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「ルリコンゴウインコ」の特徴や飼い方を解説!青と黄色のカラーが美しい大型インコ






「ルリコンゴウインコ」という、青と黄色のカラーが鮮やかな大きなインコをご存知でしょうか。

ルリコンゴウインコはその美しさと人に懐きやすい性格から、ペットとしての人気が高い鳥です。
動物園で飼育されていることも多いため、一度は見たことがあるという人もいるのではないでしょうか。

本記事ではルリコンゴウインコの生態やペットとしての飼い方、飼育している動物園などをご紹介します。

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【目次】「ルリコンゴウインコ」の特徴や飼い方を解説!青と黄色のカラーが美しい大型インコ

 

ルリコンゴウインコの生態

分布

大きさ

鳴き声

食性

特徴

繁殖

寿命

ルリコンゴウインコの生態まとめ

ルリコンゴウインコはペットとして飼えるのか

ルリコンゴウインコのお迎え方法

ルリコンゴウインコの値段

ルリコンゴウインコの飼い方

ルリコンゴウインコの餌

ケージ

エアコン・保温器具など

餌入れ・水入れ

おもちゃ

ルリコンゴウインコを飼う時の注意点

1. 必ず鳴き声対策を行う

2. なるべく退屈な時間を作らないようにする

ルリコンゴウインコがいる動物園・施設

【神奈川県】よこはま動物園ズーラシア

【栃木県】那須どうぶつ王国

さいごに

 

 

ルリコンゴウインコの生態

 

右を向くルリコンゴウインコアップ

 

ルリコンゴウインコは、  鳥綱 オウム目 インコ科  に分類される鳥です。

その見た目の美しさや性格、賢さからペットとしての人気が高いものの、誰にでも飼える訳ではありません。

 

この項目では、ルリコンゴウインコの生息地や大きさ、特徴などを説明していきます。

 

分布

 

ボリビアの熱帯雨林

 

ルリコンゴウインコは南アメリカ(ブラジル、ボリビア、パラグアイ)に生息しています。

熱帯雨林や沼沢地(しょうたくち)を好み、巣は木の幹にある樹洞を利用します。

 

大きさ

 

手のひらでころがるルリコンゴウインコ

 

ルリコンゴウインコの大きさは、体長が76~86cm、体重は900~1300gほどです。

非常に体が大きく、インコの中でも最大級の大きさを誇ります。

 

鳴き声

 

 

ルリコンゴウインコは  「ギャー」「キュー」  といった、様々な声で鳴きます。

どの声も非常に大きく、よく響きます。

 

食性

 

食べるルリコンゴウインコ

 

ルリコンゴウインコは植物性の動物です。

野生では果実や木の実、植物の種子や葉などを食べていると考えられています。

 

特徴

 

飛ぶルリコンゴウインコ

 

ルリコンゴウインコ最大の特徴は、その鮮やかな青色と黄色の羽根の色です。

頭は緑色、顔は白色、首のあたりは黒色となんともカラフルな色合いをしていますが、性別による色の違いはありません。

 

また、もう1つの特徴としては、黒くて大きく、非常に力強いくちばしを持っていることが挙げられます。

くちばしの力は非常に強く、固い木の実も簡単に割って中身を食べてしまいます。

 

繁殖

 

2羽のルリコンゴウインコ

 

ルリコンゴウインコはとても愛情深い動物で、一度ペア(つがい)を作ると一生涯添い遂げます。

 

個体差はあるものの生後3~6年ほどで性成熟を迎え、繁殖ができるようになります。

繁殖期は春から夏で、基本的には1回の産卵で白色の卵を2個産みます。

 

ヒナは生後60日ほどでしっかりと羽が生えそろい、親とほぼ変わらない見た目になります。

生後70日を過ぎたころから巣立ちの時期を迎えますが、巣立ち後も1カ月ほどは親から食べ物をもらって過ごします。

 

寿命

 

ルリコンゴウインコ3羽

 

ルリコンゴウインコの寿命は、50~60年だと考えられています。

中には60年以上生きる個体もいるそうで、イギリスにいた「チャーリー」というルリコンゴウインコは公的な証明書がないものの、100年以上生きていたのではないかと考えられています。

 

ルリコンゴウインコの生態まとめ

 

分類:鳥綱 オウム目 インコ科

英名:Blue-and-yellow macaw

学名:Ara ararauna

分布:南アメリカ(ブラジル、ボリビア、パラグアイ)

大きさ:体長76~86cm、体重900~1300g

鳴き声:「ギャー」「キュー」など

食性:植物食

寿命:50~60年ほど

 

 

ルリコンゴウインコはペットとして飼えるのか

 

体をひねってこちらを見るルリコンゴウインコ

 

ルリコンゴウインコはペットとして飼育できますが、誰にでもおすすめできる動物ではありません。

この項目ではルリコンゴウインコのお迎え方法と、その値段について解説していきます。

 

ルリコンゴウインコのお迎え方法

 

 

ルリコンゴウインコは、ペットショップやブリーダーからお迎えすることができます。

 

ルリコンゴウインコをはじめとした大型のインコやオウムは非常に賢く、また寿命が長い生き物です。

そのため、これらの鳥たちを迎える際は、大型インコやオウムに関する知識があるショップやブリーダーから迎えることを強くおすすめします。

 

ルリコンゴウインコの値段

 

 

ルリコンゴウインコの価格は最低でも30万円、高額な個体は70万円以上します。

 

価格は個体の状態やカラー、年齢によって大きく左右されます。

手軽に入手できる動物ではないため、ある程度はショップやブリーダーの言い値になる可能性があると考えた方が良いでしょう。

 

 

ルリコンゴウインコの飼い方

 

首をのばしたルリコンゴウインコ

 

ルリコンゴウインコはペットとして飼うためには様々な物が必要になります。

この項目では、ルリコンゴウインコを飼育するために必要なものを説明していきます。

 

ルリコンゴウインコの餌

 

 

ルリコンゴウインコの餌は大型インコ・オウム用のフードを主食に、副食に野菜(コマツナやチンゲンサイなど)、果物(リンゴやオレンジ、バナナなど)を与えます。

 

大型インコ・オウム用フードは大きく分けて、ヒマワリの種やヒエ、アワなどの種子や穀物が入った“シードミックス”と、“ペレット”の2種類があります。

どちらを選んでも構いませんが、一般的に食いつきはペレットよりもシードミックスの方が良いとされています。

 

しかし、シードミックスは全ての種子と穀物を食べることにより、必要な栄養素を摂取できるように設計されています。

そうとはいえ、ルリコンゴウインコは好き嫌いをすることが多く、好きな種や穀物しか食べずに飼い主が困ってしまう…ということも珍しくありません。

 

その点、ペレットは慣らすまでにやや時間がかかる可能性がありますが、ペレットと水だけでルリコンゴウインコが必要とする栄養素を摂取させることができます。

ルリコンゴウインコは非常に長生きする動物であることから、ペレットに慣らしてしっかりと栄養を摂取させた方が良いかもしれません。

 

ケージ

 

 

ルリコンゴウインコのケージは、とにかく頑丈でなるべく大きい物を選びましょう。

なぜなら、ルリコンゴウインコのくちばしの力は非常に強く、簡易的なケージでは破壊されてしまう可能性があるためです。

 

また、あまり狭いとストレスがたまるため、大きさは最低でも横幅が1mほど、高さが1.5~2mのものを選んでください。

 

エアコン・保温器具など

 

向き合うルリコンゴウインコ

 

南アメリカ出身のルリコンゴウインコにとって、日本の冬は寒く過ごしにくいものです。

気温が下がってきたら、体調を崩さないようにエアコンや保温器具を使い、部屋の温度を管理してあげてください。

 

ただ、健康な成鳥であれば、ある程度の気温の変化には対応できると考えられています。

極端に◯◯℃にするべきといった決まりはありませんが、“飼い主が過ごしやすいと感じる温度”を基準に、部屋の温度を設定すると良いです。

 

餌入れ・水入れ

 

 

ルリコンゴウインコに衛生的に餌や水を与えるために、餌入れと水入れを用意しましょう。

くちばしの力は非常に強いので、餌入れや水入れは頑丈で落としても壊れない丈夫な素材のものを使うようにしてください。

 

おもちゃ

 

 

ルリコンゴウインコは非常に賢いため、退屈を感じやすく、退屈をストレスに感じる傾向があります。

そのためなるべく退屈な時間を減らせるように、ケージには複数のおもちゃを設置しましょう。

 

おもちゃはあっという間に壊されてしまう可能性が高いので、いくつかストックを持っておくと安心です。

 

 

ルリコンゴウインコを飼う時の注意点

 

左向きのルリコンゴウインコドアップ

 

ここまではルリコンゴウインコを飼育するために必要な物をご紹介しました。

この項目では、ルリコンゴウインコを飼育する時に気を付けてほしい注意点を説明します。

 

1.  必ず鳴き声対策を行う

 

 

ルリコンゴウインコは非常に鳴き声が大きく、近くで鳴かれると頭が痛くなるほど大きな声で鳴きます。

そのため、ルリコンゴウインコを飼育する時は、近所迷惑にならないように必ず防音設備を整えてください。

 

ルリコンゴウインコをはじめとした大型のインコは、基本的には集合住宅では飼育できない鳥だと考えておいた方が良いでしょう。

 

2.  なるべく退屈な時間を作らないようにする

 

 

「ルリコンゴウインコの飼い方」のおもちゃの項目でも説明しましたが、ルリコンゴウインコは退屈を感じやすく、また退屈をストレスだと感じやすい生き物です。

 

暇な時間が長いと自分の羽根を抜いてしまう 「毛引き」 や、自分の皮膚をかじってしまう 「自咬症」 という行動を起こして自分の体を傷つけてしまうことがあります。

そのため、おもちゃを設置するのはもちろん、なるべく放鳥を行ってコミュニケーションを取るようにしてください。

 

ルリコンゴウインコと向き合い、一緒に遊ぶ時間を作ることは、毎日食べ物を与えることと同じくらい大切なことだと覚えておいてください。

 

 

ルリコンゴウインコがいる動物園・施設

 

 

ルリコンゴウインコを飼いたい方は、まず動物園でルリコンゴウインコをじっくり観察してみましょう。

そして、体の大きさや声の大きさを体感し、自宅で飼えるかどうか判断する材料にしてください。

 

この項目では、ルリコンゴウインコを飼育している動物園をご紹介します。

 

【神奈川県】よこはま動物園ズーラシア

 

 

よこはま動物園ズーラシアではルリコンゴウインコが飼育されています。

 

「アフリカのサバンナ」ゾーンで行われている  「バードショー」  では、ルリコンゴウインコのほか、ベニコンゴウインコ、ヨウム、ズアカハネナガインコ、ダルマワシ、マゼランワシミミズク、アビシニアンワシミミズク、ハリスホーク、メンフクロウ、ミナミジサイチョウといった、たくさんの鳥たちが活躍しています。

 

よこはま動物園ズーラシア の基本情報

 

住所:横浜市旭区上白根町1175-1

マップ: Googleマップ

電話番号:045-959-1000

入園料:

一般     800円
中人・高校生 300円
小・中学生  200円
小学生未満  無料
※毎週土曜日は、小・中・高校生は無料(要学生証等)

開園時間:9:30~16:30(入園は16:00まで)

休園日:毎週火曜日(火曜日が祝日の場合は開園、翌日休園)、12/29~1/1

公式ホームページ:  よこはま動物園ズーラシア

 

※合わせて読みたい:  【完全ガイド】よこはま動物園ズーラシアのアクセスやおすすめの動物を徹底取材

 

【栃木県】那須どうぶつ王国

 

 

那須どうぶつ王国の熱帯の森にて、ルリコンゴウインコが飼育されています。

中でも「ラドン」という個体はおしゃべりが得意で、おはようやこんにちはといった挨拶のほか、自分の名前も喋れるそうです。

 

なお、屋外で行われるパフォーマンスショー  「フリーフライトバードパフォーマンス“Wings(ウィングス)”」  では、ルリコンゴウインコのほか、ベニコンゴウインコやアカコンゴウインコ、ハリスホークなど大型の鳥のパワフルなパフォーマンスが見られます。

 

那須どうぶつ王国 の基本情報

 

住所:栃木県那須郡那須町大島1042-1

マップ: Googleマップ

電話番号:0287-77-1110

入園料:

大人(中学生以上)   2,400円
こども(3歳~小学生) 1,000円
※2021年3月20日~11月30日まで、冬季(11月30日~翌年3月19日)は料金設定が変更となる。

開園時間:  営業日カレンダー  を参照

休園日:  営業日カレンダー  を参照

公式ホームページ:  那須どうぶつ王国

 

※合わせて読みたい:  那須にある動物のパラダイス!那須どうぶつ王国に遊びに行こう

 

 

さいごに

 

左を向くルリコンゴウインコ全身

 

色鮮やかで人懐こい大きなインコ「ルリコンゴウインコ」をご紹介しました。

 

ルリコンゴウインコは、一度人に懐くとべた慣れになり、まさに  “パートナー”  と呼べる存在になる鳥です。

しかし、退屈をストレスだと感じる、非常に記憶力が良く一度嫌なことをされるとずっと覚えているなど、関わり方が難しい動物でもあります。

 

ルリコンゴウインコは入手困難という訳ではありませんが、誰にでも飼える動物ではありません。

 

どうしてもルリコンゴウインコを自宅に迎えたい人は、一生涯をともにするパートナーとして、30年から50年の時を共に過ごす覚悟を持ってお迎えしてください。


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