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金魚鉢とは 水槽 の一種で、ガラスで出来ており、球状の上部を切り取った形のものを言います。
主に金魚を鑑賞するための入れ物ですが、近年ではガラス玉や観葉植物を入れたインテリアとしても使用されるなど、幅広く活用されています。
また、金魚鉢は夏の季語でもあります。
そんな金魚鉢の歴史は、江戸時代にまでさかのぼります。
江戸時代になると、屋内で魚を鑑賞する習慣が始まりました。
しかし、この頃の鑑賞容器は木桶や陶器で、当然魚は上からしか鑑賞することができませんでした。
そして、観賞用に入れる魚も、 金魚 はこの時まだ大変贅沢な品であったため、 メダカ やカジカであったとされています。
18世紀の明和年間になると、オランダ経由で無色ガラス製法が広まり、透明なガラス製品が日本に広まりました。
時を同じくして、贅沢品だった金魚も次第に庶民に広まり、町に金魚売がやってきては安価で販売されるようになりました。
そして、江戸時代後期になると、ガラス製の金魚鑑賞器が広まり、魚を横から観察する楽しみが広まりました。
昭和時代には、ガラス製の金魚鑑賞器は「金魚鉢」として普及し、夏の風物詩となったのです。
金魚鉢と水槽の大きな違いとしては、「見た目」と「使い勝手」です。
水槽より金魚鉢のほうがオシャレな形状のものが多く、インテリアとしても部屋を引き立ててくれます。
その一方で、魚を飼育するグッズの多くは水槽に合わせて作られたものが多く、金魚鉢に合ったものはなかなか販売されていません。
金魚鉢は、水槽に比べ「上級者向け」の水槽と言われています。
ここでは、金魚鉢と水槽の違いや飼育するうえでの注意点を紹介します。
金魚鉢は水槽に比べ、サイズにバリエーションが少ないことが欠点です。
基本的に小さいものが多く、入る水の量も少なくなります。
持ち運びや場所も取らず便利なのですが、実は魚には必要な水の量と言うものが存在します。
例えば、体調10㎝の金魚一匹につき、必要な水の量は10リットルほどです。
これを考えると、金魚鉢で飼える金魚は小型な種類に限られ、飼育できる数も多くても2~3匹でしょう。
また、お祭り金魚などは長生きで、20㎝程に成長することもありますので、長期飼育をするのであれば水槽が必要になるでしょう。
水槽には、水を循環させながら汚れを取り除く、フィルターの付いたろ過装置を設置することが可能です。
しかし、なかなか金魚鉢の大きさや形状に合ったろ過装置は販売されていません。
水は循環しないとどんどん汚れていきます。
そして、金魚は大食いですので、エサや糞によってもさらに水の汚れは早まります。
そのため、水替えは毎日3分の1ほど換えるか、3日に1度全て換える必要があります。
頻繁に水替えを行うことは、金魚にとってもストレスや負担になるため、温度管理や水質をしっかり管理する必要があります。
※水道水で水替えを行う際には、必ずカルキ抜きを行う必要があります。
金魚鉢は上部が大きく開いているため、中の魚が飛び出して死んでしまうことが意外とあったりします。
上に網などの蓋を被せたり、水の量を調整するなどして、魚が飛び出さないよう工夫が必要です。
金魚鉢が上級者向けと言われる理由は、上記に挙げた通り、水槽に比べ飼育用品が少なく、水替えや水質調整などの手間暇がかかるからです。
また、魚の大きさと必要な水の量、酸素の量を考えると、飼育する魚の種類によっては長期的な飼育に不向きな種類も存在します。
インテリアとして見た目を重視したい方は、生きた魚を入れるのではなく、 水草 やガラスなどを金魚鉢に入れて楽しむのも良いでしょう。
金魚鉢での飼育に適した魚の条件は以下の通りです。
などが挙げられます。
例えば、同じ金魚であっても ピンポンパール などの種類は、淡水魚ですが常時ヒーターでの温度管理が必要です。
このような種類は金魚鉢での飼育は不向きで、水槽で徹底した飼育用品を設置しての飼育が基本となります。
では、金魚鉢で飼育できる魚には、どのような種類が適しているのかを見ていきましょう。
基本的に水質悪化や温度の変化に強く、初心者にも飼いやすい淡水魚です。
金魚鉢での飼育には、小柄な種類をおすすめします。
金魚は種類も豊富で、ヒーターやエアレーションを必須とする種類も存在するために注意が必要です。
エサは与えるだけ食べてしまいますので、水質悪化防止のためにも制限をしてください。
長生きで大きく成長するため、個体が大きくなれば、それに見合った大きな水槽での飼育が必要になります。
瓶などで売られていることも多い熱帯魚がベタです。
ベタは「ラビリンス器官」と呼ばれる呼吸器官があり、これにより空気から酸素を得ることができるため、ほとんど酸素を必要としません。
そのため、「コップで飼える熱帯魚」と言われるほどです。
オスは長く美しいヒレを持ち、色も鮮やかでバリエーションも豊富です。
ベタは「闘魚」という異名を持つほど気が強く好戦的な性格を持つため、オス同士での同居はできません。
ペアで飼育するとしても、水槽を隣り合わせてのお見合いが必要となります。
また、普段は常温でも飼育が可能ですが冬場はヒーターが必要です。
昔から日本で親しまれている淡水魚の一種です。
メダカは、水草があればエアレーションがなくても生きていくことができます。
まさに アクアリウム 入門向けと言えるでしょう。
今はブルーやホワイトなど、カラーバリエーションも豊富に増えてきており、美しい見栄えも楽しむことができますよ。
アカヒレ(コッピー)は、瓶などの容器で売られていることもある熱帯魚です。
見た目は有名な ネオンテトラ に似ています。
水草があればエアレーションを必要とせず、過度な寒さでない限りヒーターも必要ありません。
そのため、金魚鉢での複数飼育も可能です。
美しくひらひらと泳いでくれるので、お部屋を鮮やかに彩ってくれるでしょう。
有名な熱帯魚であるネオンテトラも、金魚鉢での飼育が可能です。
水温が25度は必要とするため、ヒーターが必要となります。
また、水草やエアレーションも必要ですが、美しいブルーとレッドの色鮮やかさは、アクアリウムを楽しみたい方にはおすすめです。
温厚な性格で、複数飼育が可能なことも魅力の一つです。
金魚鉢の最大の魅力は、お部屋のインテリアにもなる「見た目」です。
金魚鉢には、どのような商品が販売されているのでしょう。
ここでは、数ある金魚鉢の中から、おすすめの商品を紹介します。
価格: 1,170円(税込み)
容量: 2.6リットル
詳細:
ザ、金魚鉢という形状の商品です。
ガラスでできているため、金魚鉢元来の楽しみが可能です。
無駄な装飾がないためどのようなお部屋にも邪魔にならず、2.6リットルと場所も取りません。
価格: 1,370円(税込み)
容量: 3.8リットル
詳細:
太鼓型の、変わった形の金魚鉢です。
お部屋のインテリアとしてとてもオシャレで、金魚など魚のほかに、エアープランツなどの観葉植物も飼育できる万能タイプとなっています。
価格: 3,180円(税込み)
容量: 7リットル
詳細:
金魚鉢をより、インテリチック且つ機能的に仕上げた商品です。
金魚鉢をモチーフにした丸いデザインの水槽に、LEDライト、そして水の音も楽しめるウォーターフォール、ワンタッチ交換可能なフィルターが付いています。
水槽部分は取り外しが可能なため、掃除も簡単です。
価格: 3,870円(税込み)
容量: 10リットル
詳細:
360度、どの角度からも アクアリウム を楽しむことのできるデザイン設計になっています。
また、ろ過機とLEDライトが搭載されており、多機能な金魚鉢です。
LEDライトは昼間はホワイト、夜はブルーとお部屋に安らぎの空間を演出してくれます。
価格: 1,400円(税込み)
容量: 23リットル
詳細:
23リットルと金魚鉢としては大容量のスイレン鉢です。
陶器のように見えますが、材質はプラスチックなので丈夫で安心です。
ガラスの金魚鉢が流通する前は、このような陶器製の容器に入れて魚鑑賞がされていました。
あなたのお部屋にも、和モダンを採り入れてみてはいかがでしょう。
価格: 14,700円(税込み)
容量: 不明(サイズ:幅22.5×奥行14×高さ23cm )
詳細:
陶器とガラスでできた、独特の高級感を醸し出す和モダンな金魚鉢です。
どこか昭和の香り漂う信楽焼きでできたこの商品は、多孔質の性質によりバクテリアの住みやすい環境を作り、魚を飼う環境に適しています。
価格: 3,161円(税込み)
容量: 6.25リットル
詳細:
珍しい壁掛け式の金魚鉢です。
材質は丈夫なアクリルで、吊り下げる穴はワイドで取り外しが容易にできます。
インテリアとしても、観賞用としても場所を取らずにお部屋をオシャレに演出してくれるでしょう。
価格: 1,199円(税込み)
容量: 不明(サイズ:1個10×12cm )
詳細:
小さな容器が2個ツリー上につり下がった可愛らしい金魚鉢です。
魚を1匹ずつ入れて飼育するのにちょうどよいサイズです。
ベタなど複数飼育に向かない魚に丁度良いかもしれません。
価格: 1,050円(税込み)
容量: 不明(サイズ:21 x 10.3 x 11.1 cm)
詳細:
シンプルなデザインで、どんなお部屋にも合う金魚鉢です。
また、サイズやカラーも豊富で、重ねて使うことができ、自分だけのオリジナルアレンジも楽しむことができることも魅力的です。
様々な種類の魚や水草を入れて楽しんでみるのも良いでしょう。
金魚鉢の特徴は、魚の飼育よりは鑑賞を目的とする用途に特化しており、デリケートな魚の飼育には向きません。
その代わりに、オシャレな形状のものが多く、インテリアとしてアクアリウムを楽しみたい方にとても適しています。
しっかり魚の飼育を目的としている方は、エアレーションやろ過装置を設置できる水槽がおすすめです。
小型な魚や水草をインテリアとして楽しみたいのであれば、オシャレな金魚鉢で飼育を始めてみませんか?
最終更新日 : 2023/04/20
公開日 : 2018/01/16