Top > 中型哺乳類 > 犬/イヌ > ドッグフード/犬の飼育用品/イヌグッズ
本ページに掲載のリンク及びバナーには広告(PR)が含まれています。
通常、犬は人間のおよそ50分の1の塩分摂取で十分とも言われています。
ドッグフードをカジッた事(笑)がある方ならおわかりかと思いますが、食物の香り(フレーバー)を感じることはあっても、しっかりした味「塩味」を感じることはないハズです。
以前は人間の食べ残しを、そのまま愛犬に与えることが当たり前にありました。
過剰な塩分摂取や、人間には影響のない保存料や添加物なども犬には影響があり、イタズラに犬の健康を損ねていたことがありました。
時代は変わり、ペットに対する意識も高まり、様々なドッグフードが店頭に並ぶようになりました。
安価なモノから高級志向のモノまで、玉石混交極まりますが、絶対の自信をもって、「コレなら大丈夫」というモノに巡りあうのは簡単ではありません。
素材や栄養バランスに注意しながら手作りでドッグフードを調理する方もいますが、調理時間や保存、そしてコスト的にもなかなか現実的でないところです。
筆者の飼う愛犬(ミニチュア・ピンシャー)も8歳(人間換算でおよそ45歳)になりますが、まだまだ食欲旺盛です。
しかし、食べ終えた食器に付着する油分などを見つめる度にそろそろ本格的に「犬の食」について考えようと思っていました。
そこで気になる リリース を発見、 株式会社Nolem の製品「DELI STYLE - 愛犬のお惣菜 -」です。
国産の食材のみを使用し、発がん性物質や有害物質などを含まず無添加な製品とのこと。
しかも「ヒューマングレード」という、 人間でも食べられる原材料を使用している ことが気になるポイントです。
今回は、現在展開されている5種類全てが試せる「おためし購入」セットをゲット。
ちなみに公式通販サイトでのお値段は、1,900円(税抜) 送料無料(2016年7月時点)となっております。
パッケージの裏面には給与量の目安や、成分などが記載されています。
やたらめったらに「美味しい!」などと謳わない所に好感が持てます。
開封してみると、まるで人間向けのインスタント食品かのようなパックが出てきました。
愛犬に与える際には、袋から出して電子レンジで2分半~3分(600Wの場合)温めるか、袋のままおよそ5分湯せんして、解凍が必要とのこと。
愛犬がヤケドしない程度に冷ましてからあげる必要はあるようです。
入手する前から認識はしていましたが、メニューがなかなかバラエティに富んでいます。
愛犬だけでなく、ワタシ自身も試食してみましたので、味も含めてご紹介していきたいと思います。
株式会社Nolem の製品「DELI STYLE - 愛犬のお惣菜 -」のおためし購入セットには5種類のフードがありました。
さすがに見覚えのある丸い形ではありません。
見た目の印象では、"ハンバーグ"感は薄いですね。
キチンとお肉の香りがします。
でもどこか、ハンバーグでない香りも漂います。
原材料を確認すると、どうやら鶏肉、豆腐、トマト、人参、おからパウダーなどが含まれています。
そう、ダイエッターや女性が大好きな豆腐ハンバーグの香りなのです。
素材の味がしっかりしていることに驚きました。
人参などの食感もキチンと残っており、今更ながらこれがドッグフードかと疑うクオリティです。
愛犬も、未知の美味さに無我夢中で食い付いています。
続いては、ミートローフ味です。
筆者が北米在住時代に、頻繁に食したソウルフードです。
犬には絶対NGの「玉ねぎ」感をどこまで再現出来るかが気になるところです。
同じ肉系料理とあって、ハンバーグと大きな差は感じられません。
さやいんげんの緑がアクセントになって、ミートローフ感を演出しています。
こちらもしっかり肉の香りがしています。
本物のミートローフの様に卵をつなぎにしているためか、ハンバーグよりまろやかな香りです。
驚きました。さやいんげんの野菜の味がしっかりと効いています。
ハンバーグとミートローフという肉料理が続きましたが、立派に棲み分け出来ています。
100グラムあたりのカロリーはミートローフの方が高いので、愛犬の趣向もさることながら、体格や体重調整などでもハンバーグと使い分けできそうです。
まさか「肉じゃが」を愛犬に与える日が来るとは想像していませんでした(笑)
「DELI STYLE - 愛犬のお惣菜 -」では肉じゃがのお肉は鶏肉を使用しているようですが、見栄えから受ける印象はさながら豚肉をつかった関東風肉じゃがです。
ここまでの3品の中では1番人間のご飯にも見栄えが近いですね!
自然なじゃがいもの香りが優しく、食欲を誘います。
人間の何万倍も鼻の良い犬には、さぞ堪らない香りだと思います!
香から受けた印象通り、素材の味を活かした素朴な美味しさです。
さすがにヒトが食べるには少し塩分が少なく少し物足りなさも感じられますが、しっかりと味が感じられます。
もはや何の紹介かわからなくなるほど、ドッグフードとはかけ離れたメニューです。
あえて筑前煮をラインナップに加えたことに、ただならぬ意気込みを感じます。
3品目の"肉じゃが"に続いて、かなり見栄えからして美味しそうですね。
かぼちゃの鮮やかな色味が目を引きます。
綺麗な小鉢に盛りつければ、そのまま小料理屋で出せそうです。
大根とかぼちゃの恩恵でしょうか、出汁の香りがしてきます。
記事冒頭で紹介した通り、「DELI STYLE - 愛犬のお惣菜 -」は温めてから与えるので、従来のドッグフードより香りが引き立つのではないかと思います。
かぼちゃのモッチリ感と、大根と鶏肉から滲み出るコクとのハーモニーは秀逸です。
これはパピーではなく、ある程度年齢を重ねた犬と一献傾けながら食したくなります。
なぜこんなに挑戦的なメニューを選択したのでしょう。
犬に対して使える食材から逆算したのか、犬に食べさせてみたいメニューから発案したのか、開発担当の方に伺いたくなります(笑)
やはり食べやすいように細かくなっています。
外観だけだとお好み焼きというより、揚げ出しに近い印象を受けますね。
小麦粉にアレルギーがある可能性を考慮してか、米粉を使用しているようです。
それでいて粉モノ独特の香ばしさを感じ、むしろお洒落な印象です。
フワフワ、モチモチを味わったあと、スーッと口の中で溶けていきます。
屋台のお好み焼きより遥かに上品な味わいです。
もう限界です。ビール持って来い〜!
今回それぞの製品を試してみて、意外なメリットがありました。
それは、 愛犬のトイレの匂いです。
犬のトイレのニオイは、飼主としては宿命的なことで、粗悪なドッグフードのせいで、排泄物の匂いがキツくなった経験が皆さんあるかと思います。
「DELI STYLE - 愛犬のお惣菜 -」は発がん性物質や有害物質などを含まず無添加な製品で、各素材にもこだわっているとのこと。
そのおかげもあってか、キツい匂いがしないのです。
これは非常に喜ばしい副産物でした。
安全、無添加を掲げたドックフードは数多くあります。
人間が食しても問題ないモノも見つけることはできます。
今回レビュー記事を執筆してみて、それらの製品と明確な違いを感じました。
それは、ドッグフードを単なるエサとして捉えるのではなく、”食事”として製品に向かい合う。
食に対する強いこだわりです。
そんなこだわりは製品名の「DELI STYLE - 愛犬のお惣菜 -」と商品名に"お惣菜"という言葉が入っていることからも伺えますね。
もしかすると、製品を提供している株式会社Nolemが"おばんざいの本場"京都の会社だということも関係しているのかもしれません。
メニューも順次増えていくようなので、是非一度お手にとってみてはいかがでしょう。
しつこいようですが、くれぐれも愛犬用だということを、お忘れなく(笑)
株式会社Nolem : 「DELI STYLE - 愛犬のお惣菜 -」
公式販売サイト : http://www.nolem.jp
どうでしたか?異色のドッグフード食レポ。
アナタもこの新鮮な体験を是非、味わってみてはいかがでしょう。
公開日 : 2016/07/02