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チェリーバルブは、スリランカに生息しているコイの仲間です。
小さいうちは茶色から黄色っぽい色で目立たない熱帯魚ですが、成長に伴い美しい赤色になっていきます。
チェリーバルブはスリランカ周辺に生息しています。
チェリーバルブの平均的なサイズは全長5cm程です。
コイの仲間であるチェリーバルブは、雑食性の熱帯魚です。
チェリーバルブの特徴は名前にもなっている、体の赤い色です。
オスはサクランボのような赤色、メスは黄色っぽい色をしています。
繁殖期のオスはより一層鮮やかな赤色になり、華やかな見た目と飼いやすさで人気が高い熱帯魚です。
チェリーバルブは1回に200個程の卵を産みます。
卵は1〜2日で孵化して、稚魚は48時間ほどすると自力で泳ぎ始めます。
卵や稚魚を親や他の魚と同じ水槽に入れておくと、食べられてしまうことがあります。
卵を孵化させて、稚魚を成長させたい場合は卵の地点で別の水槽に隔離するのが一番確実な方法です。
あまり増えすぎてしまうと手が回らない場合は、特に卵を回収せず、水槽に水草を茂らせておくという手もあります。
卵や稚魚が隠れる場所を用意しておけば、何匹か生き残って大きくなるかもしれません。
チェリーバルブの平均的な寿命は3〜5年程と言われています。
長寿個体になると、7年程生きることがあるようです。
いつの間にか水槽内にスネールが大発生してしまい、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
購入してきた水草にスネール類そのものや卵が付着していて、気づかないうちに大繁殖してしまうことがあります。
スネールは熱帯魚を傷つけることはなく、むしろコケを食べてくれる有用な生物ではあります。
しかし、見た目が悪い上にどんどん増えてしまうので、できればどうにか退治したいですよね。
実はチェリーバルブには、そんなスネールを減らすことができる力があります。
チェリーバルブは体が大きいわけではないので、大きくなったスネールを殻ごと食べるようなことはありません。
水草などに産み付けられた卵や生まればかりの小さなスネールを食べて、じっくりとスネールを減らしてくれます。
スネールに悩んでいる方は、チェリーバルブを導入してみてはいかがでしょうか。
分類:条鰭綱 コイ目 コイ科 プンティウス属
学名:Puntius titteya
英名:Cherry barb
分布:スリランカ
大きさ:全長5cm程
食性:雑食性
繁殖:
産卵数:200〜300個
孵化にかかる日数:1〜2日
寿命:3~5年ほど
チェリーバルブはペットとして飼うことができます。
どんなエサでもよく食べ、とても丈夫なことから、初心者にもおすすめできる熱帯魚です。
熱帯魚を扱うショップであれば、かなり多くのショップで販売されています。
通販でも購入することができますが、できれば直接自分の目で見て購入するのが良いでしょう。
1匹あたり200~300円で販売されています。
アルビノや野生由来、美しい色合いの個体である場合はもう少し高価になります。
チェリーバルブは温和で環境にもうるさくない、とても飼いやすい熱帯魚です。
飼いやすいにも関わらず、熱帯魚らしい華やかさを持ったチェリーバルブは水槽を鮮やかに彩ってくれます。
チェリーバルブは雑食性のため、どんなエサでもよく食べます。
入手しやすい熱帯魚用の人工飼料を与えると良いでしょう。
時折おやつ程度に赤虫を与えると喜びます。
色にこだわる場合は、色揚げ効果のあるエサを与えると、より鮮やかな発色を狙うことができます。
チェリーバルブの適温は23~27℃ と言われています。
丈夫な熱帯魚ではありますが、スリランカ出身のチェリーバルブにとっては日本の冬は極寒です。
安価なもので良いので、水温が23度を下回る時期は水槽用ヒーターを入れてあげてください。
チェリーバルブは、大きくなっても全長が5cmくらいの熱帯魚です。
30cm水槽でも問題なく飼育することができます。
ただし、他の魚と混泳させる場合や繁殖を狙う場合は、目的に見合った大きさの水槽を使ってください。
熱帯魚を飼育する際にかかせないアイテムの1つがフィルターです。
チェリーバルブはそこまで水を汚す熱帯魚ではありませんが、必ず水槽の大きさに合ったフィルターを導入してください。
チェリーバルブは温和な性格をしているため、体の大きさが同じくらいで温和な熱帯魚であれば混泳できる可能性が高いです。
ネオンテトラやグッピーと混泳させれば、お互いの色が引き立ちとても華やかになります。
コリドラスやオトシンクルスなど、生活圏が被らない熱帯魚とも混泳させることができます。
チェリーバルブは雑食性であり、甲殻類もエサとみなして食べてしまいます。
ヤマトヌマエビやミナミヌマエビ、スネール類はつつかれたり食べられたりしてしまう可能性があるため混泳に向きません。
特に小さなエビは食べられてしまう可能性が高いため、混泳をさせないかあるいは隠れ家になる流木や水草をたくさん入れましょう。
チェリーバルブは、水族館よりも熱帯魚ショップに行った方がお目にかかりやすい熱帯魚です。
しかし、水族館でも「アジアに住んでいる魚たちコーナー」や「熱帯魚の混泳水槽」などで展示されていることがあるため、探してみるのも楽しいかもしれません。
カワウソ水槽対面にあるアジアの水辺水槽。
— 水族マン (@suizokuman) January 31, 2019
小型の鯉の仲間であるラスボラやチェリーバルブが泳いでいます。 #南知多ビーチランド #ラスボラ・ヘテロモルファ #熱帯魚 #水族館 pic.twitter.com/qw5EUV6Rcg
動物たちとの距離が近く、バンドウイルカやアシカのショー、エサやりなどのふれあい体験ができる水族館です。
アジアの水辺水槽にて、チェリーバルブが飼育展示されています。
住所:愛知県知多郡美浜町奥田428-1
マップ: Googleマップ
電話番号:0569-87-2000
入園料:
大人(高校生以上) 1,800円
子供(2歳以上) 800円
開園時間:
3月〜11月 9:30〜17:00
11月 9:30〜16:30
12月〜2月 10:00〜16:00
休館日:12月〜2月の毎週水曜日
公式ホームページ: 南知多ビーチランド
「自分の写真にうっとりするなよ!」って話なんですけど(笑)、このチェリーバルブ…ヤバい。
— RA's Aqua ~水族館で魚を撮ろう~ (@RA_aquapicture) February 17, 2019
PCのモニターで映して改めてうっとり。1匹100円ちょいで飼えちゃう魚なんですよ!売ってるときは冴えない茶色の魚なんですよ!こんな色を出すってことを!俺は!知ってほしい!! #板橋区立熱帯環境植物館 pic.twitter.com/FWvhOldHri
東南アジアの熱帯雨林を再現した博物園型の植物園ですが、ミニ水族館が併設されています。
チェリーバルブをはじめとする熱帯魚の他にもカクレクマノミ、リクガメ、テッポウウオなど様々な動物たちが展示されています。
住所:東京都板橋区高島平8-29-2
マップ: Googleマップ
電話番号:03-5920-1131
入園料:
大人 260円
小・中学生 130円
65歳以上 130円
開園時間:10:00〜18:00
休館日:毎週月曜日(祝祭日の場合は翌日が休館日)
公式ホームページ: 板橋区熱帯環境植物館
当記事では美しく初心者にもおすすめできる熱帯魚の一種「チェリーバルブ」について解説してきました。
チェリーバルブの鮮やかな赤色は、水槽を一気に華やかにしてくれます。
比較的寿命が長く、水やエサに対してあまりうるさくないものの、熱帯魚らしい華やかさを持っているのがチェリーバルブの特徴です。
熱帯魚を飼ってみたい方は是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
最終更新日 : 2021/11/02
公開日 : 2019/05/23