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神秘的で、謎が多そうなイメージのあるフクロウ。
その大きな瞳で見つめられると、思わぬ愛らしさにときめいてしまいそうです。
映画『ハリーポッター』シリーズに登場し、一躍ペット界の人気者となった「フクロウ」。
もしペットとして迎え入れたとしたら、フクロウは飼い主さんになついてくれるのでしょうか?
ペットとして人気が出てきたとはいえ、フクロウを飼っている人はあまり身近にいないかもしれません。
だからこそ知りたい、フクロウがなついてくれる方法。
家族としてフクロウを迎え入れたい方のためにご紹介します。
フクロウは野性味が強く、繊細で神経質な性質をもっています。
そのため、基本的には人間にはなつかないと言われています。
しかし、それは個体差によって大きく異なるため、なつく個体もいれば全く懐かない個体もいます。
個体によって性格が違うのはフクロウに限る話ではありませんので、一概に「なつかない」と思い込まなくてもいいでしょう。
このような観点から、今回はフクロウは人間になつくことがあるという前提でお伝えしていきます。
先述したように、全てのフクロウが人間になつくわけではありません。
しかし、フクロウの生態や性格、飼育方法などをよく理解しておくことで、フクロウがなついてくれる可能性は高くなります。
そこでここからは、フクロウになついてもらうために知っておきたい知識をご紹介します。
フクロウ自体の個体差に左右される部分が大きいのですが、それでもある程度の関係性を築くことでなついてくれる可能性はアップします。
なつくというよりも「慣れる」に近いところがあるものの、全くなつかないよりは共同生活がぐっと楽しくなるはずです。
まずはなついてもらうことよりも、フクロウに慣れてもらえるよう頑張ってみてください。
第一関門としてフクロウがなつく条件は上記の3つとなります。
毎日餌をあげて、できるだけ側で過ごし、優しく扱ってあげることは絶対条件として覚えておいた方がいいでしょう。
フクロウ自身が飼い主さんに対してこの3つを認識できれば、飼い主として認めてくれるようになるはずです。
ただし、飼い主さんに対してはあくまでも同居人レベルの認識しかありませんので、まだこの段階では無理をしないようにしてください。
フクロウとの距離感を大切にしてあげることも、フクロウとの関係性をいい状態にしておく秘訣でもあります。
世界中に生息しているフクロウの種類は250種類以上です。
その中でも、比較的人になつきやすいと言われているフクロウもいます。
フクロウを飼育したいと考えているのであれば、最初から人になつきやすい性質のフクロウを選ぶことも重要です。
人になつきやすい種類であれば、最終的になつくとまではいかなかったとしても、比較的飼育が容易になる可能性もありますので、ぜひ参考にしてみてください。
人になつきやすいと言われているフクロウは、この3種類となります。
どのフクロウも20~30㎝程度のサイズにしかならないこともあり、家庭での飼育がしやすいことでも人気の種類です。
オススメに名前があがるのはサイズだけが理由ではなく、穏やかで温和な性格であることもあげられます。
ただし、小さい固体であるが故の神経質さや臆病さもありますので、慣れてなついてくれるまで焦りは禁物です。
時間をかけてゆっくりと距離を縮め、フクロウとの関係性を良くしていってください。
フクロウは獰猛で野性味あふれる怖そうな印象がありますが、実は全体的にみると温和で穏やかな性格をしています。
しかし、繊細で臆病な部分が強いので、接し方次第では飼い主さんを敵として認識してしまうことも珍しくありません。
そうなると、なつくどころか慣れてもらうことも難しくなってしまいます。
ところが、一度飼い主さんを認識し、なついてくれたら最高です。
人になついたフクロウは大変愛らしく、飼い主さんもメロメロにしてしまいます。
撫でてもらおうと飼い主さんの手にすり寄ってきたり、甘えた声で鳴いたりします。
飼い主さんの手のひらに乗って、幸せそうにうたたねしている姿を見ることもできることがあります。
それはフクロウが飼い主さんを特別な存在として認識している証です。
大きな真っ黒な瞳で、飼い主さんをじっと見つめて甘えてくる姿は、きっとこの上ない可愛らしさとなることでしょう。
ここからはフクロウを家族として迎え入れる上で、どうすればなついてもらえるかについてご紹介します。
すでにご紹介しているとおり、「餌をあげる」「一緒に過ごす」「危害を加えない」という3つを守ることから始めていきましょう。
家族ぐるみで飼育する場合は、時間によって餌をあげる人が交代することもあるかもしれません。
フクロウの個体にもよりますが、餌をあげる人が頻繁に変わると、慣れるまでに少し時間がかかるかもしれません。
フクロウと飼い主さん、一対一でも関係性を築くのに時間がかかります。
複数で飼育する場合は、さらに時間がかかることを念頭に置いておき、焦らずにフクロウとの関係性を深めていってください。
注意してほしいのは「危害を加えない」という項目です。
訓練は可能ですが、フクロウはしつけができないペットとして有名です。
しつけと思って飼い主さんがフクロウに何かを強いると、たちまちフクロウはご機嫌を悪くしてしまうこともあります。
それはフクロウにすると、「しつけ」=「危害を加えている」という図式として成立してしまうことがあるからです。
しつけや訓練を行う際は、フクロウに無理がないように細心の注意を払ってあげましょう。
慣れてもらうための項目の中に「一緒にいる時間を作る」とあります。
そこで日中はお仕事などで家を空けている場合、帰宅したらできるだけフクロウの近くにいてあげてください。
ケージで飼育しているのであれば、ケージの近くに。
一室まるまる使用して飼育しているのであれば、その部屋の中に。
フクロウのテリトリーの中にいる時間が多いほど、フクロウは飼い主さんを危害を加えない人として認識していきます。
ここでもフクロウの機嫌を損ねないため、迂闊に触りすぎたり、激しい音を立てたり、急に動いたりしないように注意してください。
臆病で繊細なフクロウは、大きな音や突然動くものに恐怖を感じます。
それはつまり、危害を加えられていると思ってしまう可能性があるということです。
一緒にいる時間をできるだけ作り、長く過ごすことでフクロウとの関係性を構築することができます。
それを見越し、フクロウをヒナの段階から飼いはじめるという方法もあります。
成鳥から飼育するよりも、ヒナから飼育する方がなつきやすくなる傾向があります。
しかし、これもあくまでも「可能性」であって、個体によってはヒナから育てても全く懐かないケースもあります。
一般的には人には懐かないと言われているフクロウ。
個体差が大きいので、今回ご紹介した方法で必ずしもフクロウがなつくかどうかは分かりません。
しかし、可能性は0%ではありません。
もし、フクロウを飼育したいと考えているのであれば、とにかく「焦り」は禁物です。
これらが、フクロウがなついてくれるための秘訣です。
フクロウの甘える仕草や、姿・鳴き声を聞けるように頑張ってみてください。
※合わせて読みたい: フクロウをペットとして飼う方法。フクロウの種類、エサ、しつけ、飼い方
公開日 : 2019/04/03