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動物が好きな方にとって、 動物園 はとても魅力的ですよね。
図鑑などで動物を眺めるのも面白いですが、やはり実物は違います。
動物園では家では飼えないような動物たちが、イキイキと動いている姿を間近で見ることができます。
とくに小さいお子さんがいる家庭では、足を運ぶことも多いかもしれませんね。
全国に動物園は数多くありますが、北海道の「旭山動物園」も屈指の人気を誇る動物園です。
県外や国外からも、この動物園を目当てに来られる方も少なくありません。
そんな旭山動物園の情報や魅力についてまとめてみました。
まだ訪れたことがないという方も、まずは本記事をチェックしてみてください!
名称:旭川市旭山動物園
住所:〒078-8205 旭川市東旭川町倉沼
マップ: Googleマップ
電話番号:0166-36-1104
<旭川駅から路線バスあり>
旭川駅から旭山動物園まではバスが定期的に運行されています。
旭川駅東口前の6番のりばから、旭川電気軌道のバス(旭山動物園線41・42・47番)が30分間隔で運行されています。車を使わない場合はバスが便利です。
最寄りの旭川空港からも旭山動物園を結ぶ路線バスがあります。
車でお越しの場合も、正門近くには180台、東門近くには520台が入る無料駐車場があります。
旭山動物園は年末年始を除いて定休日はありませんが、季節によって開園時間は変わります。
とくに冬期は開園時間が短くなるので、事前にチェックしておいてください。
夏季開園:午前9時30分~午後5時15分(10月中旬からは午後4時30分まで)
冬期開園:午前10時30分~午後3時30分
※シーズンによっては「夜の動物園」、「雪あかりの動物園」と称して、午後8時30分~午後9時00分まで開園していることもあります。
1967年7月1日開園で、一時は入園者数も減って閉園の危機にも陥りましたが、1997年から「行動展示」という動物の姿かたちだけでなく、本来の行動を見せる展示を取り入れることで注目を浴びるようになりました。
2004年6月に「あざらし館」が完成した時には大人気となり、2004年6月と7月の入場者数は日本で一番となっています。
その後も安定した人気の動物園であり続け、現在でも東京の「恩賜上野動物園」、名古屋の「東山動植物園」に次ぐ全国で3位の入園者数があります(2017年11月現在)。
現在では日本を代表とする動物園、北海道の観光地として定着していますね。
総面積15万平方メートル以上にもなる広大な園内は28の施設に分かれて、それぞれの場所で動物たちが暮らしています。
動物たちの施設だけでなく、資料館や図書館、ウサギやヒツジやヤギなどに触れ合える「こども牧場」、様々な催しが行われる野外ステージもあります。
野外ステージ前には大きな芝生の広場があり、休憩や食事もできます。
正門付近には売店や食堂もあるため、一日中遊べます。
全国の動物園のなかでもなぜ旭山動物園は注目されるのか?
その理由や代表的な見どころを紹介します。
日本動物園水族館協会によると、2017年4月1日現在における日本国内の動物園は89園とされています。
しかし協会に加盟していない動物園もあり、日本全国にはさらに多くの動物園があります。
そんな中でも旭川動物園が人気で、連日多くの方が訪れている理由は、動物の見せ方が大きな理由のひとつです。
旭山動物園の大きな特徴は、「行動展示」という自然の動物が本来持っている行動を引き出す展示の仕方です。
動物園の動物たちはプロの飼育員によって日々のお世話をされていますが、やはり動物園という環境は自然な状態ではありません。
見た目の姿かたちは同じでも、その行動は野生の動物とは違ってしまう可能性があります。
しかし、動物はその形態だけでなく行動にもそれぞれの意味があり、それも注目すべき点です。
旭山動物園のテーマは「伝えるのは、命」ですが、それぞれの行動にも命は宿ります。
旭川動物園では飼育環境や見せ方などを工夫することで、自然の状態に近いハツラツと動きまわる動物たちを間近で観察できます。
行動展示なかでも有名なのは、アザラシの「マリンウェイ(円柱水槽)」ではないでしょうか。
アザラシは哺乳動物であり水の中に生息しますが、定期的に息継ぎが必要です。
そのため上下への泳ぎがとても得意で、素早く垂直方向に動きます。
その優雅で特徴的な泳ぎ方を至近距離で見られるので、さながらダイバーになったような気分を味わえます。
旭山動物園の代表的な施設であり、行動展示の先駆け的な存在です。
檻に入った動物を外から見るのでなく、巨大なケージの中に人のほうが入っていくというコンセプトで、自然な生活をしている鳥たちを見られます。
ケージの中は施設というよりもまさしく森のようです。
このほかにも様々な行動展示があり、ただその姿を見られるだけでない点が旭山動物園の魅力です。
旭川動物園は日本でも最北端の動物園のひとつです。
そのため多数の動物たちがいますが、北の寒冷地域に生息する動物たちが多くいる点が特徴です。
そんな旭山動物園のなかでも人気の動物たちを紹介します。()内は展示されている場所です。
鳥でありながら泳ぎが得意で、そのよちよちと歩くかわいらしい見た目も人気なのが ペンギン です。
水の中から360度を見渡せる水中トンネルもあるので、のびのびと泳ぐ姿を下から見物することもできます。
「キングペンギン」、「ジェンツーペンギン」、「フンボルトペンギン」、「イワトビペンギン」の4種類が飼育されています。
雪のなかを大勢で動き回る姿はとても愛らしいので、ぜひ雪の降る季節にも見学していただきたいです。
旭山動物園の看板動物です。陸ではのそっとした見た目ですが、水の中での動きはとても機敏です。
ほかの動物園では上から見下ろすだけで水の中の姿をよく見られないこともありますが、旭山動物園であればリアルな生活を覗けます。
ぬいぐるみのような可愛らしいしぐさも人気な動物園のアイドル的な存在です。
レッサーパンダ は木登りが得意で、野生では木の上をするすると動き回ったり、昼寝していたりします。
旭山動物園では木と木の間にレッサーパンダが歩ける橋が架かっています。
レッサーパンダの気分次第ですが、トコトコと歩く姿を下から見物できることもできます。
大きくなると全長3mにもなる陸に生きる生物の中でも最大クラスの動物です。
その大きな姿でのしのしと歩き、水中を泳ぐ姿は迫力満点です。
ごはん時の「もぐもぐタイム」などではアクティブに動き回るので、おすすめです。
旭山動物園では「シールズアイ」という、ホッキョクグマの視点を体験できるカプセルもあります。
日本では絶滅してしまったオオカミもいます。
森を模したケージの中で走り回ったり、休んでいる姿もじっくりと観察できます。
オオカミというと雪の森の中に住んでいるというイメージもあるかもしれませんが、冬であればそんな凛々しい姿に出会えるかもしれません。
その長い首と体の模様で、動物の中でも異彩をはなっている キリン も飼育されています。
「きりん舎」のなかには様々な高さに餌台が配置されており、木の葉っぱなどを長い舌を使って器用に食べる姿などを見られます。
高さ17メートルにもなる大きなスケールのアスレチックのなかで、自由に動くオランウータンを見学できます。
数百キロにもなるという握力をもつ腕はとてもたくましいです。
一日の多くを水の中で過ごす大きな哺乳類です。のっそりとした見た目とは裏腹に、水の中ではやんちゃにはしゃぎ回ります。
大きな口を開けての食事シーンも見どころで、ぜひご飯を食べている姿も見てほしいです。
北極に生息する、一点の曇りもない純白の羽毛に覆われた フクロウ が シロフクロウ です。
猛禽であり狩りをする鳥ですが、普段は作り物のようにじっとしています。
その美しいたたずまいからもとても人気のある鳥です。
今回取り上げた以外にも様々な動物が飼育されており、心ゆくまで動物を見学できます!
動物園ではもちろんただ動物を眺めるだけでも楽しいです。
しかし旭山動物園では様々なイベントも定期的に行われており、ここだからこそ買えたり、楽しめたりするものもあります。
せっかく行くのであればぞんぶんに楽しみたいところです。
旭山動物園を100%楽しむための情報をまとめました。
普段はのんびりとリラックスしている動物たちも、ごはんの時は積極的な行動を見せます。
そんなイキイキとしてかわいらしい姿を見られるのが「もぐもぐタイム」です。
公式のホームページや園内の掲示板にその時間が発表されるので、ぜひおさえておきたいです。
人気の動物を見学するのであれば人が集中してしまうことも多いので、少し前に行ってよい場所を確保しないと見にくい可能性もあります。
もぐもぐタイムは毎日行われますが、これ以外にも季節や動物園という場所を活かした様々なイベントが定期気に開催されています。
ホームページなどに詳細が発表されるので、事前にチェックしてみてください!
旭山動物園ではあざらし館の付近に「動物園中央食堂」というレストランと、「旭山ZOO SHOP」という売店があります。
また2016年夏より正門近くに「ZOOショップ&キッチンCoCoLo(ココロ)」というお土産を買ったり、飲食できるお店もオープンしました。
食の王国北海道ならではの食事が楽しめます。なかでも北海道にしか生息しないエゾジカの肉を使ったメンチカツやソーセージは他ではなかなか食べられません。
旭山動物園の一部売店でしか購入できないジャケットやはがき、カレンダーなどのオフィシャルグッズもあり、動物園の帰りには立ち寄りたいです。
様々な魅力のある旭山動物園ですが、その人気ゆえにシーズンによってはかなりの混雑が見込まれます。ゴールデンウィークやお盆休みなど、みんなの休みが重なる時期はやはり入園者数も多くなります。
いくら動物園がよくても人混みが激しいと楽しみも半減してしまうので、できればその時期は避けたいところです。
とはいえ家族でいくなどの場合は日程を選べないこともあります。
そんな方は事前に動物園を調べておくことをおすすめします。
車で来園する場合は駐車場を確保できるかがとても重要です。
もし混雑して停める場所を取れなかったり、園から離れた場所になってしまうと余計な時間を使ってしまう可能性もあります。
そのためにも場所を確認しておくことと、早めに到着することが大事です。
夏場であれば9時30分、冬場であれば10時30分に開園ですが、その1時間前くらいには入るイメージでいるとスムーズに入園できると思います。
まるでディズニーランドやUSJのような考え方ですが、あらかじめ下調べしてどんなルートで周るかを考えておくと、効率的に楽しめます。
やはり開園直後などは比較的空いているので、人気で混みがちな「あざらし館」、「ほっきょくぐま館」などをゆったりと楽しみやすいです。
12時前後などのお昼時はレストランや売店も混みやすく、この時間に食事すると待ちなどで余計に時間がかかってしまう可能性もあります。
芝生の広場などもあるので、天気が良ければ外で食べるのも気持ちが良いです。
お弁当を買ったり持ち込んだりして、やや時間を外してお昼ご飯を食べると効率的に時間を使えます。
これらの点などに気を付けつつプランを練れば、半日くらいでも旭山動物園をぞんぶんに楽しめるかと思います!
動物園自体もそうですが、閉園の危機からいかにして脱したのかについても注目が高く、様々なメディアにドキュメンタリーやドラマとして取りあげられています。
代表的なものに「プロジェクトX〜挑戦者たち〜・旭山動物園〜ペンギン翔ぶ〜」、「奇跡の動物園〜旭山動物園物語〜」などがあります。
これらに目を通してから行くと、さらに旭山動物園のすごさに感動できるかもしれません。
旭川動物園の基本的な情報から、飼育されている動物たち、動物園の楽しみ方などについてまとめました。
その波乱万丈な歴史や、独特の展示法や企画など他にはない特徴も少なくなく、首都圏から離れているにも関わらず、とても人気の動物園です。
様々な楽しみ方があるため家族や友人、恋人など大切な方とのレジャーにもうってつけな場所です。
動物が好きな方も、そこまでではないという方も、ぜひ足を運んでその魅力に触れてみてください!
最終更新日 : 2020/12/15
公開日 : 2017/11/20