logo

Top > 小型哺乳類/小動物 > チンチラ

チンチラの平均寿命は何年?チンチラに長生きしてもらうための飼育のコツ






チンチラは南米のアンデス山脈周辺に生息する、美しい毛皮を持つげっ歯類の動物です。
彼らはその可愛らしい見た目と性格、賢さから、ペットとしての人気がじわじわと高まっています。

かわいいチンチラを家族としてお迎えしたなら、1日でも長く一緒にいたいですよね。
彼らに1日でも長生きしてもらうためには、どのような点に気を付けて飼育すれば良いのでしょうか。

本記事ではチンチラの寿命やなりやすい病気、長生きしてもらうための飼育のコツなどを解説していきます。

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、臨時休業あるいは営業時間の変更等の措置を取っている店舗・施設がございます。


お出かけ前に、店舗・施設の公式HPやSNS等で最新情報のご確認をお願い致します。


【目次】チンチラの平均寿命は何年?チンチラに長生きしてもらうための飼育のコツ

 

チンチラの寿命は約10~15年

チンチラの年齢は人間に換算するとどのくらい?

チンチラの寿命を延ばすためにできること

1. 信頼できる場所から健康なチンチラを迎える

2. チンチラの診察ができる動物病院を探しておく

3. 牧草を中心とした食生活にする

4. 適度に運動させる

5. できるだけストレスが少ない環境で飼育する

6. 温度と湿度に配慮する

チンチラに多い病気やケガ

1. 熱中症

2. 下痢

3. 不正咬合(ふせいこうごう)

4. 皮膚糸状菌症(ひふしじょうきんしょう)

さいごに

 

 


チンチラの寿命は約10~15年

 

赤い物をもつチンチラ

 

チンチラの平均寿命はげっ歯類や小動物の中でも特に長く、おおよそ10~15年だといわれています。

しかし、チンチラ専用のフードやグッズが登場したり、動物医療が発達したりと、年々チンチラの飼育に関する知識や技術が向上しているため、15~20歳を越えるチンチラもどんどん増えているといわれています。

 

なお、チンチラの寿命のギネス記録は、アメリカのカリフォルニア州で飼育されていたチンチラ「RADAR」くんが保持しています。

RADARくんは驚くことに、29歳と229日まで生きたそうです。

 

チンチラの年齢は人間に換算するとどのくらい?

 

鏡に映る黒いチンチラ

 

チンチラの寿命について考えるにあたり、まずはチンチラと人間の年齢を比較してみましょう。

 

チンチラの年齢→人間の年齢

 

  • 1歳→~17歳
  • 2歳→18~20歳
  • 3歳→21~23歳
  • 4歳→24~27歳
  • 5歳→28~31歳
  • 6歳→32~35歳
  • 7歳→36~39歳
  • 8歳→40~43歳
  • 9歳→44~47歳
  • 10歳→48~51歳
  • 11歳→52~55歳
  • 12歳→56~59歳
  • 13歳→60~63歳
  • 14歳→64~67歳
  • 15歳→68~71歳
  • 16歳→72~75歳
  • 17歳→76~79歳
  • 18歳→80~84歳
  • 19歳→85~90歳
  • 20歳→90歳~

 

チンチラは生まれてから1歳を迎える頃まで、心も体も急激に成長していきます。

そして1歳を迎えると、その後は1年ごとに人間にとっての2~3歳と同じくらいのペースで年を重ねていきます。

 

 

チンチラの寿命を延ばすためにできること

 

本を踏んでいるチンチラ

 

チンチラの寿命を伸ばすために私たちにはどんなことができるのでしょうか。

この項目では、チンチラを長生きさせるためのポイントを説明していきます。

 

1.  信頼できる場所から健康なチンチラを迎える

 

立ち上がる白いチンチラ

 

チンチラを迎える時は、信頼できるペットショップやブリーダーから迎えましょう。

最低でもケージや店内が衛生的かどうか、牧草を中心とした食生活にしているか、チンチラに関する知識があるかどうかだけでもチェックすることをおすすめします。

 

そしてチンチラを迎える時は、健康で元気の良いチンチラを選びましょう。

できれば実際にチンチラを触らせてもらい、毛並みがふわふわで固まったりべたついたりしていないこと、さわった時に肉付きが良くがっちりしていること、目やおしりが汚れていないことを確認しましょう。

 

お迎えの時は妥協せず、なるべく多くのチンチラを見てみることをおすすめします。

 

2.  チンチラの診察ができる動物病院を探しておく

 

 

できればチンチラを迎える前に、チンチラの診察ができる動物病院を探しておきましょう。

 

なぜならチンチラをペットとして飼う人もエキゾチックアニマルを診察できる動物病院も増えてきたものの、チンチラの診察や治療を一切受け付けていない動物病院もあるからです。

いざ病気やケガをした時に慌てることがないように、動物病院を探しておくことを強くおすすめします。

 

もしお迎えしたショップやブリーダーと提携している動物病院があれば、教えてもらうと良いでしょう。

チンチラを飼っている人に教えてもらう、SNSやインターネットを活用するのも良い方法です。

 

3.  牧草を中心とした食生活にする

 

 

チンチラは完全に草食の動物なので、主食は必ずイネ科の牧草(チモシーやイタリアンライグラスなど)にしてください。

補助食として、チンチラ用のペレットや野菜(コマツナ、キャベツ、ニンジン、ブロッコリーなど)を与えましょう。

 

チンチラも人間と同じで甘い物やおやつを好みますが、おやつは特別な時に与える物だと考えましょう。

例えば、部屋んぽからケージに戻す時や、動物病院などに連れて行った後などのご褒美として、あるいはコミュニケーションを取る1つの方法として与えると効 果的です。

 

おやつは小麦粉や砂糖が使われていない、小動物用のハーブや野草、ドライフルーツがおすすめです。

 

なお、ドライフルーツには食いつきや見た目をよくするために、油や着色料を添加した商品もあります。

おやつを購入する時は原料をチェックし、なるべく余計な物が入っていない商品を選ぶと良いでしょう。

 

4.  適度に運動させる

 

 

チンチラは標高2,000~5,000mにもなる岩場で暮らしているため、高い運動能力を持っています。

彼らは上下移動を好むうえに必要な運動量が多いため、ケージはなるべく広めのものを選びましょう。

 

そして、ケージには回し車やステップなどを設置し、チンチラが自由に運動できる環境を作ってください。

その際、回し車はチンチラがかじって壊せない丈夫な物を、ステップはしっかりと固定できる物を選ぶようにしてください。

 

なお、チンチラは好奇心旺盛で、非常に学習能力が高い動物です。

そのため、ケージの中だけで生活していると、退屈で強いストレスを感じてしまいます。

 

できれば1日1回、チンチラを部屋に出して自由に運動させる「部屋んぽ」をさせましょう。

しかし、部屋んぽにはメリットがある反面、決して無視できない程度のデメリットもあります。

 

部屋んぽをする場合は部屋を片付けておくこと、チンチラから目を離さないことを常に心がけてください。

 

部屋んぽのメリット

 

  • 良い運動になる
  • 好奇心を満たせる
  • ストレス解消になる
  • コミュニケーションが取りやすくなる

 

部屋んぽのデメリット

 

  • コードを噛んでしまう可能性がある
  • 危険な物を食べてしまう可能性がある
  • 踏んでしまう、ドアにはさんでしまうなどの不慮の事故につながる可能性がある

 

5.  できるだけストレスが少ない環境で飼育する

 

木の洞にいるチンチラ

 

チンチラは捕食者から身や仲間を守るため、聴覚や嗅覚が発達しています。

そのため、人間には大したことがない音や臭いであっても、大きなストレスを感じてしまうようです。

そんなチンチラに長生きしてもらうためには、ストレスを感じにくい環境を作ることも大切です。

 

チンチラは車や工事などの騒音はもちろん、電子レンジや掃除機などの生活音でもストレスを感じます。

ケージは静かで安定していて、強い臭いや光がない場所に置いてあげてください。

 

6.  温度と湿度に配慮する

 

ハンモックに乗るチンチラ

 

チンチラは本来、時には氷点下、湿度0%にもなる厳しい環境に生息している動物です。

寒さには強いものの、暑さにはとても弱いということを覚えておいてください。

 

チンチラに適する温度は20~25℃で、室温が26℃をこえると体調を崩しやすくなるといわれています。

そのため、チンチラが暮らす部屋は温度と湿度を管理するため、エアコンは気温が上がり始める4月頃からある程度気温が落ち着く10月くらいまで、あるいは1年を通してつけっぱなしにすることになります。

 

冬は過度に寒さ対策をする必要はありませんが、ケージには巣箱や小動物用ヒーターを設置しましょう。

暖めすぎると体調を崩すこともあるので、全体的に暖めるというよりは局所的に暖めるようにしてください。

 

チンチラの健康を維持し寿命を1日でも伸ばすためには、エアコンは必須のアイテムです。

チンチラと暮らすこと=相当な電気代がかかることだと覚悟しておいた方が良いでしょう。

 

 


チンチラに多い病気やケガ

 

緑色の板とチンチラ

 

次にチンチラに多い病気やケガと、その症状を見ていきましょう。

 

チンチラは比較的丈夫で病気になりにくいといわれていますが、当然体調を崩すこともあります。

何かおかしいな、いつもと違うなと思ったら、すぐに動物病院に行くことをおすすめします。

 

1.  熱中症

 

 

「温度と湿度に配慮する」 の項目と説明が被ってしまいますが、チンチラは本来とても寒い所に生息している暑さに弱い動物です。

 

気温が28℃をこえたり湿度が高くなったりしすぎると、熱中症を引き起こしてしまいます。

熱中症は症状が進行すると死に至ることもあり、夏場の突然死は熱中症によるものが多いともいわれています。

 

チンチラと暮らすということは、常に温度管理を意識することであると肝に銘じておいてください。

 

症状

 

  • よだれを垂らす
  • 呼吸が浅く、早くなる
  • 体が熱くなる

 

対策

 

  • ケージの近くに温湿度計を設置して温度と湿度を常に確認する
  • エアコンを活用する

 

2.  下痢

 

木の巣箱から顔を出すチンチラ

 

チンチラは何かと下痢をしやすい動物です。

下痢にはさまざまな原因が考えられますが、下痢が長く続くと水分や栄養、体力が奪われてしまいます。

 

体の小さなチンチラのような動物が長時間下痢をすると、時に命が危険にさらされることもあります。

下痢に気づいたらすぐに原因を探りつつ、動物病院に連れて行きましょう。

 

症状

 

  • 水気が多く、臭いが強い便をする

 

対策

 

  • 室温を見直す
  • ケージや部屋を掃除する
  • エサの内容や品質を見直す
  • ストレスの原因になる物がないか考える

 

3.  不正咬合(ふせいこうごう)

 

チンチラの口元アップ

 

不正咬合は病気やケガではありませんが、チンチラを始めとしたげっ歯類に良く見られる症状です。

これは動物の歯のかみ合わせが悪くなった状態のことで、食欲が落ちたことで異常に気づく飼い主が多いようです。

 

チンチラの歯は生涯伸び続けますが、硬い植物を食べると歯が自然にすり減る仕組みになっています。

 

そして、野生のチンチラは本来高山に生えるとても硬い植物を主食にしています。

そんなチンチラが柔らかいペレットや野菜ばかり食べていると、歯が十分に削られずに伸びすぎてしまうのです。

 

不正咬合を防ぐためにも、チンチラの主食は牧草だということを常に意識しておいてください。

また、不正咬合は絶対に自力では治らないこと、飼い主の自己流の治療でも治らないことも覚えておきましょう。

 

不正咬合の可能性があると思ったら、すぐに動物病院に連れて行ってください。

 

症状

 

  • 食欲が減少する、無くなる
  • よだれが出る

 

対策

 

  • 日頃から牧草をたくさん食べさせる工夫をする
  • ケージをかじるクセがある場合は早めに対処法を考える
  • 高い所から落とさないように注意する

 

4.  皮膚糸状菌症(ひふしじょうきんしょう)

 

砂とチンチラ

 

皮膚糸状菌症は、“皮膚糸状菌群”と呼ばれるカビが引き起こす皮膚病の一種です。

チンチラの皮膚病では最も良く見られるもので、症状は出ていなくても原因となるカビに感染していることがあります。

 

症状としては目や鼻、口や耳などの顔周りや脚にフケや赤み、円形の特徴的な脱毛などが見られます。

若いチンチラで起こりやすく、ケンカでできた傷から発症することもあるようです。

 

この病気は人畜共通感染症(ズーノーシス)であり、人間にも感染することを覚えておくと良いでしょう。

 

症状

 

  • フケが出る
  • 皮膚が炎症を起こして赤くなる
  • 毛が抜ける

 

対策

 

  • ケージやトイレなどを清潔に保つ
  • 砂場の砂を定期的に交換する

 

 

さいごに

 

濃いグレーのチンチラとカゴ

 

今回はチンチラの寿命や寿命を伸ばすためのコツ、チンチラに多い病気などを説明してきました。

 

チンチラは正直なところ飼いやすい、誰にでも飼えるとはいえない動物です。

そんなチンチラを飼う上で一番大切なのは、チンチラという動物の特性を理解することです。

 

チンチラは暑さに弱く寒さに強いためほぼ1年中エアコンを使う必要がある、毎日砂浴びをしないといけないなど、他の小動物と違う注意点があることを常に意識しておきましょう。

 

チンチラは体の大きさの割にはとても寿命が長く、病気になりにくい動物です。

見た目がかわいらしく人に懐きやすいという特性はもちろん、上手に飼えれば10~20年もの長い時間を一緒に過ごせると考えると、チンチラがとても魅力的な動物だということがわかりますね。

 

既にチンチラと一緒に暮らしている方、これから暮らす方が、1日でも長くかわいい我が子と一緒に過ごせることを心から願っています。


フォローして最新のペット・動物関連記事をチェック!



検索

カテゴリ一覧

大型哺乳類(23)
   カピバラ(2)
   ブタ(3)
中型哺乳類(582)
   猫/ネコ(237)
   犬/イヌ(300)
   霊長類/類人猿/サル(12)
   モモンガ(3)
   フェネック(1)
小型哺乳類/小動物(103)
   うさぎ(44)
   ハムスター(23)
   ハリネズミ(7)
   モルモット(8)
   チンチラ(3)
鳥類(125)
   インコ(23)
   梟/フクロウ(10)
   文鳥(3)
魚類/甲殻類/水生生物(76)
   海水魚/熱帯魚(32)
   淡水魚(23)
爬虫類(44)
   蛇/ヘビ(9)
   トカゲ(10)
   カメ(11)
両生類(13)
   カエル(7)
   ウーパールーパー(2)
虫/昆虫(17)
   カブトムシ/クワガタ(10)
   タランチュラ(1)
ペット/動物全般/コラム(66)
   ペットや動物と触れ合えるスポット(24)
   寄付/募金/殺処分(6)

タグ一覧

飼い方/飼育方法(889)
種類/品種(729)
繁殖/育成(598)
毛色/毛質(303)
性格/生態/特徴(673)
食事/餌/栄養(674)
病気/病院/治療(696)
しつけ(475)
トイレ(154)
選び方(509)
値段/価格(589)
ランキング/おすすめ(142)
口コミ/レビュー(164)
旅行/ホテル/レストラン(24)
寄付/募金/保護活動(14)
おもしろペット/珍ペット(99)
飼育知識/豆知識(1012)
画像/動画(127)
まとめ(867)

人気記事ランキング