親鳥がやって来るのを離れた場所で待ちましょう。

 

 


小鳥好きならおすすめ!ヒヨドリグッズ

 

残念ながら、ヒヨドリを今飼育することはできません。

がっくり肩を落としたヒヨドリ好きな方は、ヒヨドリグッズを身につけてみてはいかがでしょうか?

 

・ヒヨドリペンダント

 

 

ヒヨドリモチーフのオリジナルペンダント。

半立体のリアルなヒヨドリが首元を華やかに演出。

透明感のある色彩と華奢なデザインが特徴的です。

 

・ヒヨドリピンバッジ

 

 

服にアレンジを利かせるヒヨドリのピンバッジ。

可愛らしい小鳥を胸に付けてお出かけができます。

細かい造形が美しいヒヨドリがいつでも眺められますね。

 

・ヒヨドリキーホルダー

 

 

ペンダント、ピンバッジと同じく細かくリアルなヒヨドリがあしらわれたキーホルダー。

シンプルなデザインで日常使いしやすい、お出かけが楽しくなるアイテムです。

 

 

まとめ

 

ヒヨドリは遠目には小さく可愛らしい鳥、よく見ると気の強そうな外見というギャップが面白い鳥です。

また、鳴き声も体に反して大きくて、たくさん集まるとなかなかうるさい、小鳥らしくないように感じる鳥でもあります。

飛び方が独特で、蝶のように蜜を好んで食べる姿は見ていて飽きません。

もし街中で見つけたら、縁起物の巣が近くにあるかもしれませんね。

ぜひ、他の小鳥と比べながら観察してみてください。


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