Top > ペット/動物全般/コラム > ペット/動物全般
本ページに掲載のリンク及びバナーには広告(PR)が含まれています。
室内飼いと聞くと、「犬公方」として有名な5代将軍の徳川綱吉が思い浮かびます。
江戸城で 狆 を100頭飼うという豪快さ。
さすが将軍、室内での多頭飼育もスケールが違います。
犬専用の御殿のような部屋があり、専属の獣医も常駐させていたとか…桁違いのエピソードは事欠きません。
また、犬といえばその忠実さは誰もが知るところです。
飼い主との深い絆による感動のストーリーは、世界中にいくつも存在します。
日本でダントツに有名なのは忠犬ハチ公ですが、雪崩に遭遇した飼い主を二度も助けた、新潟の「タマ公」(越後柴犬)も驚異の忠犬です。
雪に埋まった飼い主を助け出すなんて、レスキュー隊レベルです。
飼い主への厚い信頼と愛がなせるワザなのでしょう。
純度の高い想いは、時に常識も理屈も超越してしまうのですね。
振り返ってみると、犬と人間はずいぶん長いお付き合いのようです。
古くは、犬は狩猟や運搬を担い、番犬としても人間の生活をサポートしてくれました。
そして現在は、日々飼い主の心をほどき、潤いやときめきを与えてくれています。
全身から発する癒しのヴェールで包み込んでくれます。
真のコミュニケーションに、言葉は要らないのかもしれませんね。
(協力:獣医師/日本獣医史学会理事 安田隼也)
提供:ペット手帳
公開日 : 2019/04/02