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見た目はそっくりでもカンガルーじゃない!?ワラビーをペットに?
動物園などで見かけるワラビー。
その見た目から、カンガルーと間違われることもしばしばです。
しかし、カンガルーをペットとして飼うのは難しいですが、ワラビーは比較的ペットとしての飼育例も多いです。
どうしてカンガルーはダメでワラビーはokなのか?
まずはカンガルーとワラビーの違いを解説して、その後ワラビーの飼育方法についてご紹介していきたいと思います。
カンガルーは、有袋類カンガルー目カンガルー科。
ワラビーは、有袋類カンガルー目カンガルー科。
ここまで見ると同じに見えますが、実はその通りです。
見た目もそっくりなカンガルーとワラビーは、同じ種目に分類されます。
では、カンガルーとワラビーはなにが違うのか。
種目も同じ、見た目も似ている2匹ですが、決定的に違うのは大きさの違いです。
カンガルーは、同じ種の中でも大型のものを言い、ワラビーは小型のものを言います。
カンガルーとワラビーの間の中間の大きさのものをワラルーと呼んだりもします。
種は同じでも大きさが結構違うので、区別するために名前を少しずつ変えているんですね。
ペットとしてカンガルーではなくワラビーの飼育例が多いのも大きさが小さく飼いやすいことが理由として上げられます。
カンガルーとワラビーの違いがわかったところで、お家で飼えるかもしれないワラビーについてご紹介します。
ワラビーは、体調50cm~100cmくらいまで大きくなり、体重は、10kg~20kgほどになります。
小型と言われるサイズだけあって、人間より大きくなるカンガルーとサイズ感が全然違います。
小さいうちは抱っこしたり持ち上げたりするのも楽に出来るくらいの大きさなので、このサイズ感の違いが、カンガルーよりワラビーが飼いやすい最大の理由でもあります。
動物園などで、昼間に活動している姿を見ることが多いと思いますが、実はワラビーは夜行性です。
小型の動物ですが、 動物園 など飼育下では10年~15年と長生きする動物でもあります。
ワラビーは草食で、動物園などでは主に、牧草・野菜・果物・ペレットなどを食べています。
また、 猫 や 犬 のようにワラビー専用のフードはないので、同じ草食動物のフードを代用したりもします。
ワラビーは口の中が繊細なので、とげのある植物や、刺激のある食物は絶対にあげてはいけません。
ペットとして飼われている例が少ないため、何かあった際に見てくれる病院も相当少ないです。
食事をあげる際には十分に注意しましょう。
ワラビーは手先が器用なので、ご飯を手で持って食べたり枝を押さえて歯をちぎったりと食欲旺盛で可愛らしい姿が見られるのも楽しみですね。
ワラビーは、主にオーストラリアの広大な土地に生息しています。
後ろ足が発達しているので、広大な大地をぴょんぴょんと素早く跳ね回ります。
そのため、家で飼う際にもやはり大きな土地は必要です。
ペット禁止のお家は言わずもがな飼えませんが、他にも、マンションやアパートなど、近隣に迷惑になりそうなところでは飼うのは厳しいでしょう。
脚力がすさまじいため、室内で飼うとなると壁に穴を開けられたり家具を破壊されたりと被害が出ます。
人間とは別にワラビー専用の住むところを用意してあげなければいけません。
また、室内外が難しいワラビーですが鳴き声に関してはあまり大きくなく、気になりません。
ワラビーを家で飼う場合、動物園とは違った顔が見られるのも醍醐味の一つですよね。
そこで、ワラビーともっと仲良くなるために、ワラビーの性格や苦手なものを知って早くワラビーとの信頼を築きましょう。
まず、ワラビーは草食の動物でとても臆病な性格です。
早く抱っこしたり触ったりしたいのはやまやまですが、臆病なワラビーにとっていきなり距離を詰められるのはとてもストレスになります。
他にも、自分の縄張りに気を許していない人が入った時やお腹に赤ちゃんがいる時など、縄張りや赤ちゃんを守ろうと攻撃的になってしまうことも。
基本的に、こちらから近づいて嫌な時はワラビーの方が逃げたり避けたりするので、その距離を踏み込まないように距離感を保って接しましょう。
過度なスキンシップでストレスを与えて、噛まれたり体調を壊したりさせないようにすることが最初の課題です。
次に、大きな耳が特徴のワラビーですが、その耳は色んな音を聞いているため大きな音や赤ちゃんの泣き声、車の音など様々な音がストレスになる恐れがあります。
音に敏感で臆病なワラビーは、大きな音を聞いて驚いた時とりあえずその場から跳んで逃げる習性があるので、パニックになって四方八方に跳んで壁や柵などぶつかってしまったら大変です。
ワラビーの脚力で思いっきり跳ぶと、何かにぶつかったときにすごい衝撃を受けることになります。
それで大怪我をしたりショック死してしまったりするので、ワラビーが気にならないくらい静かな環境で生活させてあげましょう。
ここまで、ワラビーを家で飼育をする方法をご紹介してきましたが、広大な土地が必要ということもあり海外で飼育されていることがほとんどです。
日本でワラビーを飼う場合には、ワラビーにストレスのない広い敷地や防音対策などの環境面を整備するのが難しいことに加え、ワラビーを最後までお世話するにあたりワラビーを診てくれる病院なども少ないことからペットとして飼育するのが難しいとされています。
それでも、あのぴょんぴょんと跳ねる可愛らしい姿に魅了されてしまった方、しっかりとワラビーを受け入れる環境がある方は、日本でもオーストラリアの輸出許可が出ていればワラビーを飼うことはできます。
ワラビーを販売している業者もあるので、そこで是非お気に入りのワラビーを見つけましょう。
公開日 : 2016/06/19