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キバタンの魅力に迫る!生態や性格、キバタンを飼育するのに知っておきたい基礎知識など






近年ペットとして人気急上昇なのが、インコやオウムを始めとした「鳥類」です。
ペットとして共に暮らす彼らは、おしゃべりや芸を披露するなどして、私たちを楽しませてくれます。

その中でも、もふもふの白い体に黄色い冠羽が美しく魅力的なキバタン。
鳥人気の中、その愛らしい見た目や様々な魅力から、キバタンをお迎えする方も増えています。
彼らは一体どのような鳥なのでしょう。

生態や寿命、性格、鳴き声、などの基本データから、購入前にこれだけは知っておきたい基礎知識などを紹介します。

キバタンってどんな鳥?生態、基本データ紹介

 

キバタン01

 

キバタンは、「バタン」と呼ばれるオウムの仲間です。

頭の先にある冠のような羽が最大の特徴で、野生ではオーストラリアに広く生息しています。

オーストラリア国内でもペットとして人気が高い一方で、増えすぎてしまい、穀物や果物を荒らす害鳥として駆除される場合もあります。

 

キバタンはオウム目の中でも、「白色オウム」と呼ばれています。

白色オウムには、キバタンのほかにオオバタン、タイハクオウム、モモイロインコ、アカビタイムジオウムなどが有名です。

 

キバタンの仲間にはコバタン、アオメキバタン、アルーキバタン、ホクゴウキバタンと言った仲間が存在します。

専門店以外では、これらの種類をまとめて「キバタン」という名前で販売されていることもあります。

キバタンはインコのように豊富なカラーバリエーションは存在せず、白色の体に黄色の冠羽が魅力の一つです。

 

体重と寿命

 

キバタンの大きさは50㎝ほどで、体重は800g前後です。

コンパニオンバードとしてポピュラーな セキセインコ の体重は約35g、中型の オカメインコ でも80g~180gであることから、キバタンがいかに大型な鳥類であるのかが分かります。

 

寿命は野生化では20年~40年、飼育下では50年~70年も生きることのある長寿の持ち主です。

そのため、人間が飼育するには今の代だけで飼いきるのは難しく、二代、三代と代替えしての長い付き合いが必要となります。

 

鳴き声

 

キバタンの鳴き声は、「ギャー」という叫び声のような声で、非常に大きく遠くまで響き渡ります。

人間の大人が大声で叫ぶよりも、はるかに大きな鳴き声ですので、飼育するにはしっかりとした防音対策が必要になります。

 

オスとメスの区別

 

キバタンの性別は、目の色で判別することができます。

オスの目は黒色であるのに対し、メスの目は茶色または赤目です。

 

知能

 

キバタンは非常に高い知能の持ち主で、「犬のような鳥」とも呼ばれています。

共に暮らしていると、おしゃべりやダンスを披露するなど、高い知能を活かして私たちを楽しませてくれます。

 

 

コンパニオンバードとしてのキバタン、価格や性格、飼育方法

 

キバタンコンパニオン

 

コンパニオンバード(家族の一員)として飼育することもできるキバタン。

お迎えを検討している方や飼育している方に、最低限知っておきたいコンパニオンバードとしてのキバタンの情報を紹介します。

 

値段

 

キバタンは日本ではまだそれほどポピュラーなペットではないため、小型のインコのように頻繁に見かけることはありません。

大型のペットショップや鳥専門店などで販売されています。

 

価格としては30万から50万程で、ペットとしては高額な部類です。

年齢や性別、出身国などで価格が異なります。

年齢は若いほど高くなり、オスよりメス、輸入鳥より国産鳥がより高額になります。

 

性格

 

性格はとても明るく、好奇心が旺盛です。

とても賢いため、人間に懐くと色々な遊びを覚え、おしゃべりやダンスなどの芸を披露してくれる子もいます。

 

一方で甘えたがりな一面もあり、撫でてもらうことも大好きです。

遊ぶことが大好きな鳥ですので、しっかりと放鳥時間や、一緒に遊ぶ時間を確保する必要があります。

 

賢いキバタンは、それ故にストレスに非常に敏感でもあります。

そのため、長時間ケージ内に一人でいることや、環境の変化を苦手とします。

 

強いストレスを感じると、自分で羽を引き抜いてしまう「毛引き」や、自傷行為の一環である「自咬み」などを引き起こすことがあります。

特に自咬みは、自分で自分の体を噛んで傷つけてしまう行為で、中には出血多量で命を落としてしまう可能性もある危険な自傷行為ですので、注意が必要です。

 

 

野生のキバタンは、穀物や果物、昆虫などを食べて生活しています。

コンパニオンバードとしてのキバタンの餌は、オウム用のペレットを主食に与え、りんごやバナナ、野菜などを副食やおやつとして与えます。

キバタンの主食となるペレットは、トウモロコシや小麦などの穀物を主原料に使用し、ビタミン類などオウム目に必要な栄養素を摂りいれた配合となっています。

 

キバタンに適したケージ

 

大型のオウムであるキバタンはの ケージ は、ストレスが溜まらないよう、広く大きなものが必要です。

冠羽や羽を広げても窮屈せず、ある程度動き回れるスペースが必要になります。

また、退屈をしないためにおもちゃを入れることも必要です。

 

キバタンは賢く、簡単な出入り口であれば自分で開け方を学習し、脱走してしまう可能性があります。

出入り口はナスカンもしくは南京錠などを使用し、簡単に開けられないよう工夫することが大切です。

 

また、くちばしの力が非常に強いので、安いケージは簡単に破壊されてしまいます。

ステンレスなどでできた頑丈なケージが必要です。

頑丈なケージであっても、ボロボロにされてしまいますので、数年おきに新しいものに買い替える必要があるでしょう。

 

健康チェック方法と気を付けたい病気

 

生き物を飼うにあたり、毎日の日課として欠かすことのできないのが、健康チェックです。

キバタンの異常にいち早く気が付くためには、どのような点に注目すれば良いのか、また、かかりやすい疾患はどのようなものなかを紹介します。

異常が見られた際には、素人判断で行動することは極力避け、鳥を診ることのできる動物病院を受診しましょう。

 

毎日行いたい健康チェックと異常

 

  1. 羽を膨らまし、目を閉じてじっとしている
  2. 便がいつもと違う(形状、色、出血の有無など)
  3. 食欲がない、嘔吐をする
  4. 開口呼吸をしている
  5. 腹部に異常な膨らみがある
  6. くちばしが以上に伸びたり、変形している
  7. 片足をずっと上げている、または引きずっている
  8. 元気がない、動作がにぶい
  9. 目、耳、鼻などから分泌液がある
  10. 首、喉に膨らみがある、喉からプチプチという音がする
  11. 産卵期のメスが、羽を膨らませてうずくまっている

 

上記のような症状がないか、毎日健康チェックを行いましょう。

症状が見られた場合には、ケガや病気の可能性がありますので、様子を見ずに動物病院を受診しましょう。

 

オウム目に多く見られる疾患

 

PBFD(通称:PCD)

 

サーコウィルスによる感染症で、脂粉や糞などの空中浮遊物を吸引することで感染、伝染します。

急性、亜急性、慢性があり、羽の抜け落ちなど羽毛の異常から症状が現れることが多くあります。

放って置くと命を落とす可能性もあり、治療法としては抗生剤の投与やホルモン療法が用いられます。

 

ニューカッスル病

 

重い風邪に似た症状(咳・くしゃみ・下痢など)を起こし、悪化すると内臓機能不全を発症します。

さらには運動失調や頭部下垂を発症し、落鳥することも少なくありません。

これといった治療法がないことも、落鳥しやすい原因の一つです。

 

 


キバタンを飼う前に必ず知っておきたいこと!

 

キバタン05

 

鳥もれっきとした生き物ですから、飼ってから「やはり飼えない、返品したい」などということは、当然できません。

キバタンの迎える前に、これだけは必ず知っておきたい基礎知識を紹介します。

 

キバタンは好奇心旺盛!しっかり遊べる時間と環境の確保が必要

 

キバタンは人間に懐きやすく、好奇心旺盛で明るい性格の持ち主です。

高い学習能力を活かして、私たちを楽しませてくれる分、しっかりとした放鳥時間の確保とある程度広い環境が必要になります。

 

遊びは、鳥にとって非常に重要で、ストレス解消や飼い主さんとのコミュニケーションの向上に欠かせません。

大型な鳥ですので、ストレスなく飛ぶためには、開放感のある空間の確保も必要になるでしょう。

 

鳥にとって「暇」であることは、非常にストレスになってしまいます。

ストレスが発散できないと、毛引きや自咬みを引き起こす原因になります。

退屈することでストレスを溜めないよう、フォージングトイ(知恵おもちゃ)を利用するなど、様々な工夫をすることが必要です。

 

かじることが大好きで、色々なものを口に入れて確認する習性があるため、放鳥場所は常に危険なものを置かないなど、部屋を清潔に保つ必要があります。

また、仕事が忙しいなどの理由で、なかなか遊んであげる時間が確保できない方は、キバタンの飼育は難しいと言えるでしょう。

 

賢こく力の強いキバタンに「しつけ」は必須!

 

キバタンは非常に賢い頭脳の持ち主です。

物事を学習することができるため、きちんとしつけをしないと、手を付けられなくなってしまいます。

しっかりとトレーニングをすれば、問題行動を予防、改善することは可能です。

キバタンのように賢いオウムには、バードトレーニングにかける時間も必要です。

 

また、キバタンはくるみなど堅い殻も割ることのできる強靭なくちばしの持ち主でもあります。

本気で噛みつかれれば、大けがは免れないでしょう。

家具など木製のものを中心に、ボロボロにされてしまいますので、かじっても良いおもちゃを与えるなどの工夫も必要です。

 

脂粉(しふん)が多い

 

キバタンは脂粉が非常に多い鳥です。

脂粉とは、キバタンの体に付着している白い粉状の物質で、フケのようなものです。

主に雨から水をはじく目的があると考えられていますが、詳細は定かではありません。

 

キバタンのケージや、キバタンがいた場所は、真っ白になってしまうほど多くの脂粉が舞い落ちます。

脂粉はキバタンが健康である証ですので、避けて通ることはできません。

 

しかし、喘息やアレルギーのある方を始め、肺の弱い方は健康に悪影響を及ぼす場合がありますので、飼育する際には注意が必要です。

また、健康な方であっても、毎日細やかな掃除や、空気清浄機の設置は必須です。

 

専門情報が少ない

 

ペットを飼育するうえで、欠かすことのできないのが「情報」です。

人気のあるペットであれば、飼育書やインターネットで疑問質問を解決することが可能です。

しかし、キバタンはペットとして飼育されることがまだ少ないため、正確な情報を入手しにくいことが難点です。

 

家族として迎え入れる前に、飼育してから分からないことや問題が起こった際に、相談できる場所や人を見つけておくことも重要です。

専門の獣医やオウムを扱う飼育員を始め、インターネットなどでキバタンを飼育している仲間を見つけてみるのも良いでしょう。

 

 

「飼育放棄」が後を絶たないキバタン

 

キバタンSOS

 

愛鳥家の中では憧れの存在ともいえるキバタンですが、悲しいことに、飼育放棄が後を絶たないのも現状です。

なぜ、飼育放棄されてしまうのか、その理由として多いのが、鳴き声の大きさと長寿であることです。

 

キバタンはオーストラリアの密林で生活しているため、その広大な生息地に合わせ、鳴き声も非常に大きなことが特徴です。

「迎えた当初は大人しかったが、慣れてきてから大きな声で鳴くようになった」、という例もあるようです。

近所迷惑はもちろん、ほかの家族から苦情が来ることも十分に考えられます。

 

キバタンを飼う前には、動物園などキバタンが飼われている場所を訪問し、鳴き声の大きさを把握しておく必要があります。

そして、キバタンを購入する際には、あらかじめ室内の防音対策が必要になります。

 

もう一つの問題である寿命は、飼い主さんのほうが先に高齢や病気などで飼育できなくなってしまうことが多く報告されています。

飼育下でのキバタンは、50年以上生きる大変長寿な鳥です。

一人ではキバタンが寿命を全うするまで飼い切ることは、なかなか難しいと言えるでしょう。

更に大型の鳥であることや、鳴き声の大きさなどから、簡単に譲渡できる生き物でもありません。

 

飼い主に飼育放棄されたキバタンは、保健所や鳥の保護団体によって保護されます。

しかし、大切な飼い主さんに見放されたことや、環境の変化などで、毛引きや自咬み、食欲不振などを引き起こし、弱ってしまうものも少なくありません。

キバタンと暮らすには、長い付き合いになることを前提に考え、飼う前には隣近所やほかの家族の協力や了解を得ることも必要となります。

 

 


キバタンの魅力・飼い方まとめ

 

kibatanmatome

 

大型な白色オウムであるキバタンは、オーストラリアの広大な土地に生息しています。

人懐っこく、陽気で明るい性格で、おしゃべりをすることもできます。

 

大変魅力的なキバタンですが、長寿であることや、鳴き声の大きさなどから、飼育するには徹底した環境作りが必要となります。

脂粉の掃除や放鳥時間の確保など、1日にかかる世話の時間は少なくはないでしょう。

 

手間暇のかかるキバタンですが、お迎えする方は年々増えています。

それほどキバタンは、私たちを楽しませ、癒しをくれる魅力的な生き物です。

 

その一方で、飼育放棄が後を絶たないことも現状です。

キバタンを飼うには、長い期間と様々な対策が必要となりますので、安易に購入できる生き物ではありません。

 

キバタンは動物園や、鳥カフェなど公共の施設でも飼育されていて、中には触れ合える場所も存在します。

無理にお迎えするのではなく、そのような場所へ足を運んでみるのも良いでしょう。

 

また、飼育放棄されたキバタンは、保護施設が里親募集をしていることもあります。

保護施設などを訪問し、里親としてお迎えを検討するのも良いでしょう。


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