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ペットとして インコ を飼う場合でも、野生でどのように暮らしているか知っておくことは大切です。
それらはインコの性質や習慣を理解するのにとても役立ちます。
コザクラインコはアフリカの南西部、半乾燥地帯に生息する 鳥 です。
生息の条件は、近くに水場があること。
自分の縄張りに入ってきた相手には、たとえ自分より体が大きくても、勇猛果敢に向かっていきます。
オーソドックスなコザクラインコは、顔が赤、体は緑、尾羽根は赤や黄色、黒などの組み合わせで、丸い模様があります。
現在は品種改良により、淡い羽根色を持った個体、顔がオレンジ色で体が黄色い個体など、様々な羽根色のコザクラインコがいます。
つがいで飼うと、仲睦まじい姿が見られることでしょう。
一羽で飼うなら、飼い主がパートナーになってあげるつもりでいてください。
コザクラインコが英語で「love bird」と呼ばれるのは、有り余るほどの愛を持っているからです。
とてもよく懐いてくれますよ。
十分構ってあげる時間がないと、コザクラインコは寂しくて自分の羽根を抜いてしまったり、攻撃的になったりすることがあります。
飼い主がパートナーになった場合、コザクラインコは他のペットや幼いお子さんにヤキモチを妬く可能性があるので、前もって考えてあげてください。
飼い主に甘えて咬むときでさえ、あまり手加減してくれないので、時には血が出ることもあります。
また、物を壊すこともあるので、貴重なものや壊れやすいものには気を付けましょう。
一羽で飼っていたコザクラインコにパートナーを迎える時は、すぐに同じかごに入れるとびっくりしてしまいます。
相性が合わない場合はケンカになることもあります。
まずは他のかごに入れて隣り合わせに置き、何日か様子を見ましょう。
もし大丈夫そうだったら、同じかごに入れます。
相性が悪い場合は諦めるのが無難です。
コザクラインコを飼う上で知っておきたい特徴をご紹介します。
コザクラインコの鳴き声はけたたましいので、アパートやマンションでは問題となるかもしれません。
インコ類の中では、人間の言葉を覚えるのが苦手な方です。
体長は約17〜18cm、体重は約42~55gほどです。
コザクラインコの寿命は10年から15年くらい。
中には15年以上長生きする子もいます。
ノーマルな羽根色のヒナは、1万円~2万円ほどで手に入ります。
羽根色が珍しいと 値段 が上がります。
すでに手乗りになっている成鳥は3万円ほどです。
羽根色が珍しく、人に馴れている成鳥は6万円ほどする場合もあります。
ここからはコザクラインコの 飼い方 を解説します。
まずは飼育に必要な用具から確認していきましょう。
まず、鳥かご、止まり木、エサ入れ、水入れが必要です。
床材は、紙を敷けば掃除が簡単です。
水浴びも好きなので、体が入るくらいの浅い容器に、水を入れてあげましょう。
インコはみんな遊び好き。
ストレスを溜めないためにも、小鳥用のおもちゃを入れてあげるといいですね。
ただし、巣作り用の材料と勘違いして、壊してしまうことができないようなものを選びましょう。
また、コザクラインコはアフリカ出身の鳥なので、冬の寒さには注意が必要です。
ペット用ヒーターなどを用意しましょう。
温度が20度以下にならないようにすると良いです。
最適温度は20〜25℃。
病気や体調不良などでは28〜30℃。
幼鳥や老齢の時期も寒さには弱いので25℃前後を保つようにしましょう。
コザクラインコを飼育する上で準備しておきたいグッズをご紹介します。
参考価格:7,800円(税込)
メーカー名:ホーエイ
サイズ:(幅×奥行×高さ):37×41.5×54.5cm
重量:3.5kg
生産国:日本
参考価格:1,699円(税込)
メーカー名:ZZxia
サイズ:約20cm(天然木なので形状は若干異なる)
本数:4本
参考価格:590円(税込)
メーカー名:SANKO
サイズ(幅×奥行×高さ):10.5×7×12cm
重量:30g
生産国:中国
参考価格:473円(税込)
メーカー名:SunnyMix
サイズ:高さ約17cm
参考価格:706円(税込)
メーカー:SANKO
サイズ(幅×奥行×高さ):12×10.5× 16cm
重量:270g
材質:プラスチック
参考価格:7,480円(税込)
メーカー名:SANKO
サイズ:12.4×19×25.5cm
生産国:日本
コザクラインコが健やかに成長するためにも、適切な餌を与えてあげる必要があります。
主食はシードかペレットを与えます。
シードなら、ひえやカナリーシードなどが混合されたものを選びましょう。
殻付きの方が良いと言われています。
毎日殻を吹き飛ばし、新しい 餌 を加えてあげます。
3日に一回くらいは全部交換するようにしてください。
理由はシードにカビが生えたり、虫が入ったりすることがあるからです。
ペレットというのは配合飼料で、インコに必要な栄養素がおおむね入っています。
栄養の過不足による病気が多いので、病気を防ぐという意味であればペレットが良いと言えます。
ただ、中には食べたがらない子もいるので、その場合はシードに混ぜて慣らすなどの工夫が必要です。
参考価格:1,454円(税込)
内容量:400g
原材料:ひえ、あわ、きびなど
生産国:日本
シードを主食として与える場合は、小松菜やチンゲン菜などの青菜が必須です。
毎日でなくて良いので、新鮮なものを与えましょう。
洗濯ばさみでかごに止めてあげると簡単です。
よく洗って、水気を切ってからあげましょう。
しおれたら、すぐに取り出して捨てることです。
古くなった青菜がケージに残っていることがないようにしましょう。
カルシウム補給のためには、小鳥用のカトルボーン、つまりイカの骨が良いでしょう。
牡蛎の殻を砕いたボレー粉もあります。
どちらも汚れていることがあるので、熱湯消毒をして、乾かした後に与えてください。
コザクラインコはものをかじるのが好きなので、カトルボーンはおすすめです。
時に人間が食べているものを欲しがることもありますが、絶対に与えないでください。
小鳥には消化できないものもあり危険です。
参考価格:780円(税込)
メーカー名:MTAP
内容量:1個約25g
参考価格:288円(税込)
メーカー名:黒瀬ペットフード
内容量:200g
生産国:日本
コザクラインコはとてもよく馴れるので、一緒に遊ぶのも楽しいものです。
かごから出す前に、インコを火傷させてしまうものがないか、辺りを見まわしてみましょう。
また、放鳥時はインコと一緒にいてあげましょう。
ドアに挟まれるなどの事故が頻発しています。
あらかじめコザクラインコがかかりやすい病気を把握した上で、何か異変に気付いた時はすぐに動物病院を受診することが大切です。
体調不良がある時には、羽を膨らませてじっと動かない時間が増えることが多いです。
どんな動物にとっても、出産は一種の危機です。
繁殖させる予定がない場合は、巣箱や巣の材料になるものは置かないことです。
卵詰まりの原因は、カルシウム不足や度重なる妊娠、若すぎるため、または年を取りすぎていることなどです。
繁殖させたい場合も冬場は避け、インコが寒くないように気を配りましょう。
寒いと卵詰まりが起きやすくなります。
卵が詰まるとお腹がふくらんでいるのに出産できず、うずくまって苦しそうにします。
必ず獣医さんに診てもらうようにしましょう。
嘔吐や下痢、口臭、生あくびなどの症状が見られたら、感染症にかかった疑いがあります。
予防としては、餌や水、鳥かごを清潔に保つことです。
特にヒナの挿餌は水分が多く、傷みやすいので注意してください。
くしゃみ、鼻水、咳、食欲低下は風邪のしるし。
予防としては、室温の管理、バランスの取れた餌で抵抗力をつけることです。
病気かもしれないと思ったら、早めに獣医さんに診てもらいましょう。
インコは調子が悪くても元気そうに見せる気丈な鳥ですから、飼い主が気を配らなければなりません。
獣医さんに連れていくときは、キャリー用ケージに入れるのが便利です。
寒ければ使い捨てカイロなどで保温します。
また、十分空気が入るよう気を付けましょう。
コザクラインコの英名は「love bird」。
つがいで飼えば、仲睦まじいカップルの姿に心癒されます。
一羽で飼えば、あなたをたくさん愛してくれます。
飼い主さんも、そんなコザクラインコの愛を受け止めてあげてください。
寿命は10〜15年と長いため、先のことも想像して最後まで愛情を注いげるようにしましょう。
最終更新日 : 2023/11/02
公開日 : 2016/06/20