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4. 乗る前にトイレを済ませ、ごはんは出発の2〜3時間前に終わらせておく
犬を飼ったら、車で色んな所にお出かけしたくなりますよね。
「うちは車が無いからなぁ…」という飼い主さんは、ペット乗車OKのレンタカーを借りるという方法もあります。
レンタカーの場合はクレートに入れる必要がありますが、普段の行動範囲を大きく越えたお出かけが出来るのでとてもおすすめです。
犬を車に乗せる機会というのは、遊びに行くときだけではなく、病院に連れて行くときなど様々な場面で出てくると思いますが、出来る限り犬にも快適に乗っていてもらいたいですよね。
安心安全に車に乗せる方法を知ったうえでお出かけをして、犬との思い出をたくさん作っていきましょう。
車に乗ったことが無い犬は、お出かけをする前にまずは車に慣らせる必要があります。
最初はエンジンを止めた状態で一緒に乗り、車が怖い空間ではないことを覚えてもらいましょう。
次に、近所を一周するなど短時間のドライブをしてみます。
犬が車酔いをしていないか、極端に怯えていないかを確認しながら、少しずつドライブの時間を長くするのがポイントです。
犬を車に乗せる方法は、クレートに入れて乗せる・直に乗せるという方法があります。
それぞれのメリットや注意点をご紹介しますので、快適なドライブが出来るよう自分の犬に合ったスタイルを選んでみてくださいね。
犬を車に乗せる際は、クレートを使用する方法が一番安全な乗せ方です。
運転している人も気が散らず、犬自身も余計な興奮をせずに落ち着いて車に乗ることが出来ます。
カーブや発進の際にクレートの中で転がってしまう心配が無いよう、犬のサイズに合ったクレートを使用しましょう。
中にタオルを数枚敷いてあげると、犬自身も安定感を得られるのでおすすめです。
犬を後部座席に乗せる場合、ペット用ドライブシートを敷くのがおすすめです。
犬を車に乗せるとどうしても車内に毛や土埃が付いてしまったり、爪でシートを傷つけてしまうことがあるので、車を保護するという意味でシートはとても役立ちます。
車のシートに付いた泥汚れや、隙間に入った毛や土ってなかなか取れないですよね。
犬がうっかり粗相をしてしまった時もペット用ドライブシートは防水なので、シートに染み込まずお掃除も簡単なのが嬉しいポイントです。
後部座席に犬を乗せる時は、必ずペット用シートベルトやリードを使って犬を繋ぐようにしましょう。
犬をフリーにしておくと、ドアを開けた瞬間に飛び出してしまったり運転している人の邪魔になったりと、危険なことがたくさんあります。
また、急ブレーキをかけた瞬間に前に突っ込んでしまう可能性もあるので、事故にならないよう犬は必ず繋ぎましょう。
犬をペット用シートベルトやリードで繋がずに、フリーで乗せている車を見かけることはありませんか?
実は犬をフリーにしていたり膝の上に乗せていると、道路交通法第55条第2項に抵触してしまうので注意してください。
車両の運転者は、運転者の視野若しくはハンドルその他の装置の操作を妨げ、後写鏡の効用を失わせ、車両の安定を害し、又は外部から当該車両の方向指示器、車両の番号標、制動灯、尾灯若しくは後部反射器を確認することができないこととなるような乗車をさせ、又は積載をして車両を運転してはならない。(出典: 道路交通法 )
犬が自由に動ける状態にあると、運転者の視野やハンドル操作を妨げる恐れがあるため、車内で犬は繋いでおかなければならないのです。
うっかりフリーにしていて違反点数や罰金にならないようにしましょう。
「買い物のあいだ少しだから」「ご飯食べるあいだ待っててね」など、犬を車内に置いたまま車を離れてしまう人は多くいます。
コンビニに寄る2〜3分ならまだしも、長時間の置き去りは絶対にやめましょう。
夏場は特にですが、密閉された車内はとても高温になりますよね。
仮にエンジンをかけてエアコンを付けたままであっても、犬は自分のタイミングで窓を開けることが出来ないため、車内換気が出来ず息苦しくなってしまいます。
最悪の場合、車に戻ったら亡くなっていたということも十分に起こり得るので、犬を連れて出かける際は絶対に置き去りにしないようにしてください。
車が大好きな犬は、窓から顔を出したがります。
鼻先に当たる風を楽しんでいる分には問題ありませんが、窓から完全に顔を出すと勢い余って窓の外に飛び出してしまう危険性もあります。
そのため、窓を開ける際は開けすぎないように注意しておきましょう。
長時間のドライブは人間だって疲れますよね。
犬も慣れない車に乗っていると疲れが溜まってしまいます。
ドライブが長めになりそうな時は、事前に休憩出来るポイントを見つけておきましょう。
最近では高速道路のサービスエリアにドッグランが併設されているところもあるので、ぜひ探してみてください。
車に乗る前には軽く散歩に行ってトイレを済ませておきましょう。
犬は車に乗るとバランスが取りづらくなり、予期せぬ揺れで酔ってしまうことがあります。
ごはんは出発の2〜3時間前に終わらせておくか、時間によっては目的地に到着してから与えるようにしても良いですね。
ただし空腹時間が長すぎると胃液を吐き出してしまうので、ドライブの時間によって調整するのが良いでしょう。
犬を車に乗せるときによくある悩みをご紹介します。
悩みを解決しながら、犬と一緒に快適なドライブが楽しめるようにしましょう。
犬が車酔いをする原因は人と同じで、目で見ている景色と三半規管で感知する体の位置の情報が合致していないと乗り物酔いを起こします。
車酔いをすると吐く前にヨダレが多くなってソワソワと落ち着きが無くなるので、すぐに様子がおかしいことに気付くと思います。
まず、車酔いをしてしまう犬を乗せる場合は出発する2〜3時間前には食事を済ませておくようにしましょう。
それでも吐いてしまったり吐きたいという仕草が続いてしまうようであれば、動物病院で酔い止めの薬を処方してもらうことも出来ます。
長時間のドライブや緊張から、車の中で粗相をしてしまうこともあると思います。
もしもシートに粗相をして染み込んでしまった場合は、まずはしっかりと水分を拭き取り、水で濡らして固く絞ったタオルで汚れを落とします。
その後、消臭・抗菌に特化したスプレーをかけておきましょう。
後部座席やトランクに簡単に取り付けられる防水のドライブシートを敷いておくと、車自体を汚さずに済むのでおすすめです。
車に乗ると興奮して少量漏らしてしまうような場合は、マナーベルトや犬用のオムツを使用するのも良いでしょう。
急に知らない犬に吠えられたら誰でもびっくりしますし、運転する飼い主さんも気が散ってしまうので、車の中で吠えるのは止めさせたいですよね。
慣れない空間や景色に緊張してはじめから吠える犬や、車が大好きで嬉しさのあまり吠える犬など、吠える原因は様々です。
外に向かって吠える犬を静かにさせるポイントは「静かになったらご褒美をあげる」ことです。
吠えている最中に気を逸らそうとオヤツやオモチャを与えると、ご褒美だと勘違いしてしまうこともあるため、吠えたら犬に注意をして、静かになったらオヤツをあげます。
どうしても吠え続けるようであれば、クレートに入れて外の様子が見えなくなれば吠えなくなることがほとんどです。
後部座席の窓に目隠しをかけるのは、走行中の視界が悪くなるのでおすすめ出来ません。
車に慣れていない場合、緊張してガタガタと震えてしまうことも少なくありません。
この場合、フリーにしておくと体勢が安定しづらく余計に震えてしまうことがあるので、出来ればクレートに入れて安心させてあげましょう。
犬のサイズに合ったクレートなら犬自身も中でバランスが取りやすいので、安心して車に乗ることが出来ると思います。
筆者のチワワも後部座席に乗せると震えていましたが、クレートに入れるようになってからは緊張で震えたり吐いたりすることも無くなりました。
犬を車に乗せて出かけるときの基本的な持ち物と便利なグッズを紹介します。
この他に、自分の犬に合わせた必要なものを足して、準備万端で出かけましょう。
犬を直に乗せる際はペット用のドライブシートを敷くと、座席が汚れたり傷ついたりしにくくなります。
外で遊んでもそのまま車に乗せることが出来て、シート自体も洗濯可能なのでお手入れが簡単です。
Maxcioのシートは一部がメッシュ加工になっていて、エアコンがしっかりと後部座席まで届く設計になっているのがポイントです。
価格:2,989円
対応車種:全車種
素材:防水材料(600Dオックスフォード材料とナイロン)
車に乗ると緊張してしまう犬や酔いやすい犬は、クレートを使用するのがおすすめです。
ソフトクレートなら薄く折りたたんでの収納が可能なので、普段の保管が邪魔にならないのが嬉しいですよね。
価格:4,027円
サイズ:67×46×46cm
重さ:13.6kg
素材:塩化ビニル樹脂のフレームおよびポリエステル生地使用
シートベルトの差込口を使って繋げるペット用シートベルトなら、多頭飼育でも犬同士のリードが絡まること無く安心して使用できるのでおすすめです。
首輪への着脱が簡単なので、シートベルトは常に車に付けておくと良いでしょう。
価格:888円
サイズ:45cmから90cmまで調節可能
素材:高密度ナイロン
後部座席に小型犬〜中型犬を乗せる場合は、安定感を良くしてあげる為のドライブベッドがおすすめです。
ふんわりしたクッションは安定感があるので、カーブの際に遠心力によってよろけたりする心配も無いでしょう。
価格:4,850円
サイズ:55cm × 50cm × 30cm
素材:ポリエステル、オックスフォード
特徴:防水
車に乗るときの犬に関する必需品は、ひとつのボックスにまとめておくと便利です。
筆者もこのボックスを使用していますが、ペットシーツやトイレットペーパー、おもちゃなどを車に常備出来ているので、お出かけ前の支度がとても楽になりました。
アウトドア好きな犬のために、ケガをした時用の消毒液なども一緒に入れておくといざという時に役立ちます。
価格:1,499円
サイズ:40.8 cm × 26cm × 3.5cm
素材:ポリエステル100%
犬を車に乗せる際は、気を付けることがたくさんあります。
自分の犬にはどんな乗せ方が合っているのか、犬の様子を見ながらベストな方法を見つけましょう。
人も犬も安全にドライブが出来るように、ルールを守って楽しいお出かけをしてくださいね。
公開日 : 2019/06/10