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ヤモリの飼い方






ヤモリといえば、民家に棲みつくことで知られ、家を守ってくれる生き物として身近な存在です。
しかし、ペットとしての姿はあまり知られていないのではないでしょうか?

実は、自宅での飼育に向いている上、見た目も可愛らしいので夢中になる人が続出しているのです!

今回は、そんなヤモリについての基本的知識に加え、具体的な飼い方までを、一気にご覧頂きます。
本記事をご覧になって、ヤモリを飼いたい!とお思いになる方が、一人でも増えれば幸いです。

4. ヤモリの飼い方 ~③特徴は?~

 

 

ヤモリは、多くの大陸に生息しています。

②の項目でご紹介しているヤモリの原産地はアジアやアフリカでしたが、実は  南極大陸以外の全ての大陸  に生息しているのです。

 

世界中で、多くの人々にとって身近な生き物であるといえそうです。

さらに近年では、ペットとしての飼育が楽しまれるようになったため、より身近になったといえるでしょう。

種類によっては、爬虫類特有の触れ合い  「ハンドリング」  (手のひらに乗せるなど)をすることも夢ではありません。

 

また、レオパード・ゲッコーのように、改良品種が生み出され鑑賞が楽しまれているヤモリも存在します。

固定化されたカラーのことを  「モルフ」  といいますが、今後ますますバリエーションが増えていきそうです。

 

さて、ヤモリの体長は様々ですが、  小さいものだと2cm未満  、  大きいものだと40cm以上  となります。

ペットとして飼育しやすいヤモリとしては、10~20cmくらいといったところでしょうか。

 

また、多くのヤモリは  夜行性  です。

(昼行性の  ヒルヤモリ属  のヤモリなど、例外はあります。)

 

さらに、一部のヤモリ(レオパなどのトカゲモドキ)を除き、  瞼がありません。

ヤモリと混同されることもあるトカゲは瞼があるので、見分ける際に役に立つかもしれませんね。

 

それにしても瞼がないなんて、目が乾燥してしまわないの?と思われるかもしれませんが、大丈夫です。

なんと、眼球の表面が透明なウロコで覆われており、乾燥から守られているのです。

(ちなみに、ヘビもそのようです。)

 

ときどき、舌で目の表面をなめて、掃除をしているようですよ。

 

gecko

 

もしヤモリを見かけることがあったら、目のまわりを観察してみるとおもしろいかもしれません。

とはいえ、よく壁の高いところに張りついていますので、見えにくいかもしれませんね。

 

そういえば、どうしてヤモリたちは壁から落ちずに張りついていられるのでしょうか?

 

その答えは、足裏の構造にあります。

 

gecko

 

ヤモリたちの足の指の裏には、  趾下薄板(しかはくばん) と呼ばれるものがあります。

これは何かといいますと、肉眼で見えないくらい細かな毛の集合体のようなものです。

 

この趾下薄板の原子と壁の原子が引き合うことで、ヤモリは壁にぴったりとくっつくことができるのです。

(この現象を、ファンデルワールス力というそうです。)

 

この現象のおかげで、ヤモリたちは壁を器用に登ったりできるんですね。

飼育の際に、ケージの壁を登って脱走してしまうことも多いようですから、細心の注意が必要です。

 

また、ヤモリはトカゲ同様  自切 (自分のしっぽを切ること)をします。

危険を感じたときなどに、しっぽを切って逃げるのです。

 

しっぽはしばらくすると再生しますが、色や大きさによって自切後のものであることが分かります。

飼育の際には、ヤモリが自切してしまわないよう、大切に扱いたいですね。

 

もうひとつ、ヤモリの特徴をあげるとすれば、  鳴き声をあげる種類がいる  ということでしょうか。

例としては、②の項目でご紹介した  トッケイ がいます。

トッケイの鳴き声は幸福を呼ぶこともあるようです。

 

爬虫類で鳴き声をあげるのは珍しいことのようですが、私たちに身近な  ニホンヤモリ  も鳴くことがあります。

 

荒野や森に生息するヤモリもいますが、民家で暮らすイメージのあるヤモリはとても身近な存在です。

守り神であったり、幸せを呼んだりしてくれる存在であるのも頷けますね。

 

 

5. ヤモリの飼い方 ~④性格は?~

 

gecko

 

ヤモリはとても  臆病  で  繊細  だといわれています。

ペットとして迎え入れても、慣れないうちは餌を食べてくれないこともあるようです。

 

そのような場合でも、焦らずじっくりヤモリと向き合いましょう。

慣れてくれますと、種類によっては「ハンドリング」という触れ合いをしてくれます。

(レオパなどのヤモリです。)

 

具体的には、手の上に乗せたりして触れ合いを楽しむことができるようです。

ただし、過度な「ハンドリング」はヤモリにストレスを与えてしまうことがあるので、注意しましょう。

 

適切な距離を保ちつつ、「ハンドリング」ができる種類でしたらときどき触れ合いを持ちましょう。

神経質  な面もありますので、びっくりさせたり、怖がらせたりしないことはもちろんです。

 

飼育ケースの中に隠れ家となる岩(シェルター)や、流木などを設置してあげると良いですね。

素早い動きのヤモリが多いので、お世話の際には脱走などさせないように充分気をつけましょう。

 

また、ほとんどのヤモリは上記のような臆病な性格をしていますが、 中には気性の荒いものもいます。

トッケイ などがその良い例で、飼い主さんに向かってくることもあるようです。

 

ほかの種類のヤモリでも、オス同士でケンカをしたりすることがあります。

性格には個体差がありますから、飼育の前によく見極めておきたいですね。

 

 


6. ヤモリの飼い方 ~⑤寿命は?~

 

 

ヤモリの寿命は、種類で差もありますが  5年~10年前後  のようです。

中には、10年以上生きるヤモリもいるようで、30年近く生きた個体もいるそうです。

 

いずれにしても、長く一緒にいられるようにしっかりお世話したいですね。

お迎えするからには、10年後もきちんとお世話をしてあげるつもりで飼育に臨みましょう。

 

また、以下に本記事でご紹介しているヤモリのだいたいの平均寿命をお載せ致します。

個体差があるので、飽くまで目安としてご覧ください。

 

・ニホンヤモリ  …10年前後(飼育下では5年未満とも)

・ヒョウモントカゲモドキ(レオパード・ゲッコー)  …10年前後

・ヨツメヒルヤモリ  …5~10年前後

・トッケイ  …5年前後

・オウカンミカドヤモリ(クレステッド・ゲッコー)  …10年前後

 

 

7. ヤモリの飼い方 ~⑥かかりやすい病気は?~

 

gecko

 

大切にお世話をしていても、突然体調が悪くなってしまうことはあるものです。

そんなときに慌てないためにも、日頃からペットの病気について知識を付けておくと安心ですよね。

 

ここでは、ヤモリのかかりやすい病気や気がかりな状況から、代表的なものを  5種類  ご紹介致します。

ぜひ、日頃の健康チェックの際などに参考にしてみてください。

 

・クル病

 

・原因…  カルシウム  、  ビタミンD  の不足などによる栄養障害によって引き起こされます。

ヤモリが最もかかりやすい病気、といっても過言ではありません。

・症状…動きが鈍くなり、食欲不振になります。末期になると、尾に異常が見られます。

・対策…栄養バランスの良い餌を与えるほか、サプリメントなども併用すると良いでしょう。

保温も大切です。

 

・ビタミンB欠乏症

 

・原因…  ビタミンB  の不足などによる栄養障害によって引き起こされます。

・症状…動きが鈍くなり、行動異常が現れます。

腹部が膨らんだり、麻痺や痙攣なども起こるようです。

・対策…栄養バランスの良い餌を与えるほか、サプリメントなども併用すると良いでしょう。

 

・脱水

 

・原因…水分の不足により起こります。

・症状…衰弱した様子が見られたり、食欲不振が見られます。

・対策…飼育ケース内に、霧吹きなどでこまめに水分を与えましょう。

(水入れからは水を飲まないヤモリが大半のようですので、注意です。)

水分を多く含む餌を与えても良いです。

 

・脱皮不全

 

・原因…保温のしすぎや栄養失調、脱皮中のなんらかのトラブルにより起こります。

・症状…脱皮がうまく完了できず、体表に残ってしまいます。

・対策…保湿をし、様子を見ます。  無理矢理はがそうとしてはいけません。

何度も脱皮不全が起こるようであれば、動物病院などに相談するのも良いです。

 

・自切

 

・原因…なんらかの外的刺激による自切が多いようです。

・症状…尾が切れてしまいます。

・対策…尾は栄養を蓄える部分でもありますから、普段より多めに餌を与えます。

尾が切れてしまった部分に、とがったものなどがあたらないように気をつけましょう。

 

 

一見丈夫に見えるヤモリたちですが、実はとても繊細な生き物です。

飼い主さんがしっかりお世話をして、ヤモリたちの健康管理に努めてあげてください。

 

お飼いのヤモリさんのことで少しでも不安なことがある場合は、一人で抱え込まずに、すぐに動物病院へ連れていきましょう。

 

 

本ページでは、ヤモリについての4つの基本データを押さえることができました!

次のページではいよいよ、飼育時の具体的な情報をご紹介致します!

最後に、全項目のおさらいもできますので、ぜひご覧ください!


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