Top > 中型哺乳類 > 犬/イヌ > ドッグフード/犬の飼育用品/イヌグッズ
本ページに掲載のリンク及びバナーには広告(PR)が含まれています。
愛犬の健康を守りたい飼い主様へ送る!安全なおすすめのドッグフード
添加物や新鮮さ、原材料の確かさから考えると、手作り食に勝るものはありません。
しかし、犬を完全手作り食で飼育することは難しく、中には 手作り食が原因で病気になってしまう犬も います。
また、災害時など手作り食を与えることは不可能な状況に陥る可能性もあるため、ドッグフードの使用は必要です。
もし 手作り食 を試してみたい方は、専門家に相談しながら 80%は総合栄養食の表記があるドッグフードを与えていくと栄養バランスの面で安心 です。
話を戻し、ドッグフードの選び方のポイントと、おすすめのドッグフードをご紹介します。
「〜ミール」という原材料表記があるものは避けた方が無難です。
ミールとは、ペットフード上では素材を粉末状にしたものを指します。
粉末状にすることで、重量あたりの栄養価が高まったり、傷みにくくなるなどのメリットもあります。
ただし、ミールを製造する段階で使用された添加物に対しては表示義務がないため、消費者はどのような添加物が使用されたのか知ることが出来ません。
また、低品質な素材を原料として使用している可能性もあるので、牛肉や鶏肉といったように正確な肉の種類がわかる表記をしているドッグフードがおすすめです。
基本的には、含まれている量が多い順に記載されていますので、参考にしてください。
ただし、生の肉と乾燥したマメでは、質量あたりのたんぱく質含有量が違うという点にも注意が必要です。
肉の含有量が多く動物性たんぱく質が多いように見えても、実はマメの植物性たんぱく質の方が多かったということもあります。
犬の健康を維持するためには動物性たんぱく質が重要ですので、マメがたくさん含まれているフードには気を付けましょう。
保証分析値とは、「粗たんぱく質20%以上、粗脂肪8%以上、粗繊維3%以下、粗灰分6%以下、水分10%以下」のように表示されているものです。
「以上」「以下」で示しているのは栄養成分を保証しているとの意味で、栄養上必要であるたんぱく質や脂肪は、最低栄養含有量を保証し「以上」の表示がなされています。
一方で、水分や繊維、および灰分は保証値より多いとカロリーが低下したり一定の栄養を摂取出来ない恐れがあることから、最大含有量を保証し「以下」の表示がなされます。
AAFCO(全米飼料検査官協会)の栄養基準では維持期の犬ではたんぱく質18%以上となっています。
ただし、この値は下回ると健康に影響が出るという最低ラインを示しているものなので、健康な成犬ではたんぱく質が30%はほしいところです。
油脂にも正確に何の油脂を使用しているのか、記載がある方が望ましいです。
また、魚の油に関しては酸化しやすいため、長期保存のドッグフードではあまりおすすめできません。
フードが酸化してしまうと健康にも悪影響を及ぼします。
品質保持期限内でも、 開封してから長くても1ヶ月以内に使い切るように しましょう。
添加物の中には栄養素など、添加しなくてはいけないものもあります。
また、開封してからある程度の期間保存するドッグフードは、変質を防ぐためにどうしても酸化防止剤や保存料などの使用が必要になってきます。
変性してしまったフードは逆に健康被害を引き起こします。
そのため、添加物の全てが悪いというわけではありません。
少なくとも有害な可能性のある添加物を避けるようにしましょう。
特に BHA、タール色素(赤色102号、黄色4号、黄色5号など)、安息香酸、二酸化チタン が含まれているものはおすすめできません。
子犬期やシニア期、持病のある犬では最適なフードの形状は変わってきます。
「これでなくてはいけない」とこだわりすぎず、犬の状態に合ったフードを選ぶようにしましょう。
例えば、シニア期や持病のある子では、ウエットフードの方が水分を効率的にたくさん取れるというメリットがあるためおすすめです。
また、嗜好性も大事です。
どんなに高品質なフードでも、喜んで食べてくれなくては意味がありません。
日本には「ペットフード安全法」というペットフードの安全を守る法律があります。
この法律が実際に守られていることを、国とFAMIC(独立行政法人農林水産消費安全技術センター)が監視しています。
製造・流通しているペットフードが「ペットフード安全法」の基準・規格をクリアしているか、原材料組成等 をもとに試験項目(かび毒、添加物、 重金属等)を選定し、製品を抜き打ちで検査しています。
この検査結果は FAMIC や 農林水産省 のホームページで発表されていますので、チェックしてみましょう。
よく耳にする有名なメーカーでもリコールが行われることもあります。
中には、フードが原因で健康被害にあった可能性のある案件もあり、訴訟を抱えているメーカーもあるのです。
一般社団法人ペットフード協会 のホームページに、国内外のペットフードのリコール情報が掲載されています。
日本国内でも、海外から輸入されたペットフードはたくさんありますし、購入している方も多いと思います。
海外の事件も対岸の火事ではありません。
フードを選ぶ際に、その会社が過去にリコールを何回も起こしていないか、リコールの内容はどのようなものかを調べておくことも、フード選びの1つの参考になります。
この条件の全てを満たすドッグフードを探すことは簡単なことではありません。
経済面、犬の嗜好性の面でも高品質なフードを、日常的に与えることが難しい場合もあります。
「この条件を満たしているフードでないと絶対にいけない!」というわけではありませんので、参考にしながら愛犬に合いそうなドッグフードを選んでみましょう。
環境規制の厳しさでは世界一と言われるニュージーランドで生産されたドッグフードです。
栄養成分や水分含有量は生肉とほぼ同様にしつつ、食材の風味を失わないように低温調理後にパッケージ。
犬の大好きな生肉の味を再現しつつ、管理保管コストを抑えることに成功しています。
ソーセージ状になっており、包装紙ごとカットし剥いて与えることができるため、給餌方法も簡単です。
冷蔵保存が必要ですが、水分含有量も70%以上と豊富なので、脱水が気になる子には特におすすめです。
Butch(ブッチ) ドッグフードの購入は こちら から
厳選された原材料を使用して作られているのがカナガンのドッグフード。
栄養価の高いサツマイモや、ミネラル豊富な海藻類など、人間でも食べたくなるような健康食材が厳選されています。
ドッグフード自体も小粒なので、小さなワンちゃんたちにも食べやすいですよ。
CANAGAN(カナガン) ドッグフードの購入は こちら から♪
良質なタンパク質を豊富に含有しています。
大きな特徴は新鮮な鶏肉とサーモンをたっぷりと使用した、高タンパクな栄養設計になっていること。
本来肉食であるワンちゃんの健康を考えて、フードの50%以上が動物性タンパク質でできています。
他にも良質なココナッツオイルやリンゴ、カボチャなどワンちゃんの健康維持に役立つ材料が使われています。
イギリスの最大手のペットフード専門工場で、徹底した品質管理の元で製造されているというのも安心できるポイントです。
モグワンドッグフードの購入は こちら から♪
とある ブリーダー が自宅で飼っていたワンちゃんのために良質なドッグフードを食べさせたいと開発したというもの。
良質なタンパク質を豊富に含み「毛並み」と「骨格形成」をサポートします。
ネルソンズドッグフードの購入は こちら から♪
人間が食べられる原材料しか使っていない、高タンパクで低炭水化物なドッグフード。
犬が自然界で狩りをして得る食べ物と同じ栄養素になるように、肉:野菜(果物):穀物の割合がそれぞれ80:20:0となっています。
Origen(オリジン)ドッグフードの購入は こちら から♪
自然豊かなニュージーランド生まれのドッグフードです。
原材料は、生産から製品の加工まで、全て厳しい審査のもと管理されています。
上質な生肉をはじめ、鉄分やミネラルが豊富に含まれる新鮮な血液、カルシウムとなる骨や心臓・レバー・腎臓・グリーントライプなど、必要な栄養素を自然の食材から摂ることができます。
加工の際の調理熱が45℃以上に上がらない様にする「非加熱フリーズドライ製法」を採用しているため、生の原材料に含まれる栄養素をそのまま残すことが可能となり、さらにその栄養の吸収を促す重要な酵素・乳酸菌などを生かすことができています。
与え方が特殊で、フリーズドライ状態のフードをぬるま湯や水で戻して与えます。
もちろんそのままの状態で与えることもできますが、常温保存できるのにウエットフードのように与えられる利点があります。
エア・ドライ製法という方法で、 自然の天然素材が持つ栄養素をできるだけ損なわずに調理されている、ジャーキーのような見た目のドッグフードです。
製造工場の衛生管理もきちんと行われています。
肉の含有量が多い、高タンパク質の高品質フードです。
人間もワンちゃんも日々の健康づくりは食事から。
体に良いものを食べさせて、毎日を元気に過ごしてもらいましょう。
執筆・監修:獣医師 にしかわ みわ
大学卒業後、一般小動物病院にて臨床獣医師として勤務、一次診療業務に携わる。
その後、都内大学付属動物病院にて研修獣医師として勤務、高次診療業務に携わる。
再び各地の一般小動物病院に勤務する傍ら、電話における動物健康相談業務にも従事。
海外にて動物福祉を勉強するため、2019年に欧米諸国へ留学。
現在は留学や臨床業務の経験を活かし、動物の健康や各国の動物福祉に関する記事の執筆業務を行う。
最終更新日 : 2023/11/30
公開日 : 2017/05/23