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フクロモモンガの飼い方、お迎えの仕方、繁殖方法






フクロモモンガという動物をご存知ですか?
最近ではテレビで紹介されることもあり、フクロモモンガの生体を販売しているペットショップや専用フードの数も増えてきました。

実際にフクロモモンガを飼っているという人も増えており、FacebookやツイッターなどのSNSでフクロモモンガの写真がアップされているのを見たことをある方も多いのではないでしょうか。

しかし、フクロモモンガと聞いてもあまりピンとこない人もいると思います。
本記事ではそんなフクロモモンガについて、特徴や飼い方、繁殖方法についても紹介します。

【目次】フクロモモンガの飼い方や繁殖方法

 

フクロモモンガとは

フクロモモンガの基本情報

①大きさ

②雌雄判別

③鳴き声

④寿命

フクロモモンガはなつく?

フクロモモンガの入手方法

①ペットショップで購入する

②即売会にて購入する

③ブリーダーから購入する

④里親として引き取る

フクロモモンガの飼い方

①準備する飼育道具

②飼育環境

③餌

フクロモモンガの繁殖について

おわりに

 

フクロモモンガとは

 

 

フクロモモンガとは、飛膜を使い空を滑空することができる 小動物 です。

元々は警戒心が強い動物ですが、離乳前後から人の手で育てられたフクロモモンガはよく人に懐くため、ペットとしても人気がでています。

 

一般的な品種は「クラシック」といい、お腹が白で背中が灰色、背筋や目元などが黒い柄をしています。

他にも「クラシック」の色が少し薄くなった「モザイク」や、赤目に全身が白色の「アルビノ」など、「クラシック」をベースにした薄い色の個体がいます。

 

 


フクロモモンガの基本情報

 

 

①大きさ

 

体長は16cm~21cmで、体重は90g~150gです。

大きさ的には、成人女性の手の大きさくらいです。

 

②雌雄判別

 

オスの頭部は、おでこ辺りの臭腺が発達していてメスに擦り付けたりするので、毛がなくなります。

病気ではありませんが、円毛系脱毛症のようにその部分だけがハゲてしまいます。

 

メスはこのハゲている部分がなく、お腹に育児嚢という袋があります。

そのため、見た目での雌雄判別がわかりやすいです。

ただし、幼い間はまだその特徴がでません。

 

③鳴き声

 

鳴き声は複数あります。

 

 

まず、機嫌がいい時の鳴き方です。「ププ」というような鳴き方をします。

 

 

次に威嚇している時の鳴き声です。

「ギュリギュリ」というような鳴き方をします。

 

 

最後に発情している時や寂しい時、かまってほしい時の鳴き方です。

「アンアン」と、まるで子犬のような鳴き方をしています。

 

④寿命

 

飼育下では約15年と言われています。

小動物ですが、 と同じくらい長生きをすることができます。

 

[フクロモモンガの基本情報まとめ]

 

分類:哺乳綱 双前歯目 フクロモモンガ科 フクロモモンガ属 有袋哺乳類

和名:フクロモモンガ

英名:Sugar glider

体長:16cm~21cm

体重:90g~150g

雌雄判別:頭部のハゲがあればオス、なければメス

寿命:約15年

 

 

フクロモモンガはなつく?

 

 

飼育状態により、なつき具合が変わります。

離乳前後辺りから人の手で育てられたフクロモモンガはよく人になつきます。

その頃から人に育てられていなくても、人とフクロモモンガが1対1の関係でいれば、少しはなついてくれます。

 

逆にあまりなつかないパターンは、多頭飼いや、雌雄のペアで飼っている場合です。

もし、よくなつかせたいのであれば、1匹だけで飼育することをおすすめします。

 

他にもなつきやすくする方法として、飼い主さんの匂いをフクロモモンガの身近に置いておくという方法があります。

フクロモモンガの寝床に、飼い主さんの匂いが染み込んだ物(布製の物だとちょうどいい)を入れておいて、「この匂いは安心だ」というように覚えてもらいます。

これを繰り返すことで、何もしないよりかなつきやすくなります。

 

それでも飼育してみたい!というのであれば、フクロモモンガをどこで購入するのか探さなければなりません。

 

 


フクロモモンガの入手方法

 

 

フクロモモンガ入手する方法はいくつかあります。

 

①ペットショップで購入する

 

「ペットフォレスト」や「爬虫類倶楽部」のように、小動物を販売しているペットショップで販売されていることがあります。

 

②即売会にて購入する

 

「ブラックアウト」や「レプタイルズワールド」という即売会にて販売されていることもあります。

即売会には入場料がかかりますが、多くの出店店舗があり、値段が普通より安めになっていることがあります。

 

③ブリーダーから購入する

 

フクロモモンガのブリーダーをしている人もいるため、その人から購入することもできます。

しかし、ブリーダーから購入する場合は、そのブリーダーが本当に信頼できるかを見極める必要があります。

 

ホームページや個人のブログにてブリーダーをしていることを載せている場合があり、会社としてブリーダーを行っている人や、個人でブリーダーを行っている人など、様々な形態でブリーダー活動をされている人がいます。

初めてブリーダーから購入するときでもでも比較的安心できるブリーダーは、「知名度がある」、「即売会に参加経験がある」、「販売実績が掲載されている」というような内容のブリーダーでしょう。

 

④里親として引き取る

 

里親サイトにて里親募集をかけている人も意外と多いのです。

里親として引き取る場合は、譲渡の条件があったり、定期的に里子の状況を報告しなければならない場合もあります。

 

また、里親募集をかけている飼い主さんが信頼できる人かどうかもブリーダー同様に重要になります。

有名な里親募集サイトから里子を探す場合でも、相手の方とよくやりとりをし、慎重に探すようにしましょう。

 

フクロモモンガを引き取るときですが、そのフクロモモンガが「どんな餌をあげているか」、「1日にどれくらいの餌をあげているか」など、その子の今までの状態についてを聞いておいた方がいいです。

その方が環境の変化を減らすこともできますし、どんな餌を食べているのかなどをすぐに把握することができるからです、

 

フクロモモンガの入手方法を決めたら、ペットとして迎え入れる前に、飼い方について知っておかなければなりません。

 

 

フクロモモンガの飼い方

 

 

①準備する飼育道具

 

・ケージ

 

ケージは『アクリル製』か『金網製』の2種類があります。

 

『アクリル製』のメリットとデメリット

 

《メリット》

保温性に優れている
餌や排泄物が周りに飛び散らない
長持ち

 

《デメリット》

通気性が悪く、匂いがケージ内にこもる
暑さ対策が必要
遊具の取り付けの幅が狭まる
高値の製品が多い

 

『金網製』のメリットとデメリット

 

《メリット》

通気性に優れている
金網自体にモモンガが飛びつける
様々な遊具が付けれる
安価の製品が多い

 

《デメリット》

保温対策が必要
餌や排泄物がケージの外に飛び散る
錆びる

 

何を最優先にするかによって、『アクリル製』にするか『金網製』にするかを決めればいいでしょう。

また、どちらを選んだとしてもデメリットに対する策が必要となります。

 

『アクリル製』のデメリット対策

 

・ケージの丸洗いを頻繁に行う
・小動物用の冷却器具(SANKO 涼感 大理石など)をケージ内に設置したり、冷房が効いた部屋にケージを設置する
・自作の遊具を作る

 

『金網製』のデメリット対策

 

・保温器具(マルカン 保温電球など)をケージに設置したり、暖房の効いた部屋にケージを設置する
・ケージカバーを設置する
・新しいケージへの交換頻度を多くする

 

・ケージカバー

 

『金網製』のケージを使用するなら、必ず用意した方がいいです。

しかし、専用のケージカバーはほぼ販売されていないと思ってください。

 

 

「BIRDMORE アクリルケージケース」のように鳥かご用の物が販売されていることもありますが、少し値段的には高くなってしまい、4万円くらいします。

大きさや置く場所に合わせやすくするためにも、ケージカバーは自作をするのがおすすめです。

作り方は様々ありますが、簡単の方法としては以下の作り方があります。

 

・ダンボールで鳥かごを囲う
・プラダンで囲う
・ビニールカーテンで覆う

 

この中でも筆者のおすすめは『プラダン』です。

プラダンは比較的安価であり、保温性や防水性もあるので、機能面的にもいいです。

排泄物で汚れてしまっても濡れタオルなどで拭き取ることも可能です。

しかし、長期で使っているとどうしても匂いが付いてしまうので、定期的に交換した方がいいでしょう。

 

・餌入れ

 

小動物用の餌入れもありますが、おすすめは鳥用の餌入れで、ケージにかけられるタイプの物です。

モモンガは樹上生活を行っているので、自然の形に似せて、ケージの上の方に餌入れを引っ掛けたりできた方が好ましいです。

 

・水入れ

 

水入れも小動物用の置き型の物でも使えますが、給水ボトル型の物の方が水をこぼす心配もないのでおすすめです。

 

・遊び道具

 

ケージ内で遊んだり運動できるようなレイアウトにしてあげた方がいいので、遊び道具も必要です。

小動物用の回し車やトンネルなどを入れてあげましょう。

 

・足場

 

ケージの中を動き回れるように足場を作ってあげなければなりません。

販売されている物であれば、木のステップや鳥用品として売られているパーチや止まり木を入れてあげるといいでしょう。

 

また、外に落ちている木を入れても大丈夫ですが、農薬や虫が付いている場合があります。

自然の木を拾ってきてケージに設置する場合は、そのことを十分に注意しましょう。

 

・保温器具

 

おすすめは保温電球カバーが付いているものです。

 

 

「マルカン 保温電球カバー付」は小動物や鳥を育てるときによく使われる商品です。

定番と言えるほどよく販売されている物なので、特にこだわりがなければこれでいいでしょう。

 

・冷却器具

 

小動物用の大理石が安価で販売されているので、それを入れてあげるだけでも涼む場所ができます。

 

・お手入れ用品

 

フクロモモンガのお手入れをしてあげるために、爪切りと動物用のウェットティッシュは用意しておきましょう。

爪切りは人用の爪切りでも切れますが、小動物用のはさみ型になっている爪切りの方が切りやすいです。

 

爪を切るときのコツですが、金網があると切りやすくなります。

フクロモモンガを金網にしがみ付かせて軽く押さえると、金網に爪が引っかかった状態になります。

あとは血管が伸びていない部分まで切ればいいので、金網もあると便利です。

また、爪を切ったときに間違えて血管を切ってしまい出血をしてしまった時用に、小麦粉や「クイックストップ(止血剤)」もあると安心でしょう。

 

・巣箱

 

フクロモモンガの寝床や隠れ家として使われる巣箱です。

寝床として、フクロモモンガ用に販売されているポーチもあります。

 

時期により涼しい場所や暖かい場所の確保ができた方がいいので、保温用と涼み用に最低でも2種類の巣箱は用意しましょう。

 

 

筆者は、涼み用に『SANKO ココハウス』を使用したことがあります。

中の空洞が大きめなので、多頭飼いでも活躍できます。

 

 

また、保温用には『SANKO ハムスター ポーチ』というハムスター用のポーチを使用していました。

大きさ的にちょうどよく、モコモコして暖かいので寒い日によく入っていました。

 

・ポーチ(外出用)

 

ケージ外に出すとき用のポーチもあった方が安心です。

ポシェット型の物がよくあり、ケージ内でも使える種類もあります。

 

・キャリーケージ

 

動物病院に連れていく時や、ケージの掃除で一時的に入れる時などに使用します。

おすすめは昆虫用のプラスチックケースです。

安価であり大きさ的にもぴったりなので、1個は買っておくといいでしょう。

 

②飼育環境

 

・飼育温度

 

フクロモモンガは寒さに弱い動物です。

飼育温度は24~28度くらいが適温ですが、特に寒さ対策に気をつけておきましょう。

 

また、冬場にフクロモモンガを外に運ぶ時には、キャリーケージにホッカイロを貼ったり、暖かい毛布を入れてあげるなどして寒くならないようにしてあげた方がいいです。

 

・ケージの場所

 

フクロモモンガは夜行性です。

昼間は寝ていることが多く、夜の間に餌も食べます。

しかし、人と暮らしていると人の生活リズムに慣れ、昼間でも起きていることがあります。

それでも、本能的に夜の方が活発になるので、昼間でもなるべく静かにすごせる場所にケージを設置できると好ましいです。

 

③餌

 

フクロモモンガは雑食です。

そのため虫や果物、種子など食べられるものはたくさんありますが、バランス良く栄養を取らせるのが少し難しいです。

 

モモンガ は偏食家でもあるので、餌をあげたら全て食べてくれると言うわけではありません。

好き嫌いが個体によって激しいです。

比較的どの個体も果物や虫はよく食べますが、あげすぎもよくはありません。

 

ネットショップだとモモンガ専用フードが販売されていることが多いので、モモンガ専用フードをメインに、果物や野菜、虫をあげた方がいいです。

回数は朝と夜の2回あげるのがいいでしょう。

夜行性なので、特に夜に多めにあげた方がいいです。

虫をあげる回数ですが、1日に最低1回はあげた方がいいです。

 

 

「ミルワーム」という虫が大きさ的にも、保管のしやすさ的にもちょうどいいので、「ミルワーム」を食べさせてあげることをおすすめします。

生き餌になりますので、虫が苦手の人は慣れるまで苦戦すると思いますが、必ず食べさせてあげましょう。

 

「ミルワーム」をあげる時ですが、餌入れに入れておくと「ミルワーム」が脱走する恐れがあるので、ピンセットで直接フクロモモンガに食べさせてあげてください。

保管方法は、冷凍庫で冷凍しておくのがおすすめです。

 

餌でも「ミルワーム」は生きていますでの、どんどん成長します。

フクロモモンガ1匹のためにこれを買うと、この箱の「ミルワーム」を全てあげ終わる前にミルワームの方が大成長をとげてしまいます。

そのため「ミルワーム」の成長を遅らせ、鮮度を保つためにも冷凍庫で保存しておいた方がいいです。

冷凍保存をしておいた「ミルワーム」をあげるときは、少し解凍させてからフクロモモンガに食べさせてあげてください。

「ミルワーム」のような生き餌も、ネットショップにて販売されています。

 

フクロモモンガは、飼育についても本も販売されています。

 

 

モモンガの餌やモモンガポーチの作り方などが掲載されている本があるので、1冊は本を持っていてもいいでしょう。

フクロモモンガの飼育に慣れてきたら、パートナーを増やしてあげたいと考え始める人もいるのではないでしょうか。

もしフクロモモンガのパートナーを増やすとなった場合は、フクロモモンガの繁殖についても学んでおく必要があります。

 

 


フクロモモンガの繁殖について

 

 

フクロモモンガは1年中繁殖が可能です。

しかし、子供を育てやすい時期はあります。

それは、フクロモモンガの飼育に適した温度の時期です。

 

妊娠期間や発情周期を理解し、その時期に出産できた方が、母体と子供に負担がかからないでしょう。

そのためにも、基本的な繁殖についての内容を知っておきましょう。

 

・性成熟(生殖可能になる状態 )

 

オス:12ヶ月
メス:8~15ヶ月

 

・発情周期(メスが交尾を受け入れる状態になる時期)

 

29日

 

・妊娠期間

 

16日

 

・育児嚢(有袋類特有の子供を育てる袋)の滞在期間

 

70~74日(40日間は乳頭吸着期間)

※生まれたばかりの子供が自力で乳頭に吸い付くと、そのまま乳頭から外れなくなります。それが外れるまでの期間が、乳頭吸着期間です。

 

・離乳

 

120日

※離乳するまでは育児嚢と外を行き来します。

 

・産子数

 

1~2匹

 

育児嚢から子供が出てきた後に人が育てる場合は、ミルクを与えなければいけません。

ミルクのあげ方ですが、注射筒に37~39度のお湯で溶いた小動物用の粉ミルクを入れ、フクロモモンガの口元に持っていけば飲んでくれます。

 

ミルクの回数や量は、赤ちゃんの大きさにより変わります。

生後間もない頃は、3時間おきに1回0.5mlくらいをあげ、そのときの様子や成長に合わせて徐々に増やしていきましょう。

 

 

おわりに

 

フクロモモンガを育てるには、餌の管理や温度管理など、気にしなければいけないことがたくさんあります。

しかし、なついてくれたら壁から自分の所に飛んできたり、ずっと離れないでくっついてくることもあり、守ってあげたくなる存在になるでしょう。

大事に育ててあげるためにも、しっかりと飼育方法を学び、道具を揃えてフクロモモンガをむかえてあげましょう。


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