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猫を飼うなら知っておきたい!猫がのどをゴロゴロ鳴らす理由とは?
猫を飼うと必ずしも体験するのがこれです。
急にのどをゴロゴロ鳴らしながら、猫が近付いてきたことはありませんでしょうか。
このゴロゴロの理由は明確に解明されておりませんが、下記の3つの説が上がっています。
※中でも1つ目が有力だと言われています。
ドイツ人の動物学者であるパウル・ライハウゼンはこう唱えました。
猫がのどをゴロゴロ鳴らすことに関して、幸福感や安心感を抱いているからだとしています。
その理由は、ライハウゼンが発見した事象として、子猫が母親のおっぱいを飲んでいるときに、ゴロゴロと鳴いていたことと関係しています。
上記のことから、ライハウゼンは子猫がゴロゴロとのどを鳴らしていたのは、母親に幸福感や安心感を伝えるためだと仮説立てました。
この説が今でも有力なものとなり、現在は知れ渡っています。
イギリスにあるサセックス大学の研究チームが発表した説は、ライハウゼンが唱えたものとはまた別のものでした。
それは、猫が何かを要求するときにゴロゴロとのどを鳴らすということです。
猫を飼っている人も、初めて猫のゴロゴロを聞いたときは、「何か求めているのかな?」と感じ、あれやこれやと接していたかもしれません。
そもそも、それは猫がゴロゴロの際に何かを要求していたとする説です。
カリフォルニア大学デービス校の研究チームは、上記2つとはまた違う説を唱えました。
それは、骨密度を維持するために猫はのどをゴロゴロ鳴らしているということです。
初めて聞くと「え?どういうこと?」と思う方も多いかもしれません。
猫がのどをゴロゴロ鳴らすときの周波数を研究チームが調べた際、なんと25ヘルツでだいたい固定されているという点に着眼しました。
この25ヘルツという周波数が、骨に行き届いて刺激し、骨に含まれる細胞が活性化され、骨密度を維持しているという結論に至ったのです。
猫を飼うなら知っておきたい!猫がのどをゴロゴロ鳴らすその他の理由とは?
ここでは更にもう2つの説をご紹介したいと思います。
1. 気持ちを落ち着かせるため
猫が興奮状態になったりしたときや、怒ったとき、驚いたときなど、自身の気持ちを落ち着かせるためにのどを鳴らすとする説です。
ゴロゴロ鳴らすと同時に、自身の体を舐める、いわゆるグルーミングもすることが多いと言われています。
2. 死期が近付いているとき
死期が迫ってきたり、病気で重篤になったり、怪我をしたりした際、猫はのどをゴロゴロ鳴らすと言われています。
猫のゴロゴロは、先述したように周波数が25ヘルツ程度であることが多く、骨密度の維持に役立ったり、体力の回復に繋がったりしているとされています。
そのため、この理由でゴロゴロとのどを鳴らすときは、自身の治癒力を高めているとも言えます。
猫がのどをゴロゴロ鳴らすのって、そもそもどうやって鳴らしてるの?
これに関してはのどをゴロゴロ鳴らす理由と同じく複数説出ていますが、その中でも喉頭筋説というものが有力とされています。
喉頭筋説とは、喉頭の筋肉が細くけいれんして、声帯の間にある声門を振動させることによってゴロゴロ鳴らしているとする説です。
なお、面白いことにネコ科の他の動物である、ライオン、トラ、ヒョウなどはのどをゴロゴロ鳴らさないことで知られています。
猫のゴロゴロは、猫とコミュニケーションを図る上で、絶対に必要な知識です。
状況に応じたゴロゴロから、今猫がどのように感じているかを察知しようとし、 明るい猫との共同生活に繋げて頂ければ幸いです。
公開日 : 2016/03/13