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鮮やかな色合いが魅力的な小鳥「コキンチョウ」の特徴や飼い方を解説






あなたは「コキンチョウ」という、とてもカラフルで美しい小鳥を知っていますか?
彼らはオーストラリアのみに生息する野鳥ですが、その美しさから世界中でペットとしても愛されています。

コキンチョウ最大の特徴は、まるで絵具で塗ったような鮮やかな羽の色です。
小鳥の愛好家の間では有名で、その美しさから1度飼ってみたいと憧れる方も少なくありません。

本記事ではそんなコキンチョウについて、生態や寿命、ペットとして飼育する方法などを解説していきます。

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【目次】鮮やかな色合いが魅力的な小鳥「コキンチョウ」の特徴や飼い方を解説

 

コキンチョウの生態

分布

大きさ

鳴き声

食性

特徴

繁殖

寿命

コキンチョウの生態まとめ

コキンチョウはペットとして飼えるのか

コキンチョウの購入方法

コキンチョウの値段

コキンチョウの飼い方

コキンチョウのエサ

ケージ(鳥カゴ)

エサ入れ・水入れ

止まり木

つぼ巣・コキン巣(巣箱)

おもちゃ

ヒーター(保温機器)・温度計

コキンチョウを飼育する際の注意点

1. 寒さに弱いことを知っておく

2. 手乗りにするのは難しいことを知っておく

3. 事前に動物病院を探しておく

野生のコキンチョウが置かれた状況

さいごに

 

 


コキンチョウの生態

 

右を向くノーマルアカコキン

 

コキンチョウは 「鳥綱 スズメ目 カエデチョウ科」 の鳥です。

カエデチョウの仲間には、ペット人気の高い「 文鳥 」も含まれています。

 

この項目では野生も絡めて、コキンチョウの生態を解説していきます。

 

分布

 

緑の中にいるコキンチョウ

 

コキンチョウはオーストラリアの北部のみに生息しています。

野生に生息する個体は数が減ってしまい、様々な保護活動が行われています。

 

大きさ

 

コキンチョウの大きさ

 

コキンチョウの体長は性別を問わず、11~12.5cmほどです。

体重は20g前後で、文鳥と同じくらいかやや小さいくらいのサイズ感です。

 

鳴き声

 

 

コキンチョウは 「ピピピ」「ピヨピヨ」 といった、澄んだ声で鳴きます。

他のフィンチ類(カナリアや文鳥など)と比較すると鳴き声は控えめですが、全く鳴かないということはありません。

 

食性

 

餌をくわえるコキンチョウ

 

コキンチョウは草食性の強い、雑食性の鳥類です。

植物の種子や穀物を好んで食べますが、野生では昆虫を食べることもあります。

 

特徴

 

コキンチョウ3羽
左から「クロコキン」、「アカコキン」、「キコキン」

 

コキンチョウ最大の特徴は、とても鮮やかでカラフルな羽の色です。

コキンチョウの色について知るために、まずコキンチョウの原種(ノーマル)について説明していきます。

 

コキンチョウは頭の色は、基本的に赤色・黒色・黄色のいずれかになります。

そして赤頭の個体は 「アカコキン」 、黒頭は 「クロコキン」 、黄頭は 「キコキン」 と呼ばれています。

遺伝の関係からアカコキンが最も数が多く、逆にキコキンが最も少ないことが知られています。

 

ノーマルコキンチョウと呼ばれるのは、上記3種類の頭の色の周りに黒色と水色が入り、腹が紫色と黄色、背中が緑色という配色のコキンチョウです。

 

コキンチョウはノーマル以外にブルーやシルバー、パステルカラーなど様々な色変わり種がいます。

しかし、いずれのカラーもノーマルの色合いを基本に、色素が欠乏することによって色変わりになります。

 

色の組み合わせや濃淡の数が無数にあるため、一目でコキンチョウだとわからないような変わった色合いの個体が生まれることもあります。

 

繁殖

 

コキンチョウのヒナ
コキンチョウのヒナ

 

コキンチョウ(コキンチョウ)の繁殖は、9月~4月頃に行われます。

1回に産む卵の数(産卵数)は5~6個ほどで、卵は2週間ほどでふ化します。

その後ヒナは22~25日ほどで巣立ちますが、コキンチョウは子育てが上手くないことで知られています。

 

特に飼育下では卵を産んで温めない、あるいはヒナを巣の外に捨ててしまうことが少なくありません。

自分で卵を温めない場合は ジュウシマツ に仮母となってもらい、卵を育ててもらうと良いでしょう。

 

ジュウシマツ
「ジュウシマツ」

 

本気でコキンチョウの繁殖を目指す場合は、コキンチョウのペア1組に対してジュウシマツのペアを最低でも10組(多い方が望ましい)用意した方が良いとされています。

 

その理由は、卵を抱いているジュウシマツでないと、仮母になってもらうことが出来ないからです。

コキンチョウがいつ産卵するかわからないため、常に卵を抱いているジュウシマツのペアがいる状態にしておくのが理想という訳です。

 

なお、コキンチョウのヒナの口の端には、宝石やライトのように光る不思議な器官があります。

この器官は光を反射して目立つため、巣の中で親からエサをもらう時に役立つと考えられています。

 

一度見たら忘れられないインパクトを持つこの器官は、成長に従って目立たなくなり、成鳥になると消失します。

 

寿命

 

コキンチョウの飼育方法、寿命

 

諸説がありますが、コキンチョウの寿命は5~6年ほどだといわれています。

飼育難易度がやや高いため、寿命を待たずに死んでしまうことも少なくないようです。

 

コキンチョウの生態まとめ

 

分類:鳥綱 スズメ目 カエデチョウ科

学名:Chloebia gouldiae

英名:Gouldian finch

別名:レインボーフィンチ

分布:オーストラリア北部(固有種)

大きさ:

体長・11~12.5cmほど
体重・20gほど

鳴き声:「ピピピ」「ピヨピヨ」など

食性:草食性の強い雑食性

繁殖:

産卵数:1回に5~6個
ふ化までにかかる日数:2週間ほど

寿命:5~6年ほど

 

 

コキンチョウはペットとして飼えるのか

 

オレンジ頭のコキンチョウ

 

コキンチョウはペットとして飼育できます。 

この項目ではコキンチョウの購入方法および、その値段について解説します。

 

コキンチョウの購入方法

 

 

コキンチョウは、ペットショップや鳥の専門店などから購入できます。

 

ただしセキセイインコや文鳥のように、常に販売されているとは限りません。

事前にコキンチョウの扱いがあるのか、扱いができるのか確認しておいた方が良いかもしれません。

 

事情があって里親を探している方がいる可能性もあるため、里親募集サイトをチェックしてみても良いでしょう。

 

コキンチョウの値段

 

右足に青い足環が付いたコキンチョウ

 

コキンチョウは1匹あたり、1~4万円ほどで販売されています。

性別によって価格が大きく異なり、メスはオスの倍ほどの値段が付けられていることもあるようです。

 

 


コキンチョウの飼い方

 

腹ばいになっているように見えるコキンチョウ

 

この項目ではコキンチョウを飼育する際に必要な物と、その理由を説明していきます。

 

コキンチョウのエサ

 

 

コキンチョウの主食には、殻付きの穀物が入った小型フィンチ用の配合飼料を与えましょう。

副食には新鮮な小松菜やチンゲン菜、豆苗などを毎日与え、カルシウムやミネラル補給のためにボレー粉や塩土、卵の殻なども欠かさずに与えます。

 

繁殖を目指す場合はこれらのエサに加え、栄養価の高い粟玉(ムキアワに卵の黄身をまぶしたエサ)やエッグフードも与えましょう。

 

ケージ(鳥カゴ)

 

 

コキンチョウの住まいとなるケージには、小鳥用のケージを使用します。

ペアで飼育する場合は最低でも幅と奥行き、高さが全て40cm以上あるものを選ぶと良いでしょう。

 

エサ入れ・水入れ

 

 

エサ入れや水入れは、ケージに取り付けられるプラスチック製やステンレス製の物を使います。

コキンチョウが使いやすいサイズであることはもちろん、取り付けやすく洗いやすい物を選ぶと良いでしょう。

 

エサ入れはボレーや違う種類のエサを入れるように、複数個用意しておくと便利です。

 

止まり木

 

 

止まり木は、コキンチョウにとって休息や食事の場所になる大切な物です。

 

コキンチョウが安心して止まれるように、太すぎず細すぎないサイズの物を選んであげてください。

太さは円周に対して、鳥の足が3分の2くらいまわるサイズが良いと言われています。

 

止まり木は何かと汚れやすいため消耗品と考え、様子を見ながら交換してあげると良いでしょう。

 

つぼ巣・コキン巣(巣箱)

 

 

コキンチョウの繁殖を目指す場合は、ケージにつぼ巣(コキン巣)を設置・固定します。

ケージの中にはつぼ巣に加えて、巣材となる巣草やティッシュをケージの中に入れておきましょう。

コキンチョウは巣材があれば器用に巣を自分好みに作り替え、子育ての環境を整えます。

 

なお、繁殖を目指さない場合に巣箱が必要かどうかという点は、人によって意見が分かれます。

巣箱に入ると暖かいという理由で巣箱を設置している方がいれば、メスに卵を産ませたくない(体力の消耗を防ぐために)という理由からあえて巣箱を設置していない方もいます。

 

おもちゃ

 

 

インコやオウムの仲間と違い、コキンチョウにおもちゃは必須アイテムと言う訳ではありません。

遊ぶかどうかは個体差が大きいものの、小さめで足を挟まないような作りのおもちゃがあれば、設置してみても良いでしょう。

 

ヒーター(保温機器)・温度計

 

 

一般的にコキンチョウに適する温度(適温)は、15~30℃だといわれています。

 

かつてのコキンチョウは低温に弱く、寒くなるとすぐに落鳥(死ぬこと)してしまいました。

しかし、日本国内で長年ペットとして飼育され、繁殖を重ねていくうちに日本の気候に適応できる個体が増えてきています。

 

そうとはいえ、低温での飼育は、コキンチョウの体に負担をかけることに変わりはありません。

飼育に自信がない場合やコキンチョウの体力が低下している場合は、室温を20℃以上に保つことをおすすめします。

 

夏場はエアコンを、冬場はエアコンとペット用ヒーターを使用して常に室温を保つように心がけてください。

 

 

コキンチョウを飼育する際の注意点

 

ブルーのコキンチョウ

 

コキンチョウの飼い方を説明した後は、飼育する際の注意点を3つ紹介します。

 

1.  寒さに弱いことを知っておく

 

コキンチョウの飼育方法、寒さ対策

 

コキンチョウは本来、温暖なオーストラリアに生息している野鳥です。

そのため「ヒーター・温度計」の項目でも書きましたが、寒さに弱い傾向があることを知っておいてください。

 

なお、日本産の個体はやや寒さに強いといわれていますが、海外産の個体は寒さに弱い可能性があります。

できればお迎えをする時に、どこで繁殖されたものか確認しておくと良いでしょう。

 

2.  手乗りにするのは難しいことを知っておく

 

 

コキンチョウはインコやオウムと比べると大人しく、人間に対して臆病な傾向があります。

 

そのため、ヒナから育てても、手乗りに仕立てることは難しいと言われています。

成鳥を迎えた場合は、手乗りになるまで慣らすことはほぼ無理だと考えておいた方が良いでしょう。

 

その上コキンチョウのヒナは死亡率が高いため、ヒナの状態で購入することは勧められません。

 

しかし、稀にヒナの頃から人に慣らした、手乗りコキンチョウが販売されていることがあります。

手乗りのコキンチョウが飼いたいという方は、そういった個体を迎えると良いでしょう。

 

3.  事前に動物病院を探しておく

 

 

実はコキンチョウのような小鳥に詳しく、的確な診察ができる動物病院は多くありません。

できればコキンチョウを迎える前に、小鳥の診察ができる動物病院を探しておくことをお勧めします。

 

特にコキンチョウのような野性味を残した生き物は、体調不良を隠そうとする傾向があります。

「おかしいぞ」「何かの病気かな?」と思ったら、すぐに対応できる状態にしておきましょう。

 

 


野生のコキンチョウが置かれた状況

 

 

ペットとして人気の高いコキンチョウですが、実は野生においては絶滅の危機に陥ったことがあります。

 

野生のコキンチョウはオーストラリアの北部にある、森林やサバンナに生息しています。

そんな彼らの生息地は家畜(ウシなど)の牧草地にするため、切り開かれて破壊されてしまいました。

 

また、頻繁に発生する火災によって巣やエサ、ヒナが焼かれてしまい、多くのコキンチョウが命や住みかを失ってしまったのです。

 

さらにペットとして販売するための乱獲、外来種のダニの蔓延など様々な要因が重なりました。

そしてコキンチョウは、一時レッドリストの絶滅危惧種(EN)にも指定されるほど数を減らしてしまったのです。

 

コキンチョウを飼う上での注意点

 

その後、コキンチョウを守ろうという動きが広がり、野生のコキンチョウの捕獲や海外への輸出は原則禁止され、数を増やすための人工的な繁殖と放鳥など保護活動が行われました。

その結果ある程度生息数が回復し、レッドリストのカテゴリーは近危急種(NT)に引き下げられました。

 

なお、ネット上では今でもコキンチョウが日本国内で流通禁止になるという情報が見受けられます。

しかし、コキンチョウは国内で繁殖させた個体であれば、問題なく販売・飼育することが可能です。

 

※かつては譲渡に許可が必要でしたが、平成29年1月2日に環境省において省令の改定が行われています。

 

 

さいごに

 

餌の上にいるパステルカラーのコキンチョウ

 

オーストラリア原産の小鳥、コキンチョウについて解説してきました。

 

非常に美しいコキンチョウは小鳥、特にフィンチ類を飼う人にとっては憧れの存在です。

しかし、その飼育や繁殖はやや難しく、コツが必要なことが伝わったでしょうか。

 

もしコキンチョウを自宅に迎えたら、暖かい部屋でたっぷりの愛情を注いで育ててあげてください。

その性格からベタ慣れになることは難しいかもしれませんが、彼らなりの慣れ方で飼い主に愛情を返してくれることでしょう。


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